2019年の読書メーター
読んだ本の数:187
読んだページ数:44017
ナイス数:2796

著者は資生堂研究員。皮膚が第三の脳と言い切れるほどの説得力を感じなかった。
読了日:01月04日 著者:傳田光洋

刑務所帰りのおじいちゃんと孫娘の活劇談。じいちゃんの生き様が格好イイ。
読了日:01月05日 著者:筒井 康隆

初版1994年。コーポレートガバナンス、メインバンクとの関係、雇用システム等、現在と大きくは変わってないような気がする。プロセス・イノベーション-既存の製品の生産工程や技術を改良したり、新工程を創り出すことなく製品コスト削減・品質、性能を改善する技術革新、が研究開発では志向されている、というのも変わっていない。
読了日:01月06日 著者:鶴 光太郎

「悲しみのイレーヌ」から手に取った。
一匹狼の警察官の話はたくさんあるが、これもその一つ。
犯人がわかっており、ミステリーでありながら、フー/ホワイ/ハウダニットといった謎解きではなく、人間が書けていないと批判があった新本格の対局の小説、レイドロウ警部の人間味・情報集めのやり取りに読み所ある小説だった。
レイドロウとハークネスの出会いの時のやり取りが、一冊の中で一番面白かったな。
読了日:01月10日 著者:ウィリアム・マッキルヴァニー

ホット・バタード・ラムを作ってみたくて図書館から借りてきた。寒い冬、リキュールを買って色々試してみたくなった。
読了日:01月10日 著者:

日経新聞や雑誌掲載のエッセイ。題名の二度寝は出て来ない。力の抜け具合が心地いい。ショッピングモールが書くきっかけになったという「カソウスキの行方」を読んでみたくなった。
読了日:01月11日 著者:津村 記久子

漫画家の著者が、バイトの書店員の仕事を描くコミックエッセイ。
力仕事ー入荷・品出し・返品、欲しい本の題名をうろ覚え・間違っている客、万引きとの闘い、書店員であればあるあるだろうエピソードが満載。
読了日:01月12日 著者:久世 番子

簡単家ご飯から大間マグロなどの旅ごはんなど、ごはんとお酒満載のコミックエッセイ。
食べることが好きなのが、全面に伝わってくる。うるかというの酒の肴を初めて知った。
読了日:01月14日 著者:たかぎ なおこ

長く働いてきた10職種・10名の有名人でもなんでもない普通の人にインタビュー。
その仕事をやりたいという強い意志を持って始めた人は少数派。成り行きで将来を深く考えることなく始めた仕事を長く続けていた。
もっと面白い経歴の人はたくさんいますよ、と皆さん言ったそうだが、言葉にされない平凡な一日の積み重ねがその人の厚み、という事が良くわかる内容だった。
お得意さんの最後の散髪のために家に向かうとか、印象的だった。
読了日:01月16日 著者:北尾トロ

人類が種として生きのびるのを支えるために天然資源を搾取する道を選ぶ以上は、絶滅は人類が進化する代償、という最後の言葉が全てを表している。
自然保護とは何か。開発によって生存環境が失われた生物を保護・DNA保存し将来の復活可能性を担保したとしても、元の環境がなければ同じ種として生き続けることができるのか・同じ種と言えるのか?
人が介入すればするほど、自然から遠ざかるという堂々巡り、難しい。
読了日:01月19日 著者:M・R・オコナー

原爆投下から10年経っても、風評被害を受け、生き残った罪悪感に苛まれる。
戦争が終わっても、幸せに、生きたいように生きるのは難しかったんだなあ。
読了日:01月20日 著者:こうの 史代

目から入った情報を脳で再構築した世界を見ている、という土台から名画鑑賞。
フェルメール・レンブラントから、春信・草間彌生など。
左からの光はフェルメールで有名だが、フェルメール以外でも多いのは、右利きなら影にならないからとはなるほど。
読了日:01月23日 著者:三浦 佳世

早くも今年ベストの予感。
当時47歳の英国女性の著者が、明治11年に東京から北海道へ旅行した紀行文。健康回復のための進められた外国旅行とのことだが、馬の調達・蚤や蚊、悪臭に苦しめられた宿・初めて見る外国人に集まった群衆・山河など滅茶苦茶ハードな旅。そんな苦労、日本への文句もあるが、英国とは違いしつけられた子供達、親切な馬子達等良い点も。子供がお医者さんごっこしたり、年長者がリーダーとなって子供達だけで遊ぶ(のは英国にはないと書かれていた)など、昭和の終り頃まで文化が繋がっていることを感じた。
読了日:01月25日 著者:イザベラ バード

表題作含む中編2編。第140回芥川賞受賞作。
工場ライン勤務とカフェアルバイトの日常。
世界一周ツアー163万円を目指して節約するも是が非でもという訳でもないので、どこかしら諦めを感じた。
読了日:01月27日 著者:津村 記久子

2016年当時の最先端ディープラーニングと未来像について、大学・企業の研究者が語る。専門用語が難しいが、興味深い内容だった。
2年経って更に発展しているのだろうが、人工知能にホルモンの要素が欠けている、受動意識仮説、コネクトームー1人1人の脳を個々の神経細胞と見立てて、膨大なシナプス結合をつくる、など主張が様々。頭が付いていかず脳みそを掻き回された
取りあえず、シンギュラリティが来るのは2045年より早いかもしれないなあ。
読了日:01月30日 著者:清水 亮

マネジメントの基本をおさらい。マーケティング・クリティカルシンキング・アカウンティング・コーポレートファイナンス・人的資源管理と組織行動・ストラテジー。通勤大学という名前の通り、1項目につき2ページずつ、読みやすくどこでも切り上げやすい。
読了日:02月01日 著者:グローバルタスクフォース

東北震災後に大阪で再起を遂げたエビ工場。パートの出退勤時間は自由、嫌いな仕事はしなくて良い、とユニークな制度。良いと思ったことはとにかく試してみるのは良い事だが、8名のパートだけ、人数の問題が大きいだろう。
パプアニューギニア産の天然エビを取り扱った経緯、安全な食品提供など、ビジネス書というより生き方を読む本。
読了日:02月01日 著者:武藤北斗

第145回直木賞受賞作。
ドラマを見て流れがわかっていても、読ませてくれる。従業員の立場だと、もう少し現実的な経営をしてくれって言いたくなるのはよくわかる。
読了日:02月03日 著者:池井戸 潤

太陽が地平線の下に沈んだままで顔を出さない極夜。真の闇を経験した後みる太陽はどんな太陽か。北緯77度47分の超極北エリアのシオラパルクから4か月にわたる極夜を旅した冒険譚。
闇の空間を経験することと、脱システムー太陽が毎日昇る世界=普通のシステムを脱し、太陽が二十四時間昇らない暗闇の世界=極夜システムに入り込み、その未知を探るということが、基本的モチーフだった。
読了日:02月07日 著者:角幡 唯介

3月検定前に一通り読了。財務諸表分析の部分は基礎的な部分に限定的、簿記範囲の方が広い。
読了日:02月08日 著者:

グッズやイラストを使った「ありがとう」を伝えるちょっとしたアイデアの数々。
読了日:02月08日 著者:Yuzuko

みんなと一緒じゃなくていい、誰とも違う「自分」になる、今いる所がすべてじゃない、直観を信じる、変わったことは言ってないが、日本でははみ出してしまうんだろうなあ。
読了日:02月08日 著者:スプツニ子!

