定形外郵便物 Mail Myself to you

 アーサー・ビナードのエッセイ集「日々の非常口」を読んでいると「郵便の歌が危ない」の一編が目に留まった。


定形外郵便物という言葉を聞くと、ウッディ・ガスリーが歌う"Mail Myself to You"が耳に流れ出すのだという。



こんな歌詞。

I'm a-gonna wrap myself in paper

I'm gonna daub myself with glue

Stick some stamps on top of my head

I'm gonna mail myself to you


頭に切手を貼り付けて、手紙になって君に届けよう、微笑ましい歌詞。


著者はここからこの歌の世界は、郵便への信頼の土台に成り立っていると気づく。
はがきでも封書でも定形外郵便物でも、切手を貼って住所を書けば必ず届く郵便。

確かに東南アジアでも郵便が届くとは限らない国もあるので、なるほどと思わされてしまった。

まどみちおの「やぎさん ゆうびん」も郵便への信頼が土台と言われて、またなるほど。

しろやぎさん・くろやぎさんの返信が届かなければ話は終了だ。

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