2013年の読書メーター
読んだ本の数:253冊
読んだページ数:49389ページ
ナイス数:1103ナイス
一度、死んでみましたがの感想
重度のくも膜下出血で倒れた著者と家族の闘病記。同じ病気になったとは思えないほど、重たい。悲しいのは忘れてしまうこと、自分が自分でなくなること。書くことは生きること。書いて、書いて、書きまくるぞ、の言葉が突き刺さる。
読了日:12月31日 著者:神足裕司
ぼくはこう生きている 君はどうかの感想
対談集。日本の教育は戦後アメリカによって骨抜きにされたのではと感じるが、鶴見氏は日露戦争後1905年がターニングポイントとの主張。
読了日:12月29日 著者:鶴見俊輔,重松清
あさきゆめみし(3) (講談社漫画文庫)の感想
徐々に源氏物語の世界に引き込まれて行く。末摘花との縁、明石の君・ちい姫と紫の上、藤壺の宮死去、夕霧と雲居の雁との恋。夕霧が紫の上を目にした所で、次巻へなんて憎らしい。
読了日:12月28日 著者:大和和紀
悪名の棺―笹川良一伝の感想
「一日一善」というCMの印象が強く、何者かよく知らなかったので手に取った。右翼政党党首、元A級戦犯容疑者、競艇を公営ギャンブルに、ハンセン病・巣鴨拘置所拘留戦犯家族支援といった福祉事業などなど。
読了日:12月27日 著者:工藤美代子
(009)産後クライシス (ポプラ新書)の感想
「あさイチ」で反響の高かったテーマの新書化。産後に夫への愛情が急降下する妻。出産が女性にとって身体的・精神的・社会的危機であるが、夫がその危機に全く気付いていないことが、問題と。子育ての当事者意識を夫婦として持たなければならないのだろう。
読了日:12月25日 著者:内田明香,坪井健人
生きているうちに決めておく寺・墓・葬式の感想
週刊ダイヤモンドで取り上げた内容をまとめた一冊。そのため題名の割には、葬式・墓に関するビジネスが主題ではあるが、葬式は残された人のためのもの、いつ死が訪れるかわからないため、よく回りの人と話をしておこうという示唆も。
読了日:12月23日 著者:週刊ダイヤモンド
今日もやっぱり処女でしたの感想
題名は刺激的、内容は変化のない日常が淡々と。とは言え、1年間限定で一人暮らしする父や○○専AVに出演経験のある会社の先輩など、日常生活では中々お目にかかれないエピソードとのギャップは楽しんだ。
読了日:12月22日 著者:夏石鈴子
口紅のときの感想
いい短編集だ。短くてあっと言う間に読めるが、深い印象を残す。口紅が少女、母、老いと女性を分ける。18歳のエピソードが好き。
読了日:12月21日 著者:角田光代,上田義彦
話虫干の感想
「話虫」に改変された夏目漱石「こころ」を元に戻すために、「こころ」の世界に入り込む。SFであり、正にフィクション。アイデアが面白い。
読了日:12月19日 著者:小路幸也
何者の感想
SNS時代の就活。自分の時代と全く違った風景だが、面接で落ちると人間否定された気にはなった。ツイッターでないと言いたいことが言えないのか。ツイッターだから言いたいことが言えるのか。ミステリー風の味付けがそう思わせるのか、著者の作品で初めて面白いと感じたかも。
読了日:12月17日 著者:朝井リョウ
置かれた場所で咲きなさいの感想
どこで読んだか忘れたが、仏教でも「置かれた場所で咲きなさい」と同じことを表現していた。腐らず、文句を言う前にやることがあるだろうという事か。
読了日:12月16日 著者:渡辺和子
ナイフ投げ師 (白水Uブックス179)の感想
初ミルハウザー。「ナイフ投げ師」「私たちの町の地下室の下」が好き。 「ナイフ投げ師」技が進むにつれての緊張感とオレ何でこんなの見てるんだ、というモヤモヤ感が、逆に心地良いことに気付いた。この世界、ハマる人多いだろう。
読了日:12月15日 著者:スティーヴンミルハウザー
あさきゆめみし(2) (講談社漫画文庫)の感想
葵の上との関係は、こんな切なかったんだなあ。忘れてた。
読了日:12月15日 著者:大和和紀
だんじり母ちゃんとコシノ3姉妹の感想
洋装店を切り盛りしながら、女手一つでコシノ3姉妹を育てた母ちゃん。 やりたい事をやり通す、心意気が男前。
読了日:12月14日 著者:国廣幸亜
陰陽師―夜光杯ノ巻 (文春文庫)の感想
徐々に博雅がいい男になってきている気がする。酒と笛の音が似合ういつもの短編集に戻ってきた。
読了日:12月11日 著者:夢枕獏
逡巡の感想
ほとんどが2~3ページのショートショート。時にはシニカル、時にはしんみりと。自由律俳句ぐらい短い方が、好きだな。「恩返し」がお気に入り。
読了日:12月9日 著者:せきしろ
あさきゆめみし(1) (講談社漫画文庫)の感想
大学入試に源氏物語が出て、「勉強しとけば・・・」よりも「あさきゆめみしを読んでおけば・・・」と思ってから、20年数年。やっと手に取った。マンガでも面白い。頭中将と源氏って、こんなに仲睦まじかったっけ?
読了日:12月8日 著者:大和和紀
ハイカラ手ぬぐい案内の感想
季節・果物・花・動物などデザインが豊富。美術展の図録を眺めている感じがした。防寒・ラッピング・袋・飾りと機能性にも優れ、できる奴だな。
読了日:12月8日 著者:君野倫子
タネが危ないの感想
在来種・固定種のタネを扱う野口種苗研究所の3代目。雄性不稔技術で作られた1代限りのF1品種が、席巻していることを初めて知った。F1を全否定せず、家庭菜園・自給用野菜に固定種を、との主張は現実離れしていない。
読了日:12月7日 著者:野口勲
カーリング魂。の感想
カーリングを始めたきっかけ、シムソンズ、トリノ五輪を振り返り。トリノ五輪のカナダ戦は、大熱戦だったなあ。本当のラストストーンをまだ投げてないという最後の一行は、ソチに繋がるか。
読了日:12月6日 著者:小野寺歩
似ない者夫婦の感想
連れ添った長さを感じる題名がいい。夫で作家の吉村昭についてだけでなく、福井時代・「智恵子飛ぶ」の取材・友人などについてのエッセイ集。 「似たもの夫婦 - 夫婦は互いに性質や好みが似てくるということ。また、そのような夫婦。(新解さん)」
読了日:12月5日 著者:津村節子
マタニティハラスメント (宝島社新書)の感想
中小企業でかゆい所に手が届く対策を取るのは難しく、何でもハラスメントと言うのもどうかと思う。しかし、つまるところコミュニケーションが大切。上司と部下、社員同士、夫婦間 etc.
読了日:12月3日 著者:溝上憲文
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?の感想
好きなことを実現させる、合理的。「脳の中は自由だ、思考まで手錠を掛けられているわけではない」、良い言葉だ。
読了日:12月2日 著者:堀江貴文
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神の感想
貧乏神・幸子とのラブストーリー。前作よりも小説、エエ話という感じ。これはこれでシリーズ化できそう。
読了日:12月1日 著者:水野敬也
秘境添乗員の感想
装丁・題名に反して、しっかりした文章。秘境添乗員になるまで、エジプト留学時代が面白った。いじめられっ子、不登校から、ネックレスじゃらじゃら、数メートル離れても香水プンプンへ、人は変われるんだね。
読了日:11月30日 著者:金子貴一
ずっと一緒にいたいから―妻は3度目の移植にいどんだ C型肝炎との22年にわたる闘いの感想
病気だが、生き延びる可能性がある手段を取っていくことが、どういうことか垣間見たくて手に取った。C型肝炎・生体肝移植・再発とたどり、米での移植を待つ間に亡くなった奥さん。エゴが見え隠れするが、それぐらいしないと命を繋げないかもしれない。
読了日:11月27日 著者:井戸雅浩
くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ (幻冬舎新書)の感想
九州新幹線開通時に、熊本を通過駅にしないために作られたとは知らなかった。地元熊本舞台と新幹線始発の大阪で火を付けようとする過程は、やってても楽しかっただろうな。迷ったらGO、たとえ公務員であっても。
読了日:11月27日 著者:熊本県庁チームくまモン
荒井良二の絵本じゃあにぃ (趣味Do楽)の感想
NHK「趣味Do楽」テキスト。TV放送も終了、荒井良二さんの頭の中を垣間見させてもらった。この2週間いろんな絵本を集中して読んで、この講座内容の色使い・ページをめくらせるリズム・どこにもないような言葉づかいなどがたくさん使われていることがわかった。
読了日:11月26日 著者:
私は夢中で夢をみた―奈良の雑貨とカフェの店「くるみの木」の終わらない旅の感想
一度行ってみたい場所。土地に魅入られたように「くるみの木」を作った著者。頭の中では無意識にでもやりたいこととして持ってたんではないかな。「夢中で夢をみた」という表現が素敵
読了日:11月25日 著者:石村由起子
働く。なぜ? (講談社現代新書)の感想
日本で働くこと、という問いと答え。「仕事の穴」を通して、がまだよくわからない。何度か読まないといけない。組織に入るとは、その指揮・命令下に入ることで、組織の持つヒト・モノ・カネ・情報をふんだんに使えること。「担当者の最大の使命はまずは『量』をこなすこと」にあり、 「『量』の裏打ちのない『質』議論、『量』をともなわない『学び』は使い物にならない」
読了日:11月25日 著者:中澤二朗
地球をほるの感想
これいいねえ。SFだけども、真裏じゃなくてアメリカに行くとか地中の穴に掘った土を捨てるとか、微妙に現実的な表現あるのが素晴らしい。本をぐるぐるするにも楽しいぞ。
読了日:11月23日 著者:川端誠
ぼくのかえりみちの感想
白いとこだけ歩くって、やるよなあ。あるある本。外れたらだめ、の表現が秀逸。
読了日:11月23日 著者:ひがしちから
おかあちゃんがつくったる (講談社の創作絵本)の感想
昭和の大阪のたくましいおかん、という感じ。あんなの作られたら、子供としては勘弁してくれーなんだが、この愛がわかるのは大人になってからだね。
読了日:11月23日 著者:長谷川義史
チリとチリリの感想
絵のテイスト、森の喫茶店で出てくる食べ物、登場するものすべてが可愛らしい。女の子が主人公の絵本って少ないかな?
読了日:11月23日 著者:どいかや
まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)の感想
どんぐりの「ケーキ」を巡る物語。熱中する子供、飽きっぽい子供。こうなるだろうなあと思った通りにストーリーは進んだが、良い話だ。
読了日:11月23日 著者:松成真理子
わがままいもうとの感想
妹想いの兄の奮闘記。でも、わがままを言われる度に喜んでるよね、お兄ちゃん。村上・ねじめコンビ、良い。
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
きぜつライオンの感想
こころ優しいライオン。ラスト5ページは、めくりながら正に息が詰まります(笑)
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
きちょうめんななまけものの感想
絵 村上康成 文 ねじめ正一 コンビ。こんな夜の動物園あるかも。なまけものの人間にならないようにって皮肉が効いてる。
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
ボクのかしこいパンツくん (こどもプレス)の感想
乙一が原作の絵本。ブリーフがドラえもんに重なる。
読了日:11月23日 著者:乙一
よるくまクリスマスのまえのよるの感想
こちらも読み聞かせに良さげ。現実と想像の世界の混在、子供の世界はこんな感じかも。
読了日:11月23日 著者:酒井駒子
9の扉 リレー短編集の感想
9人の作家によるリレー小説。一つ一つを読むよりも、連続で読んだ方が面白さが3倍増しという感じ。みんな楽しそうに書いてるのが伝わる。鳥飼否宇、歌野晶午、辻村深月が良かった。
読了日:11月21日 著者:北村薫,法月綸太郎,殊能将之,鳥飼否宇,麻耶雄嵩,竹本健治,貫井徳郎,歌野晶午,辻村深月
あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書の感想
スウェーデンの中学校で使われている社会の教科書。犯罪・税金・家族の問題など社会の仕組み・問題点を丁寧に説明。知識を教えるだけでなく考えさせ、討論させる仕組が項目ごとにあり、とても新鮮。教育要項に当たる基礎がしっかりできているのだろう。日本の先生では、この教科書で授業できないだろう。
読了日:11月20日 著者:アーネリンドクウィスト,ヤンウェステル
名探偵コナン 81 (少年サンデーコミックス)の感想
皆の前で蝶ネクタイマイク使ってるし、もはや正体を隠してない気もする。
読了日:11月20日 著者:青山剛昌
シニガミさん〈2〉の感想
大切な人、愛する人をなくした人に捧げる本書。1よりもメッセージがわかりやすすぎるのはマイナス。読後に表紙をめくるともう一回楽しめる。
読了日:11月20日 著者:宮西達也
シニガミさんの感想
「おまえうまそうだな」と同じパターンだが、ホロリとくる。
読了日:11月20日 著者:宮西達也
よるくまの感想
読み聞かせにぴったりだろうなあ。お母さんが魚釣りしてたのが最高。
読了日:11月20日 著者:酒井駒子
陰陽師―瀧夜叉姫〈下〉 (文春文庫)の感想
上下巻共にホラー要素がたっぷり。最後は意外にも肉弾戦に。清明との呪についてのやりとりにいつも戸惑っている博雅が「花がそうである如く、人であることをまっとうするために、わたしはこの世に生じたのです」と問答返しする場面が素敵。二人が酒を酌み交わすシーンが好きなことに、改めて気が付いた。
読了日:11月18日 著者:夢枕獏
かーかん、はあい 子どもと本と私の感想
子育てエッセイ&絵本紹介。プレゼントされた自分では絶対に選ばない絵本を子供が楽しんでいるのを見て、子供の世界を広げる難しさを知る。いろんな大人がそれぞれのチョイスでプレゼントするって、良いことかも。五味太郎の挿絵が贅沢。
読了日:11月17日 著者:俵万智
だるまさんがの感想
大人が読んでも子供が読んでも笑顔になれそう。さすがかがくいひろしさん。だるまさんシリーズを子供にプレゼントして喜ぶ顔が見たい。
読了日:11月17日 著者:かがくいひろし
ダーリンは外国人 with BABYの感想
日本とアメリカの子育ての違いを楽しみに手に取ったが、ハイハイ問題ぐらいだった。出産時の「たちあい」、相撲も「たちあい」って、トニーさんの言語感覚が相変わらずGOOD。
読了日:11月17日 著者:小栗左多里&トニー・ラズロ
ゆきがふるの感想
「うきわねこ」コンビの二人による第2弾。人のために自分の大切なものを差し出し、自分の胸の内に秘める。大人への階段を一歩上る、そんなシリーズ。牧野千穂さんの絵は、やっぱり素敵で暖かい。
読了日:11月17日 著者:蜂飼耳
最初の質問 (講談社の創作絵本)の感想
哲学的だけれど、子供も実は答えを持っているんじゃないだろうか。いせひでこさんの絵がぴったりで素敵。
読了日:11月17日 著者:長田弘,いせひでこ
パンダ銭湯の感想
この本、いいなあ。この銭湯をのぞき見してみたい(笑)
読了日:11月17日 著者:tuperatupera
ちへいせんのみえるところの感想
ページをめくるリズムと「でました」がぴったり。段々と「出た―っ」って感じに。
読了日:11月17日 著者:長新太
セーラーとペッカ、町へいくの感想
荒井良二さんがおすすめしていた本書。セーラーは見当たらないセーターを買いに上半身裸で買い物に行くし、途中でタトゥーを入れるって、びっくり。
読了日:11月17日 著者:ヨックム・ノードストリューム
絵本マボロシの鳥の感想
藤城さんの影絵が素晴らしい。
読了日:11月16日 著者:藤城清治
陰陽師―瀧夜叉姫〈上〉 (文春文庫)の感想
上下巻の長編。平将門が関係してきた。下巻楽しみ。
読了日:11月15日 著者:夢枕獏
AERA (アエラ) 2013年 11/18号 [雑誌]の感想
偽装天国ニセ食材こう見抜け 急増女性のポスト管理職うつ 女子殺到将棋の世界 町田樹ライバルへの想いと変貌を語る
読了日:11月13日 著者:
(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)の感想
シリーズ3作目、完結編らしい。多国籍企業が、政治家を取り込み、効率化と拝金主義を公共部門にまで拡大させて、民営化の名のもとに公的予算を食い物にしているという指摘。FTA・TPPを使って、アメリカ以外にも浸食させる?マスコミも取り込まれて、国民が何も知らないとなると問題だ。
読了日:11月13日 著者:堤未果
ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)の感想
大阪二児置き去り死事件のルポ。子供が死んだ後の母親の行動、家族が助けられなかったか、児童相談所は介入できなかったか、もっと助けを求めることができなかったか、後から言えることではあるが、ただただやるせない。
読了日:11月10日 著者:杉山春
さらさらさん (一般書)の感想
エッセイ、対談、評論など雑文集。困っている側からの、闘いの批評というようなパワーを感じた。
読了日:11月10日 著者:大野更紗
LUNA‐THERAPY 月のメッセージ―あなたはあなたのままでいいの感想
脳障害を患う著者の詩集。カウンセリング的な内容。
読了日:11月5日 著者:日木流奈
将棋 (日本の名随筆)の感想
古本屋で購入。著者陣が実に豪華。 菊池寛、織田作之助、関根銀次郎、斎藤茂吉、山口瞳、内藤国雄、亀井勝一郎、坂口安吾、井伏鱒二、団鬼六、等。 升田・大山の二人が袂を分かった理由は?"Wicked"みたいな話や山口瞳が指導対局で、当時若手の米長七段を希望した話など、内容も濃くて面白い。
読了日:11月4日 著者:
サライ 2013年 11月号 [雑誌]の感想
奈良 新まほろばの旅 四大寺のいま・進化する古都の「食」と「宿」・紅葉の大和路巡り
読了日:10月31日 著者:
日本人のための世界史入門 (新潮新書)の感想
世界史を知ってて、小谷野敦を知ってる人なら、どうぞって本だったな。キライじゃない。
読了日:10月31日 著者:小谷野敦
きょうというひの感想
絵の積み重ねからストーリーが生まれたんだろうか。鎮魂歌のような話。きえないように、きえないように。
読了日:10月26日 著者:荒井良二
サービス残業という地雷 (経営者新書)の感想
企業風土を改善せよ、とのメッセージ。
読了日:10月25日 著者:伊藤勝彦,小國佳代
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲の感想
発言や行動が話題になっているほど驚く内容はなく、リーダー論という印象。望む世界を手に入れるために、一歩踏み出そう。ただ、日米共に女性の進む道は男よりも厳しいということか。
読了日:10月24日 著者:シェリル・サンドバーグ
夏から夏への感想
世界陸上大阪大会 短距離4継チームのノンフィクション。トップ選手の練習法、追い込み方など詳しくなれる。ネタがいいだけにポイントを絞っていたらもっと面白かっただろうなあ。
読了日:10月22日 著者:佐藤多佳子
ぼくはぼくのえをかくよ (学研おはなし絵本)の感想
白い紙に一本の線を書いて始まる、海と空と大地の物語。趣味Do楽 「荒井良二の絵本じゃあにい」で教えてくれる内容さながら、著者らしさがつまっている一冊。
読了日:10月12日 著者:荒井良二
空飛ぶ広報室の感想
著者の自衛隊愛が爆発本。空井の抱えるわかりやすい苦しみ、伏線の回収をわかりやすくしたせいで、却って空井の純粋さ・情熱がぶつかって来た。恋愛モードは薄め、こんだけ?って思った。
読了日:10月11日 著者:有川浩
いちばん初めにあった海 (書き下ろし新本格ミステリー)の感想
表題作含む2編。複雑になりすぎだなあと思ったが、読者が気付いていることを主人公が気付いていない違和感が、謎解きに繋がる高度な組み立てに感心。それでもどこか透明感を感じる小説だった。
読了日:10月7日 著者:加納朋子
たんぽぽの日々の感想
著者もお母さんか。写真と短歌が素敵な一冊。子育ての中で、今まで目に映っていなかった世界を言語化。帯にもなっている「たんぽぽの/綿毛を吹いて/見せてやる/いつかおまえも/飛んでゆくから」が好き。
読了日:10月6日 著者:俵万智,市橋織江
智恵子飛ぶ (講談社文庫)の感想
2000年10月以来の再読。「智恵子抄」では感じにくい智恵子の光太郎を想うまっすぐな気持ちが伝わる。東京の環境、実家の没落、芸術家としての力量の差、光太郎の中で神格化された自分とのギャップ、智恵子が病に倒れた理由は一つではないのだろうが、もう少し光太郎が見ていてあげていたらという思い。
読了日:10月6日 著者:津村節子
ヒア・カムズ・ザ・サンの感想
7行のあらすじから、違う2つのストーリーを紡ぎだす。どちらも不器用な父親が主人公。デッド・ゾーン張りの能力は、必要だったんだろうか?