17年ぶりの第4歌集。昭和から現代へ、昭和感が懐かしかった。確かに水中翼船に憧れた。
「オール5の転校生がやってきて弁当がサンドイッチって噂」
「リニアモーターカーの飛び込み第一号を狙ってその朝までは生きろ」
読了日:02月09日 著者:穂村 弘

第3版3刷。3級 検定時間2時間、問題数50問前後。
総合問題がもう少し多くても良った。
読了日:02月10日 著者:

「天国でまた会おう」続編、三部作の2作目。
物語冒頭でポールが窓から落ちてきたり、(フランス語を理解しない)ポーランド語しかわからないポールの看護師が登場するなど、何となくジョン・アーヴィングっぽい。
読了日:02月14日 著者:ピエール ルメートル,Pierre Lemaitre

「時間」や「頑張り」インプットではなく、アウトカム(成果)で社員を評価する「正しい成果主義」を。
流行り廃りの「働き方改革」に終わらせないためにも、現場の人事力を身に付けた人間をマネージャーに据えることが肝要。
読了日:02月17日 著者:本間浩輔

下町ロケットシリーズ 2作目。今度は医療機器だが、技術に対するこだわりは変わらず。
読了日:02月17日 著者:池井戸 潤

ファシズムが台頭する1930年代のヨーロッパ、亡父の遺産を失ったマドレーヌが壮大な復讐劇を仕掛けた。ここまでえげつなく、また上手くいくか?という復習だが、こんな話を書く作家だったか。
息子・ポールとオペラ歌手・ソランジュとのやり取りがせつない。
読了日:02月19日 著者:ピエール ルメートル,Pierre Lemaitre

事故物件住みます芸人というのがいるんか。
自分で済んだ事故物件が少なく、ちょっと怖い話集だった。
読了日:02月23日 著者:松原 タニシ

著者はナイアンティック代表。キーホール社創業からグーグルマップ、ポケモンGOアップまで。
キーホールにとって、1年後1,000万人のユーザーか1,000万ドルの売上か、どちらが大事かとの質問に対する
ラリー・ペイジの返事「君たちは、もっと物事を大きく考えた方がいい」が印象的。とてつもない大局観。
読了日:02月27日 著者:ビル・キルデイ

IWGP 14作目。出ると読んでしまう。いいねで死ぬな、殺されるな。
読了日:02月28日 著者:石田 衣良

ワクワクさせてくれる本だった。ボイジャー2号が打ち上げられた時のワクワクを思い出した。
「我々は何者か、どこからきたのか、そして我々はひとりぼっちか」
著者はNASA JPL ジェット推進研究所で火星探査ロボット開発に携わる研究者。
ロケット開発のためにナチスに魂を売った フォン・ブラウン、アポロ計画を底辺で支えた技術者、ワシントンの指示に逆らい海王星にボイジャーを送り込んだ科学者・技術者たちを紹介、想像し続ける大切さを教えてくれた。
読了日:03月08日 著者:小野 雅裕

シリーズ2作目。
雑誌付録、POP書き、本屋を彷徨うI波書店書籍、マーガリンを探しに来るおばあちゃん、アダルト本。
図書館から借りてきたが、1巻に続きカバー下にもマンガがあり、他の本と違ってカバーをかけずここまで読ませてくれる近所の図書館員の仕事が素晴らしい。
読了日:03月09日 著者:久世 番子

シリーズ3作目で最終巻。
お客さんの対応、帯やスリップの苦労、よほどの本好きじゃないと務まらないなあ、本屋さん。
読了日:03月10日 著者:久世 番子
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読了日:03月10日 著者:

東遊運動、浅羽佐喜太郎との交流は知っていたが、逮捕・軟禁状態にされた後も、執筆活動を行うなど活動を継続していた。第一次世界大戦開始後には、越仏提携論を唱えていたとは、本心はどこにあったのかわからないが意外で面白い。
読了日:03月11日 著者:今井 昭夫

組織のハードな側面:目的・戦略、構造、業務の手順・技術、制度(施策)
ソフトな側面:人(タレント)、関係性
その両面に働きかけ組織変革するアプローチ。
経営者・リーダーがどんな持つマネジメント感を持つか重要。
X理論 人は生まれつき仕事が嫌い、命令と監督罰則が必要。指示命令的、部下は受動的になりやすい。
Y理論 人は目標達成の為に自己統制を発揮、自発的に自分の能力を高め、創意工夫をし、自発的に行動する。部下に適切な目標と責任を与え、部下の力を引き出すような関わり方をし、部下は自発的になる。
読了日:03月13日 著者:中村 和彦

津田塾大2014年前期に行われた「源氏物語」講義と受講者の受講後コメントで構成。この授業は面白そう。知らなかったことを色々気づく・学べた。
1000年前の物語、写本があったからこそ今読むことができる。
おびただしい写本の系統研究があること。
数え11歳で元服、から考えると若紫の件は単なるロリコンという話ではないこと。和歌のやり取りが、かなり艶やかなこと。
読了日:03月16日 著者:木村朗子

図書館にて。リズムよく読み聞かせるものだろうなあ。穴が二つあると顔に見える、脳の認知機能の不思議。
読了日:03月17日 著者:柿木原政広

71編のショート・ショートミステリー。
謎解きというよりも、知識がないと解けない
クイズの方が多いような気が。
読了日:03月20日 著者:ドナルド・J. ソボル

良書。リーダーシップとはカリスマやできる上司1人が発揮するものではなく、誰もが発揮でき、誰もが発揮しなければならないと説く。
リーダーシップ:
職場やチームの目標を達成するために他のメンバーに及ぼす影響力
リーダーシップを発揮するためには自分なりの持論ー必要な態度・行動について、その人なりに持っている、明示的もしくは暗黙的な自分独自の信念ー を身に付けること。
各人の得意・経験に即したものとなる。
職務範囲を限定しない日本の組織向けの考え方だ。
読了日:03月20日 著者:石川 淳

行ってみたい美術館の一つ。仏像、狩野派、琳派、江戸絵画、陶磁器と豊富なコレクション。特に肉筆浮世絵は鮮やかだ。
読了日:03月22日 著者:

突然に調子が悪くなったのにびっくり。プロ棋士としては七手詰の詰将棋を解けない現実はつらかっただろう。
よく1年間で復帰できたものだ。
当時王座を取ったばかりの中村太地七段はじめ、棋士仲間が暖かい。
読了日:03月22日 著者:先崎 学

排ガスが減る事以外に、モーターを利用することで、車のレイアウトがエンジン車と全く違うデザインが可能とわかった。
読了日:03月23日 著者:廣田 幸嗣

原題:One in a Billion
世界初のパーソナルゲノム医療とされるニックと家族と科学者たちの闘い。32億個の塩基体のうちたった一つ、4400万語あるオンライン版「ブリタニカ百科事典」に1文字の誤植よりも小さいエラー。そのエラーのせいで、食事をする度に腸に後々皮膚まで通じるような小さな穴が開き、静脈経由で栄養を得なければならず、治療のために手術室通いが日常となった。若干ドラマチックに書かれているが、ニック・家族・医療従事者たちの忍耐力、プロフェッショナルな仕事ぶりに胸が熱くなった。
読了日:03月27日 著者:マーク・ジョンソン,キャスリーン・ギャラガー

