京都みなみ会館で、「チョコレートドーナツ」が最終日だったので、
久しぶりに足を運んだ。
改装されてからは初めて。椅子が少し豪華になってて、座り心地アップ。
舞台は、1970年代終盤のカリフォルニア。
歌手を夢見ながらも、ゲイバーに勤める主人公・ルディが、
同じアパートに棲むマルコに出会う。
マルコはダウン症、母親は薬物依存症で、男を部屋に引っ張り込み育児放棄状態。
その母親が薬物所持で逮捕され、家庭局に引き取られてるルディ。
ゲイバーでルディに一目ぼれした検事・ポールと、マルコと暮らす日々を掴み取る
闘いが始まる。
あらすじからは、お涙頂戴ストーリーを想像してしまうが、この作品はそうではない。
ポールの法的知識を利用して、「マルコのため」を旗頭にしたような、
その実は偏見の世界に抗う二人とマルコを描いていく。
マルコの幸せは何だったんだろうか。
ルディとポールと暮らすことは、悪なのだろうか。
予告編で流れるマルコが好きだったものが、ありふれていて
手に入らないのかと、余計にむなしさがつのる。
人形のアシュリー
ディスコダンス
ハッピーエンドのおとぎ話
チョコレートドーナツ
ルディ役のアラン・カミングの歌声に感動。
上手いだけではなく、静かな魂が伝わってくる感じ。
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