2024年6月の読書

 



6月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:3675
ナイス数:242

THE BIG ISSUE JAPAN481号THE BIG ISSUE JAPAN481号感想
特集 まちに座る / スペシャルインタビュー スペシャル企画:エイミー・ワインハウスが遺したもの / 探査(Tansa)レポート③ /
読了日:06月27日 著者:ビッグイシュー日本

トラックドライバーにも言わせて (新潮新書)トラックドライバーにも言わせて (新潮新書)感想
父親の工場を引き継ぎ、運転する事になったトラック。ノロノロ運転・急ブレーキ・アイドリングなど悪者になりがちなトラックについて、ドライバーの目線で解説。一度トラックに乗ってみて欲しいと語るように、左後方の死角の広さやリミッターが付いている、事故を起こすと被害者に非があっても加害者にされてしまいがち、など気づいていない事がたくさん書かれていた。トラック運転に誇りを持っているドライバーが多く、それを伝えたいという著者の姿勢にも好感が持てた。
読了日:06月26日 著者:橋本 愛喜(はしもと あいき)

青春は燃えるゴミではありません青春は燃えるゴミではありません感想
「うた部」シリーズ三作目、完結編。白石桃子が部長となり、特別養護老人ホームで知り合った重朗さんの願い・宮崎の海を見に行くために、牧水短歌甲子園を目指そうとする。 父親の会社が傾いたためにパティシエになる夢が閉ざされそうになり、親友との関係も悪化してしまう中、自分の熱はどこか、どう出すか、模索する姿が描かれる。歌のアピールや相手チームの短歌を批評する特徴がある牧水短歌甲子園、短歌で競うシーンは面白かった。『青春は燃えるゴミではありません「区別拠点」で収集します』
読了日:06月25日 著者:村上 しいこ

理系研究者の「実験メシ」 科学の力で解決! 食にまつわる疑問 (光文社新書)理系研究者の「実験メシ」 科学の力で解決! 食にまつわる疑問 (光文社新書)感想
食に関するふとした疑問・思い付きを実際に実験したり、調理器具を作ったり。太陽光で料理、ポップコーン1粒を作り最小調理器具、様々なレシピの平均で料理など。夏休みの自由研究のつもりで取り組んだとのこと、子どものようにふとした疑問を徹底的に追及しようとした著者の考え・取り組みが素晴らしい。
読了日:06月24日 著者:松尾 佑一

結婚失格 (講談社文庫)結婚失格 (講談社文庫)感想
親権をめぐる裁判所での話し合いなど、自身の経験を小説に。主人公が読む本の解説・紹介される書評小説でもある。短歌も掲載。子どもには会わせてもらっても良いのではないかと思いながら読んでいたが、町山智浩による解説が鋭く一番の読み処とも言えた。
読了日:06月20日 著者:枡野浩一,町山智浩

境界知能: 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち境界知能: 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち感想
IQが70~84で、知的障害の診断が出ていない人の通称。70未満の場合には「知的障害」と診断されるが、境界知能は平均的な層と知的障害の境目にあたる知的ボーダー。IQが平均より低いために日常生活で困難が生じることがあるものの、「知的障害」とは診断されず、公的支援を受ける事ができない。人口の14%は存在すると推測されている。乳幼児期・小中学校・青年期高校以降の各時期の事例、必要な支援など。
読了日:06月19日 著者:古荘純一

出席番号0番(1) (少年サンデーコミックス)出席番号0番(1) (少年サンデーコミックス)感想
無料電子版にて。教室には居るが、絶対に気づかれない「出席番号0番」。オカルト好きの佐渡イオが謎を解こうと奮闘し、0番に名前を付けた所から物語が動き始める。
読了日:06月19日 著者:太田トオミ

深夜特急5: ―トルコ・ギリシャ・地中海―深夜特急5: ―トルコ・ギリシャ・地中海―感想
トルコ、ギリシャ、地中海を経てイタリアへ。Cのお茶の国からTのお茶の国、という表現、上手い事いうなあと思ったことを思い出した。
読了日:06月18日 著者:沢木 耕太郎

成瀬は信じた道をいく成瀬は信じた道をいく感想
Audibleにて。「成瀬は天下を取りに行く」の続編、全5編。 島崎以外に、成瀬の父親、小学生、クレーマーがやめられない主婦、びわ湖観光大使の相方らと成瀬のやり取りが本作も楽しい。みな一様に成瀬に触れて世界が広がっている。書置きを残して失踪する成瀬がいかにも成瀬らしくてニンマリする。
読了日:06月18日 著者:宮島 未奈

宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話感想
著者の半生を紹介するページを織り交ぜながら、スピリチュアルな話をしましょうと11名との対談集。日々暮らしていること自体が奇蹟ということに、病気やできていない事が増えると、気づくことができている。
読了日:06月17日 著者:宮本 亜門 (みやもと あもん)