「プレバト!!」公式本第二弾。裏話コラムコーナー付。
紹介された俳句を、才能アリ・ナシの2択で選択。
テレビを見ているせいか、大体わかったが、添削は難しい。
読了日:03月28日 著者:夏井 いつき

「サクリファイス」シリーズ5作目。
ドーピングで失墜した元世界チャンピオンの復帰ー2009年 アームストロング、序盤の石畳ステージー2014年 と過去のツールを思い出させる。プロ選手に必要なモノ:イストワール 物語、歴史がテーマだった。
今後はイストワールを意識して観戦しよう
読了日:03月29日 著者:近藤 史恵

大阪・京都・神戸・横浜・東京の近代建築、中には公園・ドックヤード・灯台などまで2人で楽しげに巡る。
建物としては、旧第一銀行神戸支店外壁の「みなと元町駅」が気になった。
「鴨川ホルモー」出版直後の京都についての呟きが面白かった。
読了日:03月31日 著者:万城目 学,門井 慶喜

IoT 第4次産業革命の手段としての概念。
「もの」とは有形な人工物だけではなく、顧客に対しての付加価値を意味する、に共感できた。
読了日:04月01日 著者:吉川 良三,日韓IT経営協会

2011年の発行。雇用環境の劣悪さが原因と考えられる妊娠異常や分娩異常の状況を紹介。
医療現場の労働時間、保育士の待遇など、子供を生み育て、支える、ことの危機は今も改善されていないのではないか。
読了日:04月05日 著者:小林 美希

亡くなった親の家、同居するために実家に戻る、実家をたたむなど、ケース別親片実例集。
どの家も物に溢れており、片付ける方も歳を取っていると、物理的に大変そう。写真などの思い出は、スキャンなど電子化が良さそう。
読了日:04月06日 著者:

高知出身の有川浩による1泊2日の高知旅行ガイド。
魚中心にグルメが充実、居酒屋「あおき」に行ってみたい。
読了日:04月06日 著者:有川 浩

色弱が理由で将来の選択肢を奪われ、先も見えず構成作家の下働きのような毎日に疲れている主人公。
猫と女性店員 夢ちゃんとのつながりで、新宿の飲み屋が居場所となる。静かに時間が流れていく。
姿が見えない大勢に向けてではなく、伝えたいたった一人に向けて。表現者とはそういう者なのかもしれないなあ。
読了日:04月06日 著者:ドリアン助川

地球の気候を形作っているシステム・変動のメカニズム、いまだ全てが明らかになっていないが、その謎に挑む世界の科学者たちのアプローチを丁寧に解説。知識がついていっていないのが残念の一言。酸素同位体温度計・太陽の入射エネルギー・放射線炭素・海洋深層水循環など、複雑に絡み合っていることは理解できた。気候は数十年というスケールでも変動するというのは驚きだ。20世紀を通じて人類の社会は豊かに発展したが、「安定した気候」という背景があったことは幸いで、人類の活動が自らの環境を脅かす恐れがあることは忘れてはならない。
読了日:04月11日 著者:大河内 直彦

北海道拓殖銀行13代目・最後の頭取となった著者。
特別背任罪で実刑判決を受け、1.7年服役した。
公的資金投入のためのスケープゴートが必要だったといいう認識。
多額の不良債権を作った前経営陣ではなく、最後を任された
人間に結果責任が課されるというのは、社長を引き受けたからには
仕方ないとは思うが中々に理不尽な話だ。
読了日:04月12日 著者:河谷 禎昌

セルフポートレートを作ったからこそ気付く遠近法などの工夫。
独特かつ大胆な仮説も紹介。
読了日:04月13日 著者:森村 泰昌

ジュンク堂新宿店 2012年3月の閉店に際して行われた
「本当はこの本が売りたかった!」フェアより、手書きポップ写真や店員のメッセージでまとめた一冊。
閉店セールではなくても、色んな本屋で1年に一回くらいやってもいいのでは。読みたい本がわんさか増えそう。
読了日:04月13日 著者:ジュンク堂書店新宿店

師匠が見る藤井聡太7段の学び方。
弟子についてよりも、著者自身についての話が興味深かった。
・羽生九段との死闘を経験が、将棋が強くなるには技術を磨くしかないが、勝つには精神力・体力・持久力すべてが
必要という事を体の奥底で理解に繋がった。
・ライバルだった村山聖 本気のぶつかり
読了日:04月16日 著者:杉本 昌隆

GWのお参りに向けて、事前学習ー特に高低差ーで読了。
読了日:04月17日 著者:

母 ヨシ子さんは62歳から句作をスタート。
俳句の念力で生きているヨシ子さんとの生活をほのぼのと綴った。夫を亡くした後や歳を重ねながら句集を作り元気を取り戻す所に、何か熱中する物を持つ大切さを感じる。
子に貰う年玉袋ごと貯むる
菅笠を目深にすすむ風の盆
九十にふたつ増やして年の豆
読了日:04月19日 著者:嵐山 光三郎

インダストリー4.0の7つのポイント
ドイツ、米国が主導する第4の産業革命の中身、日本の出遅れなど。
読了日:04月22日 著者:尾木 蔵人

青森三部作 完結の3作目。1・2作目では脇役だった大森桃子が主人公。輪廻転生?しているのか、縄文時代と現代ががリンクしながら進む。
順番逆で一番最初に読んでしまった「青森ドロップキッカーズ」をまた読んでみようか。
読了日:04月29日 著者:森沢 明夫

お参り携帯用に購入。スマホで利用できるGoogle マイマップが便利だった。
読了日:05月04日 著者:

7年ぶりの再読。最新版があれば読んでみたい。コピーを読んで、どの企業のものかクイズができそう。
読了日:05月05日 著者:安藤 隆,岡本 欣也,仲畑 貴志,前田 知巳,小野田 隆雄,佐々木 宏,山本 高史,児島 令子,一倉 宏,澤本 嘉光

破壊的なイノベーションに対して、どうすれば後手に回らずに的確に対応できるか。
「知の探索」と「知の深化」という水と油に等しい組織能力を有して両立させる「両利きの経営」こそ破壊的イノベーション時代の解決策と説く。
両利きの経営に成功した企業・失敗した企業例が豊富に掲載されている他、入山氏・冨山氏のポイント解説が前後にサンドイッチしており、理解しやすい内容・構成になっている。
当たり前といえば当たり前だが、経営者・経営が重要。
読了日:05月08日 著者:チャールズ・A. オライリー,マイケル・L. タッシュマン

KPIの基礎知識、実例集、KPI設定の流れ。
KGIを確認し、現在とKGIとのギャップを認識。
ギャップの穴埋め方法をモデル化し、CSF(最重要プロセス)を設定ーKPIの設定する。
大事なのは、最終責任者とKPI悪化時の対策を事前に決定しておくこと。
読了日:05月14日 著者:中尾隆一郎

鑑賞した浮世絵と西洋美術の年表を作ったことがあったが、こういった対比は面白い。
日本美術の特徴
美術変遷に建築が大きく関与することがなかった
公共性より私的な性格が強い
工芸との親近性がある
読了日:05月16日 著者:宮下 規久朗