読了日:10月6日 著者:有川浩
黄金の丘で君と転げまわりたいのだの感想
知識の詰め込みではなく、五感でワインを感じるレッスン。主に舌で感じたのではないかというくらい、飲みまくり。常温は、欧州の部屋の室温で、日本の室温はワインの飲み頃温度としては高すぎる、できるだけ薄いグラスで飲むと香り・味とも良く感じる、などの情報も。
読了日:10月5日 著者:三浦しをん,岡元麻理恵
遠野物語remixの感想
原作を現代語・再構成した本書。時間的距離で再構成したおかげで、読みやすくなった印象だ。原作を読んだ時に覚えてなかったが、「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」という一文が格好良い。
読了日:10月3日 著者:京極夏彦,柳田國男
働こうとしない人たち - 拒絶性と自己愛性 (中公新書ラクレ (178))の感想
天職は何かとか言わず、目の前の仕事に取り組みなさい、ということだと思うが。自己愛が強すぎる人間が周囲にも見受けられるが、対処方法は書いてなかった。
読了日:10月1日 著者:矢幡洋
戦士の休息の感想
落合と映画?とギャップを感じて手に取ったが、映画に対する愛情に溢れている一冊。鈴木敏夫の帯文句で買いたくなる。
読了日:9月29日 著者:落合博満
ヘルプマン!(24) (イブニングKC)の感想
お金儲けの道具になるから人は動く、町が一つの介護サービス事業所っていいなあ。松子さんみたいに自分を取り戻す人が増えるのは良いことだ。
読了日:9月29日 著者:くさか里樹
本屋さんで待ち合わせの感想
小説からBLまで、著者のお気に入り集。就寝中、崩れてきたベッドの本の暖房術、本好き間違いない。
読了日:9月29日 著者:三浦しをん
和樂 2013年 10月号 [雑誌]の感想
「琳派」ってこんなにすごい! この秋、京都で骨董デュー 特別付録 琳派名作クリアフォルダ・伊藤若冲 名作ポストカードブック 細見美術館に行きたい。
読了日:9月28日 著者:
患者よ、がんと闘うなの感想
もっと最近の本かと思ってたが、1996年出版。がんもどきと本当のがん、抗がん剤が効く癌は少ない、など。やはり全てが正しいと思えない。
読了日:9月27日 著者:近藤誠
待ってました!―花形落語家、たっぷり語るの感想
著者と10人の落語家の対談集。面白い話がたっぷり。志の輔 師匠の完コピ「天災」がウケない理由、桂あやめ 「植木屋娘」のお光は、野球選手と結婚する女子アナ? 鶴瓶の私落語聞いてみたい。
読了日:9月25日 著者:吉川潮
ギャンブル依存とたたかう (新潮選書)の感想
帚木蓬生なので、手に取った。読みやすい。病的賭博という病気。アルコール依存症よりも知られておらず、家族も何度も裏切られるため、辛い病気だ。主治医は本人、本人次第という言葉が重たい。
読了日:9月19日 著者:帚木蓬生
神様のカルテ 3の感想
小幡先生のキャラクターが良かった。過去の失敗から、癌が80%疑われるからといって80%の治療なんてない。1%でも命に関わる疾患があれば、100%の力を注ぎ、その責任を負う、というセリフにハッとさせられた。 これ、続きはあるのだろうか。
読了日:9月17日 著者:夏川草介
女子大生がヤバイ! (新潮新書)の感想
女子大の文章創作講座で書かれた文章たち。それ以外に特段解説もなし。比較で15年前の講座開始時の文章も並べて読んでみたい。
読了日:9月15日 著者:小沢章友
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法の感想
医療と薬を遠ざけて長生きしようか。自分の健康・命は、医者任せにしない、自分で調べる、直感を信じる、等々。
読了日:9月14日 著者:近藤誠
週刊 東洋経済 2013年 8/31号 [雑誌]の感想
職場のお荷物か?戦力か?ワーキングマザー、いま狙うべき株350銘柄
読了日:9月11日 著者:
なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか(祥伝社新書321)の感想
恵文社は、欲望を言語化してくれる本屋の一つなんだな。
読了日:9月9日 著者:嶋浩一郎
オレたちバブル入行組 (文春文庫)の感想
不条理な組織と戦う、勧善懲悪とくれば、日本人には受ける。ちょっと中だるみ。実は竹下社長の方が凄いと思うぞ。
読了日:9月7日 著者:池井戸潤
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)の感想
お金だけに頼らず、生きる上で必要な水と食料と燃料を手に入れるバックアップの別手段を確保しよう、という著者な主張は興味深い。
読了日:9月4日 著者:藻谷浩介,NHK広島取材班
SPA! (スパ) 2013年 9/3号 [雑誌]の感想
ブラック企業の本音
読了日:9月3日 著者:
世界から猫が消えたならの感想
評判が高く、手に取った。でも、父親との確執の理由が浅くないか?何かを失わずに、何かを手に入れることはできない、と言うのは、そうかもしれんなあ。
読了日:8月31日 著者:川村元気
DIME (ダイム) 2013年 10月号 [雑誌]の感想
仕事・人生を成功させる 新 必読本58冊 笑える・得する・賢くなる開運アプリ100選 他
読了日:8月30日 著者:
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)の感想
「二百六十二匹の黄金虫」が趣深い話で、6編の中で一番好き。
読了日:8月27日 著者:夢枕獏
七人の敵がいるの感想
女にも外に出れば、7人の敵がいるんだ。仕事のノリで、バンバン敵を作っていく陽子に笑ってしまう。日向・陽介のエピソードにびっくりして、ほろり。
読了日:8月23日 著者:加納朋子
ツレはパパ2年生の感想
ツレさんの性格がうかがい知れる子育て。結婚式に出席したちーと君のフォーマルドレスがツボだった。
読了日:8月22日 著者:細川貂々
三匹のおっさん ふたたびの感想
おっさんふたたび。本屋の利益率、お嬢様育ちの貴子さんが頑張る話が印象的。祐希が目立って、早くも子供世代にバトンタッチか。
読了日:8月20日 著者:有川浩
僕の父は母を殺したの感想
題名の通り、父親が母親を殺害し、被害者遺族でありながら加害者家族という境遇の著者。「被害者遺族が望まない加害者の死刑」を訴えたいという著者の力強いメッセージである。しかし、そういう本ではないとわかっているが、妻を殺害した父の気持ち、著者を伴った行動は到底理解できるものではない。
読了日:8月20日 著者:大山寛人
新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか (光文社新書)の感想
採用のミスマッチが生じる理由、良い人材を採用するための面接術、かまってあげる育成。出来てる面、出来ていない面と両面あるな。
読了日:8月19日 著者:樋口弘和
旅猫リポートの感想
あんまりこんなラストは嫌いなのだが、最後のシーンはちょっと泣けた。 児玉清さんをホントに好きなんだなあ。
読了日:8月17日 著者:有川浩
僕の死に方 エンディングダイアリー500日の感想
ここまでの仕事に対する強い想いは真似できそうにない。どちらが良いとは言えないが、突然死んでしまうよりも、死ぬ準備ができることは幸せなことだと考える。
読了日:8月16日 著者:金子哲雄
ちょっとピンぼけ (文春文庫)の感想
命がけの従軍行動も、ユーモアたっぷりの文章で書き上げている。「キャパの十字架」を読んだ後なので、Dデイ前夜の葛藤、「ひとたび、攻撃部隊の先鋒と一緒に行くことに決めた以上、私は、侵攻戦は朝飯前の仕事だし、よくいわれる難攻不落の鉄壁という言葉は、ドイツ軍の宣伝文句にすぎないのだと、自分にいいきかせた。甲板へ上ると、はるかかなたに英国の海岸がいい眺めであった」という文章が印象に残った。
読了日:8月16日 著者:ロバート・キャパ
不格好経営―チームDeNAの挑戦の感想
DeNAの創業から、社長退任し家族の闘病生活に至るまで。ビジネス書というより、南場さんのエッセイを読んでる気分だった。
読了日:8月13日 著者:南場智子
Tarzan (ターザン) 2013年 8/22号 [雑誌]の感想
夏の睡眠、夏の入浴。
読了日:8月10日 著者:
短歌の作り方、教えてくださいの感想
一青窈さんの言葉選びのセンスが光る。まず定型にこだわれという俵さんの指導に逆に驚いたが、読み進めるうちにガッテン。「今一番新しい言葉というのは、一番腐りやすい言葉」は、言いえて妙だ。
読了日:8月7日 著者:俵万智,一青窈
綾辻行人殺人事件 主たちの館 (講談社ノベルス)の感想
「ミステリーナイト」25周年記念企画のノベライズ、裏話、対談など。ノベライズを読んだだけでは、この企画が面白いのか判断つかず。館シリーズの振り返りや有栖川有栖との対談は面白かった。SNS全盛の裏をかくような「安楽椅子探偵」を復活させてもらいたい。
読了日:8月5日 著者:天祢涼,おーちようこ
キアズマの感想
大学の自転車部が舞台。やっぱ面白い。著者の筆力もさることながら、ロードレース自体がドラマだ。
読了日:8月2日 著者:近藤史恵
モノレールねこ (文春文庫)の感想
解説 吉田伸子さんのようにザリガニでは泣かなかったが、とても切なく温かくて希望が持てるストーリーの数々。健康でもっとこんな良いストーリーを紡いでいって欲しい。
読了日:7月31日 著者:加納朋子
仕事力入門の感想
外に言い訳を求めない、どんな仕事も単なるやらされ仕事で終わらせずに付加価値を付ける努力をするということが、最大公約数だった。荒川さんと王さんの対談を読むと、会うべくして会った二人なんだ、と思わされた。
読了日:7月31日 著者:致知出版社
夫は犬だと思えばいい。の感想
題名は刺激的だが、男と女は違うんだよという内容は、「話を聞かない男、地図が読めない女」とほぼ同じ。こちらは、落語の「天災」色が濃い。「アニバーサリー」を読んだ直後なので、本書を手に取って救われるお母さんがいればいいなあと思う。
読了日:7月30日 著者:高濱正伸
アニバーサリーの感想
3.11の震災を機に交差した二人の人生。75歳マタニティスイミング講師の晶子と有名料理研究家の娘でカメラマンの真菜。淡々と描かれる二人の人生にどんどんページをめくった。晶子達の年代が選択してきた核家族化、物質的拡充が、真菜の年代の子育てを苦しめているという想いは考えすぎではないかと思う。育てたいように育てろ、子供に嫌われるかもしれないが、子供の親はあなたしかいない、そうやって続いていくんだ、という千代子のセリフを著者は伝えたかったのかな。
読了日:7月29日 著者:窪美澄
関西七福神めぐりご利益コースガイドの感想
七福神めぐり 関西版。ご朱印や色紙のデザインは、欲しくなるようなものが多かった。
読了日:7月28日 著者:ペンハウス
明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたちの感想
かけがえのない人を失ったがらんどうを抱えて生きていくことが、家族になること、っていうのが重たかった。
読了日:7月28日 著者:山田詠美
煩悩短編小説の感想
108文字 108編の掌編小説。せきしろ 「懐かしい声」「椅子」 バッファロー吾郎A 「パラレルワールド」が好き。
読了日:7月28日 著者:せきしろ,バッファロー吾郎A
mini版 英会話の9割は中学英語で通用する (アスコムmini bookシリーズ)の感想
とにかく覚えるべし。
読了日:7月27日 著者:デイビッド・セイン
フロム・ミー・トゥ・ユー (8) (東京バンドワゴン)の感想
各キャラクターが語り手の番外編11編。トリは、安定のサチさん。これまでのエピソードの裏話を掘り起しており、ファンには楽しい一冊。
読了日:7月26日 著者:小路幸也
太陽の塔 (新潮文庫)の感想
デビュー作には、その作家の全てが詰まっているが、正にそんな一冊。京都の街並み、妄想爆発、青春悶々、男の友情、etc. 日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
読了日:7月26日 著者:森見登美彦
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 07月号 [雑誌]の感想
バカにされない「文章術」、「大人の教養」が身につく30冊
読了日:7月25日 著者:
尼さんはつらいよ (新潮新書)の感想
尼さんの内実を暴露するような一冊。人間関係、世継ぎ問題、世間でよくある話ではあるが、尼さんの世界にもこんなことが。というか、尼さんについて何を知ってる訳ではない。この間訪れた尼寺も同じような問題を抱えているのだろうか。
読了日:7月21日 著者:勝本華蓮
名探偵コナン 80 (少年サンデーコミックス)の感想
ついに80巻。黒の組織については、ちょっと動くかと思わせて終了。由美の元彼、あの寝癖はあの方がモデルですかね。
読了日:7月21日 著者:青山剛昌
ダメダメ人間 それでも走りつづけた半世紀 (ダ・ヴィンチブックス)の感想
この前に「ダメ人間」があったのか。こっちを先に読んでしまった。そんなにダメダメ言わなくても。奥様が素敵。
読了日:7月21日 著者:鈴井貴之
僕たちは世界を変えることができない。の感想
物足りない日常を変えるには、遠くに目標を設定したなあ。トヨタのコスト削減のよう。カンボジアに学校を、ってジョニ黒のCMを思い出す。可哀そうだから、という理由じゃないのに救われた。
読了日:7月20日 著者:葉田甲太
パンプルムース!の感想
文 江國香織 絵 いわさきちひろ 「パンプルムース」という言葉に引っかかって図書館で。子供向けだからか、「すみれの花の砂糖づけ」の方が好き。
読了日:7月20日 著者:江國香織
オズの魔法使いの感想
江國香織翻訳ということで手に取った。"WICKED"鑑賞前にポプラ社文庫 世界の名作集を読んで以来の再読。色彩表現が豊、かかし・ブリキのきこり・ライオン達の足りないものを埋めたいという気持ちが、より伝わってくる。西の悪い魔女が疎まれているが、物悲しい。
読了日:7月19日 著者:ライマン・フランクボウム
昨夜のカレー、明日のパンの感想
著者初の小説集。ちょっとヘンテコな設定(亡くなった夫の義父と同居)、小さな素敵なエピソードの数々、心に残るセリフ(「卵が一番おさまるのは、桐の箱でもなきゃ、チタンのスーツケースでもない。プラスチックの卵ケースなんだよ」)、見えなくてもいるんだ、と木皿ワールドが広がってる。ドラマ同様に温かい気持ちになれた。
読了日:7月18日 著者:木皿泉
「平穏死」という親孝行 ~親を幸せに看取るために子どもがすべき27のこと~の感想
在宅医として700人を看取ってきた著者。無用な延命治療は望まない患者でさえも、普段は離れている住んでいる子供に延命治療を行われ、望む平穏死を迎えられないという、無念の想いを込めた題名。どう死を迎えるか、選択するためにも知っておきたい知識が詰まっており、読んでおきたい。
読了日:7月16日 著者:長尾和宏
婚活したらすごかった (新潮新書)の感想
離婚経験ある著者が、実際に参加したネット婚活・お見合いパーティーの他、結婚相談書・海外婚活の実例。それぞれのメリット・デメリット、活動のポイントまとめが巻末に。自分がどんな女性が好きか、そんな女性に好かれるか段々とわかるもんなんだな。小奇麗にしておくなど、自分の価値を高く保つことをしないのは男性に多いようだが、それじゃあ選んでもらえないんじゃないか。
読了日:7月15日 著者:石神賢介
酔いがさめたら、うちに帰ろう。の感想
アルコール依存症から回復を図る実話を元にしたのだろう、フィクション。吐血、突然気を失う場面が度々、身体を傷つけまくっていてもやめられないから、依存症なのだろう。親・妻・子供といった周りはたまらん。
読了日:7月15日 著者:鴨志田穣
無菌病棟より愛をこめての感想
著者が急性白血病だったとは、この本で知った。作家の観察眼・妄想力、本人のパーソナリティで、辛く苦しいだけの闘病記ではなかった。ご主人を含めた家族に支えられた感謝の気持ちも伝わってくる。ドナーとなった弟さんの勉強ぶりに頭が下がる。
読了日:7月14日 著者:加納朋子
犬はいつも足元にいての感想
