ツールドフランス2010 第8ステージ 本当に終わってしまったのか・・・

最初の休息日前日で、今ツール初の山頂ゴールだった昨日の第8ステージ。
ツールドフランス7連覇し、自分のチームを作り最後のツールとして
臨んだランス・アームストロングは、ステージ首位から11分45秒遅れの61位、
総合でも13分26秒遅れの39位に順位を下げた。

今年のツールドフランスの総合優勝の可能性は事実上ゼロになり、
ランス自身も今年のツールは終わったと認めるコメントを出している。

7連覇中にはほとんど巻き込まれることのなかった落車に、昨日は3回も
巻き込まれ、内1回は自らの落車で、ダメージとプロトンに追いつくために
体力を消耗したことが、11分も差をつけられる原因となった。

既に38歳となり、選手のピークは過ぎているはずだが、
現役復帰した昨年でも総合3位となり、今年もコンタドールやアンディ・シュレクの
対抗馬であったはずだった。
そのランスがずるずると後退し、これは追いつかないとあきらめムードで
走るランスが映し出されたのは、衝撃的だった。

残りツールは走り続けて楽しむ、とランスは言っているが、
本当にこれで終わってしまうのか?

ステージ優勝は、アンディ・シュレク。これがツール・ステージ初優勝。
最後の1kmで、コンタドールにも10秒差をつけた。
コンタドールも昨日は本調子じゃなかったのか、はたまた余裕がなせる技か?

シャバネルは今回もまた1日でマイヨジョーヌを手放すことになり、
カデル・エヴァンスが総合トップに立った。

開幕後1週間を終えたが、最初の1週間でここまで激動のツールも珍しいのではないか。
明日以降は、勝負本番の山岳ステージだ。
今日はツール観戦はちょっとお休み。

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