一度参加したいと考えていた隆祥館書店の著者を招いたトークイベントに初参加。
http://hynkapi.blogspot.com/2020/07/blog-post.html
エンド・オブ・ライフ 佐々涼子
自宅での看取りなど終末期医療を担う京都 渡辺西加茂病院の森山医師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である森山医師の死との向き合い方を軸に、理想の死の迎え方を考える内容の本書。
著者の母の病気と献身的に看病する父親の姿や森山医師に看取られた患者さんたちが印象的でもあった。
隆祥館書店 二村知子さんの質問に佐々さんが答える形で進んでいき、参加者から募っていた質問の後、トークイベントでも初の試みとの事だが、参加者と終末医療について話をして約2時間30分のイベントが終了した。
7年に渡る取材で書かれた本書、もっと簡単に書けると思っていたという佐々さん言葉が印象的。宗教を持っていることの良い点として、
・死後の行き先が決まっていること=心の安定
・家族のようなコミュニティを持つことができる
も記憶に残った。
人口減少が進む日本、在宅で死にたいと望んでも医療ソース不足で理想の死を迎えるのは難しいのではないか、という質問にも答えてもらったが、万全の解決策があるわけではなく、皆で考えていかなければならない問題とおっしゃる佐々さんの誠実さを感じることができた。
貴重な経験となった。
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