つぼみふくらむ

関西では、今週末が桜の見ごろだったにも関わらず、
爆弾低気圧が発生し、春の嵐になるという予報。


春のこころはのどけからまし、ではあるが、午前中の雨はまだ激しくないだろう
という希望を持ち、平安神宮へ出かけた。


京都市美術館で開催中の「ゴッホ展 空白のパリを追う」を見に行こうと
思っていたので、平安神宮の桜を愛でようという思惑。


大鳥居を渡る手前で、
岡崎桜回廊 十石舟がやってくるのに出会った


まだ小雨の中、表参道脇のしだれ桜を鑑賞しながら、
平安神宮に到着。


午前中ならば、と同じように考えたのか、
参拝客も結構多かった

境内にも桜が見られたが、そんな中見慣れないが、ピンクの綺麗な花が目についた。

何の花だろうと近づいていくと・・・


おみくじではないか!

その名も「桜みくじ」。  「つぼみ」から「満開」の7種類。


200円なり。

「つぼみふくらむ」でした。
小吉ぐらいでしょうか。

おみくじの左側に願い事を書き入れ、満開の桜になるように枝に結び付けたのでした。




普通、おみくじだと一番良い「大吉」がうれしいが、この桜みくじだと、
満開だと後は散るのみなだけに、複雑な気持ちになるかも。
「五分咲き」ぐらいが将来性を感じる?

大極殿にお参りした後、神苑の桜を鑑賞。
雨と一緒に桜の花びらもはらはらと舞い落ち、風流と言えば風流。


桜見物に思いのほか時間をかけたので、
春の嵐に合わない内に帰ろうと、ゴッホ展は次の機会にすることに。


散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき


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