立川志の輔 独演会

国立文楽劇場 2008年5月24日 13:30~16:00

前座
立川志の春 「粗忽の釘」
立川志の輔 「バールのようなもの」
中入り
内海英華  女道楽
立川志の輔 「柳田格之進」
「粗忽の釘」 立川志の春 志の輔の三番目の弟子。
緊張しているのか、すごく早口で心配したが、基本は出来ているように感じた。
「宿替え」とも言うお話。
「バールのようなもの」
清水義範の小説と同じ題名だと思ったら、許可をもらって落語にしたのだそうだ。
物を知らない店子と物知りの旦那という基本の組み合わせだが、
???マークを付けたくなる物知りの旦那である。
「どうしてライオンの頭はあんなに大きいの?」
「ばかだなあ、檻から出ることが出来ないように決まってるだろう」などなど
「~のようなもの」は、「~」そのものではないが、「妾」だけは意味を強めるってのはなるほど。
独演会なのに、志の輔以外も出演しているとマクラでも触れていたが、
隣のご夫婦が、「独演会のようなものだね」っていうのが、良かった。
(ほんとに一人でやるのは、この間の昇太ぐらいだ、と。)

女道楽
要は三味線漫談だった。
昔はテレビの寄席番組でも楽器を使った芸人さんが多かったが、
最近はあんまり見ないなあ。
常席がなかった大阪では、こんな芸は死に絶えた、女性では私一人
と言っていたが、確かに寄席にいかなきゃ見ることができない芸だ。
なんと、と言っては失礼だが、ニューヨークのブロードウェイで公演したことがあるそうだ。

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