恐らくコンタドールがアンディに圧勝するであろうと思われた
個人タイムトライアルは、31秒差に留まった。
総合では39秒差となり、コンタドールは3回目の総合優勝を
事実上決定した。
コンタドールはレース終了後に大泣き。初めてこのツールは
調子が良くなかったと公言した。
それにしてもスポーツはやってみなきゃわからない。
人間の気持ちというのは大事だなあ、と思う。
登りのアシストでもある兄が途中リタイヤした後、
コンタドールに置き去りにされた後、
一回りも二回りも成長した感がある。
結局2人の間についた差は39秒。
これは第15ステージに置き去りにされる前の39秒差と全く同じだ。
39秒差は97回のツールの歴史上、3番目に短いタイム差だそうだ。
第20ステージは、いつものシャンゼリゼ周回コース。
新城の逃げが見れなかったのが残念な本ツール、
最後に目立って欲しい。
2010/07/25
ツールドフランス 第17ステージ トゥールマレーの攻防
3日前に物議を醸し出したコンタドールの置き去り事件の後で、
今ツール2回目のトゥールマレー、しかも山頂ゴールの第17ステージ。
怒りのアンディの復讐があるか?
マイヨジョーヌ争いに動きがあるのか?
トゥールマレーを登り始め、サクソバンクがアスタナに対してアタックを開始。
コンタドールを裸にするために、捨て身の高速集団牽きを繰り広げ、
思惑通りにコンタドール以外のアシストは全ていなくなってしまった。
そして山頂まで残り10km、アンディの渾身のアタックが始まった。
離れずについてくるコンタドールを引き連れて、何度もスピードを上げる。
あまり調子がよくないのか、王者コンタドールはカウンターの攻撃は一回のみ。
それもアンディにかわされてしまった。
コンタドールの顔を覗き込み、挑発するようなポーズも取りつつ
何とか差を広げてマイヨジョーヌを奪還すべく登ったが、
結局同着でゴールイン。このステージはアンディが獲った。
ゴールイン後にアンディがコンタドールを抱きしめた。
第15ステージ後にコンタドールが謝罪の映像を配信したこともあり、
水に流したのか、さわやかなシーンだった。
この2人の決着は、2日後の第19ステージの個人TTで決着する。
今ツール2回目のトゥールマレー、しかも山頂ゴールの第17ステージ。
怒りのアンディの復讐があるか?
マイヨジョーヌ争いに動きがあるのか?
トゥールマレーを登り始め、サクソバンクがアスタナに対してアタックを開始。
コンタドールを裸にするために、捨て身の高速集団牽きを繰り広げ、
思惑通りにコンタドール以外のアシストは全ていなくなってしまった。
そして山頂まで残り10km、アンディの渾身のアタックが始まった。
離れずについてくるコンタドールを引き連れて、何度もスピードを上げる。
あまり調子がよくないのか、王者コンタドールはカウンターの攻撃は一回のみ。
それもアンディにかわされてしまった。
コンタドールの顔を覗き込み、挑発するようなポーズも取りつつ
何とか差を広げてマイヨジョーヌを奪還すべく登ったが、
結局同着でゴールイン。このステージはアンディが獲った。
ゴールイン後にアンディがコンタドールを抱きしめた。
第15ステージ後にコンタドールが謝罪の映像を配信したこともあり、
水に流したのか、さわやかなシーンだった。
この2人の決着は、2日後の第19ステージの個人TTで決着する。
2010/07/20
ツールドフランス2010 第15ステージ 黄色の品格?