幸せに繋がる考え方を各国の諺・言葉から紹介。
トニー度診断付き。
読了日:05月16日 著者:トニー・ラズロ

生活のにおいを対象として、その特性・測定方法、臭気対策を網羅。
におい物質とは
においを感じるメカニズムと臭覚の特徴、計測方法
臭気対策と実例集
読了日:05月18日 著者:光田 恵

人口減少で起こりうる事象を具体例として列挙。
戦略的に縮むことで、「豊か」に発展する。
読了日:05月18日 著者:河合 雅司

あるある、というか段々と細かい滋賀トリビアになっていった。
読了日:05月18日 著者:平井一也

北海道の無人駅から、北海道開拓・ニシン漁・流氷・米作り・タンチョウ鶴保護など北海道の歴史・文化を深堀するノンフィクション。それぞれのテーマで1冊の本にしても良いほどの情報量があった。
読了日:05月22日 著者:渡辺 一史

発達障害という確定診断が出ない、定形発達者との間にいるグレーゾーンの人たちを取材し紹介。
確定診断を受けた人よりも、グレーゾーンで生き辛さを感じている方が多いだろうし、対応に苦慮している企業も多いだろう。
読了日:05月25日 著者:姫野 桂,OMgray事務局
](https://m.media-amazon.com/images/I/5169z46hhWL._SL75_.jpg)
次世代通信であらゆる産業が激変 5G革命
企業リポート
スズキ 好業績の裏で検査不正 「鈴木修経営」の光と影
生かせなかった燃費不正の教訓
ニュース最前線
止まらない追加関税の連鎖 中国の対米交渉3つの条件
孫社長も批判を恐れた 「資金吸い上げ」のカラクリ
迷走が続く「長崎新幹線」 最終形をめぐって議論紛糾
読了日:05月26日 著者:

宿泊ホテルで目に付いたので手に取ったが、以前のシリーズを読んでないこともあり、世界観等ついていけず。組織の政治的パワーバランスに目がいってしまった。
読了日:05月29日 著者:石田 スイ

コミュニケーションの基本。
相手の意図を把握する、人を動かす。熱も伝える。
主張と3つの根拠の組立を行う。
読了日:06月01日 著者:伊藤 羊一
![週刊ダイヤモンド 2019年 5/11 号 [雑誌] (人事大激変! あなたの評価・給料が危ない)](https://m.media-amazon.com/images/I/51GQpwDDdML._SL75_.jpg)
人事大激変!あなたの評価・給料が危ない
特集1メガバンク、コンビニ、日産・・・
「レガシー人事部」の苦悩
特集2「令和」新紙幣の顔 渋沢栄一を大解剖
読了日:06月01日 著者:

シリーズ第3段、次の「ヤタガラス」編と合わせての上巻という感じの内容。
ドラマより小説の方が、伊丹や殿村の葛藤がよく伝わってきた。
読了日:06月04日 著者:池井戸 潤

NHKの番組から手に取った。
半分くらいが献立表をそのまま掲載。魚や野菜だけではなく、牛肉や唐揚げなど万遍なく食べている。
読了日:06月06日 著者:沢村 貞子

再読。サイクリングやダイビングや焼き物買いに行ったりしているが、区切り打ちできちんと四国一周している。
1番札所では初々しいお遍路さんが、川を渡るヌーの大群のようにごった返している、や88番札所では結願したお遍路さんがわっしょいわっしょいしている、といった妄想が面白い。
読了日:06月07日 著者:宮田 珠己

AI革命で、スマイルカーブ現象ーキーコンポーネントを握る川上と川下側で顧客インターフェイスを握り高付加価値を提供するプレーヤーの間にはさまれ、中間業者が儲からなくなるーが起こり、ローカルが力を持つという視点が新鮮だった。
後半に入るにつれ言いたい放題という感じを受けるが、書かれていることはその通りだと感じる。
読了日:06月12日 著者:冨山 和彦

家族のためにも、手作り発酵食品に悪戦苦闘。
豆乳ヨーグルト、発酵バター、味噌、しょうゆ、ぬか漬け、納豆、天然酵母パンなど。
読了日:06月14日 著者:加藤マユミ

スカルノの一生とインドネシア独立の歴史を学ぶことができる。ハッタは副大統領。
読了日:06月16日 著者:鈴木 恒之

「障害」という言葉が誤解と偏見を招きやすく、名称が生み出す固定観念があることから、「発達アンバランス症候群(凸凹症候群)」と呼ぶことを提唱。
発達障害の解説と職業適性、活かし方とその背景など、該当本人の努力と周囲の理解・努力に関する言及が中心。
読了日:06月17日 著者:星野仁彦

こういう本が売れたのは、家族に期待しすぎ、捕らわれすぎという事か。
旅だった家族への手紙は読み応えがあった。
読了日:06月19日 著者:下重 暁子

ジェンダーを男と女に二項対立として捉えるのではなく、欲望の二大原理「所有原理」と「関係原理」の違いを
しっかりと理解できれば、男と女の多様な違いを柔軟に解釈できる、と説く。
読了日:06月24日 著者:斎藤 環

アスペルガーの著者が、自分の体験に苦しみながら克服。発達障害のカウンセラーとなり活動するまでの振り返り。
スピリチュアルに傾倒する当たりで、読む人を選ぶ感もあるが、ADHD・アスペルガーの特徴を押さえた対処法は、実体験から来るもので具体的だ。
読了日:06月25日 著者:吉濱 ツトム

モーテルの天井に設けた覗き穴から、利用者たちの姿を記した元経営者・フースの日記を
基にノンフィクションライターがまとめた。
利用者は、多種多様。殺人事件まで目撃してしまい、人間の表と裏の顔も明らかになっている。
表紙が三文エロ小説みたいでもったいない。
読了日:06月27日 著者:ゲイ タリーズ

色んなモノの名前をクイズで。
みうらじゅん同様に、20問も正解せず。
知らないモノに囲まれて生きている。
読了日:06月29日 著者:みうら じゅん

棚卸の勉強に良いと勧められた。
在庫の置き方・数え方、入出庫のカウントと記帳の両面を合わせることは基本中の基本。
読了日:07月02日 著者:國村 年,松井 大輔,大野 貴史

大学・コミュニケーション関係の講義内容。
要約、音読、プレゼンを通じて聞く力・話す力を鍛える。
漢字を勉強することで、抽象度の高い言葉を操ることができるというのは納得。
読了日:07月02日 著者:齋藤 孝

決まったスケジュールに合わせて起きる事象を「スケジュール駆動の事象」
個人の意思や需要が同期になる場合は「イベント駆動の事象」
センサーとインターネットによる駆動を特徴とするIoT社会が、イベント駆動社会との考え方が重要。
読了日:07月03日 著者:山﨑 弘郎

原価計算ができていない中小企業向けの基礎テキスト。具体的な仕訳も書いてあり、現場向け。
個別原価計算は受注生産業種、建設業・IT関連業種向け。
読了日:07月05日 著者:佐久間裕幸

他国の言葉ではニュアンスを上手く伝えられない言葉集。
・PORONKUSEMA (フィンランド語) トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離。約7.5㎞。
・KUMMERSPECK (ドイツ語) 直訳すると、「悲しいベーコン」。食べすぎが続いて太ること。
読了日:07月06日 著者:エラ・フランシス・サンダース