表紙からは想像できなかった陰湿なストーリー。構ってちゃん、のサダに付きまとわれる件が、いらいらする。しかし、結構ひき付けられて読み終わった。
読了日:7月11日 著者:大森兄弟
リフレはヤバい (ディスカヴァー携書)の感想
需要がないので、インフレを起こそうと思ってもインフレにはならないことはそうかもしれない。リフレの対案が弱い(雇用増やすってそれをどうするのか)ので、反対のための反対と感じてしまう。
読了日:7月9日 著者:小幡績
督促OL 修行日記の感想
コミックエッセイかと思って読んだら違った。顧客の怒声・クレームにボロボロになりながらも、改善していく姿勢は見習いたい。悪口ノートなんて面白い。
読了日:7月7日 著者:榎本まみ
うつにもいろいろあるんです。 (オレンジページムック)の感想
冬季うつ病から境界性人格障害まで、教科書的一冊。細川貂々さんがマンガ、ツレさんのスペシャルインタビュー付。
読了日:7月7日 著者:
二人がここにいる不思議 (新潮文庫)の感想
Q10を見て、手に取った。これが初・ブラッドベリかも。SF・ホラー・ファンタジー、ちょっと不思議な・ほんわか・怖い短編集。こんな話を書く作家だったとは知らなかった。「生涯に一度の夜」こんなことを思うのは、やっぱり男なんだろうな。「ゆるしの夜」「号令に合わせて」「気長な分割」が気に入った。
読了日:7月5日 著者:レイブラッドベリ
ヘルプマン!(23) (イブニングKC)の感想
介護企業編。金儲けだけに興味がありそうだった飛石。ジョージ・松子夫妻と出会い、粗削りだが人の根っこにある尊厳に近づきつつある。次巻楽しみ。
読了日:7月5日 著者:くさか里樹
統計学が最強の学問であるの感想
統計学が最強かどうか、わからず。最後は飛ばし読んだ。コストの掛け方、1%の誤差に数千万円払う必要なし、はわかるような気がする。
読了日:6月26日 著者:西内啓
DIME (ダイム) 2013年 08月号 [雑誌]の感想
達人お墨付き「今でしょ買い」200、脳科学者も実践 成功者が実践する運気を上げる7つの習慣 ツキは呼べる! etc
読了日:6月22日 著者:
自分がいなくてもうまくいく仕組みの感想
期待していた内容とは少し違ったが、グーグルアプリ・動画を利用した共有方法が目新しい。
読了日:6月16日 著者:山本敏行
白いネコは何をくれた?の感想
マーケティングの入門編。今どきここまで読みやすくしないと本は読まれないのかと、心配になるほど、エンターテイメント色が強い。下手な小説より読ませるかも。ベタつきだけど。
読了日:6月14日 著者:佐藤義典
わたしは妊婦の感想
著者作初読。ホントに兄弟なのか。妊娠した途端に、「個」が消える、自由な人間でなくなる。私が生むのは理想じゃない、二本の脚で踏ん張り続けている妊婦の元に戻って来て、という想い・叫び。自分を取り戻すためのあの行動は、他の小説で見られないぐらい激しい。喝采。でも、それも妊婦が言ったからかもという矛盾も自分に感じる。
読了日:6月11日 著者:大森兄弟
幻坂 (幽BOOKS)の感想
上町台地の七坂を舞台にした短編集。「口縄坂」「天神坂」が好み。表紙や坂の写真全体で、雰囲気を醸し出している。久しぶりに訪れたくなった。
読了日:6月10日 著者:有栖川有栖
ハナミズキのみちの感想
東北大震災で息子さんを亡くした淺沼さんが、2年近く掛けて書いた絵本。絵本作りは、苦しみや悲しみ、死を受け入れる道のりだっただろうなと感じた。黒井健さんの描く柔らかいタッチのハナミズキが、この絵本にぴったりだ。
読了日:6月9日 著者:淺沼ミキ子
[新装版]活眼 活学(PHP文庫)の感想
著者初読。読むのに漢和辞典が必要と言われて読んでみたが、本書は読みやすかった。人間が気が付かない真理が秘訣、どこまでも勉強するしかないという点に、「奇跡のリンゴ」の木村氏の人生を思い出した。
読了日:6月9日 著者:安岡正篤
あの日、君と Girls (あの日、君と)の感想
少女・女性が主人公の短編小説集。恋愛がメインなんだろうなあと読み始めの「下野原光一くんについて」で、いい意味で何じゃこりゃとびっくりした。
読了日:6月6日 著者:
「頭のいいワル」だから、人生うまくいく!―世の中のウラと表から学ぶ、成功法則の感想
人が気付かない、やらないことに踏み込むことで、付加価値が生まれる、ということか。やくざならこの場面でどう考え行動するか、シュミレーションすることは、面白いかも。
読了日:6月3日 著者:安部譲二
イスラムがわかる!の感想
インドネシアでの仕事のために勉強を。イスラム教の成り立ち、政治・経済、言葉・建物・食・服装など基礎知識が詰まった一冊。
読了日:6月1日 著者:
ジェトロセンサー 2013年 03月号 [雑誌]の感想
特集 世界の食品輸入規制 日本の「食」を届けるために
読了日:6月1日 著者:
二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップの感想
ゲイの著者が、パートナーを探す中で培った「二人で生きる技術」。相手に自分の考えを伝える技術、自分の気持ちをコントロールする技術、意見の対立を調整する技術等、特別なものでもなんでもない。著者のパートナーを探す執念は凄いと感心した。
読了日:5月31日 著者:大塚隆史
ジェトロセンサー 2013年 06月号 [雑誌]の感想
【特集】世界の「クルマつくり」事情 生産体制から消費トレンドまで
読了日:5月31日 著者:
新ビルマからの手紙 1997~1998/2011の感想
1997年~1998年と2010年自宅軟禁解放後に毎日新聞に連載された随筆。尾行・変装・アウンサンスーチーさんを日本の女優名で連絡したり、毎日新聞側の対応を行ったようで、それだけでもミャンマーの現状を垣間見ることができる。
読了日:5月30日 著者:アウンサンスーチー
いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ)の感想
シリーズ3作目。ミステリ色は一番薄い。その分ショパンコンクルールで誰が、どんな演奏で1位を勝ち取るのか、に注目。岬先生がスーパーすぎる。曲が頭の中に流れてくるぐらいショパンを知ってたらなあ。
読了日:5月29日 著者:中山七里
シブすぎ技術に男泣き!3の感想
シリーズ3作目。コマツ課長の男気と生き方がシブすぎ。
読了日:5月25日 著者:見ル野栄司
京発見!ミュージアムへ行こうの感想
エリア別に博物館・美術館・記念館を紹介。小さい本なので、旅行のお供に。
読了日:5月25日 著者:
さいえんす? (角川文庫)の感想
著者のエッセイ集を読むのは初めてかな?理系道を突き詰めることなく、ドロップアウトしてくれたから、これだけの傑作が生まれたんだな。「プラチナデータ」のネタ元のようなエッセイも。
読了日:5月24日 著者:東野圭吾
チヨ子 (光文社文庫)の感想
短編はさすがに面白い。「いしまくら」の若き夫婦、あんなちょっとした思いを共有できるのが幸せじゃないかな。カバー絵に見覚えがあると思ったら、やっぱり牧野千穂さんだった。
読了日:5月24日 著者:宮部みゆき
古寺巡礼 奈良 1の感想
西院回廊から漏れる日差し、「法隆寺漫歩」に描かれる東大門の先の露店商、今と変わらない。
読了日:5月23日 著者:伊藤桂一
働く女性とマタニティ・ハラスメント―「労働する身体」と「産む身体」を生きるの感想
2001年と2004年の調査を基に、立教大学に提出した博士論文を加筆・修正した1冊。実例が古いが、「労働する身体」と「産む身体」のねじれが浮き彫りに。「労働する身体」≒男の身体なんだろう。会社、上司、同僚、「子供が小さいうちは母親がそばにいた方が良い」といった文化的思い込みだけでなく、女性自身が仕事を失いないたくない・周囲に迷惑を掛けられないという想いにも縛られ、複雑。
読了日:5月22日 著者:杉浦浩美
かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルールの感想
感謝の念がすごい。ワークライフバランスを取る前に、家族と別居してでも仕事に打ち込んだ執念。権利ばかり主張してはだめ、これ大事。この著者もリクルート出身。
読了日:5月19日 著者:川田修
カラー版 ベトナム 戦争と平和 (岩波新書 新赤版 (962))の感想
ベトナム戦争中、戦後2005年までの写真をカラーで掲載。戦争という現実の一端を切り取っている写真も多数掲載されている。ハノイ・ホーチミンの都市部が、70年代と如何に変わっているか比較できるのが面白い。
読了日:5月18日 著者:石川文洋
災害時 ケータイ&ネット活用BOOK 「つながらない!」とき、どうするか?の感想
PERSON FINDER 、YouTube が役立っていたと初めて知った。2011年発行の本なので、常に最新のアプリケーションを確認しておきたい。
読了日:5月16日 著者:西田宗千佳,斎藤幾郎
シフォン・リボン・シフォンの感想
地方のさびれた商店街にオープンしたランジェリーショップを舞台にした連作短編集。自分を大切にするために、素敵な下着を着ける、というのは男にはわかりにくいポイントだ。子供を束縛する親ばかりが登場する印象。やはりロードレースものが好きだ。
読了日:5月15日 著者:近藤史恵
夢をかなえるゾウの感想
今更だが、ポッドキャスト新刊ラジオで「2」が紹介されていて、手に取った。関西出身じゃない著者が、研究したというガネーシャがしゃべる関西弁が、売れた理由か。中身は、他の自己啓発本の内容とほとんど同じ。読んだら、やるかやらないか。
読了日:5月14日 著者:水野敬也
たいようオルガンの感想
図書館。太陽が燦々と降り注ぐ光をオルガンの音色にするなんて、素敵。色彩が、荒井ワールドそのもの。誰がバスを待っているか、どんな野菜・動物・建物が描かれているか探すだけで、何度でも楽しる。
読了日:5月12日 著者:荒井良二
詩集 智恵子抄 (愛蔵版詩集シリーズ)の感想
ガケ書房で購入。高校時代から感受性のものさし本。結婚直後の高校の国語教師が、「梅酒」は重たいと言っていた意味が、歳と共に理解できるようになってきた。
読了日:5月12日 著者:高村光太郎
マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の感想
映画より数倍面白いノンフィクション。ビリー・ビーンの人生に歴史のifあり、セイバー・メトリックスを生み出す基礎ともなったビル・ジェイムズのデータ検証、デーモンの穴はどう埋める? 伝記であり、知的好奇心をくすぐられる科学本でもあった。
読了日:5月11日 著者:マイケル・ルイス
世界は「使われなかった人生」であふれてるの感想
暮らしの手帖「映画時評」から30編をまとめた1冊。題名に魅かれた。未鑑賞の映画を見てから、もう一度読みたい。
読了日:5月11日 著者:沢木耕太郎
すれ違う背中をの感想
NHKドラマの原作本の1冊。大阪旅行・芭子に気になる男性登場・ペットショップ勤務のエピソードがこの本から。現実の生活に何とか溶け込もうとする綾香と芭子をいい意味で淡々と描いていく。ドラマよりこっちが好きだ。
読了日:5月6日 著者:乃南アサ
西巷説百物語 (怪BOOKS)の感想
シリーズ5作目。長い間、積読にしてたのを、このGW中に読もうと目標達成。京極の中では、このシリーズが一番好きなので、西が舞台の本作も楽しめた。
読了日:5月6日 著者:京極夏彦
空想科学読本11の感想
もう11巻。本の雑誌年間ベストで、「図南の翼」に勝った(じゃんけんで)のは何年前だろう。現在進行中の題材が多く、ドラえもん・ウルトラマンのネタが面白いおじさんにはつらいものがある。1巻を読んだ時、物理の教科書がこれだったらなあ、と思ったものだが、「空想科学 図書館通信」で高校・高専に毎週FAXされているのはうらやましく、良い話だ。
読了日:5月5日 著者:柳田理科雄
木皿泉 ---物語る夫婦の脚本と小説 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)の感想
重松清によるロングインタビュー、で衝動買い。ラジオドラマ脚本と未発表小説「晩パン屋」、面白い世界を書き上げる。好きだなあ。「しあわせのカタチ」もう一回見ようか。
読了日:5月4日 著者:
勝ち続ける力の感想
落合監督の下で、中日ドラゴンズの投手コーチ、ヘッドコーチを8年間歴任。4度のリーグ優勝、1度の日本一に貢献した。新人を1年間「見る」だけ、その観察を元に指導する、見えないものをみること、人の心を見ること。興味深い。野球選手育成の話を読み手がビジネスに応用すればいいのに、無理やりビジネス書にしている。
読了日:5月4日 著者:森繁和
あのひとは蜘蛛を潰せないの感想
読メの評判が良く手に取った。文章がしっかりして、丁寧に書かれている。主人公の持つ閉塞感を、角田光代の初期作品を読んだ時のように感じて苦しくもあったが、三葉君との関係や母親を含めた家族とのほの明るい先行きに救われた。他の作品も読んでみたい。
読了日:4月30日 著者:彩瀬まる
仕事は楽しいかね?の感想
山中先生が、繰り返し読んだ(山中伸弥先生に、iPS細胞について聞いてみた)と知り、図書館で借りてきた。「成功は右へ倣えをしないこと」と自己啓発本を切り捨てるようなメッセージが憎らしい。「今日の目標は、明日のマンネリ」「明日は今日と違う自分になる。」とにかく試せ。
読了日:4月29日 著者:デイルドーテン
100円のコーラを1000円で売る方法の感想
小説仕立てのマーケティングの教科書。ビジネス書も読みやすくするために、こんな小説仕立てにしないといけないのか。
読了日:4月29日 著者:永井孝尚
日本人の知らない日本語の感想
書館。日本語を勉強している外国人の方が、正しい日本語を覚えるというのは、危機でもあり、生きた言葉とは変わるものである、とも言える。お見舞いや持って帰りたいものに見られるお国柄の違いも楽しい。
読了日:4月29日 著者:蛇蔵,海野凪子
続・日々コウジ中―高次機能障害の夫と暮らす日常コミックの感想
前作を出版後の生活や公的支援について。高次脳機能障害の患者例が出てくるのを読むと、障害の種類は多種多様、人それぞれ。
読了日:4月28日 著者:柴本礼
日々コウジ中―高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミックの感想
くも膜下出血が原因で、高次脳機能障害となった夫との生活記。一見わからないが、記憶障害・注意障害・金銭管理ができないなどの障害を抱える。家族の負担はどれほど思いだろう。家族・行政・会社などの支えが必要。図書館で借りたけど、購入しよう。
読了日:4月28日 著者:柴本礼
一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する (河出文庫)の感想
装画が牧野千穂さんだったので購入。著者の本は初めて読んだ。聖書の2次創作とのこと、難しい。
読了日:4月27日 著者:鹿島田真希
事業計画書の作り方・通し方 (PHPビジネス新書)の感想
事業計画書のフォーマットから、社内キーパーソンとのコミュニケーションの重要性を説く。
読了日:4月27日 著者:長田靜子
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみたの感想
「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞ができること」。京都の作り方の本を例に、ページだけを渡すのではなく、本一冊渡してしおりがはさんでいる場所を参照させる、とはわかりやすい。臨床医になったことを喜んで亡くなった父に、天国で再会するまでにiPS細胞の医学応用を成し遂げたい、との言葉が印象的。
読了日:4月25日 著者:山中伸弥,緑慎也
いつか陽のあたる場所での感想
NHKドラマの原作の1冊。ドラマの方が、重たい、という感想。本を先に読めば良かった。「すれ違う背中を」も読もう。
読了日:4月24日 著者:乃南アサ
大穴の感想
小豆先物、株買い占めなど、相場に生きる学生が主人公。著者が26歳で書いた初長編小説。しかも、3日間の缶詰で書き上げたという、才能があるとはこの事だな。面白い。
読了日:4月23日 著者:団鬼六