待つべきか 待たざるべきか
ツールドフランス史上にも語り継がれるようなシーンが
15ステージ終盤に登場した。
31秒差をコンタドールにつけマイヨジョーヌを着ていたアンディ・シュレクは
第14ステージから一転、攻めの姿勢を見せた。
超級山岳のポール・ド・バレスでもコンタドールに何度かアタックを
仕掛けた。
その度にコンタドールはぴったりとアンディをマーク。
山頂まで残り3km弱の地点で、絶妙のタイミングでアンディがアタック。
集団の真ん中に居たコンタドールはすぐには追走できない。
アスタナのヴィノクロフしか追えない、アタックが決まったか、という
瞬間、それは訪れた。
アンディの自転車のチェーンが外れた。
この機にコンタドールが逆アタック、総合3位 サミュエル・サンチェス
4位 メンショフもコンタドールに続いて、バレス山頂を通過する。
何とかチェーンをはめ、総合5位のヴァンデンブロックとコンタドールを追う
アンディ。これまでに見たことがない鬼気迫る迫力の走りを見せてくれた。
下りきった所がゴールの15ステージ、下りのスペシャリスト サンチェスが
一緒だったことがコンタドールにはプラスに働き、
結果的に8秒差でコンタドールがマイヨジョーヌを奪還した。
ロードレースのあいまいな紳士協定からすると、待つべきだったのだろう。
実際、レース直後の表彰式では、コンタドールは激しいブーイングを
観客から浴びせかけられた。
そもそも第19ステージに残っている個人タイムトライアルでは、
コンタドールの方が2-3分速く、31秒差では仮想マイヨジョーヌは
コンタドールと目されていたこともある。
マイヨジョーヌは単に速いだけではだめなのだ。
しかし、チェーンを外したのはアンディの技術ミスという意見や、
第3ステージでフランク・シュレクの落車に巻き込まれて前にいけなかった
コンタドールにアタックをかけて31秒差を付けたのはアンディだった
という話も飛び交う。
ネットやツイッターを見ていると神学論争並みの盛り上がりだ。
しかし間違いなく、残り5ステージで、アンディの怒りの逆襲が見られるはずだ。
ツールドフランス史上にも語り継がれるようなシーンが
15ステージ終盤に登場した。
31秒差をコンタドールにつけマイヨジョーヌを着ていたアンディ・シュレクは
第14ステージから一転、攻めの姿勢を見せた。
超級山岳のポール・ド・バレスでもコンタドールに何度かアタックを
仕掛けた。
その度にコンタドールはぴったりとアンディをマーク。
山頂まで残り3km弱の地点で、絶妙のタイミングでアンディがアタック。
集団の真ん中に居たコンタドールはすぐには追走できない。
アスタナのヴィノクロフしか追えない、アタックが決まったか、という
瞬間、それは訪れた。
アンディの自転車のチェーンが外れた。
この機にコンタドールが逆アタック、総合3位 サミュエル・サンチェス
4位 メンショフもコンタドールに続いて、バレス山頂を通過する。
何とかチェーンをはめ、総合5位のヴァンデンブロックとコンタドールを追う
アンディ。これまでに見たことがない鬼気迫る迫力の走りを見せてくれた。
下りきった所がゴールの15ステージ、下りのスペシャリスト サンチェスが
一緒だったことがコンタドールにはプラスに働き、
結果的に8秒差でコンタドールがマイヨジョーヌを奪還した。
ロードレースのあいまいな紳士協定からすると、待つべきだったのだろう。
実際、レース直後の表彰式では、コンタドールは激しいブーイングを
観客から浴びせかけられた。
そもそも第19ステージに残っている個人タイムトライアルでは、
コンタドールの方が2-3分速く、31秒差では仮想マイヨジョーヌは
コンタドールと目されていたこともある。
マイヨジョーヌは単に速いだけではだめなのだ。
しかし、チェーンを外したのはアンディの技術ミスという意見や、
第3ステージでフランク・シュレクの落車に巻き込まれて前にいけなかった
コンタドールにアタックをかけて31秒差を付けたのはアンディだった
という話も飛び交う。
ネットやツイッターを見ていると神学論争並みの盛り上がりだ。
しかし間違いなく、残り5ステージで、アンディの怒りの逆襲が見られるはずだ。
2010/07/19
パエリア さてお味は
カタログから選ぶタイプの結婚披露宴の引き出物で、
何故かパエリア鍋を選んでいた。
今まで一度も作ったことはないのだが、3連休の初日にトライしてみた。
パエリア鍋は要は鉄鍋なので、使用前使用後の油の管理と火加減が
