お寺で初笑い @第63番札所 密教山 胎蔵院 吉祥寺

1月3日には、63番札所でもある吉祥寺で、落語会があると知って駆け付けた。

第63番札所 密教山 吉祥寺

土佐沖で難破したイスパニア船の船長が
長宗我部元親に贈ったマリア像を
吉祥天のように美しい観音像だと
代々伝わっているというエピソードが興味深い。

お隣の新居浜市を中心に活動しているアマチュア落語家 「芸乃」一門の落語家さん。
芸乃鵜飼、芸乃樽斗、芸乃虎や志の3人が、本堂で一席ずつ披露してくれた。

何でもこの落語会は毎年恒例のようで、また呼んでもらって嬉しいとのことだった。

樽斗さんは、古希を迎えたそうだが、一門では一番の若手とのことで、
師匠然とした見た目とのギャップで、お客さんをしっかり掴み、落語でも笑いを取っていた。

トリの虎や志さんは、粗忽長屋! お正月にお寺で聞くとは!
本堂だけに寒かったが、新年早々に落語で楽しませて頂いた。

落語会の後は、境内で福餅が行われて、近所の子供たちが楽しそうに
餅を拾っていた。
(ご納経を頂いた時に、福餅もしっかり頂きました)

今回感じたことは、日常の生活にお寺があるということ。

普段、お寺との関係って、ほとんどなく法事、最近は仏像を見に行くので
参拝するけど、亡くなった後で関係が主となっている気がする。

落語の噺で伺い知ることができるが、供養だけでなく、わからないことを教えてもらったり
縁談の相談など、困ったらお寺、という存在だったのではないだろうか。

薬師寺や一休寺を参拝した時に聞いた講話などは、生きる指針であったり、
人間学・自己啓発の本を読んでいるかのよう。
ある意味カウンセラーでもあるなあ。

 薬師寺 東西両塔特別公開

 酬恩庵 一休寺


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