上司はキミのどこを見ているのか?の感想
会社に入り立ての時に読みたい本だが、何割理解できるだろうか。自分も昔読んでたら、何言ってんねん、と思ったかも。 「人生、出会うべき人には必ず出会う。しかも、一瞬遅からず、早からず。しかし、内に求める心なくば、眼前にその人ありといえども、縁は生じず」 「自責」は忘れたくない。
読了日:4月21日 著者:小倉広
名探偵コナン 79 (少年サンデーコミックス)の感想
吸血鬼の話が終わらないとは思わなかった。
読了日:4月20日 著者:青山剛昌
フォトグラフス―ロバート・キャパ写真集の感想
「キャパの十字架」を読んで、キャパの写真を見たくなり、図書館で借りてきた。「崩れ落ちた兵士」には、セロムリアーノ近郊、という説明がついている。Dデイの写真で、フリードマンはキャパになれた、そんな迫力がある。
読了日:4月20日 著者:ロバートキャパ
キャパの十字架の感想
「崩れ落ちる兵士」は、撃たれた瞬間を撮った写真なのか。どれだけ写真を見続けたのだろう。容疑者を追いつめるベテラン刑事の地道な捜査を見るようだった。これが真実ならば、手垢のついた言葉だが、こんな重たい十字架を背負った人生は耐えられそうにない。キャパとタローの写真展、見に行きたかったな。
読了日:4月19日 著者:沢木耕太郎
シティ・マラソンズの感想
アシックス主催のキャンペーンに合わせて書き下ろしのマラソンアンソロジー。それぞれの著者の味が出ている。三浦しをんでは珍しい海外が舞台の小説とのこと。
読了日:4月18日 著者:三浦しをん,近藤史恵,あさのあつこ
神去なあなあ夜話の感想
「神去なあなあ日常」の続編。神去村の期限、悲しい過去、勇気の恋話の進展などなど。ちょっとエロいエピソードが多かったな。
読了日:4月18日 著者:三浦しをん
生命の羅針盤 -医師である娘が末期がんの父を看取るときの感想
整形外科医である著者が、父親が末期がんで亡くなるまでを、医師と娘の視点で綴った本書。医師のわかりやすい説明も、患者に全て伝わっている訳ではないこと、遺される家族のグリーフ・ケアに繋がる患者の看取り方など、複眼的視点で描かれることで、伝わることが多かった。 点滴や透析で代替するには、膨大な手間・調整が必要だが、人間の体は「ごはんを食べて自力で排泄する」という、一見単純な行為を通して、体を組織する60兆個の細胞のすみずみに必要な栄養を取りこみ不要なものを捨てている、という文章が心に残った。
読了日:4月15日 著者:山田恵子
箱根駅伝を歩くの感想
箱根駅伝のコースを歩いて紹介。中継を見ながら読むのが一番楽しめそう。
読了日:4月14日 著者:泉麻人
働き続ける女子のための会社のルールとお金の話の感想
産休・育休、介護休暇や失業保険など、公的制度の基本をまとめた教科書。
読了日:4月14日 著者:宮本美恵子
日本でいちばん大切にしたい会社3の感想
シリーズ3作目。雇用を一番に考える7社が紹介されている。サイズ違いの靴を販売する会社、競合他社からも一目置かれるタクシー会社など、業界の常識を覆すビジネスを行っている。思い込みは危険。
読了日:4月11日 著者:坂本光司
脱二流営業: この本で、あなたも「生き残る側」の仲間入りの感想
小説仕立てで、さらっと読めた。考えることは既存知識の模倣だ、という指摘は、ゆとり教育の否定とも重なり興味深い。各々の会社の真の営業力がどんなものか、チームとして引き継いでいけるか。
読了日:4月11日 著者:藤本篤志
レディ・マドンナ (7) (東京バンドワゴン)の感想
1年ぶりに読むと登場人物が多くて、思い出すのに苦労したけど、読後は4つのLOVEにしっかり出会えました。ありがちな話と思いつつ、すずみさんと親友の話「思い出は風に吹かれて」が気に入りました。そろそろ藤島さんに幸せになって欲しいけど。
読了日:4月9日 著者:小路幸也
ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐりの感想
値段以上にもとをとった感がある値打ちもんをイラストと共に紹介。左京区は本好きにはたまらんなあ。言われてみれば、京都駅に近いのに、本願寺は行ったことがない。
読了日:4月7日 著者:グレゴリ青山
働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション!の感想
「やりたいことかどうかはとりあえずおいておき、頼まれたらやってみる」頭でっかちにならず、まずは体を動かせ。
読了日:4月7日 著者:斎藤孝
水曜日の神さまの感想
旅と書くことについてのエッセイ。立ち位置・見る角度・視力を意識して書いた初めての小説が「空中庭園」とのこと。「空中庭園」前後で小説が変わったと感じていたので、納得。ミャンマーのお寺に行くときは、何曜日生まれか、調べるべし。
読了日:4月6日 著者:角田光代
週刊 ダイヤモンド 2013年 3/30号 [雑誌]の感想
・最強の武器 統計学 ・ソフトバンクがドコモを抜く日 ・シャープ ガラスの再生計画
読了日:4月4日 著者:
人参倶楽部の感想
人参倶楽部というスナックのマスターを巡る人間関係を中心にした連作短編集。やっぱり男が好きな小説だろうなあ、これは。
読了日:4月3日 著者:佐藤正午
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)の感想
副題 日本を食いつぶす妖怪 が示すように単に社員が被害に遭うだけでなく、健康保険制度への負荷や日本社会に与えるマイナスに言及したのが目新しい点。同じ事を繰り返えし書いているのが読みにくい。実名と匿名の区別はどこでしているのか。
読了日:4月1日 著者:今野晴貴
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)の感想
グロイ描写を読み続けるのはしんどいが、ミステリーとしては「さよならドビュッシー」よりも上でしょう。題名と装丁は大事だなと再認識。
読了日:3月31日 著者:中山七里
若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命の感想
若冲展図録で予習。震災を受けた東北の人達・子供たちに「鳥獣花木図屏風」を見せもらいたいというプライス夫妻の決断で実現した展覧会を見に行きたい。
読了日:3月26日 著者:
シルバー川柳2 (一般書)の感想
こちらも風呂で読了。「注目を一身に受け 餅食べる」「補聴器を付けてますます地獄耳」なんでのがお気に入り。
読了日:3月26日 著者:全国有料老人ホーム協会
ネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換の感想
強引な言い換えもあるが、前向きにするにはどうしたら良いか、と頭の体操になる。
読了日:3月24日 著者:ネガポ辞典制作委員会
プラチナデータ (幻冬舎文庫)の感想
プラチナデータの真相が、想定の範囲内。ただし、最後まで読ませるのは、筆者の力、他にもっともっと面白い本を書いてるので、自分の中でハードルが高くなってる。映画は別との感想があるので、DNA物として「GATAKA」と比べてみたい。
読了日:3月22日 著者:東野圭吾
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 4/4号 [雑誌]の感想
90年代のスポーツ特集。Jリーグ開幕時のあの熱狂、ドーハの悲劇のがっかり感、ジョホールバル 岡野のゴール など、あの時代を思い出す。アメフト好きとしては、モンタナマジックも入れて欲しかった。
読了日:3月16日 著者:
四畳半神話大系 (角川文庫)の感想
パラレルワールドストーリー、こういう世界観は好き。売ってなかったけど、またまた下鴨神社の古本市でラムネを飲みたくなるのだった。
読了日:3月14日 著者:森見登美彦
ヘルプマン!(22) (イブニングKC)の感想
介護企業編スタート。生活保護ビジネスのような話かと読んでたら、きな臭くなりそうな所で次巻へ。
読了日:3月12日 著者:くさか里樹
機動戦士ガンダムさん ここのつめの巻 (カドカワコミックス・エース)の感想
「ガンダム創世」の章、完結。もう終わりで良いのでは。
読了日:3月11日 著者:大和田秀樹
古寺巡礼 (岩波文庫)の感想
大正8年(1919年)初版発行され昭和21年(1946年)に改訂された改訂版。薬師寺 東院堂 聖観音像の初版版の描写が、決して洗練されていないが、物凄い物に出会った衝撃がひしひしと伝わって来て、嫌いではない。本当に素晴らしい仏像だ。信仰の対象というよりも、美術・工芸品としての目線が強い。
読了日:3月11日 著者:和辻哲郎
空洞化のウソ――日本企業の「現地化」戦略 (講談社現代新書)の感想
日本にとって市場となったり過ごしやすい範囲を広げていかなければならないのはその通りだと思う。変化のスピードはさらに進んでいて、海外進出しただけでは、仕事があることは保障なし、現地企業とコスト競争にさらされるので、進むも日本に留まるも地獄という状況ではないか。
読了日:3月9日 著者:松島大輔
PRESIDENT (プレジデント) 2013年 3/4号 [雑誌]の感想
「クビが危ない会社、安心な会社」全500社人事予想。経営トップが募集「右腕にしたい人材の条件」銀座クラブママ10人が証言「エラくなる男の共通点」など。
読了日:3月3日 著者:
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 3/7号 [雑誌]の感想
欧州サッカー、WBC直前特集など。川島とフルゴーニコーチの18歳の出会いの物語が感動的。ゴール前のハイパントキックの処理やどんな状況にも対応する力を付ける練習、南アW杯のレギュラー取り予言。
読了日:2月27日 著者:
日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありませんの感想
経済学の数式の箇所は、斜め読み。第5章「もう代案はありません」が興味深い提言がたっぷり。「税金は消費税を中心にする」「関税すべてゼロ、農業補助金ゼロ、農業の完全自由化」「自由市場経済を尊重する小さな政府」は、その通りだと思う。若い人ほど読んだ方がいい。
読了日:2月26日 著者:藤沢数希
文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで (新潮文庫)の感想
文豪が残した手紙を基にしたエッセイ?手紙の書き方?こんなに手紙が残っているのに驚いた。織田作之助の「遂に大デブと結婚というはしたなきことになりました」という結婚通知のインパクトの強さ。
読了日:2月23日 著者:中川越
成功のコンセプトの感想
楽天立ち上げ伝と共に自己啓発。若手社員が読むと良い刺激を受けるのではないか。1日1%ずつの改善でも、1年間の継続で37倍になる、など。
読了日:2月22日 著者:三木谷浩史
神様のカルテ 2の感想
続編の方が好き。患者のために、医者が家族を犠牲にし命がけで働くことを美徳にする狂った国、医者である前に人間だ、に心が動かされる。古狐先生と千代夫人のエピソードが、本当は美談であってはいけないはずだ。一止とハル夫妻には、素敵な風景をたくさん見てほしい。
読了日:2月21日 著者:夏川草介
赦す人の感想
SM作家であり、「将棋ジャーナル」に財産を注ぎ込んだ団鬼六の破天荒な一生を描いたノンフィクション。面白くない訳がない。快楽に生き、夜逃げ、破産、酒、女、将棋、ハチャメチャな人生に見えるが、愛情は溢れている。団鬼六と大崎善生が作家になるまでの考証が興味深かった。著者の本は、小説(9月の4分の1は好きだが)よりも、ノンフィクションが好きだ。
読了日:2月19日 著者:大崎善生
桂枝雀名演集 1: 代書 つぼ算 (小学館DVD BOOK)の感想
「代書」「つぼ算」の2席。松本留五郎のキャラクターが際立つ。
読了日:2月17日 著者:小学館
「主人在宅ストレス症候群」の解消・予防法―夫がうっとうしい妻たちへの感想
定年退職後だけではなく、病気在宅や夫が在宅勤務での発症事例も上がっていた。言わずもがなではあるが、夫婦関係がもろに影響するということ。対策としては、夫婦でよく話をする、相手を思いやりの心を持つ、趣味など生活を楽しむ方法を身に付ける、など。
読了日:2月16日 著者:黒川順夫
Because I am a Girl――わたしは女の子だからの感想
NGOプラン「Because I am a Girl」キャンペーンに賛同した7人の海外作家のルポ・小説を角田光代が翻訳。それが理不尽な事と理解できないような運命を、女性として生まれただけで負わされる世界がまだまだ多いという事。無知・貧困・因習など原因は様々だが、読むのがしんどくなってしまう。ブラジル女性に関するルポ「卵巣ルーレット」は、題名がぴったりすぎて衝撃的だ。
読了日:2月13日 著者:ジョアン・ハリス,ティム・ブッチャー,デボラ・モガー,キャシー・レット,グオ・シャオルー,マリー・フィリップス,アーヴィン・ウェルシュ
本の雑誌 301号 夜店提灯トコロテン号の感想
本の雑誌300号で紹介した300冊。1号1冊の割合で、紹介してきたお勧め本の数々。熱のこもった紹介に読みたくなることしきり。
読了日:2月11日 著者:
ちいさなおはなしの感想
自分を世に出してくれた星新一への想いを強く感じる。著者の短編って読んだことあったっけ?「かげ」がお気に入り。
読了日:2月11日 著者:新井素子
仏像に恋しての感想
仏像の入門書。東寺で仏像に恋したというのは、わかります。日本古美術見学なる授業、受けてみたい。仏像の前では合掌しましょう。
読了日:2月10日 著者:真船きょうこ
森の絵本 (講談社の創作絵本)の感想
図書館。哲学的な内容とは思わなかった。荒井さんにしては、緑だけの抑えられた本だなあ、と読み進むと、やっぱり荒井さん。大事なものは、忘れてはいけないものは何?子供でもこれを読んで考えそうだ。
読了日:2月10日 著者:長田弘
ディーセント・ワーク・ガーディアンの感想
労働基準監督署が舞台の異色の小説。社会派であるが、意外にミステリー色が強い。監査官としてWETすぎる主人公、だからこそ小説になるのだが、人情以外の話を期待していた。でも、「部下の迷い」が人間臭くて好きという矛盾。
読了日:2月9日 著者:沢村凜
七十歳死亡法案、可決の感想
社会保障費がパンクしかけて、「七十歳死亡法案」が強行採決で通過したという近未来?の物語。「2年後、やっとお義母さんが死んでくれる」って帯の引きの強さ。介護、引きこもる息子、家に寄り付かない娘、理解のない夫、と四面楚歌の東洋子だが、結局は共依存の関係。題名・装丁のインパクトが強いだけに、最後はうまくまとめすぎの印象。
読了日:2月6日 著者:垣谷美雨
PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10>の感想
IWGPも10冊目、これで一旦休みに入ったのかな。スマホ・自転車・地下アイドル・貧困ビジネスがテーマの4編。2巻「少年計数記」がマイベスト。時代の先端のネタを切り取って来た本シリーズも、惰性で読んでる部分もあったので、ここでの区切りは良いと思う。またの再会を待つ。
読了日:2月5日 著者:石田衣良
採用基準の感想
マッキンゼーの人事採用基準の本かと思いきや、成果を生み出すためのリーダーシップの大切さを説いた本。一人のリーダーとフォローするスタッフという日本的リーダーシップの概念では、この先の国際競争社会で取り残されそうだ。付加価値を生む、意見を主張する、決断する、個人個人がやるべき行動だ。
読了日:2月3日 著者:伊賀泰代
BRUTUS (ブルータス) 2013年 2/1号 [雑誌]の感想
特集 カラダにいいこと。走ることは、対話すること、頭を使って走る、など。
読了日:1月31日 著者:
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)の感想
受けを狙いすぎの無理な文章が気になるが、インドへの愛情を隠し味の面白旅行記。
読了日:1月31日 著者:さくら剛
スタンフォードの自分を変える教室の感想
意志力を科学する。精神や根性ではなく、科学的に行動を変革させる。各章のチェックポイントをクリアしていけば、行動は変わる?