難しいようだ。
そう使用説明書に書いてある。
ムール貝やイカなどの魚介類が欲しいところだが、
まずは冷凍のシーフードミックスで代用。
ムール貝の代わりにあさりは買ってきた。
何は無くてもサフランを、とスーパーで探すと、
小瓶でなんと¥570もする!高いなあ。
そんなこんなで、出来上がった。

魚介類のだしがもっと効いて欲しかったが、
初めてにしてはまあまあという所。
しかし、よく考えてみるとスペインレストランなどで
パエリアを食べたことがなく、これがパエリアなのかどうか
わからん・・・。
一緒に飲んだ白ワインが美味しかったのでメモまで。
恐らくHCMの空港で購入したオーストラリアワインで、
US$25ぐらいしたような記憶あり。
何故かパエリア鍋を選んでいた。
今まで一度も作ったことはないのだが、3連休の初日にトライしてみた。
パエリア鍋は要は鉄鍋なので、使用前使用後の油の管理と火加減が
難しいようだ。
そう使用説明書に書いてある。
ムール貝やイカなどの魚介類が欲しいところだが、
まずは冷凍のシーフードミックスで代用。
ムール貝の代わりにあさりは買ってきた。
何は無くてもサフランを、とスーパーで探すと、
小瓶でなんと¥570もする!高いなあ。
そんなこんなで、出来上がった。
魚介類のだしがもっと効いて欲しかったが、
初めてにしてはまあまあという所。
しかし、よく考えてみるとスペインレストランなどで
パエリアを食べたことがなく、これがパエリアなのかどうか
わからん・・・。
一緒に飲んだ白ワインが美味しかったのでメモまで。
恐らくHCMの空港で購入したオーストラリアワインで、
US$25ぐらいしたような記憶あり。
2010/07/16
ツールドフランス2010 第11ステージ 一桁じゃ物足りない
平坦ステージの第11ステージで、新城が6位でゴールイン。
マイヨヴェールのフースホフトを抑えての堂々の6位だ。
昨日のスプリント勝負は、位置取りなどもかなり熱く、
優勝したカベンディッシュのサポートをしたレンショーが、
失格になったほどだった(レンショーは、位置取り争いでヘッドバッドと
斜行で失格になったようだ)。
ジロ・デ・イタリアでは、逃げて3位を取ったばかりで、逃げても良し
スプリントもできる感じで存在感を徐々に表しつつある。
しかし、人間贅沢なもので、ステージ一桁順位も慣れてきた感もある。
6位ってほんとに立派な成績なんだけどなあ。
マイヨヴェールのフースホフトを抑えての堂々の6位だ。
昨日のスプリント勝負は、位置取りなどもかなり熱く、
優勝したカベンディッシュのサポートをしたレンショーが、
失格になったほどだった(レンショーは、位置取り争いでヘッドバッドと
斜行で失格になったようだ)。
ジロ・デ・イタリアでは、逃げて3位を取ったばかりで、逃げても良し
スプリントもできる感じで存在感を徐々に表しつつある。
しかし、人間贅沢なもので、ステージ一桁順位も慣れてきた感もある。
6位ってほんとに立派な成績なんだけどなあ。
2010/07/12
ツールドフランス2010 第8ステージ 本当に終わってしまったのか・・・
最初の休息日前日で、今ツール初の山頂ゴールだった昨日の第8ステージ。
ツールドフランス7連覇し、自分のチームを作り最後のツールとして
臨んだランス・アームストロングは、ステージ首位から11分45秒遅れの61位、
総合でも13分26秒遅れの39位に順位を下げた。
今年のツールドフランスの総合優勝の可能性は事実上ゼロになり、
ランス自身も今年のツールは終わったと認めるコメントを出している。
7連覇中にはほとんど巻き込まれることのなかった落車に、昨日は3回も
巻き込まれ、内1回は自らの落車で、ダメージとプロトンに追いつくために
体力を消耗したことが、11分も差をつけられる原因となった。
既に38歳となり、選手のピークは過ぎているはずだが、
現役復帰した昨年でも総合3位となり、今年もコンタドールやアンディ・シュレクの
対抗馬であったはずだった。
そのランスがずるずると後退し、これは追いつかないとあきらめムードで
走るランスが映し出されたのは、衝撃的だった。
残りツールは走り続けて楽しむ、とランスは言っているが、
本当にこれで終わってしまうのか?
ステージ優勝は、アンディ・シュレク。これがツール・ステージ初優勝。
最後の1kmで、コンタドールにも10秒差をつけた。
コンタドールも昨日は本調子じゃなかったのか、はたまた余裕がなせる技か?
