この世界が、気になった ~ はちどり HOUSE OF HUMMINGBIRD ~

京都みなみ会館で、見て以来の映画館での映画。


再び京都みなみ会館へ。
新型コロナウイルス感染症対策も実施されている。
座席間隔を空けるために、前後左右を空けてキャパの半分で販売、
シアター1は、3.4分に1回、空気が入れ換わるらしい。

2018年の韓国映画「はちどり」を鑑賞。



「1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた人間ドラマ。本作が初長編となるキム・ボラ監督が、自身の少女時代の体験をもとに描き、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞した。94年、空前の経済成長を迎えた韓国。14歳の少女ウニは、両親や姉兄とソウルの集合団地で暮らしている。学校になじめない彼女は、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。小さな餅屋を切り盛りする両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がなく、兄はそんな両親の目を盗んでウニに暴力を振るう。ウニは自分に無関心な大人たちに囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジがやって来る。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、ウニは心を開いていくが……。」

(公式HPより)


正直、鑑賞前に思っていたよりは心に刺さらなかったが、静かに中学2年生女子を描き切った秀作という印象だった。

家族・友達との関係における現実との違和感、いる場所はここではないといった違和感だけでなく、経済発展が進む1994年の韓国に中学生女子として生きることの難しさも淡々と表現されていた。

こんな女優よく連れてきたなあと感心。

ラストシーン、友人たちを眺める目線が印象的。ウニが一段上の世界に上った気がした。


ミニシアターエイドのリターン、未来チケットも引き取り完了。




有効期限2022年末まで、ゆっくりと鑑賞作品を考えよう。


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