読了日:1月29日 著者:ケリー・マクゴニガル
間抜けの構造 (新潮新書)の感想
「間」についての定義があいまいなので、芸人交流録であり、半生記であり、何の本かよくわからなかった。暇つぶしにはなった。
読了日:1月26日 著者:ビートたけし
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2013年 1/22号 [雑誌]の感想
前向きに日本のリーダーが話題になるのは久しぶり。
読了日:1月25日 著者:
日本型リーダーはなぜ失敗するのか (文春新書)の感想
太平洋戦争の陸海空軍作戦遂行を基にした、リーダーシップ論。参謀任せの太っ腹リーダー、責任を取らない参謀、など、ダメリーダーの実例オンパレード。耳が痛い点もあるが、歴史読み物としても読みやすく面白い。
読了日:1月24日 著者:半藤一利
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 1/24号 [雑誌]の感想
「田澤ルール」ができるきっかけになったメジャー行きが、この記事を読むと180度印象が変わった。「関西スポーツ調査隊」では、有馬が関西アメフト人気を語る。
読了日:1月24日 著者:
世界でいちばん長い写真の感想
「ストロベリーナイト」と同じ著者とは思えないほどの爽やかな青春小説。読むのが恥ずかしいくらい。実在する360度パノラマカメラで撮影した写真をネットで見たけど、みんな実に良い表情をしていて、楽しそう。
読了日:1月17日 著者:誉田哲也
われわれはなぜ死ぬのか ――死の生命科学 (ちくま文庫)の感想
36億年という生命の歴史に編みこまれた死、人間が意識する死、生き返れない点を見極めることを重要視する医学的な死。いのちには36億年の歴史の重みがあり、人が生きている間の意識の重みがあり、人を取り巻く家族や大切な人たちに共有される=民族・家系・個人の歴史を含有する物であるという、大きな視点で生や死を捉えるべき、という指摘を重く受け止めた。 生物学についての記述は正直難しく、斜め読みしたが、何度か読むべき、世みたい本である。次回はじっくりと読みたい。
読了日:1月16日 著者:柳澤桂子
大統領の料理人の感想
クリントン、ブッシュ(子)政権時代、11年間ホワイトハウスエグゼクティブシェフを勤めた著者。アメリカ現代料理を取り入れ、新たな取り組みを続けさせたヒラリー夫人とコンサバなブッシュとの対比や9.11当日にスタッフのために料理を作り続けた場面など、興味深かった。
読了日:1月14日 著者:ウォルター・シャイブ
ペンギン・ハイウェイの感想
ファンタジーSFというか、少年の初恋物語と読んだ。小生意気だよアオヤマ君、人生は研究でわかることばかりじゃないんだよ、とおじさんは言いたくなるけど、最初の1ページでアオヤマ君にぐっと掴まれたのであった。
読了日:1月13日 著者:森見登美彦
ちがうねんの感想
こちらの方が道徳的指導が強くなっているが、同じくシュールな結末、大阪弁がぴったり。
読了日:1月13日 著者:ジョン・クラッセン
どこいったんの感想
何とも言えない存在感のくまと、大阪弁がぴったり。シュールな最後との落差がすごい。
読了日:1月13日 著者:ジョン・クラッセン
いとみち 二の糸の感想
メイドカフェで無くてはならない存在になった、いと。初恋と別れ、登場人物それぞれが、新しい世界へ踏み出す。大円団に向けつなぎの巻、かな。
読了日:1月12日 著者:越谷オサム
新版 古寺巡礼京都(11)銀閣寺
読了日:1月9日 著者:有馬頼底/久我なつみ
もっと知りたい東寺の仏たち (アート・ビギナーズ・コレクション)の感想
図書館。金堂/十二神将像、観智院/五大虚空蔵菩薩像など近づいてみることがでいない仏像をカラー写真で見ることができる。拝観の際には必携かもしれない。
読了日:1月6日 著者:根立研介,新見康子
怪談えほん (1) 悪い本の感想
ぞわっとした。「いるの いないの」と違って、心理的に恐ろしい。
読了日:1月5日 著者:宮部みゆき
怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)の感想
図書館。最後のページで恐怖が最大になるような静けさ・リズムの作り方がとても上手い。怖いんだろうなとハードルを上げていてもぞっとした。
読了日:1月5日 著者:京極夏彦
稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方 (日経ビジネス人文庫)の感想
再読。稲盛塾の経営問答。売上高税引前利益率10%を目指す、心の底からそうしたいと願わないと成就しない、胸襟を開き酒を酌み交わし全人格的コミュニケーションを取る、小集団に分けてこれぞという人間に任せ経営者意識を持たせる。自分と自分の会社に置き換えて、どう取り組もうか。
読了日:1月5日 著者:稲盛和夫
MOE (モエ) 2013年 02月号 [雑誌]の感想
第5回MOE絵本屋さん大賞2012 「あさになったので まどをあけますよ」は納得。京極夏彦・町田尚子「いるの いないの」は是非読んでゾッとしてみたい。
読了日:1月4日 著者:
初恋温泉 (集英社文庫)の感想
短編集。温泉を訪れる5組のカップルの物語。「初恋温泉」価値観の違い、すれ違い、埋めるのは簡単ではない。(幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ) 「純情温泉」 いくつになっても男の考えることは同じだが、男の方が純情。
読了日:1月3日 著者:吉田修一
「見せかけの勤勉」の正体の感想
やる気は、自分の会社だという「所有感」を持つ事ができれば、従業員は考え・動き出す。リーダーは、管理に注力するのではなく、サブに徹し助言・精神的な承認を行うべしと説く。自分の会社がそうでないから、そんなに「やる気主義」の会社が多いのだろうか。国際競争が激化するこのご時世、そんなことに時間を浪費する時間は残されてないのに。
読了日:1月2日 著者:太田肇
読書メーター
読んだ本の数:253冊
読んだページ数:49389ページ
ナイス数:1103ナイス
重度のくも膜下出血で倒れた著者と家族の闘病記。同じ病気になったとは思えないほど、重たい。悲しいのは忘れてしまうこと、自分が自分でなくなること。書くことは生きること。書いて、書いて、書きまくるぞ、の言葉が突き刺さる。
読了日:12月31日 著者:神足裕司
対談集。日本の教育は戦後アメリカによって骨抜きにされたのではと感じるが、鶴見氏は日露戦争後1905年がターニングポイントとの主張。
読了日:12月29日 著者:鶴見俊輔,重松清
徐々に源氏物語の世界に引き込まれて行く。末摘花との縁、明石の君・ちい姫と紫の上、藤壺の宮死去、夕霧と雲居の雁との恋。夕霧が紫の上を目にした所で、次巻へなんて憎らしい。
読了日:12月28日 著者:大和和紀
「一日一善」というCMの印象が強く、何者かよく知らなかったので手に取った。右翼政党党首、元A級戦犯容疑者、競艇を公営ギャンブルに、ハンセン病・巣鴨拘置所拘留戦犯家族支援といった福祉事業などなど。
読了日:12月27日 著者:工藤美代子
「あさイチ」で反響の高かったテーマの新書化。産後に夫への愛情が急降下する妻。出産が女性にとって身体的・精神的・社会的危機であるが、夫がその危機に全く気付いていないことが、問題と。子育ての当事者意識を夫婦として持たなければならないのだろう。
読了日:12月25日 著者:内田明香,坪井健人
週刊ダイヤモンドで取り上げた内容をまとめた一冊。そのため題名の割には、葬式・墓に関するビジネスが主題ではあるが、葬式は残された人のためのもの、いつ死が訪れるかわからないため、よく回りの人と話をしておこうという示唆も。
読了日:12月23日 著者:週刊ダイヤモンド
題名は刺激的、内容は変化のない日常が淡々と。とは言え、1年間限定で一人暮らしする父や○○専AVに出演経験のある会社の先輩など、日常生活では中々お目にかかれないエピソードとのギャップは楽しんだ。
読了日:12月22日 著者:夏石鈴子
いい短編集だ。短くてあっと言う間に読めるが、深い印象を残す。口紅が少女、母、老いと女性を分ける。18歳のエピソードが好き。
読了日:12月21日 著者:角田光代,上田義彦
「話虫」に改変された夏目漱石「こころ」を元に戻すために、「こころ」の世界に入り込む。SFであり、正にフィクション。アイデアが面白い。
読了日:12月19日 著者:小路幸也
SNS時代の就活。自分の時代と全く違った風景だが、面接で落ちると人間否定された気にはなった。ツイッターでないと言いたいことが言えないのか。ツイッターだから言いたいことが言えるのか。ミステリー風の味付けがそう思わせるのか、著者の作品で初めて面白いと感じたかも。
読了日:12月17日 著者:朝井リョウ
どこで読んだか忘れたが、仏教でも「置かれた場所で咲きなさい」と同じことを表現していた。腐らず、文句を言う前にやることがあるだろうという事か。
読了日:12月16日 著者:渡辺和子
初ミルハウザー。「ナイフ投げ師」「私たちの町の地下室の下」が好き。 「ナイフ投げ師」技が進むにつれての緊張感とオレ何でこんなの見てるんだ、というモヤモヤ感が、逆に心地良いことに気付いた。この世界、ハマる人多いだろう。
読了日:12月15日 著者:スティーヴンミルハウザー
葵の上との関係は、こんな切なかったんだなあ。忘れてた。
読了日:12月15日 著者:大和和紀
洋装店を切り盛りしながら、女手一つでコシノ3姉妹を育てた母ちゃん。 やりたい事をやり通す、心意気が男前。
読了日:12月14日 著者:国廣幸亜
徐々に博雅がいい男になってきている気がする。酒と笛の音が似合ういつもの短編集に戻ってきた。
読了日:12月11日 著者:夢枕獏
ほとんどが2~3ページのショートショート。時にはシニカル、時にはしんみりと。自由律俳句ぐらい短い方が、好きだな。「恩返し」がお気に入り。
読了日:12月9日 著者:せきしろ
大学入試に源氏物語が出て、「勉強しとけば・・・」よりも「あさきゆめみしを読んでおけば・・・」と思ってから、20年数年。やっと手に取った。マンガでも面白い。頭中将と源氏って、こんなに仲睦まじかったっけ?
読了日:12月8日 著者:大和和紀
季節・果物・花・動物などデザインが豊富。美術展の図録を眺めている感じがした。防寒・ラッピング・袋・飾りと機能性にも優れ、できる奴だな。
読了日:12月8日 著者:君野倫子
在来種・固定種のタネを扱う野口種苗研究所の3代目。雄性不稔技術で作られた1代限りのF1品種が、席巻していることを初めて知った。F1を全否定せず、家庭菜園・自給用野菜に固定種を、との主張は現実離れしていない。
読了日:12月7日 著者:野口勲
カーリングを始めたきっかけ、シムソンズ、トリノ五輪を振り返り。トリノ五輪のカナダ戦は、大熱戦だったなあ。本当のラストストーンをまだ投げてないという最後の一行は、ソチに繋がるか。
読了日:12月6日 著者:小野寺歩
連れ添った長さを感じる題名がいい。夫で作家の吉村昭についてだけでなく、福井時代・「智恵子飛ぶ」の取材・友人などについてのエッセイ集。 「似たもの夫婦 - 夫婦は互いに性質や好みが似てくるということ。また、そのような夫婦。(新解さん)」
読了日:12月5日 著者:津村節子
中小企業でかゆい所に手が届く対策を取るのは難しく、何でもハラスメントと言うのもどうかと思う。しかし、つまるところコミュニケーションが大切。上司と部下、社員同士、夫婦間 etc.
読了日:12月3日 著者:溝上憲文
好きなことを実現させる、合理的。「脳の中は自由だ、思考まで手錠を掛けられているわけではない」、良い言葉だ。
読了日:12月2日 著者:堀江貴文
貧乏神・幸子とのラブストーリー。前作よりも小説、エエ話という感じ。これはこれでシリーズ化できそう。
読了日:12月1日 著者:水野敬也
装丁・題名に反して、しっかりした文章。秘境添乗員になるまで、エジプト留学時代が面白った。いじめられっ子、不登校から、ネックレスじゃらじゃら、数メートル離れても香水プンプンへ、人は変われるんだね。
読了日:11月30日 著者:金子貴一
病気だが、生き延びる可能性がある手段を取っていくことが、どういうことか垣間見たくて手に取った。C型肝炎・生体肝移植・再発とたどり、米での移植を待つ間に亡くなった奥さん。エゴが見え隠れするが、それぐらいしないと命を繋げないかもしれない。
読了日:11月27日 著者:井戸雅浩
九州新幹線開通時に、熊本を通過駅にしないために作られたとは知らなかった。地元熊本舞台と新幹線始発の大阪で火を付けようとする過程は、やってても楽しかっただろうな。迷ったらGO、たとえ公務員であっても。
読了日:11月27日 著者:熊本県庁チームくまモン
NHK「趣味Do楽」テキスト。TV放送も終了、荒井良二さんの頭の中を垣間見させてもらった。この2週間いろんな絵本を集中して読んで、この講座内容の色使い・ページをめくらせるリズム・どこにもないような言葉づかいなどがたくさん使われていることがわかった。
読了日:11月26日 著者:
一度行ってみたい場所。土地に魅入られたように「くるみの木」を作った著者。頭の中では無意識にでもやりたいこととして持ってたんではないかな。「夢中で夢をみた」という表現が素敵
読了日:11月25日 著者:石村由起子
日本で働くこと、という問いと答え。「仕事の穴」を通して、がまだよくわからない。何度か読まないといけない。組織に入るとは、その指揮・命令下に入ることで、組織の持つヒト・モノ・カネ・情報をふんだんに使えること。「担当者の最大の使命はまずは『量』をこなすこと」にあり、 「『量』の裏打ちのない『質』議論、『量』をともなわない『学び』は使い物にならない」
読了日:11月25日 著者:中澤二朗
これいいねえ。SFだけども、真裏じゃなくてアメリカに行くとか地中の穴に掘った土を捨てるとか、微妙に現実的な表現あるのが素晴らしい。本をぐるぐるするにも楽しいぞ。
読了日:11月23日 著者:川端誠
白いとこだけ歩くって、やるよなあ。あるある本。外れたらだめ、の表現が秀逸。
読了日:11月23日 著者:ひがしちから
昭和の大阪のたくましいおかん、という感じ。あんなの作られたら、子供としては勘弁してくれーなんだが、この愛がわかるのは大人になってからだね。
読了日:11月23日 著者:長谷川義史
絵のテイスト、森の喫茶店で出てくる食べ物、登場するものすべてが可愛らしい。女の子が主人公の絵本って少ないかな?
