2014年1月の読書


2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:33冊
読んだページ数:5669ページ
ナイス数:153ナイス

木暮荘物語木暮荘物語感想
ちょっとエッチで、現実離れした設定もあるけれど、
読み終えて温かくなる小説だった。「心身」は、将来を考えさせられる。
「穴」と「ピース」の2話の繋がりが一番のお気に入り。
読了日:1月31日 著者:三浦しをん








古寺巡礼奈良 8 西大寺古寺巡礼奈良 8 西大寺感想
大茶盛式で有名なお寺。称徳天皇により創建された西大寺が荒廃し、
鎌倉時代に叡尊和上により再興。西寺のように滅びることを免れた。
読了日:1月31日 著者:梅原猛,松本実道








丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)感想
買ってから長らく積読にしていた本書。早く読めば良かった。
小説を読む喜びを噛み締める一冊だ
。様々なディテイルの積み重ねで、人の世を、営みを、感情を
見事に浮き上がらせてくれる。「丕緒の鳥」「落照の獄」がお気に入り。
「落照の獄」、理を持っているはずの側が、敗者の如く描かれる。
 このもどかしさは何だろう。
読了日:1月30日 著者:小野不由美






スマホで撮った写真を素敵な思い出に変える5つの魔法―――携帯から楽しさがあふれだす!スマホで撮った写真を素敵な思い出に変える5つの魔法―――携帯から楽しさがあふれだす!感想
カメラのキタムラ監修ということもあり、写真プリント・アルバム・フォトブック・
ポストカード・フォトグッズ作りを勧める内容。小さな子供がいる親対象の本。
読了日:1月29日 著者:







ヘルプマン!(25) (イブニングKC)ヘルプマン!(25) (イブニングKC)感想
自治体で実践されている「認知症重度化予防実践塾」を、
著者が実際に受講した内容が反映されている巻。
認知症の患者の不安感・自尊心については、既出だが、体調面をケアすべく
水分補給の重要性は目から鱗だ。とても興味深い一冊だった。
読了日:1月26日 著者:くさか里樹







じゃあ君が好きじゃあ君が好き感想
「りんごかもしれない」の著者の本を読んでみたいと手に取った。
最初は、なにこれ?って感じだったけど、
終盤に掛けてじわじわ面白さが染み出てきた。
「毎日がそれどころじゃなくなって ずいぶんたつ」「あやまち待ち」
「そぼろごはんクライマックス」 ニヤリ。
読了日:1月26日 著者:ヨシタケシンスケ




ひみつのカレーライスひみつのカレーライス感想
文 井上荒野。カレーを作った方が早そうなんて思ってはイカン。
読んでるとカレーの香りが漂って、唾が湧き出てくるバーチャル絵本だ。
皿や福神漬けの実も生るところが素晴らしい。
読了日:1月26日 著者:井上荒野







だるまちゃんとだいこくちゃん(こどものとも絵本)だるまちゃんとだいこくちゃん(こどものとも絵本)感想
またまた他人の物が欲しくなるだるまちゃん。
打出の小槌をも自分で作るだるまちゃん、一本筋が通ってて、エライ。
このシリーズは、最後の「、とさ」ってリズムにハマってしまった。
読了日:1月26日 著者:加古里子



だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集)だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集)感想
だるまちゃんととらのこちゃんが、町中をお絵かき。滅茶苦茶才能がある二人。
これを読んだ子供は、そこら中に絵を描きたくなるだろうなあ。
読了日:1月26日 著者:加古里子




だるまちゃんとうさぎちゃん(こどものとも絵本)だるまちゃんとうさぎちゃん(こどものとも絵本)感想
雪だるまや手袋のうさぎ、新聞紙の帽子など、読むだけでなく遊べる一冊になった。丹下左膳や座頭市が出てくる絵本って、たぶんこれだけじゃないか!?
読了日:1月26日 著者:加古里子




だるまちゃんとかみなりちゃん (こどものとも絵本)だるまちゃんとかみなりちゃん (こどものとも絵本)感想
子供の頃に、それこそ飽きる程何度も読み返した絵本。
何十年ぶりかに図書館で再読。プールも建物も食べ物も、
全てに角が生えているのを、ここにもあそこにも、と探したんだろうなあ、
子供の自分。かみなりちゃんの町には、お父さんが迎えに来て連れて
行ってもらったのか。雲形の車?飛行機?での移動って、
意外とSF要素も入ってたことに気付いた。
読了日:1月26日 著者:加古里子


だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)感想
「だるまちゃんとかみなりちゃん」がお気に入りの絵本だったが、本書は初めて読んだ?読んだ覚えがない。。てんぐちゃんの持ってる物を欲しがるけど、結局自分で探し出すのがエライ。
読了日:1月26日 著者:加古里子



あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)感想
最終巻。光源氏のように大君の姿を浮舟に重ねた薫。浮舟を奪い合う匂の宮と薫。光源氏の時代からは、小粒になった気がするが、現代により近い印象も。
読了日:1月25日 著者:大和和紀








晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ感想
何だろう、とても心に沁みた。読むのが行き苦しいような3人、
由人・野乃花・正子の過去。3人がクジラを見に行くって何じゃそりゃ、と思った。
しかし、出会ったばあちゃんとの血の通ったやり取りにこちらも癒されていた。
「どうせ死ぬのになんで生きてるんだろう」「由人くん、死ぬなよ」
「生きてるだけでいいんだ」
読了日:1月24日 著者:窪美澄






あさきゆめみし(6) (講談社漫画文庫)あさきゆめみし(6) (講談社漫画文庫)感想
宇治十帖編、ストーリーを全然知らないことに気が付いた。
薫と匂の宮の世代の物語。光源氏と比べると薫って真面目だなあ。
読了日:1月23日 著者:大和和紀








ジェトロセンサー 2014年 01月号 [雑誌]ジェトロセンサー 2014年 01月号 [雑誌]感想
新年特集 キーワードで世界を巡る ビジネスのヒント 
女性が創る 新ビジネス・市場 
読了日:1月23日 著者:








カラー版 四国八十八カ所―わたしの遍路旅 (岩波新書)カラー版 四国八十八カ所―わたしの遍路旅 (岩波新書)感想
戦場カメラマンの著者が、ベトナム・カンボジアで亡くなったカメラマンの鎮魂の旅。自分が戦場や心筋梗塞を患っても死ななかったことは運が良かった、
生き残ったために結婚し、息子に恵まれ、人との出会いもあった。
生きていることへの感謝の念がひしひしと伝わってくる本だった。
読了日:1月21日 著者:石川文洋







本からはじまる物語本からはじまる物語感想
本がテーマの連作短編集。本が飛ぶ、という話の中で、
恩田陸の「飛び出す、絵本」が好きだな。面白い絵本に出会うのは、
飛んできた本がぶつかったんじゃないかと思わせてくれた。
読了日:1月19日 著者:恩田陸,今江祥智,朱川湊人,三崎亜記,有栖川有栖,二階堂黎人,阿刀田高,本多孝好,内海隆一郎,梨本香歩,篠田節子,市川拓司,石田衣良,山崎洋子,大道珠貴,いしいしんじ,山本一力,柴崎友香






ホームレス障害者: 彼らを路上に追いやるものホームレス障害者: 彼らを路上に追いやるもの感想
教会でのホームレスとの関わりや学校教育など、テーマがあちこちに飛んでしまう。小学校での経験上、障害者と健常者を同じクラスで学ばせた方が良いと思う。
読了日:1月18日 著者:鈴木文治








はなとひみつ (おはなしえほんシリーズ)はなとひみつ (おはなしえほんシリーズ)感想
星新一作品を、和田誠が絵で彩る。やさしい世界、
まだどこかでもぐらロボットが花を咲かせてくれているといいなあ。
読了日:1月18日 著者:星新一







雀蜂 (角川ホラー文庫)雀蜂 (角川ホラー文庫)感想
物語のスタート直後から、死の危険と隣り合わせ、
どう生き延びるかという展開は、脱出ゲームの感覚に似ている気がする。
こんなトリックだろうなあと思って読んでいたが、予想より入り組んでた。
読了日:1月15日 著者:貴志祐介







エンジェルフライト 国際霊柩送還士エンジェルフライト 国際霊柩送還士感想
国際霊柩送還のエアハース・インターナショナル社のルポ。
遺族が死を受け入れる過程に寄り添う仕事。国境を超えるという点で、
国内の葬儀産業より高い壁があるなあ。
読了日:1月14日 著者:佐々涼子







奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)感想
細見美術館で購入。1970年の初版時には知られていなかった
岩佐又兵衛・狩野山雪・伊藤若冲・曾我蕭白・長沢蘆雪・歌川国芳を
多くの図版入りで紹介。
エキセントリックで片付けるのではなく、奇想で括った著者の慧眼。
若冲、国芳などは、今や人を集める人気画家だ。
怖いもの見たさではあるが、機会があれば岩佐又兵衛を見てみたい。
読了日:1月13日 著者:辻惟雄





りんごかもしれないりんごかもしれない感想
MOE絵本屋さん大賞2013 第1位。面白い。この空想、妄想、
世界の広がりが何とも言えず素晴らしいぞ。
昨年のクリスマスのプレゼントは、これでも良かったな。
読了日:1月12日 著者:ヨシタケシンスケ







あさきゆめみし(5) (講談社漫画文庫)あさきゆめみし(5) (講談社漫画文庫)感想
第一部完。源氏物語のストーリー詳細を忘れている。
薫は、光源氏の子供ではなかったんだなあ。
紫の上を亡くした源氏、後悔は先に立たずである。
読了日:1月12日 著者:大和和紀








雲へ   (黒井健の絵本)雲へ (黒井健の絵本)感想
空を飛び、雲を突き抜ける少年。黒井さんの柔らかなタッチに癒される。
読了日:1月12日 著者:黒井健









あさきゆめみし(4) (講談社漫画文庫)あさきゆめみし(4) (講談社漫画文庫)感想
現代なら源氏も最低な男、そんな源氏にも老いと勢いに陰りが現れる。
六条の御息所の執念が恐ろしい。
読了日:1月11日 著者:大和和紀








よい世襲、悪い世襲 (朝日新書)よい世襲、悪い世襲 (朝日新書)感想
政治家の世襲に対する批判が強い。
社内外に後継者がわかる・無駄な後継者争いが必要ない・後継者育成に
時間を掛けることが可能なことから、中小企業では世襲は
悪くないと考えるようになってきた。
読了日:1月9日 著者:荒和雄








「ゆとり社員」との付き合い術「ゆとり社員」との付き合い術感想
ここに書かれている「部下」のような人間が増えている傾向は感る。
ゆとり教育を悪者にしているわけではなく、
上司・部下共に歩み寄る努力が必要と読んだ。
読了日:1月7日 著者:橋本尚美









最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙 (講談社文庫)最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙 (講談社文庫)感想
米国立公文書館に保存されている日本兵の日記を遺族に届けるという
NHKドキュメンタリーの書籍版。
米兵との戦闘だけでなく、飢餓・病気に苦しめられながら、
残されているだけでこんなに文章を書いていたことに驚いた。
赤紙一枚で召集された時代と、平和ボケしていると言っても良い現代とのギャップを、すんなりとは入ってこない言葉の数々から感じた。
読了日:1月5日 著者:重松清,渡辺考





はじめまして奈良はじめまして奈良感想
神社・仏閣だけでなく、とっておきのお店・おみやげもの紹介。
カラー写真を豊富に使った奈良のガイドブック。
読了日:1月5日 著者:井岡美保,小我野明子








「嫌な取引先は切ってよい」 楽しさを追求する社長の非常識な働き方 (ノンフィクション単行本)「嫌な取引先は切ってよい」 楽しさを追求する社長の非常識な働き方 (ノンフィクション単行本)感想
1年で最も頑張った社員が、好きなものを作るか嫌な取引先を切る権利を
行使できる。単なる好き嫌いではなく、尊敬できる会社、
互いに高め合うことができる会社と取引するという思想。
「人ザイ」に関して、人災・人罪・人在・人済・人材・人財から、
社員に自己評価させるのもユニーク。
読了日:1月5日 著者:中里良一






人を活かす12の鉄則人を活かす12の鉄則感想
「人を活かすこと」についての考え・実践したことをまとめた一冊。
会社の行く末を要望する・要求をもつ、追及する、熱意をもって呼びかける
・寛容さがない企業はだめだが、寛容であるために、
一つの厳しさが十の厳しさにならなければならない。
読了日:1月4日 著者:松下幸之助

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