6月12日 水曜日夜の会に出かけた。
やっぱり日曜日より人の入りは少ない。
今月も小春志からスタート。
「湯屋番」
遊びが過ぎて勘当された大家の若旦那、大工職人の2階に居候の身の上。湯屋の奉公を勧められ、湯屋にやってくる若旦那。女湯を見たがったり、番台に上ろうとしたり、働く気もない若旦那だったが、来客の間に主人の代わりに番台に上る事に。
女湯には客はいなかったが、入ってきたお客に惚れられる妄想を爆発させる、という噺。
代わって高座に上がった談春。今月も小春志のひっくり返した座布団に小言と言いつつ、まくらも弄る。地味な違う話をしようとしていたのを、もっとウケる話をやっても良いんだよと談春が言ったので「湯屋番」に変えたという裏話も。
「慶安太平記 吉田の焼き打ち」
先月聞いた「善達の旅立ち」の続き、首尾よく三千両を手に入れ、吉田の宿に投宿した善達と飛脚が、如何に吉田の包囲網を破って逃げるかというストーリー。
前回よりも軽快に語られたように感じたが、前は12年前だったのか記憶は薄れている。
15分の中入りの後、「品川心中」へ。
品川の花魁・お染、行事の金が工面できないので適当な客と心中しようと企て、まんまと金蔵に一緒に死ぬと言わせてしまう。いざ心中、となると腰が引ける金蔵を品川の海に突き落として、さあ私もという所で金ができたことを知らされ、飛び込むことを止めて店に戻る。
浅瀬で助かり親分に助けを求めた金蔵。化けて出たと思わせて仇を取るという知恵を授けられ、親分と一緒にお染を騙すのが後半。
談春で聞いた中でも上位に入る面白さ、60分以上の長い長い話であったが、長さを感じさせず笑わせてもらった。
大阪の芸人に一番厳しいのは、大阪の人だと談春。
毎月見に行かないでしょ、落語家は毎月独演会ができるのであればみんなやりたいと思ってるよ、と言われ、確かに・・・と思わされたのだった。
7月も行きます。
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