だるまちゃんとかみなりちゃん

ビッグイシュー 2014年1月1日 vol.230号の表紙は、加古里子さんの
人気シリーズのキャラクターである「だるまちゃん」。

シリーズ第1作の「だるまちゃんとてんぐちゃん」は、初版が1967年というから、
昭和42年だ。


月に2冊出るビッグイシュー。
買いそびれて、初めてバックナンバーを購入した

シリーズの中でも、2作目の「だるまちゃんとかみなりちゃん」は、何度も繰り返し繰り返し
読んだ絵本として記憶に残っている。
(というか、他の作品は読んだことがなかった)

久しぶりに図書館で読み返してみた。

だるまちゃんが外に遊びに行くと、大雨と大きな音と共にかみなりちゃんが
落ちてきた。角が生えた形をしている浮き輪が木に引っかかったので、
何とか取ろうとだるまちゃんも奮起。

こうもり傘を投げ、柄に引っかけて取ろうとするも、傘も浮き輪に引っかかってしまい、
二人は途方にくれてしまう。

そこに雲形のUFO?宇宙船?に乗ったかみなりちゃんのお父さんが登場。
浮き輪とこうもり傘を取り返し、助けてくれたお礼に、雲の上のかみなりちゃん達の
街に連れて行ってくれた。

街見物とご馳走を振る舞ってもらい、お土産を持って自宅に戻る、というストーリー。

かみなりちゃんの街は、建物や食べ物に至るまで、2本の角が生えた形をしており、
ここもあそこにも角が生えている!と探す楽しみがある。
きっと子供の頃もわくわくして探していたはずだ。

再読して気が付いたのは、かみなり達の乗り物が空を飛んでいたり、街並みが近未来的に
描かれていたこと。昭和の子供からすると、SF映画を見るような感じだったかも。

3作目の「だるまちゃんとうさぎちゃん」は初めて読んだけど、丹下左膳や座頭市が出て来た!
だるまちゃん、あんた歳はいくつだ(笑)

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