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 04月号[村上隆と京都]Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 04月号[村上隆と京都]感想
村上隆と京都 / EXHIBITION 国内8年ぶりの大規模個展、村上隆 もののけ 京都! / REFERENCE 村上隆の元ネタ解説。 / DIALOGUE 展覧会企画者に吐露した、村上隆の温故知新。/ MONONOKE MAP 四神に護られたもののけ京都マップ。
読了日:06月14日 著者:

長野県の歴史散歩 (歴史散歩 20)長野県の歴史散歩 (歴史散歩 20)感想
史跡・文化財を訪ね歩く,都道府県別のシリーズの長野。都道府県の中で標高差・緯度差は一番の県。筑摩山地と八ヶ岳連邦で隔てられた東・北信と西・南信の地域差が大きい事も特徴。旧石器時代・縄文時代から戦国時代・江戸時代、近現代の歴史の中でも存在感があることがわかった。小布施に行って見たい。
読了日:06月14日 著者:

空はいまぼくらふたりを中心に空はいまぼくらふたりを中心に感想
『うたうとは小さないのちひろいあげ』の続編、中田高校 うた部 三部作の二作目。三年生の業平、清らを中心に進む。恋愛、性同一性障害などテーマが盛りだくさんという感じだが、短歌甲子園を目指す戦いは面白い。『空はいまぼくらふたりを中心に決めるのだろう幸せの位置』
読了日:06月13日 著者:村上 しいこ

ラザロの迷宮ラザロの迷宮感想
「あの本読みました?」で紹介されており手に取った。著者の作家デビュー20周年記念作品。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントと血まみれて警察署で保護された記憶喪失の男の捜査が順番に描写され進む。徐々に繋がり真実が明らかとなる。久賀刑事が探す犯人はユニークだった。470ページ弱あるが、ボリュームを感じずすーっと読むことができた。
読了日:06月11日 著者:神永 学

め組の大吾 救国のオレンジ(2) (月刊少年マガジンコミックス)め組の大吾 救国のオレンジ(2) (月刊少年マガジンコミックス)感想
無料電子版にて。大吾や雪の過去が伺い知れるスタート。雪がスカウトを受ける謎の”め組”が気になる。1巻で救助されたラーメン屋が再建された。救助現場での大吾の働きが明らかになり、出動する消防車に深々とお辞儀する大将の姿が泣ける。
読了日:06月07日 著者:曽田正人

家族が笑顔になる 北欧流の暮らし方家族が笑顔になる 北欧流の暮らし方感想
玄関収納、壁の使い方といった北欧の良さ、古いものを大切にする日本の良さ、両方の良さを取り入れた著者家族の生活を写真と共に紹介。無理せず生活を楽しんでいることが伝わってくる。フィーカと言うコーヒーを飲んでのんびりする時間を大切にするなど、時間に余裕を持たせるのも良いのだろう。
読了日:06月07日 著者:

THE BIG ISSUE JAPAN480号THE BIG ISSUE JAPAN480号感想
特集 あなたのそばの“植物パワー” / スペシャルインタビュー 田中泯 / 「ディープフェイク」の高度化、高まるメディア監視の恐れ / 能登半島地震レポート⑤ / 避妊や中絶の選択肢は「あって当然」
読了日:06月07日 著者:ビッグイシュー日本

『罪と罰』を読まない『罪と罰』を読まない感想
翻訳家・岸本佐知子 作家・三浦しをん クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘・吉田浩美の4人が読んだことのない「罪と罰」の読書会を行った。少しのヒントをもらいながら、ストーリーを推理。流石作家の三浦しをん、作家ならではの読みが楽しかった。突っ込み所満載ながらも結果傑作のようであり、「罪と罰」を読みたくなった。取っつきにくい他の長編小説でもやって欲しい。
読了日:06月06日 著者:岸本 佐知子,三浦 しをん,吉田 篤弘,吉田 浩美

め組の大吾 救国のオレンジ(1) (月刊少年マガジンコミックス)め組の大吾 救国のオレンジ(1) (月刊少年マガジンコミックス)感想
無料電子版にて。斧田駿、中村雪、十朱大吾ら消防官達が特別救助隊員として奮闘するストーリー。スカイツリーが倒れている現場の救助からスタート、最初のページから息詰まる展開で一気読み。
読了日:06月05日 著者:曽田正人

舟を編む舟を編む感想
NHK BSのドラマを見て久しぶりに再読。ドラマでは電子版やコロナの影響を取り込んで良い作品に仕上がっていたと感じていたが、原作本は辞書作りに打ち込む編集員たちの想いがより伝わってきた。松本先生の馬締へのメッセージに胸を打たれた。
読了日:06月03日 著者:三浦 しをん

空の絵本 (講談社の創作絵本)空の絵本 (講談社の創作絵本)感想
長田弘 作、荒井良治 絵。雨が降り、雨があがって、日が落ちて月が輝く。青空は表紙だけというのが意外だった。
読了日:06月02日 著者:長田 弘,荒井 良二

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