二人の歌人が、短歌について語る一冊。
恋、食べ物、家族、動物、時間、お金。
付録1「歌人ってどうやってなるの?」が興味深かった。
・「奥さんは元気」とふっと聞く妻をお前さんだときつく抱きしむ
・永遠に忘れてしまう一日に レモン石鹸泡立てている
読了日:07月07日 著者:東 直子,穂村 弘

実話を基にした私小説とのこと。
題名からもっと切ない話なのかと思ったが、そうでもなかった。
生きていく中で、いろんな局面での様々な選択の結果、世の中の常識(みたいなもの)とたとえ違っていたとしても、今の自分が居るのだ、という事に気づくための長い物語だった。
読了日:07月07日 著者:こだま

ヨーガ行者・指導者の成瀬氏と内田樹の対談。
空中浮遊とか、人を選ぶ話もあるが、成瀬氏の話からはうさん臭さを感じなかった。
歩くことの重要性、自分感度を高める、明日死ぬかもしれないから「今」を楽しむ、自己判断できる組織など、腑に落ちる部分が多かった。
読了日:07月10日 著者:内田 樹,成瀬 雅春

俳句の季語を、季節毎に五感を用いた成分表を使って紹介。
手紙やメールに定型の時候挨拶を入れるのではなく、季語を使ってみようという提案。
自分の思いと重なる季語を持ってくることができれば、気持ちのこもったユニークな手紙・メールを書くことができそうではある。
読了日:07月11日 著者:夏井 いつき

認知することとは、脳の中はこんな感じなのか、と思うほど写真や図がカオス状態の一冊。
刺激を受けた。
読了日:07月13日 著者:ピーター・メンデルサンド

感覚原理を理解し、利用するVR技術。教育、医療分野で劇的に変化が起こりそう。「どこでもドア」の基になるのではないか。
読了日:07月14日 著者:

コーチングの基本テキスト。
(旧版:2002年7月発行 改訂版:2009年7月)
対象者選別と会社戦略性を明確化しておくことがスタート。
・コーチング 積極的傾聴+指摘で相手の気づきを促す
・ティーチング 知識・技術のある者がない者を指導するトップダウン方式
・カウンセリング 傾聴+共感で相手の気づきを促す(長期間が必要)
読了日:07月14日 著者:山崎 和久

SNS時代の、とあるが、中身は一般的な文章の書き方が書いてあった。
読了日:07月15日 著者:野地 秩嘉

コミュニケーションへの関心から。
整数次倍音・非整数次倍音など倍音の解説、日本語の特徴、密息という古来の呼吸法、日本と西洋文化にまで言及が及ぶ。
読了日:07月20日 著者:中村 明一

報知新聞記者によるコラム。
将棋・棋士への想いが溢れ出す文章の数々。
勝負という絶対的な二元論の中でしか生きることを許されない男だった。
激しくて、険しくて、明日の約束されない世界で闘いながら、夢を想う男だった。
(最年長での初タイトル戴冠を目指しながら、羽生王位に逆転負けを喫した直後の丸山九段との死闘を制した木村一基八段)
女流2級へ昇格を果たした直後、
将棋に出会って良かったと思いますか、 の問いの後の沈黙。
(カロリーナ・ステチェンスカ女流3級)
棋士からの信頼も厚いのだろう。
読了日:07月23日 著者:北野新太

特集1 Win10&スマホ イライラ解決69連発
特集2 検証! 最強の地図サービス
特集3 ドライブレコーダー最新事情
読了日:07月25日 著者:

刑務所での累犯受刑者の更生支援に関わる著者。
題名のつけ方で売る本かと思ったがさにあらず。
すぐに反省を迫るのではなく、加害者目線で考えさせ、抑圧していた感情に気づかせること。
それを受け止める支援者がいることが重要と説く。
読了日:07月27日 著者:岡本 茂樹

粉飾決算事件で有罪判決確定後の会社経営、郵便不正事件、ゴーン事件など、題名から想像した内容とは違っていた。
特捜検察と闘う場合は、故意についてではなく犯罪事実そのものについて争わなければ勝ち目がないこと、検面調書の特信状況と知らなかったこと興味深かった。
読了日:08月01日 著者:細野 祐二

四季があるのか?と思ったが、形や緑・赤などの色も千差万別。
冬場は、マイナス40度の気温の中で立ちっぱなしでオーロラを待ち続けた結果の写真たちだ。
フィルムカメラを使うのも寒さ対策が主な理由。
読了日:08月01日 著者:内野 志織

コピーライターの経験を基に、「伝える」を分解。
伝わらないのは、受け手を意識していないから。
送り手の言葉は「提案」と考えると、受け手が全てを決定する。受け手が聞きたい提案は何か推定するために脳内データベースを豊かにする。
脳内データベースが豊かになれば、発送する質と量が増加し、送り手・受け手が共有エリアに立つことができ、伝わるに至る、と。
読了日:08月02日 著者:山本高史

シリーズ第4作。前作と違って、ドラマがいろいろと手を加えていたのがわかったが、変な演出がない分、原作小説の方が面白かった。
読了日:08月04日 著者:池井戸 潤

刑事事件弁護士である著者が、実際の事件に材を得て、書いた短編集。
謎解きに近いものもあれば、何故その犯罪を起こしたのか、理由・犯人の裏側を描くものなど多数。
「タナタ氏の茶碗」 タナタ氏の静かな、しかし凄惨な復讐が恐ろしい。
「ハリネズミ」 カリムの狐とハリネズミの話、良かった。
読了日:08月06日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ

ブラック企業に入社した同期3人。どう逃げ出すかという3人の話が中心かと思っていたら、夏野の自殺を巡る人々のドラマが各章で展開される。
3人が飲んだ今まで生きてきた中で一番うまいビール、優しさは弱さかと問う父、ピアノマン。
印象に残るシーンだった。
読了日:08月07日 著者:安藤 祐介

ホモ・サピエンスが次に目指すのは、ホモ・デウスへのアップデート。前作の復習?という内容も踏まえて下巻へ。
読了日:08月09日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
![BRUTUS(ブルータス) 2019年8/15号No.898[ことば、の答え。]](https://m.media-amazon.com/images/I/51sGiayLWZL._SL75_.jpg)
ことば、の答え
新名言、SF、ラッパーのことばまで。
最果タヒ、スマホで詩を紡ぐ。
読了日:08月11日 著者:

「犯罪」に続いてシーラッハ。12編の短編集。
調書みたいに淡々と描かれるけど、人生の矛盾・不条理さ・悪の一面が浮き出てくる。「参審員」「リュディア」が良かった。
読了日:08月14日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ

大学病院へ移った栗原一止、29歳膵癌の母親を軸に新シリーズがスタート。御岳荘のピンチ、新キャラクターも登場。
患者に寄り添う一止は変わらず、真面目に真剣勝負。
患者の事を一番に考え、寄り添うことがこんなに難しいことなのだろうかと思わされたり、才能・人の面で懐の深さを見せられたり、大学病院編も面白くなりそう。
読了日:08月18日 著者:夏川 草介

