12月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3872
ナイス数:218

「十月、上、鴻基において阿選を討つ。九州を平らげて暦を改めるに明幟としす。」
「本の雑誌」1997年1月号で十二国記を知ってから22年、戴国の歴史・市井の人々を見届けた。
この巻の終盤に差し掛かるにつれ、スレッガー中尉の「悲しいけどこれ戦争なのよね」が聞こえてきた。
2019年、2010年代の掉尾を飾る作品となった。
読了日:12月31日 著者:小野 不由美

題名が面白そうで手に取った。鳥類学者の著者が、
小笠原や海外の研究のエピソードを。
カールが好きで、小笠原のカールを食べつくしてしまうという、
侵略的外来種の振る舞いをしてしまった件が笑える。
読了日:12月30日 著者:川上 和人

零とひなちゃんのラブロマンス、あづさ6段からの田中七段との対局。
田中七段と父親とのエピソードが良かった。
読了日:12月28日 著者:羽海野チカ

奇譚 珍しい話。不思議な話。
その名の通り、「世にも奇妙な物語」の原作になりそうな幻想小説集。
結構エログロ。
命を吸い取り絵に書き写す「赤假面傳」が印象的だった。
読了日:12月25日 著者:津原 泰水

ようやく小さな灯りが戴に灯った。
ミステリーのような進み方。
泰麒の成長ぶりに目を細める。
読了日:12月23日 著者:小野 不由美

ボイスコンピューティングの歴史と将来像。
検索結果を自分の意志のように選ばされることに気づかない人類が見えるよう。
IoTの先、GAFA も盤石ではない未来が見える内容だった。
記憶・音声記録をコンピューターに残すことで「永遠の命」を実現できるとは、
大切な人が亡くなった後に、残したボットと会話をしたいかどか、考えさせられる。
読了日:12月19日 著者:ジェイムズ・ブラホス

絶対見逃せない 2020美術展
特別付録①必見100展ハンドブック
特別付録②名画カレンダー
特別付録③フェルメールクリアファイル
読了日:12月16日 著者:

あとがきに書かれていたように「石井 僚一 虚構」で検索して、「父親のような雨にうたれて」に纏わるやり取りを読んだが、全体の中でも「父親の~」の一連の短歌が好き。
「スピードは守れ」と吐きし老人がハンドルをむずと握るベッドで
読了日:12月13日 著者:石井 僚一

著者のデビュー作。
明るい未来が見えるわけではないが、絶望的な閉塞感までは感じない日常、自転車工場行員 24歳のアーサーの日常。
工場勤めと酒と女と喧嘩。
主人公はもっと年上の人物という感覚で読んでいた。
今読むとEU離脱支持の土台に触れた気がする。
読了日:12月13日 著者:アラン・シリトー

東西回廊 タイ・ミャンマー国境のタイ側の都市・メーソットの難民医療施設・メータオ・クリニック。
派遣された歴代スタッフの手記による一冊、各年代の施設の課題が見えたり、各スタッフの性格などが読み取れて面白い。
何よりミャンマーにおけるカレン族がおかれている逆境やミャンマーの民主化が進むに連れて逆にクリニックに対する支援が減ってしまうという皮肉など、初めて知ることばかりだった。図書館で借りたが、購入しよう。
読了日:12月12日 著者:

「コンピテンシー」の理解が違った。
コンピテンシー=成果につなげる力
それを面接で知るために、行動実績の聞き取りに注力し、判断は面接後に行う。
読了日:12月07日 著者:川上 真史,齋藤 亮三

娘への応援メッセージ。
マーケティングで日本を元気にする。
自分の強みを知った上で自分をマーケティングする。
そのために自分のことを知っている割合(Self Awaness)を高めること。
読了日:12月07日 著者:森岡 毅

わかるようでわからないカタカナ語を日本語で解説。
読了日:12月07日 著者:

李斎と別れ、泰麒が白圭宮へ乗り込み、阿選を新王に選ぶ。
幼いと思っていた泰麒の思い切った行動で話が動き始める。
驍宗を探す李斎らが当たった事実は果たして真実か?
読了日:12月05日 著者:小野 不由美
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