読了日:11月23日 著者:どいかや
どんぐりの「ケーキ」を巡る物語。熱中する子供、飽きっぽい子供。こうなるだろうなあと思った通りにストーリーは進んだが、良い話だ。
読了日:11月23日 著者:松成真理子
妹想いの兄の奮闘記。でも、わがままを言われる度に喜んでるよね、お兄ちゃん。村上・ねじめコンビ、良い。
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
こころ優しいライオン。ラスト5ページは、めくりながら正に息が詰まります(笑)
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
絵 村上康成 文 ねじめ正一 コンビ。こんな夜の動物園あるかも。なまけものの人間にならないようにって皮肉が効いてる。
読了日:11月23日 著者:ねじめ正一
乙一が原作の絵本。ブリーフがドラえもんに重なる。
読了日:11月23日 著者:乙一
こちらも読み聞かせに良さげ。現実と想像の世界の混在、子供の世界はこんな感じかも。
読了日:11月23日 著者:酒井駒子
9人の作家によるリレー小説。一つ一つを読むよりも、連続で読んだ方が面白さが3倍増しという感じ。みんな楽しそうに書いてるのが伝わる。鳥飼否宇、歌野晶午、辻村深月が良かった。
読了日:11月21日 著者:北村薫,法月綸太郎,殊能将之,鳥飼否宇,麻耶雄嵩,竹本健治,貫井徳郎,歌野晶午,辻村深月
スウェーデンの中学校で使われている社会の教科書。犯罪・税金・家族の問題など社会の仕組み・問題点を丁寧に説明。知識を教えるだけでなく考えさせ、討論させる仕組が項目ごとにあり、とても新鮮。教育要項に当たる基礎がしっかりできているのだろう。日本の先生では、この教科書で授業できないだろう。
読了日:11月20日 著者:アーネリンドクウィスト,ヤンウェステル
皆の前で蝶ネクタイマイク使ってるし、もはや正体を隠してない気もする。
読了日:11月20日 著者:青山剛昌
大切な人、愛する人をなくした人に捧げる本書。1よりもメッセージがわかりやすすぎるのはマイナス。読後に表紙をめくるともう一回楽しめる。
読了日:11月20日 著者:宮西達也
「おまえうまそうだな」と同じパターンだが、ホロリとくる。
読了日:11月20日 著者:宮西達也
読み聞かせにぴったりだろうなあ。お母さんが魚釣りしてたのが最高。
読了日:11月20日 著者:酒井駒子
上下巻共にホラー要素がたっぷり。最後は意外にも肉弾戦に。清明との呪についてのやりとりにいつも戸惑っている博雅が「花がそうである如く、人であることをまっとうするために、わたしはこの世に生じたのです」と問答返しする場面が素敵。二人が酒を酌み交わすシーンが好きなことに、改めて気が付いた。
読了日:11月18日 著者:夢枕獏
子育てエッセイ&絵本紹介。プレゼントされた自分では絶対に選ばない絵本を子供が楽しんでいるのを見て、子供の世界を広げる難しさを知る。いろんな大人がそれぞれのチョイスでプレゼントするって、良いことかも。五味太郎の挿絵が贅沢。
読了日:11月17日 著者:俵万智
大人が読んでも子供が読んでも笑顔になれそう。さすがかがくいひろしさん。だるまさんシリーズを子供にプレゼントして喜ぶ顔が見たい。
読了日:11月17日 著者:かがくいひろし
日本とアメリカの子育ての違いを楽しみに手に取ったが、ハイハイ問題ぐらいだった。出産時の「たちあい」、相撲も「たちあい」って、トニーさんの言語感覚が相変わらずGOOD。
読了日:11月17日 著者:小栗左多里&トニー・ラズロ
「うきわねこ」コンビの二人による第2弾。人のために自分の大切なものを差し出し、自分の胸の内に秘める。大人への階段を一歩上る、そんなシリーズ。牧野千穂さんの絵は、やっぱり素敵で暖かい。
読了日:11月17日 著者:蜂飼耳
哲学的だけれど、子供も実は答えを持っているんじゃないだろうか。いせひでこさんの絵がぴったりで素敵。
読了日:11月17日 著者:長田弘,いせひでこ
この本、いいなあ。この銭湯をのぞき見してみたい(笑)
読了日:11月17日 著者:tuperatupera
ページをめくるリズムと「でました」がぴったり。段々と「出た―っ」って感じに。
読了日:11月17日 著者:長新太
荒井良二さんがおすすめしていた本書。セーラーは見当たらないセーターを買いに上半身裸で買い物に行くし、途中でタトゥーを入れるって、びっくり。
読了日:11月17日 著者:ヨックム・ノードストリューム
藤城さんの影絵が素晴らしい。
読了日:11月16日 著者:藤城清治
上下巻の長編。平将門が関係してきた。下巻楽しみ。
読了日:11月15日 著者:夢枕獏
偽装天国ニセ食材こう見抜け 急増女性のポスト管理職うつ 女子殺到将棋の世界 町田樹ライバルへの想いと変貌を語る
読了日:11月13日 著者:
シリーズ3作目、完結編らしい。多国籍企業が、政治家を取り込み、効率化と拝金主義を公共部門にまで拡大させて、民営化の名のもとに公的予算を食い物にしているという指摘。FTA・TPPを使って、アメリカ以外にも浸食させる?マスコミも取り込まれて、国民が何も知らないとなると問題だ。
読了日:11月13日 著者:堤未果
大阪二児置き去り死事件のルポ。子供が死んだ後の母親の行動、家族が助けられなかったか、児童相談所は介入できなかったか、もっと助けを求めることができなかったか、後から言えることではあるが、ただただやるせない。
読了日:11月10日 著者:杉山春
エッセイ、対談、評論など雑文集。困っている側からの、闘いの批評というようなパワーを感じた。
読了日:11月10日 著者:大野更紗
脳障害を患う著者の詩集。カウンセリング的な内容。
読了日:11月5日 著者:日木流奈
古本屋で購入。著者陣が実に豪華。 菊池寛、織田作之助、関根銀次郎、斎藤茂吉、山口瞳、内藤国雄、亀井勝一郎、坂口安吾、井伏鱒二、団鬼六、等。 升田・大山の二人が袂を分かった理由は?"Wicked"みたいな話や山口瞳が指導対局で、当時若手の米長七段を希望した話など、内容も濃くて面白い。
読了日:11月4日 著者:
奈良 新まほろばの旅 四大寺のいま・進化する古都の「食」と「宿」・紅葉の大和路巡り
読了日:10月31日 著者:
世界史を知ってて、小谷野敦を知ってる人なら、どうぞって本だったな。キライじゃない。
読了日:10月31日 著者:小谷野敦
絵の積み重ねからストーリーが生まれたんだろうか。鎮魂歌のような話。きえないように、きえないように。
読了日:10月26日 著者:荒井良二
企業風土を改善せよ、とのメッセージ。
読了日:10月25日 著者:伊藤勝彦,小國佳代
発言や行動が話題になっているほど驚く内容はなく、リーダー論という印象。望む世界を手に入れるために、一歩踏み出そう。ただ、日米共に女性の進む道は男よりも厳しいということか。
読了日:10月24日 著者:シェリル・サンドバーグ
世界陸上大阪大会 短距離4継チームのノンフィクション。トップ選手の練習法、追い込み方など詳しくなれる。ネタがいいだけにポイントを絞っていたらもっと面白かっただろうなあ。
読了日:10月22日 著者:佐藤多佳子
白い紙に一本の線を書いて始まる、海と空と大地の物語。趣味Do楽 「荒井良二の絵本じゃあにい」で教えてくれる内容さながら、著者らしさがつまっている一冊。
読了日:10月12日 著者:荒井良二
著者の自衛隊愛が爆発本。空井の抱えるわかりやすい苦しみ、伏線の回収をわかりやすくしたせいで、却って空井の純粋さ・情熱がぶつかって来た。恋愛モードは薄め、こんだけ?って思った。
読了日:10月11日 著者:有川浩
表題作含む2編。複雑になりすぎだなあと思ったが、読者が気付いていることを主人公が気付いていない違和感が、謎解きに繋がる高度な組み立てに感心。それでもどこか透明感を感じる小説だった。
読了日:10月7日 著者:加納朋子
著者もお母さんか。写真と短歌が素敵な一冊。子育ての中で、今まで目に映っていなかった世界を言語化。帯にもなっている「たんぽぽの/綿毛を吹いて/見せてやる/いつかおまえも/飛んでゆくから」が好き。
読了日:10月6日 著者:俵万智,市橋織江
2000年10月以来の再読。「智恵子抄」では感じにくい智恵子の光太郎を想うまっすぐな気持ちが伝わる。東京の環境、実家の没落、芸術家としての力量の差、光太郎の中で神格化された自分とのギャップ、智恵子が病に倒れた理由は一つではないのだろうが、もう少し光太郎が見ていてあげていたらという思い。
読了日:10月6日 著者:津村節子
7行のあらすじから、違う2つのストーリーを紡ぎだす。どちらも不器用な父親が主人公。デッド・ゾーン張りの能力は、必要だったんだろうか?
読了日:10月6日 著者:有川浩
知識の詰め込みではなく、五感でワインを感じるレッスン。主に舌で感じたのではないかというくらい、飲みまくり。常温は、欧州の部屋の室温で、日本の室温はワインの飲み頃温度としては高すぎる、できるだけ薄いグラスで飲むと香り・味とも良く感じる、などの情報も。
読了日:10月5日 著者:三浦しをん,岡元麻理恵
原作を現代語・再構成した本書。時間的距離で再構成したおかげで、読みやすくなった印象だ。原作を読んだ時に覚えてなかったが、「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」という一文が格好良い。
読了日:10月3日 著者:京極夏彦,柳田國男
天職は何かとか言わず、目の前の仕事に取り組みなさい、ということだと思うが。自己愛が強すぎる人間が周囲にも見受けられるが、対処方法は書いてなかった。
読了日:10月1日 著者:矢幡洋
落合と映画?とギャップを感じて手に取ったが、映画に対する愛情に溢れている一冊。鈴木敏夫の帯文句で買いたくなる。
読了日:9月29日 著者:落合博満
お金儲けの道具になるから人は動く、町が一つの介護サービス事業所っていいなあ。松子さんみたいに自分を取り戻す人が増えるのは良いことだ。
読了日:9月29日 著者:くさか里樹
小説からBLまで、著者のお気に入り集。就寝中、崩れてきたベッドの本の暖房術、本好き間違いない。
読了日:9月29日 著者:三浦しをん
「琳派」ってこんなにすごい! この秋、京都で骨董デュー 特別付録 琳派名作クリアフォルダ・伊藤若冲 名作ポストカードブック 細見美術館に行きたい。
読了日:9月28日 著者:
もっと最近の本かと思ってたが、1996年出版。がんもどきと本当のがん、抗がん剤が効く癌は少ない、など。やはり全てが正しいと思えない。
読了日:9月27日 著者:近藤誠
著者と10人の落語家の対談集。面白い話がたっぷり。志の輔 師匠の完コピ「天災」がウケない理由、桂あやめ 「植木屋娘」のお光は、野球選手と結婚する女子アナ? 鶴瓶の私落語聞いてみたい。
読了日:9月25日 著者:吉川潮
帚木蓬生なので、手に取った。読みやすい。病的賭博という病気。アルコール依存症よりも知られておらず、家族も何度も裏切られるため、辛い病気だ。主治医は本人、本人次第という言葉が重たい。
読了日:9月19日 著者:帚木蓬生
小幡先生のキャラクターが良かった。過去の失敗から、癌が80%疑われるからといって80%の治療なんてない。1%でも命に関わる疾患があれば、100%の力を注ぎ、その責任を負う、というセリフにハッとさせられた。 これ、続きはあるのだろうか。
読了日:9月17日 著者:夏川草介
女子大の文章創作講座で書かれた文章たち。それ以外に特段解説もなし。比較で15年前の講座開始時の文章も並べて読んでみたい。
読了日:9月15日 著者:小沢章友
医療と薬を遠ざけて長生きしようか。自分の健康・命は、医者任せにしない、自分で調べる、直感を信じる、等々。
読了日:9月14日 著者:近藤誠
職場のお荷物か?戦力か?ワーキングマザー、いま狙うべき株350銘柄
読了日:9月11日 著者:
恵文社は、欲望を言語化してくれる本屋の一つなんだな。
読了日:9月9日 著者:嶋浩一郎
不条理な組織と戦う、勧善懲悪とくれば、日本人には受ける。ちょっと中だるみ。実は竹下社長の方が凄いと思うぞ。
読了日:9月7日 著者:池井戸潤
お金だけに頼らず、生きる上で必要な水と食料と燃料を手に入れるバックアップの別手段を確保しよう、という著者な主張は興味深い。
読了日:9月4日 著者:藻谷浩介,NHK広島取材班
ブラック企業の本音
読了日:9月3日 著者:
評判が高く、手に取った。でも、父親との確執の理由が浅くないか?何かを失わずに、何かを手に入れることはできない、と言うのは、そうかもしれんなあ。
読了日:8月31日 著者:川村元気
仕事・人生を成功させる 新 必読本58冊 笑える・得する・賢くなる開運アプリ100選 他
読了日:8月30日 著者:
「二百六十二匹の黄金虫」が趣深い話で、6編の中で一番好き。
読了日:8月27日 著者:夢枕獏
女にも外に出れば、7人の敵がいるんだ。仕事のノリで、バンバン敵を作っていく陽子に笑ってしまう。日向・陽介のエピソードにびっくりして、ほろり。
読了日:8月23日 著者:加納朋子
ツレさんの性格がうかがい知れる子育て。結婚式に出席したちーと君のフォーマルドレスがツボだった。
読了日:8月22日 著者:細川貂々
おっさんふたたび。本屋の利益率、お嬢様育ちの貴子さんが頑張る話が印象的。祐希が目立って、早くも子供世代にバトンタッチか。
読了日:8月20日 著者:有川浩
題名の通り、父親が母親を殺害し、被害者遺族でありながら加害者家族という境遇の著者。「被害者遺族が望まない加害者の死刑」を訴えたいという著者の力強いメッセージである。しかし、そういう本ではないとわかっているが、妻を殺害した父の気持ち、著者を伴った行動は到底理解できるものではない。
読了日:8月20日 著者:大山寛人
採用のミスマッチが生じる理由、良い人材を採用するための面接術、かまってあげる育成。出来てる面、出来ていない面と両面あるな。
読了日:8月19日 著者:樋口弘和
あんまりこんなラストは嫌いなのだが、最後のシーンはちょっと泣けた。 児玉清さんをホントに好きなんだなあ。
読了日:8月17日 著者:有川浩
ここまでの仕事に対する強い想いは真似できそうにない。どちらが良いとは言えないが、突然死んでしまうよりも、死ぬ準備ができることは幸せなことだと考える。
読了日:8月16日 著者:金子哲雄
命がけの従軍行動も、ユーモアたっぷりの文章で書き上げている。「キャパの十字架」を読んだ後なので、Dデイ前夜の葛藤、「ひとたび、攻撃部隊の先鋒と一緒に行くことに決めた以上、私は、侵攻戦は朝飯前の仕事だし、よくいわれる難攻不落の鉄壁という言葉は、ドイツ軍の宣伝文句にすぎないのだと、自分にいいきかせた。甲板へ上ると、はるかかなたに英国の海岸がいい眺めであった」という文章が印象に残った。
読了日:8月16日 著者:ロバート・キャパ
DeNAの創業から、社長退任し家族の闘病生活に至るまで。ビジネス書というより、南場さんのエッセイを読んでる気分だった。
読了日:8月13日 著者:南場智子
夏の睡眠、夏の入浴。
読了日:8月10日 著者:
一青窈さんの言葉選びのセンスが光る。まず定型にこだわれという俵さんの指導に逆に驚いたが、読み進めるうちにガッテン。「今一番新しい言葉というのは、一番腐りやすい言葉」は、言いえて妙だ。
読了日:8月7日 著者:俵万智,一青窈
「ミステリーナイト」25周年記念企画のノベライズ、裏話、対談など。ノベライズを読んだだけでは、この企画が面白いのか判断つかず。館シリーズの振り返りや有栖川有栖との対談は面白かった。SNS全盛の裏をかくような「安楽椅子探偵」を復活させてもらいたい。
読了日:8月5日 著者:天祢涼,おーちようこ
大学の自転車部が舞台。やっぱ面白い。著者の筆力もさることながら、ロードレース自体がドラマだ。
読了日:8月2日 著者:近藤史恵
解説 吉田伸子さんのようにザリガニでは泣かなかったが、とても切なく温かくて希望が持てるストーリーの数々。健康でもっとこんな良いストーリーを紡いでいって欲しい。
読了日:7月31日 著者:加納朋子
外に言い訳を求めない、どんな仕事も単なるやらされ仕事で終わらせずに付加価値を付ける努力をするということが、最大公約数だった。荒川さんと王さんの対談を読むと、会うべくして会った二人なんだ、と思わされた。
読了日:7月31日 著者:致知出版社
題名は刺激的だが、男と女は違うんだよという内容は、「話を聞かない男、地図が読めない女」とほぼ同じ。こちらは、落語の「天災」色が濃い。「アニバーサリー」を読んだ直後なので、本書を手に取って救われるお母さんがいればいいなあと思う。
読了日:7月30日 著者:高濱正伸
3.11の震災を機に交差した二人の人生。75歳マタニティスイミング講師の晶子と有名料理研究家の娘でカメラマンの真菜。淡々と描かれる二人の人生にどんどんページをめくった。晶子達の年代が選択してきた核家族化、物質的拡充が、真菜の年代の子育てを苦しめているという想いは考えすぎではないかと思う。育てたいように育てろ、子供に嫌われるかもしれないが、子供の親はあなたしかいない、そうやって続いていくんだ、という千代子のセリフを著者は伝えたかったのかな。
読了日:7月29日 著者:窪美澄
七福神めぐり 関西版。ご朱印や色紙のデザインは、欲しくなるようなものが多かった。
読了日:7月28日 著者:ペンハウス
かけがえのない人を失ったがらんどうを抱えて生きていくことが、家族になること、っていうのが重たかった。