過去300年間、世界を支配してきた人間至上主義から、データをあらゆる意味と権威の源泉とするデータ至上主義が台頭する時期を迎え、人類がどう進むべきなのかを問う下巻。生き物はアルゴリズムであり、分割可能な存在で単一の自己はなく、遺伝子と環境圧によって形づくられる。決定論的・ランダムに決定をくだすが、自由に決定を下すことはない。
意識と知識の意味と重要さ、「自由」に関する考証は、意識受動仮設を彷彿とさせ、興味深い。
自分の事をよくわかるのは、蓄積された情報という世界は怖いが、すでにそれが進んでいる。
読了日:08月22日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

前作同様にほのぼのさ満載。ただ「悲しみのイレーヌ」を読んでいる時と同じ切なさ、前作ほどほのぼのにつかることができなかった。学校時代・戦争や結婚など、大家さんのプライベートにも触れれた。
読了日:08月24日 著者:矢部 太郎

「認知症」は病気なのだろうか?
レビー小体型認知症、脳血管性認知症、ピック症など若年性認知症とタイプによって
治療方法が全く違う。
主治医の知識・投薬量で、診断後の経過が180度くらい違うのが恐ろしい。
読了日:08月25日 著者:東田 勉
![[新訳]留魂録](https://m.media-amazon.com/images/I/41cpWjxZDnL._SL75_.jpg)
吉田松陰の遺書「留魂録」を現代語訳。
死して人を作ったとも言えるその生き様も去ることながら、
処刑の前日に受け取った同じ牢に囚われていた沼崎吉五郎が17年間守り抜き、門人の野村靖の手に渡したという経緯が奇蹟的。
読了日:08月29日 著者:

出張ホスト、ウリセンボーイ、ニューハーフヘルスの3章、インタビュー形式。
女性が男性を買っていたのは現代の話ではなく、江戸時代から。
ニューハーフヘルスの章は、如何に一面しか見ることができていないか、性の奥深さを思い知らされる。
性適合手術がゴールとすると、新しい性を世間に・好きな人に受け入れてもらえず、自殺につながることが多いというのは悲しい事実。
読了日:09月05日 著者:中塩智恵子

おとやんと美月の関係終焉だが、都合が良すぎで後始末がずさんなおとやん・・・。最後に問題が大きくなりそうな描写も。
風俗に足を踏み入れたいちこ、夫婦関係に変化あるだろうか。
読了日:09月07日 著者:渡辺 ペコ

ものすごく遠回りしているようだが、中々近づかない二人。
浮気か浮気じゃないかというよりも、気持ちを問題視するおとやん、何てナイーブなんや。
読了日:09月07日 著者:渡辺 ペコ

1972年から1996年まで旭山動物園勤務の著者。
動物園で飼育されている動物たちのガイド。
らくだのこぶはお弁当、ライオンは寝ててもしっぽは起きている。ワニに追いかけられたら、ジグザグに逃げよう。
読了日:09月08日 著者:あべ 弘士

日本で印象派に影に隠れがちなマネの西洋絵画への貢献を明らかにする。西洋絵画の伝統を取り入れ、それらを素材として組み替えて新しい絵画を生み出し、多大な影響を与えた
読了日:09月10日 著者:三浦 篤

「こどもの本」連載エッセイ「雲のてんらん会」を加筆・再構成本書。
自分の家族や愛犬についてのエッセイのほか、詩やイラストも含まれていて、単なるエッセイ集ではなかった。
AM6:00のグレイ、可愛らしい。
読了日:09月10日 著者:いせ ひでこ

見守り役か監視役か、いるのかいないのか、カゲロボ。
かお 弐号が消えた切なさ、父の気持ちを考えるとつらい。
かげ 何も起こらなかった、いつもの一日を終えることの幸せに気づく、木皿泉の世界だ。
読了日:09月11日 著者:木皿 泉
![週刊ダイヤモンド 2019年 8/24号 [雑誌] (最新!超楽チン理解 決算書100本ノック! 2019年版)](https://m.media-amazon.com/images/I/51J9ND-bVjL._SL75_.jpg)
最新!超楽チン理解 決算書100本ノック! 2019年版
特集2 CASEは幻想か エンジンの逆襲
特集3 3メガバンク デジタルへの挑戦状
読了日:09月13日 著者:

どん底の二人がイグアナを飼育してからの人生をコミックエッセイで。
マンガ家としてのスタートから「ツレうつ」の後まで。
イグちゃんの嫁は最後のコマだけ登場。
読了日:09月14日 著者:細川 貂々

人生で最もドキドキして読んだと言っても過言ではない「エルマーのぼうけん」の著者 ルース・S・ガネットの人生。
表紙の写真笑顔が素敵。
第二次の世界大戦前から、人種差別をしない両親に育てられ、正義感強く、子供のころからお話を書くのが好きだった。
「エルマーが、のらねこやりゅうの味方だったみたいに、母はいつも子どもの味方だったの」
「エルマーの物語を書いたのは、わたしではないの。わたしのなかの子供が書いたの」
読了日:09月15日 著者:前沢 明枝

本 読む側 過去から届く誰かの声
書く側 未来に向けて、未来の読者に声を届けるため
本は忘れない。われわれの代わりに覚えておいてくれる。
書かれていること、読んだ時のこちらの思いや考え、
読んだ時の環境、時間・匂い・音・天候まで再現してくれる。
読了日:09月19日 著者:吉田篤弘

題名は、「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ の歌から。
恋する女、子を守る母、震災を挟んだ時間軸の歌集。
読了日:09月21日 著者:俵 万智

原題:HIRED
イギリスの最底辺の労働現場への潜入ルポ。
アマゾン、訪問介護、コールセンター、ウーバー運転手の4職種。
ほとんど休めない休憩時間や移動・仕事時間まで縛られるのを見ると、AIによる管理社会を彷彿とさせる。
炭鉱閉鎖で仕事を失い・活気を失った街にやってきたアマゾンへの過大な期待と失望、移民労働者への不満がEU離脱投票へ向かわせたのだと、よくわかった。
読了日:09月24日 著者:ジェームズ・ブラッドワース

トルストイのストイックな性欲に関する中編2編。
嫉妬にかられ妻を刺殺した男の告白を列車の中で聞く「クロイツェル・ソナタ」。
結婚前に関係した女性への想いから逃れられなくなり自殺する男を描く私小説的小説「悪魔」。
愛する者同士の性的な結びつきを、詩的な高尚な至福のように考えることをやめなければならない、って、窮屈に思うが。
読了日:09月26日 著者:トルストイ

「未」とあるが、病名確定から闘病生活。
文体に慣れないと読みづらいが、人それぞれに症状が違う膠原病の行ったり来たり病状を表しているとも言えるかも。
読了日:09月27日 著者:笙野 頼子

ドラマから、久しぶりの再読。
やはりドラマキャストが、結構しっくり来てたことを再確認。
読了日:09月27日 著者:佐々木 倫子

イグちゃんの嫁が来たことを機に、ツレさんとの出会い・結婚・山あり谷ありの結婚生活を振り返る。
読了日:09月28日 著者:細川 貂々

伊賀くんの生い立ち、オーナーの裏の姿といったキャラ紹介の2巻。
「楽しい夜をありがとう」がこの巻に。
読了日:10月02日 著者:佐々木 倫子

統計データと固定観念・思い込みのずれを解き明かす。
・長時間労働が減っているが過労死が注目される
・日本人はITに不慣れ
ダイヤモンドオンライン連載をデータ更新と加筆修正したものだからか、一つ一つが短くて読みやすいが、深堀りされていない感じ。
意図的にでも意図的でなくても、データの切り取り・見せ方で全く違う結論に持っていけるので気をつけなければ。
読了日:10月02日 著者:本川 裕