シャバネルは今回もまた1日でマイヨジョーヌを手放すことになり、
カデル・エヴァンスが総合トップに立った。
開幕後1週間を終えたが、最初の1週間でここまで激動のツールも珍しいのではないか。
明日以降は、勝負本番の山岳ステージだ。
今日はツール観戦はちょっとお休み。
ツールドフランス7連覇し、自分のチームを作り最後のツールとして
臨んだランス・アームストロングは、ステージ首位から11分45秒遅れの61位、
総合でも13分26秒遅れの39位に順位を下げた。
今年のツールドフランスの総合優勝の可能性は事実上ゼロになり、
ランス自身も今年のツールは終わったと認めるコメントを出している。
7連覇中にはほとんど巻き込まれることのなかった落車に、昨日は3回も
巻き込まれ、内1回は自らの落車で、ダメージとプロトンに追いつくために
体力を消耗したことが、11分も差をつけられる原因となった。
既に38歳となり、選手のピークは過ぎているはずだが、
現役復帰した昨年でも総合3位となり、今年もコンタドールやアンディ・シュレクの
対抗馬であったはずだった。
そのランスがずるずると後退し、これは追いつかないとあきらめムードで
走るランスが映し出されたのは、衝撃的だった。
残りツールは走り続けて楽しむ、とランスは言っているが、
本当にこれで終わってしまうのか?
ステージ優勝は、アンディ・シュレク。これがツール・ステージ初優勝。
最後の1kmで、コンタドールにも10秒差をつけた。
コンタドールも昨日は本調子じゃなかったのか、はたまた余裕がなせる技か?
シャバネルは今回もまた1日でマイヨジョーヌを手放すことになり、
カデル・エヴァンスが総合トップに立った。
開幕後1週間を終えたが、最初の1週間でここまで激動のツールも珍しいのではないか。
明日以降は、勝負本番の山岳ステージだ。
今日はツール観戦はちょっとお休み。
2010/07/11
ツールドフランス2010 第7ステージ 一段一段上る
平坦ステージが続き、ようやくゴールスプリントが見られた4から6ステージ。
ペタッキ2勝目に、カベンディッシュが2連勝で復調気味。
昨日の第7ステージは、今ツール初の山岳ステージとなったが、
全体には動きがなく、シャバネルがマイヨジョーヌに返り咲いた。
今ツール3回目のジャージ移動だが、2人しかマイヨジョーヌは着ていない。
2人の間を行ったり来たり。
第7ステージの見所は、レース中盤の新城のメイン集団を引く場面だった。
ブイグテレコムのチームオーダーからか、プロトンを引き出した新城。
コンタドールもランスもカンチェラーラも、新城のコントロール集団を走る。
逃げ集団との差 7分を5分程度にまで縮めた。
結果としてブイグテレコムの選手はステージ優勝を飾ることができず、
新城の仕事は報われなかったが、メイン集団で仕事しているというのは
昨年の別府も仕事をしたが、段々と驚くことではなくなって来ている。
メイン集団の中の位置取りも、実績と経験で居ても良い場所悪い場所も
あるらしいので、新城も段々と認められてきているのだろう。
日本人初のステージ優勝も遠い未来の出来事ではないのではないか。
ペタッキ2勝目に、カベンディッシュが2連勝で復調気味。
昨日の第7ステージは、今ツール初の山岳ステージとなったが、
全体には動きがなく、シャバネルがマイヨジョーヌに返り咲いた。
今ツール3回目のジャージ移動だが、2人しかマイヨジョーヌは着ていない。
2人の間を行ったり来たり。
第7ステージの見所は、レース中盤の新城のメイン集団を引く場面だった。
ブイグテレコムのチームオーダーからか、プロトンを引き出した新城。
コンタドールもランスもカンチェラーラも、新城のコントロール集団を走る。
逃げ集団との差 7分を5分程度にまで縮めた。
結果としてブイグテレコムの選手はステージ優勝を飾ることができず、
新城の仕事は報われなかったが、メイン集団で仕事しているというのは
昨年の別府も仕事をしたが、段々と驚くことではなくなって来ている。
メイン集団の中の位置取りも、実績と経験で居ても良い場所悪い場所も
あるらしいので、新城も段々と認められてきているのだろう。
日本人初のステージ優勝も遠い未来の出来事ではないのではないか。
2010/07/07
ツールドフランス2010 第3ステージ 禍福はあざなえる縄の如し
第2ステージは、アタックを決め逃げ切ったシャバネルのステージとなった。
しかし、シャバネルは翌日にはマイヨジョーヌを失った・・・。
第3ステージは、全長213kmの長丁場であるが、
後半に石畳区間が計13kmに渡りコース設定されていた。
春のワンデイクラシックレースのパリ・ルーベという
レースと一部重なるコースのようで、
ロードレースファンにはおなじみの石畳であるが、
夏のツールには珍しい風景のようだった。
この石畳区間がレースに影響する、前半の山場といわれていたが、
昨日もあんなに荒れるとは。
まずはサクソバンク アンディ・シュレクの兄、
フランク・シュレクが落車→鎖骨骨折で途中棄権。
その落車の後ろで走っていたアームストロングとコンタドールが、
アンディ・シュレクとの差を付けられてしまった。
アンディとの差:コンタドール 31秒 アームストロング 1分21秒
ラストの個人TTがあるとは言え、4日目にして総合争いに
大きな差がつく結果となった。
コンタドールは別にして、最後のツールと言っているアームストロングは
この差をひっくり返すことができるのだろうか?