読了日:7月28日 著者:山田詠美
108文字 108編の掌編小説。せきしろ 「懐かしい声」「椅子」 バッファロー吾郎A 「パラレルワールド」が好き。
読了日:7月28日 著者:せきしろ,バッファロー吾郎A
とにかく覚えるべし。
読了日:7月27日 著者:デイビッド・セイン
各キャラクターが語り手の番外編11編。トリは、安定のサチさん。これまでのエピソードの裏話を掘り起しており、ファンには楽しい一冊。
読了日:7月26日 著者:小路幸也
デビュー作には、その作家の全てが詰まっているが、正にそんな一冊。京都の街並み、妄想爆発、青春悶々、男の友情、etc. 日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
読了日:7月26日 著者:森見登美彦
バカにされない「文章術」、「大人の教養」が身につく30冊
読了日:7月25日 著者:
尼さんの内実を暴露するような一冊。人間関係、世継ぎ問題、世間でよくある話ではあるが、尼さんの世界にもこんなことが。というか、尼さんについて何を知ってる訳ではない。この間訪れた尼寺も同じような問題を抱えているのだろうか。
読了日:7月21日 著者:勝本華蓮
ついに80巻。黒の組織については、ちょっと動くかと思わせて終了。由美の元彼、あの寝癖はあの方がモデルですかね。
読了日:7月21日 著者:青山剛昌
この前に「ダメ人間」があったのか。こっちを先に読んでしまった。そんなにダメダメ言わなくても。奥様が素敵。
読了日:7月21日 著者:鈴井貴之
物足りない日常を変えるには、遠くに目標を設定したなあ。トヨタのコスト削減のよう。カンボジアに学校を、ってジョニ黒のCMを思い出す。可哀そうだから、という理由じゃないのに救われた。
読了日:7月20日 著者:葉田甲太
文 江國香織 絵 いわさきちひろ 「パンプルムース」という言葉に引っかかって図書館で。子供向けだからか、「すみれの花の砂糖づけ」の方が好き。
読了日:7月20日 著者:江國香織
江國香織翻訳ということで手に取った。"WICKED"鑑賞前にポプラ社文庫 世界の名作集を読んで以来の再読。色彩表現が豊、かかし・ブリキのきこり・ライオン達の足りないものを埋めたいという気持ちが、より伝わってくる。西の悪い魔女が疎まれているが、物悲しい。
読了日:7月19日 著者:ライマン・フランクボウム
著者初の小説集。ちょっとヘンテコな設定(亡くなった夫の義父と同居)、小さな素敵なエピソードの数々、心に残るセリフ(「卵が一番おさまるのは、桐の箱でもなきゃ、チタンのスーツケースでもない。プラスチックの卵ケースなんだよ」)、見えなくてもいるんだ、と木皿ワールドが広がってる。ドラマ同様に温かい気持ちになれた。
読了日:7月18日 著者:木皿泉
在宅医として700人を看取ってきた著者。無用な延命治療は望まない患者でさえも、普段は離れている住んでいる子供に延命治療を行われ、望む平穏死を迎えられないという、無念の想いを込めた題名。どう死を迎えるか、選択するためにも知っておきたい知識が詰まっており、読んでおきたい。
読了日:7月16日 著者:長尾和宏
離婚経験ある著者が、実際に参加したネット婚活・お見合いパーティーの他、結婚相談書・海外婚活の実例。それぞれのメリット・デメリット、活動のポイントまとめが巻末に。自分がどんな女性が好きか、そんな女性に好かれるか段々とわかるもんなんだな。小奇麗にしておくなど、自分の価値を高く保つことをしないのは男性に多いようだが、それじゃあ選んでもらえないんじゃないか。
読了日:7月15日 著者:石神賢介
アルコール依存症から回復を図る実話を元にしたのだろう、フィクション。吐血、突然気を失う場面が度々、身体を傷つけまくっていてもやめられないから、依存症なのだろう。親・妻・子供といった周りはたまらん。
読了日:7月15日 著者:鴨志田穣
著者が急性白血病だったとは、この本で知った。作家の観察眼・妄想力、本人のパーソナリティで、辛く苦しいだけの闘病記ではなかった。ご主人を含めた家族に支えられた感謝の気持ちも伝わってくる。ドナーとなった弟さんの勉強ぶりに頭が下がる。
読了日:7月14日 著者:加納朋子
表紙からは想像できなかった陰湿なストーリー。構ってちゃん、のサダに付きまとわれる件が、いらいらする。しかし、結構ひき付けられて読み終わった。
読了日:7月11日 著者:大森兄弟
需要がないので、インフレを起こそうと思ってもインフレにはならないことはそうかもしれない。リフレの対案が弱い(雇用増やすってそれをどうするのか)ので、反対のための反対と感じてしまう。
読了日:7月9日 著者:小幡績
コミックエッセイかと思って読んだら違った。顧客の怒声・クレームにボロボロになりながらも、改善していく姿勢は見習いたい。悪口ノートなんて面白い。
読了日:7月7日 著者:榎本まみ
冬季うつ病から境界性人格障害まで、教科書的一冊。細川貂々さんがマンガ、ツレさんのスペシャルインタビュー付。
読了日:7月7日 著者:
Q10を見て、手に取った。これが初・ブラッドベリかも。SF・ホラー・ファンタジー、ちょっと不思議な・ほんわか・怖い短編集。こんな話を書く作家だったとは知らなかった。「生涯に一度の夜」こんなことを思うのは、やっぱり男なんだろうな。「ゆるしの夜」「号令に合わせて」「気長な分割」が気に入った。
読了日:7月5日 著者:レイブラッドベリ
介護企業編。金儲けだけに興味がありそうだった飛石。ジョージ・松子夫妻と出会い、粗削りだが人の根っこにある尊厳に近づきつつある。次巻楽しみ。
読了日:7月5日 著者:くさか里樹
統計学が最強かどうか、わからず。最後は飛ばし読んだ。コストの掛け方、1%の誤差に数千万円払う必要なし、はわかるような気がする。
読了日:6月26日 著者:西内啓
達人お墨付き「今でしょ買い」200、脳科学者も実践 成功者が実践する運気を上げる7つの習慣 ツキは呼べる! etc
読了日:6月22日 著者:
期待していた内容とは少し違ったが、グーグルアプリ・動画を利用した共有方法が目新しい。
読了日:6月16日 著者:山本敏行
マーケティングの入門編。今どきここまで読みやすくしないと本は読まれないのかと、心配になるほど、エンターテイメント色が強い。下手な小説より読ませるかも。ベタつきだけど。
読了日:6月14日 著者:佐藤義典
著者作初読。ホントに兄弟なのか。妊娠した途端に、「個」が消える、自由な人間でなくなる。私が生むのは理想じゃない、二本の脚で踏ん張り続けている妊婦の元に戻って来て、という想い・叫び。自分を取り戻すためのあの行動は、他の小説で見られないぐらい激しい。喝采。でも、それも妊婦が言ったからかもという矛盾も自分に感じる。
読了日:6月11日 著者:大森兄弟
上町台地の七坂を舞台にした短編集。「口縄坂」「天神坂」が好み。表紙や坂の写真全体で、雰囲気を醸し出している。久しぶりに訪れたくなった。
読了日:6月10日 著者:有栖川有栖
東北大震災で息子さんを亡くした淺沼さんが、2年近く掛けて書いた絵本。絵本作りは、苦しみや悲しみ、死を受け入れる道のりだっただろうなと感じた。黒井健さんの描く柔らかいタッチのハナミズキが、この絵本にぴったりだ。
読了日:6月9日 著者:淺沼ミキ子
著者初読。読むのに漢和辞典が必要と言われて読んでみたが、本書は読みやすかった。人間が気が付かない真理が秘訣、どこまでも勉強するしかないという点に、「奇跡のリンゴ」の木村氏の人生を思い出した。
読了日:6月9日 著者:安岡正篤
少女・女性が主人公の短編小説集。恋愛がメインなんだろうなあと読み始めの「下野原光一くんについて」で、いい意味で何じゃこりゃとびっくりした。
読了日:6月6日 著者:
人が気付かない、やらないことに踏み込むことで、付加価値が生まれる、ということか。やくざならこの場面でどう考え行動するか、シュミレーションすることは、面白いかも。
読了日:6月3日 著者:安部譲二
インドネシアでの仕事のために勉強を。イスラム教の成り立ち、政治・経済、言葉・建物・食・服装など基礎知識が詰まった一冊。
読了日:6月1日 著者:
特集 世界の食品輸入規制 日本の「食」を届けるために
読了日:6月1日 著者:
ゲイの著者が、パートナーを探す中で培った「二人で生きる技術」。相手に自分の考えを伝える技術、自分の気持ちをコントロールする技術、意見の対立を調整する技術等、特別なものでもなんでもない。著者のパートナーを探す執念は凄いと感心した。
読了日:5月31日 著者:大塚隆史
【特集】世界の「クルマつくり」事情 生産体制から消費トレンドまで
読了日:5月31日 著者:
1997年~1998年と2010年自宅軟禁解放後に毎日新聞に連載された随筆。尾行・変装・アウンサンスーチーさんを日本の女優名で連絡したり、毎日新聞側の対応を行ったようで、それだけでもミャンマーの現状を垣間見ることができる。
読了日:5月30日 著者:アウンサンスーチー
シリーズ3作目。ミステリ色は一番薄い。その分ショパンコンクルールで誰が、どんな演奏で1位を勝ち取るのか、に注目。岬先生がスーパーすぎる。曲が頭の中に流れてくるぐらいショパンを知ってたらなあ。
読了日:5月29日 著者:中山七里
シリーズ3作目。コマツ課長の男気と生き方がシブすぎ。
読了日:5月25日 著者:見ル野栄司
エリア別に博物館・美術館・記念館を紹介。小さい本なので、旅行のお供に。
読了日:5月25日 著者:
著者のエッセイ集を読むのは初めてかな?理系道を突き詰めることなく、ドロップアウトしてくれたから、これだけの傑作が生まれたんだな。「プラチナデータ」のネタ元のようなエッセイも。
読了日:5月24日 著者:東野圭吾
短編はさすがに面白い。「いしまくら」の若き夫婦、あんなちょっとした思いを共有できるのが幸せじゃないかな。カバー絵に見覚えがあると思ったら、やっぱり牧野千穂さんだった。
読了日:5月24日 著者:宮部みゆき
西院回廊から漏れる日差し、「法隆寺漫歩」に描かれる東大門の先の露店商、今と変わらない。
読了日:5月23日 著者:伊藤桂一
2001年と2004年の調査を基に、立教大学に提出した博士論文を加筆・修正した1冊。実例が古いが、「労働する身体」と「産む身体」のねじれが浮き彫りに。「労働する身体」≒男の身体なんだろう。会社、上司、同僚、「子供が小さいうちは母親がそばにいた方が良い」といった文化的思い込みだけでなく、女性自身が仕事を失いないたくない・周囲に迷惑を掛けられないという想いにも縛られ、複雑。
読了日:5月22日 著者:杉浦浩美
感謝の念がすごい。ワークライフバランスを取る前に、家族と別居してでも仕事に打ち込んだ執念。権利ばかり主張してはだめ、これ大事。この著者もリクルート出身。
読了日:5月19日 著者:川田修
ベトナム戦争中、戦後2005年までの写真をカラーで掲載。戦争という現実の一端を切り取っている写真も多数掲載されている。ハノイ・ホーチミンの都市部が、70年代と如何に変わっているか比較できるのが面白い。
読了日:5月18日 著者:石川文洋
PERSON FINDER 、YouTube が役立っていたと初めて知った。2011年発行の本なので、常に最新のアプリケーションを確認しておきたい。
読了日:5月16日 著者:西田宗千佳,斎藤幾郎
地方のさびれた商店街にオープンしたランジェリーショップを舞台にした連作短編集。自分を大切にするために、素敵な下着を着ける、というのは男にはわかりにくいポイントだ。子供を束縛する親ばかりが登場する印象。やはりロードレースものが好きだ。
読了日:5月15日 著者:近藤史恵
今更だが、ポッドキャスト新刊ラジオで「2」が紹介されていて、手に取った。関西出身じゃない著者が、研究したというガネーシャがしゃべる関西弁が、売れた理由か。中身は、他の自己啓発本の内容とほとんど同じ。読んだら、やるかやらないか。
読了日:5月14日 著者:水野敬也
図書館。太陽が燦々と降り注ぐ光をオルガンの音色にするなんて、素敵。色彩が、荒井ワールドそのもの。誰がバスを待っているか、どんな野菜・動物・建物が描かれているか探すだけで、何度でも楽しる。
読了日:5月12日 著者:荒井良二
ガケ書房で購入。高校時代から感受性のものさし本。結婚直後の高校の国語教師が、「梅酒」は重たいと言っていた意味が、歳と共に理解できるようになってきた。
読了日:5月12日 著者:高村光太郎
映画より数倍面白いノンフィクション。ビリー・ビーンの人生に歴史のifあり、セイバー・メトリックスを生み出す基礎ともなったビル・ジェイムズのデータ検証、デーモンの穴はどう埋める? 伝記であり、知的好奇心をくすぐられる科学本でもあった。
読了日:5月11日 著者:マイケル・ルイス
暮らしの手帖「映画時評」から30編をまとめた1冊。題名に魅かれた。未鑑賞の映画を見てから、もう一度読みたい。
読了日:5月11日 著者:沢木耕太郎
NHKドラマの原作本の1冊。大阪旅行・芭子に気になる男性登場・ペットショップ勤務のエピソードがこの本から。現実の生活に何とか溶け込もうとする綾香と芭子をいい意味で淡々と描いていく。ドラマよりこっちが好きだ。
読了日:5月6日 著者:乃南アサ
シリーズ5作目。長い間、積読にしてたのを、このGW中に読もうと目標達成。京極の中では、このシリーズが一番好きなので、西が舞台の本作も楽しめた。
読了日:5月6日 著者:京極夏彦
もう11巻。本の雑誌年間ベストで、「図南の翼」に勝った(じゃんけんで)のは何年前だろう。現在進行中の題材が多く、ドラえもん・ウルトラマンのネタが面白いおじさんにはつらいものがある。1巻を読んだ時、物理の教科書がこれだったらなあ、と思ったものだが、「空想科学 図書館通信」で高校・高専に毎週FAXされているのはうらやましく、良い話だ。
読了日:5月5日 著者:柳田理科雄
重松清によるロングインタビュー、で衝動買い。ラジオドラマ脚本と未発表小説「晩パン屋」、面白い世界を書き上げる。好きだなあ。「しあわせのカタチ」もう一回見ようか。
読了日:5月4日 著者:
落合監督の下で、中日ドラゴンズの投手コーチ、ヘッドコーチを8年間歴任。4度のリーグ優勝、1度の日本一に貢献した。新人を1年間「見る」だけ、その観察を元に指導する、見えないものをみること、人の心を見ること。興味深い。野球選手育成の話を読み手がビジネスに応用すればいいのに、無理やりビジネス書にしている。
読了日:5月4日 著者:森繁和
読メの評判が良く手に取った。文章がしっかりして、丁寧に書かれている。主人公の持つ閉塞感を、角田光代の初期作品を読んだ時のように感じて苦しくもあったが、三葉君との関係や母親を含めた家族とのほの明るい先行きに救われた。他の作品も読んでみたい。
読了日:4月30日 著者:彩瀬まる
山中先生が、繰り返し読んだ(山中伸弥先生に、iPS細胞について聞いてみた)と知り、図書館で借りてきた。「成功は右へ倣えをしないこと」と自己啓発本を切り捨てるようなメッセージが憎らしい。「今日の目標は、明日のマンネリ」「明日は今日と違う自分になる。」とにかく試せ。
読了日:4月29日 著者:デイルドーテン
小説仕立てのマーケティングの教科書。ビジネス書も読みやすくするために、こんな小説仕立てにしないといけないのか。
読了日:4月29日 著者:永井孝尚
書館。日本語を勉強している外国人の方が、正しい日本語を覚えるというのは、危機でもあり、生きた言葉とは変わるものである、とも言える。お見舞いや持って帰りたいものに見られるお国柄の違いも楽しい。
読了日:4月29日 著者:蛇蔵,海野凪子
前作を出版後の生活や公的支援について。高次脳機能障害の患者例が出てくるのを読むと、障害の種類は多種多様、人それぞれ。
読了日:4月28日 著者:柴本礼
くも膜下出血が原因で、高次脳機能障害となった夫との生活記。一見わからないが、記憶障害・注意障害・金銭管理ができないなどの障害を抱える。家族の負担はどれほど思いだろう。家族・行政・会社などの支えが必要。図書館で借りたけど、購入しよう。
読了日:4月28日 著者:柴本礼
装画が牧野千穂さんだったので購入。著者の本は初めて読んだ。聖書の2次創作とのこと、難しい。
読了日:4月27日 著者:鹿島田真希
事業計画書のフォーマットから、社内キーパーソンとのコミュニケーションの重要性を説く。
読了日:4月27日 著者:長田靜子
「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞ができること」。京都の作り方の本を例に、ページだけを渡すのではなく、本一冊渡してしおりがはさんでいる場所を参照させる、とはわかりやすい。臨床医になったことを喜んで亡くなった父に、天国で再会するまでにiPS細胞の医学応用を成し遂げたい、との言葉が印象的。
読了日:4月25日 著者:山中伸弥,緑慎也
NHKドラマの原作の1冊。ドラマの方が、重たい、という感想。本を先に読めば良かった。「すれ違う背中を」も読もう。
読了日:4月24日 著者:乃南アサ
小豆先物、株買い占めなど、相場に生きる学生が主人公。著者が26歳で書いた初長編小説。しかも、3日間の缶詰で書き上げたという、才能があるとはこの事だな。面白い。
読了日:4月23日 著者:団鬼六
会社に入り立ての時に読みたい本だが、何割理解できるだろうか。自分も昔読んでたら、何言ってんねん、と思ったかも。 「人生、出会うべき人には必ず出会う。しかも、一瞬遅からず、早からず。しかし、内に求める心なくば、眼前にその人ありといえども、縁は生じず」 「自責」は忘れたくない。