絵描きと作家の二人による対談集。
目に見えないもの、命・意思・思いといったものが浮かび上がる。
読了日:10月03日 著者:伊勢 英子,柳田 邦男

新刊「白銀の墟 玄の月」を前に、十二国記を読み直おうと久しぶりの再読。
ここまでやるか、というくらいのホラー作品だが、
自分の居場所が住む世界にないという苦しみ、モナトリアムストーリーでもある。
読了日:10月07日 著者:小野 不由美

ケイキに連れ去られ巧国に辿り着いた陽子の苦難の旅が続く上巻。襲い来る妖魔と闘い、他人を信用できない陽子のつらさといったらない。
「魔性の子」読後だけに、胎果を育てた親もつらいだろうとなあと思う。
読了日:10月08日 著者:小野 不由美,山田 章博

楽俊との出会い、延王との出会い。
決して暮らし心地の良くなかった日本への望郷の念を振り切り、景王となる決意を下す陽子。
強さ・弱さ、信じること、今までの旅がここに繋がる。
十二国の政治体制、地理、仕組みなどがわかるので、復習にもちょうど良かった。
読了日:10月09日 著者:小野 不由美,山田 章博

撃破 RUGBY WORLD CUP JAPAN vs IRELAND 2019.9.28
特集 秋競馬 秋競馬決戦秘話 ディープを超えろ
読了日:10月10日 著者:

「魔性の子」で高里が神隠しにあっていた間の話。
蝕によって蓬莱に流された泰麒。麒麟としての能力を取り戻せるか。
読了日:10月10日 著者:小野 不由美

山縣さん、堤店長のエピソードと、覆面記者・雪のロワンデシディ・カエルの話。
読了日:10月11日 著者:佐々木 倫子

天啓がないまま驍宗を王に選ぶ泰麒。
驍宗を追いかけ麒麟に転生するシーンは、シリーズでも白眉と言って良いか。新刊が楽しみ。
読了日:10月11日 著者:小野 不由美

雁州国 延王・尚隆 延麒・六太の物語。
蓬莱で生まれ育った二人という縁もあるが、言いたい放題しながらも、絆を強く感じる。
この世界の王と麒麟はこうあるのだなあと感じる。
読了日:10月14日 著者:小野 不由美

「反省させると犯罪者になります」という本があったが、
反省させる以前の子供たちが少年院にたくさんいることを伝えたいと著者。
認知力が弱い、軽度知識障害の存在に言及し、人口の10数%いると言われる境界知能の子供たちへの対応法ー認知機能トレーニング、も記載。
親も気づきにくく、学校・医者も指摘しにくい内容だけに、
指摘することの難しさがあるが、現実的にはどこかで対応が必要なのだろう。
読了日:10月15日 著者:宮口 幸治

「もしも、詩があったら」以来のアーサー・ビナード。
目線の置き所が面白い、「の」なんて詩を作ることができることも。
「詩が仕上がるということは、まずない。最終的に、あきらめて発表するのだ」ポール・ヴァレリー
読了日:10月16日 著者:アーサー・ビナード

景王 陽子 再登場。王としての振る舞いに悩む。
不幸な境遇は外に原因があると殻に閉じこもる祥瓊、鈴。
3人が交わる時に、何が起きるか。
読了日:10月17日 著者:小野 不由美

ミステリアスな、「レストラン結婚式」「幽霊」。
毛ガニを巡る「カニ横丁」、北海道の描写はさすが。
読了日:10月18日 著者:佐々木 倫子

景王・陽子が国民の姿を間近にしながら、王としての歩みを進めていく。禁軍に囲まれてから、十二国記の水戸黄門が始まった。
読了日:10月18日 著者:小野 不由美

これからの日本のためには、こういう人間がどんどん出てこないといけないのだろうな。
内容よりも、題名が一番良い。
読了日:10月20日 著者:箕輪 厚介

小澤シェフ5万円の回。コンサルタントとの対決、子役との競合、泥棒退治と、いつもに増してオーナーの存在感が強い巻だった。
読了日:10月20日 著者:佐々木 倫子

今なら斜に構えて小難しいことを言っていると言われそうで、何かと炎上しそうな内容だが、時代の方が変わってしまったという事だろうなあ。今の世の中を切って欲しかった。
読了日:10月26日 著者:山本 夏彦

復習もついにここまで来た。本の雑誌 (じゃんけんで負けた)1996年ベスト2。
供王のモラトリアム小説。
前半の珠晶の言動にはイライラさせられるが、現状を憂うばかりで自分が動こうとしない大人を見て、自分事として蓬山を目指す考え・行動力が素晴らしい。
読了日:10月26日 著者:小野 不由美

最終巻。オーナー不在の「幸せな一日」は、ドラマよりもコミックの方が幸せに溢れている。
「鱸石材店の休日」が好きだったなあ。
読了日:10月28日 著者:佐々木 倫子

本編の復習が完了。裏「魔性の子」の本巻、蓬莱から泰麒が戻るまでを描く。天とは何か、王とは何か、麒麟とは何か、シリーズの根幹への問いが続く、長く重苦しくもあった一冊。
短編集 2巻を挟んで、18年ぶりの新刊へ。
読了日:10月31日 著者:小野 不由美

短編5編。
華胥 ミステリー要素を含みながら、理想に迫る功罪を描く。
責難は成事にあらず、の言葉が染みた。
答えを知らずにただ責めることは何も生まない。
読了日:11月06日 著者:小野 不由美

3歳から11歳ぐらいまでの子供の詩に、石川文洋の写真を撮り合わせた。
本当に子どもが書いたのか、と思うほど日常を切り取っている。
表題作がむっちゃいい。
読了日:11月10日 著者:灰谷 健次郎,石川 文洋
![BRUTUS(ブルータス) 2019年 11月1日号 No.903 [本屋好き。] [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/41ReCu3yh7L._SL75_.jpg)
ニッポン全国、本屋の旅104軒! 人気書店&看板猫も登場
本屋好き。
読了日:11月11日 著者:

2014年以来の再読。
市井の人々の目線で世界が描かれる。
慶国・新王 即位の礼の「大射」、陶鵲が射られて割れ、鳥から乳白色の花弁に変じて降り注ぐ様、美しい。
読了日:11月11日 著者:小野 不由美

著者がイタリア語で書いた小説。ショートショートかと思って読んでいたが、46編の連作掌編小説という趣き。
40代後半 大学教師の主人公の日常の出来事を、出会った人を中心に描く。
一日一編ずつ読んだら、主人公の日常がもっと身近になったかもしれない。
読了日:11月12日 著者:ジュンパ ラヒリ

RUGBY WORLD CUP HISTORIC DAYS of JAPAN
突破。
ラグビー日本代表 ベスト8進出の軌跡
読了日:11月15日 著者:

