西ノ京 薬師寺・唐招提寺

8月14日(火)を夏休みを取り、京都みなみ会館に映画を見に行こうと思ったら、
大阪・京都を襲ったゲリラ豪雨で、電車ダイヤが乱れたため断念。

代わりと言っちゃあ失礼だが、行こう行こうと思ってた、
薬師寺と唐招提寺を見に行くことに。

680年 天武天皇により発願、697年 持統天皇によって本尊開眼
710年 平城遷都に伴って現在地に移った。

1528年の火災で東塔以外の諸堂が焼失。
1967年 高田好胤管主により白鳳伽藍の復興が発願し、
2003年3月に大講堂が復興され、白鳳伽藍が復興した。
(入場時にもらったパンフより)


薬師寺 南門から西塔を望む




















西塔 1981年4月に453年ぶりに復興された

























東塔は、平成30年12月完成予定で、解体修理中


































金堂。中に国宝 薬師三尊像が祀られている。
ちょうどお坊さんにより講和があり、薬師如来と日光・月光菩薩
の仏さんが24時間体制で体と心の病気を救ってくれるなどの
話を聞かせてもらった。

奈良では、薬師寺の他、東大寺と法隆寺は檀家がおらず、
補修費用は寄付に頼っているとのことで、写経セットの
宣伝でもあった。


大講堂



















8月13日~15日に玄奘三蔵院伽藍と大唐西域壁画殿が
公開されており、そちらも除く。

大唐西域壁画殿は、平山郁夫が30年の歳月をかけて完成した
壁画を見ることができる。ラピズラズリで描いた夜空の天井画の
青さが印象的だった。

玄奘三蔵院伽藍の玄奘塔





















国宝 東院堂。 973年焼失し、1285年に再建。
内部に国宝・聖観音菩薩像が祀られている。
気品漂う崇高な姿が大変美しかった。























薬師寺を出て、北に5分ほど歩くと、唐招提寺に到着。

鑑真は688年 中国揚州出身。
21歳で長安実際寺の戒壇で弘景律師に授戒を受けたのち、
揚州大明寺で広く戒律を講義し、長安・洛陽に並ぶもののない
律匠と称えられた。
日本からの熱心な招きに応じて、5度の失敗を経て
753年12月に、6回目の航海でようやく来日を果たした。



下鴨神社に続いて、世界遺産参り



















国宝 金堂 2009年秋に平成大修理の落慶法要が終了。
シンプルで美しいフォルム。
「天平の甍」という言葉が浮かんでくる。




















所々に、QRコードを用いたガイドコーナーが。
あまり他のお寺で見たことがなく珍しい。

ちなみに金堂の説明はこんなの。


金堂(国宝天平時代)。数多い南都古寺の中で、金堂としては唯一天平時代の建物である。
造営時期は定かではないが、天平宝宇7年(763)和上示寂ののちに建てられたと考えられている。
美しい列柱の奥には5間に両開きの扉があり、堂内には、中央に本尊の盧舎那仏坐像、
左右に千手観音・薬師如来の巨大な立像、これをめぐる様に梵天・帝釈天・四天王立像の護法神がある。
2009年には10年間に及ぶ平成の大修理を終え、盛大な落慶法要が営まれた。

1300年前の建立、480年前に火事で東塔と仏像以外が焼失。
東塔は、平成30年12月完成予定で解体修理中。


ARスマートガイドは美術館ではお馴染みの
ガイド端末を借りてガイド説明を聞くサービス。



鑑真和上御廟の回りの苔の庭が美しい。
蝉と鳥の鳴き声と土を踏みしめる音しか聞こえない。
この空間が心地よかった。


























薬師寺東塔修理が完成するまで後6年強、
その際は、また見に行こう。



コメント

てれっとテレキャス さんの投稿…
唐招提寺はお寺というより、歴史的建造物なんでしょうね。

QRコードと音声ガイドは斬新でした。
てれっとテレキャス さんの投稿…
このコメントは投稿者によって削除されました。
貧家ピー / hynkapii さんの投稿…
特に金堂はこれを見に来たんだー、
という気になります。

QRコードと音声ガイドは、お寺で初めて見ました。
音声ガイドはまた試してみます。