読了日:4月21日 著者:小倉広
吸血鬼の話が終わらないとは思わなかった。
読了日:4月20日 著者:青山剛昌
「キャパの十字架」を読んで、キャパの写真を見たくなり、図書館で借りてきた。「崩れ落ちた兵士」には、セロムリアーノ近郊、という説明がついている。Dデイの写真で、フリードマンはキャパになれた、そんな迫力がある。
読了日:4月20日 著者:ロバートキャパ
「崩れ落ちる兵士」は、撃たれた瞬間を撮った写真なのか。どれだけ写真を見続けたのだろう。容疑者を追いつめるベテラン刑事の地道な捜査を見るようだった。これが真実ならば、手垢のついた言葉だが、こんな重たい十字架を背負った人生は耐えられそうにない。キャパとタローの写真展、見に行きたかったな。
読了日:4月19日 著者:沢木耕太郎
アシックス主催のキャンペーンに合わせて書き下ろしのマラソンアンソロジー。それぞれの著者の味が出ている。三浦しをんでは珍しい海外が舞台の小説とのこと。
読了日:4月18日 著者:三浦しをん,近藤史恵,あさのあつこ
「神去なあなあ日常」の続編。神去村の期限、悲しい過去、勇気の恋話の進展などなど。ちょっとエロいエピソードが多かったな。
読了日:4月18日 著者:三浦しをん
整形外科医である著者が、父親が末期がんで亡くなるまでを、医師と娘の視点で綴った本書。医師のわかりやすい説明も、患者に全て伝わっている訳ではないこと、遺される家族のグリーフ・ケアに繋がる患者の看取り方など、複眼的視点で描かれることで、伝わることが多かった。 点滴や透析で代替するには、膨大な手間・調整が必要だが、人間の体は「ごはんを食べて自力で排泄する」という、一見単純な行為を通して、体を組織する60兆個の細胞のすみずみに必要な栄養を取りこみ不要なものを捨てている、という文章が心に残った。
読了日:4月15日 著者:山田恵子
箱根駅伝のコースを歩いて紹介。中継を見ながら読むのが一番楽しめそう。
読了日:4月14日 著者:泉麻人
産休・育休、介護休暇や失業保険など、公的制度の基本をまとめた教科書。
読了日:4月14日 著者:宮本美恵子
シリーズ3作目。雇用を一番に考える7社が紹介されている。サイズ違いの靴を販売する会社、競合他社からも一目置かれるタクシー会社など、業界の常識を覆すビジネスを行っている。思い込みは危険。
読了日:4月11日 著者:坂本光司
小説仕立てで、さらっと読めた。考えることは既存知識の模倣だ、という指摘は、ゆとり教育の否定とも重なり興味深い。各々の会社の真の営業力がどんなものか、チームとして引き継いでいけるか。
読了日:4月11日 著者:藤本篤志
1年ぶりに読むと登場人物が多くて、思い出すのに苦労したけど、読後は4つのLOVEにしっかり出会えました。ありがちな話と思いつつ、すずみさんと親友の話「思い出は風に吹かれて」が気に入りました。そろそろ藤島さんに幸せになって欲しいけど。
読了日:4月9日 著者:小路幸也
値段以上にもとをとった感がある値打ちもんをイラストと共に紹介。左京区は本好きにはたまらんなあ。言われてみれば、京都駅に近いのに、本願寺は行ったことがない。
読了日:4月7日 著者:グレゴリ青山
「やりたいことかどうかはとりあえずおいておき、頼まれたらやってみる」頭でっかちにならず、まずは体を動かせ。
読了日:4月7日 著者:斎藤孝
旅と書くことについてのエッセイ。立ち位置・見る角度・視力を意識して書いた初めての小説が「空中庭園」とのこと。「空中庭園」前後で小説が変わったと感じていたので、納得。ミャンマーのお寺に行くときは、何曜日生まれか、調べるべし。
読了日:4月6日 著者:角田光代
・最強の武器 統計学 ・ソフトバンクがドコモを抜く日 ・シャープ ガラスの再生計画
読了日:4月4日 著者:
人参倶楽部というスナックのマスターを巡る人間関係を中心にした連作短編集。やっぱり男が好きな小説だろうなあ、これは。
読了日:4月3日 著者:佐藤正午
副題 日本を食いつぶす妖怪 が示すように単に社員が被害に遭うだけでなく、健康保険制度への負荷や日本社会に与えるマイナスに言及したのが目新しい点。同じ事を繰り返えし書いているのが読みにくい。実名と匿名の区別はどこでしているのか。
読了日:4月1日 著者:今野晴貴
グロイ描写を読み続けるのはしんどいが、ミステリーとしては「さよならドビュッシー」よりも上でしょう。題名と装丁は大事だなと再認識。
読了日:3月31日 著者:中山七里
若冲展図録で予習。震災を受けた東北の人達・子供たちに「鳥獣花木図屏風」を見せもらいたいというプライス夫妻の決断で実現した展覧会を見に行きたい。
読了日:3月26日 著者:
こちらも風呂で読了。「注目を一身に受け 餅食べる」「補聴器を付けてますます地獄耳」なんでのがお気に入り。
読了日:3月26日 著者:全国有料老人ホーム協会
強引な言い換えもあるが、前向きにするにはどうしたら良いか、と頭の体操になる。
読了日:3月24日 著者:ネガポ辞典制作委員会
プラチナデータの真相が、想定の範囲内。ただし、最後まで読ませるのは、筆者の力、他にもっともっと面白い本を書いてるので、自分の中でハードルが高くなってる。映画は別との感想があるので、DNA物として「GATAKA」と比べてみたい。
読了日:3月22日 著者:東野圭吾
90年代のスポーツ特集。Jリーグ開幕時のあの熱狂、ドーハの悲劇のがっかり感、ジョホールバル 岡野のゴール など、あの時代を思い出す。アメフト好きとしては、モンタナマジックも入れて欲しかった。
読了日:3月16日 著者:
パラレルワールドストーリー、こういう世界観は好き。売ってなかったけど、またまた下鴨神社の古本市でラムネを飲みたくなるのだった。
読了日:3月14日 著者:森見登美彦
介護企業編スタート。生活保護ビジネスのような話かと読んでたら、きな臭くなりそうな所で次巻へ。
読了日:3月12日 著者:くさか里樹
「ガンダム創世」の章、完結。もう終わりで良いのでは。
読了日:3月11日 著者:大和田秀樹
大正8年(1919年)初版発行され昭和21年(1946年)に改訂された改訂版。薬師寺 東院堂 聖観音像の初版版の描写が、決して洗練されていないが、物凄い物に出会った衝撃がひしひしと伝わって来て、嫌いではない。本当に素晴らしい仏像だ。信仰の対象というよりも、美術・工芸品としての目線が強い。
読了日:3月11日 著者:和辻哲郎
日本にとって市場となったり過ごしやすい範囲を広げていかなければならないのはその通りだと思う。変化のスピードはさらに進んでいて、海外進出しただけでは、仕事があることは保障なし、現地企業とコスト競争にさらされるので、進むも日本に留まるも地獄という状況ではないか。
読了日:3月9日 著者:松島大輔
「クビが危ない会社、安心な会社」全500社人事予想。経営トップが募集「右腕にしたい人材の条件」銀座クラブママ10人が証言「エラくなる男の共通点」など。
読了日:3月3日 著者:
欧州サッカー、WBC直前特集など。川島とフルゴーニコーチの18歳の出会いの物語が感動的。ゴール前のハイパントキックの処理やどんな状況にも対応する力を付ける練習、南アW杯のレギュラー取り予言。
読了日:2月27日 著者:
経済学の数式の箇所は、斜め読み。第5章「もう代案はありません」が興味深い提言がたっぷり。「税金は消費税を中心にする」「関税すべてゼロ、農業補助金ゼロ、農業の完全自由化」「自由市場経済を尊重する小さな政府」は、その通りだと思う。若い人ほど読んだ方がいい。
読了日:2月26日 著者:藤沢数希
文豪が残した手紙を基にしたエッセイ?手紙の書き方?こんなに手紙が残っているのに驚いた。織田作之助の「遂に大デブと結婚というはしたなきことになりました」という結婚通知のインパクトの強さ。
読了日:2月23日 著者:中川越
楽天立ち上げ伝と共に自己啓発。若手社員が読むと良い刺激を受けるのではないか。1日1%ずつの改善でも、1年間の継続で37倍になる、など。
読了日:2月22日 著者:三木谷浩史
続編の方が好き。患者のために、医者が家族を犠牲にし命がけで働くことを美徳にする狂った国、医者である前に人間だ、に心が動かされる。古狐先生と千代夫人のエピソードが、本当は美談であってはいけないはずだ。一止とハル夫妻には、素敵な風景をたくさん見てほしい。
読了日:2月21日 著者:夏川草介
SM作家であり、「将棋ジャーナル」に財産を注ぎ込んだ団鬼六の破天荒な一生を描いたノンフィクション。面白くない訳がない。快楽に生き、夜逃げ、破産、酒、女、将棋、ハチャメチャな人生に見えるが、愛情は溢れている。団鬼六と大崎善生が作家になるまでの考証が興味深かった。著者の本は、小説(9月の4分の1は好きだが)よりも、ノンフィクションが好きだ。
読了日:2月19日 著者:大崎善生
「代書」「つぼ算」の2席。松本留五郎のキャラクターが際立つ。
読了日:2月17日 著者:小学館
定年退職後だけではなく、病気在宅や夫が在宅勤務での発症事例も上がっていた。言わずもがなではあるが、夫婦関係がもろに影響するということ。対策としては、夫婦でよく話をする、相手を思いやりの心を持つ、趣味など生活を楽しむ方法を身に付ける、など。
読了日:2月16日 著者:黒川順夫
NGOプラン「Because I am a Girl」キャンペーンに賛同した7人の海外作家のルポ・小説を角田光代が翻訳。それが理不尽な事と理解できないような運命を、女性として生まれただけで負わされる世界がまだまだ多いという事。無知・貧困・因習など原因は様々だが、読むのがしんどくなってしまう。ブラジル女性に関するルポ「卵巣ルーレット」は、題名がぴったりすぎて衝撃的だ。
読了日:2月13日 著者:ジョアン・ハリス,ティム・ブッチャー,デボラ・モガー,キャシー・レット,グオ・シャオルー,マリー・フィリップス,アーヴィン・ウェルシュ
本の雑誌300号で紹介した300冊。1号1冊の割合で、紹介してきたお勧め本の数々。熱のこもった紹介に読みたくなることしきり。
読了日:2月11日 著者:
自分を世に出してくれた星新一への想いを強く感じる。著者の短編って読んだことあったっけ?「かげ」がお気に入り。
読了日:2月11日 著者:新井素子
仏像の入門書。東寺で仏像に恋したというのは、わかります。日本古美術見学なる授業、受けてみたい。仏像の前では合掌しましょう。
読了日:2月10日 著者:真船きょうこ
図書館。哲学的な内容とは思わなかった。荒井さんにしては、緑だけの抑えられた本だなあ、と読み進むと、やっぱり荒井さん。大事なものは、忘れてはいけないものは何?子供でもこれを読んで考えそうだ。
読了日:2月10日 著者:長田弘
労働基準監督署が舞台の異色の小説。社会派であるが、意外にミステリー色が強い。監査官としてWETすぎる主人公、だからこそ小説になるのだが、人情以外の話を期待していた。でも、「部下の迷い」が人間臭くて好きという矛盾。
読了日:2月9日 著者:沢村凜
社会保障費がパンクしかけて、「七十歳死亡法案」が強行採決で通過したという近未来?の物語。「2年後、やっとお義母さんが死んでくれる」って帯の引きの強さ。介護、引きこもる息子、家に寄り付かない娘、理解のない夫、と四面楚歌の東洋子だが、結局は共依存の関係。題名・装丁のインパクトが強いだけに、最後はうまくまとめすぎの印象。
読了日:2月6日 著者:垣谷美雨
IWGPも10冊目、これで一旦休みに入ったのかな。スマホ・自転車・地下アイドル・貧困ビジネスがテーマの4編。2巻「少年計数記」がマイベスト。時代の先端のネタを切り取って来た本シリーズも、惰性で読んでる部分もあったので、ここでの区切りは良いと思う。またの再会を待つ。
読了日:2月5日 著者:石田衣良
マッキンゼーの人事採用基準の本かと思いきや、成果を生み出すためのリーダーシップの大切さを説いた本。一人のリーダーとフォローするスタッフという日本的リーダーシップの概念では、この先の国際競争社会で取り残されそうだ。付加価値を生む、意見を主張する、決断する、個人個人がやるべき行動だ。
読了日:2月3日 著者:伊賀泰代
特集 カラダにいいこと。走ることは、対話すること、頭を使って走る、など。
読了日:1月31日 著者:
受けを狙いすぎの無理な文章が気になるが、インドへの愛情を隠し味の面白旅行記。
読了日:1月31日 著者:さくら剛
意志力を科学する。精神や根性ではなく、科学的に行動を変革させる。各章のチェックポイントをクリアしていけば、行動は変わる?
読了日:1月29日 著者:ケリー・マクゴニガル
「間」についての定義があいまいなので、芸人交流録であり、半生記であり、何の本かよくわからなかった。暇つぶしにはなった。
読了日:1月26日 著者:ビートたけし
前向きに日本のリーダーが話題になるのは久しぶり。
読了日:1月25日 著者:
太平洋戦争の陸海空軍作戦遂行を基にした、リーダーシップ論。参謀任せの太っ腹リーダー、責任を取らない参謀、など、ダメリーダーの実例オンパレード。耳が痛い点もあるが、歴史読み物としても読みやすく面白い。
読了日:1月24日 著者:半藤一利
「田澤ルール」ができるきっかけになったメジャー行きが、この記事を読むと180度印象が変わった。「関西スポーツ調査隊」では、有馬が関西アメフト人気を語る。
読了日:1月24日 著者:
「ストロベリーナイト」と同じ著者とは思えないほどの爽やかな青春小説。読むのが恥ずかしいくらい。実在する360度パノラマカメラで撮影した写真をネットで見たけど、みんな実に良い表情をしていて、楽しそう。
読了日:1月17日 著者:誉田哲也
36億年という生命の歴史に編みこまれた死、人間が意識する死、生き返れない点を見極めることを重要視する医学的な死。いのちには36億年の歴史の重みがあり、人が生きている間の意識の重みがあり、人を取り巻く家族や大切な人たちに共有される=民族・家系・個人の歴史を含有する物であるという、大きな視点で生や死を捉えるべき、という指摘を重く受け止めた。 生物学についての記述は正直難しく、斜め読みしたが、何度か読むべき、世みたい本である。次回はじっくりと読みたい。
読了日:1月16日 著者:柳澤桂子
クリントン、ブッシュ(子)政権時代、11年間ホワイトハウスエグゼクティブシェフを勤めた著者。アメリカ現代料理を取り入れ、新たな取り組みを続けさせたヒラリー夫人とコンサバなブッシュとの対比や9.11当日にスタッフのために料理を作り続けた場面など、興味深かった。
読了日:1月14日 著者:ウォルター・シャイブ
ファンタジーSFというか、少年の初恋物語と読んだ。小生意気だよアオヤマ君、人生は研究でわかることばかりじゃないんだよ、とおじさんは言いたくなるけど、最初の1ページでアオヤマ君にぐっと掴まれたのであった。
読了日:1月13日 著者:森見登美彦
こちらの方が道徳的指導が強くなっているが、同じくシュールな結末、大阪弁がぴったり。
読了日:1月13日 著者:ジョン・クラッセン
何とも言えない存在感のくまと、大阪弁がぴったり。シュールな最後との落差がすごい。
読了日:1月13日 著者:ジョン・クラッセン
メイドカフェで無くてはならない存在になった、いと。初恋と別れ、登場人物それぞれが、新しい世界へ踏み出す。大円団に向けつなぎの巻、かな。
読了日:1月12日 著者:越谷オサム
読了日:1月9日 著者:有馬頼底/久我なつみ
図書館。金堂/十二神将像、観智院/五大虚空蔵菩薩像など近づいてみることがでいない仏像をカラー写真で見ることができる。拝観の際には必携かもしれない。
読了日:1月6日 著者:根立研介,新見康子
ぞわっとした。「いるの いないの」と違って、心理的に恐ろしい。
読了日:1月5日 著者:宮部みゆき
図書館。最後のページで恐怖が最大になるような静けさ・リズムの作り方がとても上手い。怖いんだろうなとハードルを上げていてもぞっとした。
読了日:1月5日 著者:京極夏彦
再読。稲盛塾の経営問答。売上高税引前利益率10%を目指す、心の底からそうしたいと願わないと成就しない、胸襟を開き酒を酌み交わし全人格的コミュニケーションを取る、小集団に分けてこれぞという人間に任せ経営者意識を持たせる。自分と自分の会社に置き換えて、どう取り組もうか。
読了日:1月5日 著者:稲盛和夫
第5回MOE絵本屋さん大賞2012 「あさになったので まどをあけますよ」は納得。京極夏彦・町田尚子「いるの いないの」は是非読んでゾッとしてみたい。
読了日:1月4日 著者:
短編集。温泉を訪れる5組のカップルの物語。「初恋温泉」価値観の違い、すれ違い、埋めるのは簡単ではない。(幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ) 「純情温泉」 いくつになっても男の考えることは同じだが、男の方が純情。
読了日:1月3日 著者:吉田修一
やる気は、自分の会社だという「所有感」を持つ事ができれば、従業員は考え・動き出す。リーダーは、管理に注力するのではなく、サブに徹し助言・精神的な承認を行うべしと説く。自分の会社がそうでないから、そんなに「やる気主義」の会社が多いのだろうか。国際競争が激化するこのご時世、そんなことに時間を浪費する時間は残されてないのに。
読了日:1月2日 著者:太田肇
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