「安楽死を遂げるまで」の続編。
多系統萎縮症を患いスイスで安楽死を遂げた小島ミナさん、
末期がんで安楽死を望むも、亡くなった吉田さん(仮名)
今後安楽死を目論む幡野広志さん の3名の取材。
今の日本では安楽死・尊厳死・セデーション(鎮静)の区別がついているとは言えないというのは
そうなのかもしれない。
安らかで楽な死は安楽死だけではなく、緩和ケアで実践できるのであれば、安楽死を広げる前に、緩和ケアとはどういうものかを知らしめる方が先だろう。
読了日:11月15日 著者:宮下 洋一

2004年 6歳の重症重複障害の女の子に施された医療介入の内容・経過詳細、反響、その後を詳しくまとめた。
・ホルモン大量投与で身長制限
・子宮摘出で生理と生理痛を取り除く
・乳房生育を制限する目的で初期乳房芽の摘出
第三者的な医療行為としての必要性検討はもっとなされるべきだっただろうし、尊厳という一般論で片づけるのも違うという感じを受ける、とても難しい事件。
読了日:11月20日 著者:児玉 真美

話題だった本を図書館で。
生命・人の繋がり、人間の過ち・後悔・反省からどう生きるか、普遍的なテーマ。
漫画になって伝わりやすくなっているのだろう。
読了日:11月22日 著者:吉野源三郎
![AERA (アエラ) 2019年 9/30 号【表紙:山口智子】[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51FYDsn4JyL._SL75_.jpg)
転職は異業種・新業種 転職の狙い目は異業種スライド
ZOZO社員狙う業界 営業マーケ広報「買い」
羽生結弦の初戦
櫻井翔とラグビー
読了日:11月23日 著者:

既刊分を復習しスタート。
戴国に泰麒が6年ぶりに帰還、驍宗の行方を探る。
驍宗亡き後の戴国の荒廃ぶり、厳しい寒さを乗り越えられるかという民衆の姿がひたすら続く1巻。
冗長ともいえるが、これが十二国記。2巻へ。
読了日:11月26日 著者:小野 不由美

USJをV字回復させた著者の成長するための組織づくり。
ー「ヒト」の力を活かした組織づくりと一人のサラリーマンでも組織を動かす起点になるための秘訣。
人間の本質は、現状維持であり自己保存。
自己保存の本能を逆手に取ること→変わるための必然を作る。
読了日:11月26日 著者:森岡 毅

片思い、こちらを好きになってくれていない(のがわかってる)、パートナーがいる。
恋に落ちてはいけない・幸せになれないとわかっているのに落ちる恋。
それが恋愛と言えばそうなのだろうが、激しい恋をシンプルな表現で描き切る。小説を読む喜びを感じる一冊。
読了日:11月27日 著者:西 加奈子

映画を見たので、14年ぶりの再読。
障害者と健常者の共生という耳障りの良い言葉の裏に隠されている、当事者同士のエゴとエゴ、立場と立場のぶつかり合いが、鹿野さんとボランティアの間で日々繰り広げられている。鹿野さんの「ワガママ」が激しいと感じるが、「生命維持」「欲求充足」を突き詰めているだけ。エゴがぶつかり合う象徴が、題名になっていたことに今頃気が付いた。
ボランティア斉藤大介氏のボランティアが鹿野さんの生活においてたいした存在じゃない、日常・普通のものであればいい、という言葉がそうありたいと思わせてくれた。
読了日:11月29日 著者:渡辺 一史

李斎と別れ、泰麒が白圭宮へ乗り込み、阿選を新王に選ぶ。
幼いと思っていた泰麒の思い切った行動で話が動き始める。
驍宗を探す李斎らが当たった事実は果たして真実か?
読了日:12月05日 著者:小野 不由美

わかるようでわからないカタカナ語を日本語で解説。
読了日:12月07日 著者:

娘への応援メッセージ。
マーケティングで日本を元気にする。
自分の強みを知った上で自分をマーケティングする。
そのために自分のことを知っている割合(Self Awaness)を高めること。
読了日:12月07日 著者:森岡 毅

「コンピテンシー」の理解が違った。
コンピテンシー=成果につなげる力
それを面接で知るために、行動実績の聞き取りに注力し、判断は面接後に行う。
読了日:12月07日 著者:川上 真史,齋藤 亮三

東西回廊 タイ・ミャンマー国境のタイ側の都市・メーソットの難民医療施設・メータオ・クリニック。
派遣された歴代スタッフの手記による一冊、各年代の施設の課題が見えたり、各スタッフの性格などが読み取れて面白い。
何よりミャンマーにおけるカレン族がおかれている逆境やミャンマーの民主化が進むに連れて逆にクリニックに対する支援が減ってしまうという皮肉など、初めて知ることばかりだった。図書館で借りたが、購入しよう。
読了日:12月12日 著者:

著者のデビュー作。
明るい未来が見えるわけではないが、絶望的な閉塞感までは感じない日常、自転車工場行員 24歳のアーサーの日常。
工場勤めと酒と女と喧嘩。
主人公はもっと年上の人物という感覚で読んでいた。
今読むとEU離脱支持の土台に触れた気がする。
読了日:12月13日 著者:アラン・シリトー

あとがきに書かれていたように「石井 僚一 虚構」で検索して、「父親のような雨にうたれて」に纏わるやり取りを読んだが、全体の中でも「父親の~」の一連の短歌が好き。
「スピードは守れ」と吐きし老人がハンドルをむずと握るベッドで
読了日:12月13日 著者:石井 僚一

絶対見逃せない 2020美術展
特別付録①必見100展ハンドブック
特別付録②名画カレンダー
特別付録③フェルメールクリアファイル
読了日:12月16日 著者:

ボイスコンピューティングの歴史と将来像。
検索結果を自分の意志のように選ばされることに気づかない人類が見えるよう。
IoTの先、GAFA も盤石ではない未来が見える内容だった。
記憶・音声記録をコンピューターに残すことで「永遠の命」を実現できるとは、大切な人が亡くなった後に、残したボットと会話をしたいかどか、考えさせられる。
読了日:12月19日 著者:ジェイムズ・ブラホス

ようやく小さな灯りが戴に灯った。
ミステリーのような進み方。
泰麒の成長ぶりに目を細める。
読了日:12月23日 著者:小野 不由美

奇譚 珍しい話。不思議な話。
その名の通り、「世にも奇妙な物語」の原作になりそうな幻想小説集。結構エログロ。
命を吸い取り絵に書き写す「赤假面傳」が印象的だった。
読了日:12月25日 著者:津原 泰水

零とひなちゃんのラブロマンス、あづさ6段からの田中七段との対局。田中七段と父親とのエピソードが良かった。
読了日:12月28日 著者:羽海野チカ

題名が面白そうで手に取った。鳥類学者の著者が、小笠原や海外の研究のエピソードを。
カールが好きで、小笠原のカールを食べつくしてしまうという、侵略的外来種の振る舞いをしてしまった件が笑える。
読了日:12月30日 著者:川上 和人

「十月、上、鴻基において阿選を討つ。九州を平らげて暦を改めるに明幟としす。」
「本の雑誌」1997年1月号で十二国記を知ってから22年、戴国の歴史・市井の人々を見届けた。
この巻の終盤に差し掛かるにつれ、スレッガー中尉の「悲しいけどこれ戦争なのよね」が聞こえてきた。
2019年、2010年代の掉尾を飾る作品となった。
読了日:12月31日 著者:小野 不由美
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