既に落車が1回、昨日もパンクが原因で差をつけれており、
7連覇時代からは運気がなくなっているようだ。
コンタドールも残り2Km以内でパンクか
機材故障のために、スローダウン。
サポートのヴィノクロフがちぎれたコンタドールを
置いて必死に集団を引く姿に
実況・解説者・視聴者も、すわコンタドールを置き去りか!
とやきもきした夜中だった。
ステージ優勝は、フースホフト。マイヨジョーヌは、
得意の石畳区間で力強くアンディを
引っ張ったカンチェラーラが1日で奪い返した。
ホントに何があるか分からない今年のツール。
第4ステージは、今の所いつものツールドフランスみたいにゆったりとした
レース展開が続いているが、果たして?
しかし、シャバネルは翌日にはマイヨジョーヌを失った・・・。
第3ステージは、全長213kmの長丁場であるが、
後半に石畳区間が計13kmに渡りコース設定されていた。
春のワンデイクラシックレースのパリ・ルーベという
レースと一部重なるコースのようで、
ロードレースファンにはおなじみの石畳であるが、
夏のツールには珍しい風景のようだった。
この石畳区間がレースに影響する、前半の山場といわれていたが、
昨日もあんなに荒れるとは。
まずはサクソバンク アンディ・シュレクの兄、
フランク・シュレクが落車→鎖骨骨折で途中棄権。
その落車の後ろで走っていたアームストロングとコンタドールが、
アンディ・シュレクとの差を付けられてしまった。
アンディとの差:コンタドール 31秒 アームストロング 1分21秒
ラストの個人TTがあるとは言え、4日目にして総合争いに
大きな差がつく結果となった。
コンタドールは別にして、最後のツールと言っているアームストロングは
この差をひっくり返すことができるのだろうか?
既に落車が1回、昨日もパンクが原因で差をつけれており、
7連覇時代からは運気がなくなっているようだ。
コンタドールも残り2Km以内でパンクか
機材故障のために、スローダウン。
サポートのヴィノクロフがちぎれたコンタドールを
置いて必死に集団を引く姿に
実況・解説者・視聴者も、すわコンタドールを置き去りか!
とやきもきした夜中だった。
ステージ優勝は、フースホフト。マイヨジョーヌは、
得意の石畳区間で力強くアンディを
引っ張ったカンチェラーラが1日で奪い返した。
ホントに何があるか分からない今年のツール。
第4ステージは、今の所いつものツールドフランスみたいにゆったりとした
レース展開が続いているが、果たして?
2010/07/06
ツールドフランス2010 第2ステージ 究極の選択
今年もツールの7月がやってきた。
昨日は第2ステージ 舞台はまだベルギーである。
山岳区間ではないのに、沿道のファンが途切れない。
日本では箱根駅伝の沿道のファンのようだ。
初日から落車が多い今年のツール、わんわん落車(犬が集団の前に飛び出してきた)の
第一ステージ同様に、第2ステージでも大規模な落車が発生し、そのためにまたドラマが生まれた。
長期政権になるかと思われたカンチェラーラのマイヨジョーヌだったが、
同じチームのサクソバンクのエース、アンディ・シュレクが落車に巻き込まれて、
総合争いをするライバルたちから大きく遅れることになった。
先頭のシャバネルとは59秒差であり、自分の成績=マイヨジョーヌを守るためには、
シャバネルを追わなければ早くもマイヨジョーヌを失うかもしれない。
しかし、チームとしてはアンディがライバルからタイムを失うことは避けたい。
サポートのカンチェラーラとしては、アンディが集団に戻るまで待たなければならない。
何度も後ろを振り返りながらアンディの姿を探すが、現れない。
結局の所、マイヨジョーヌを捨て、チームのためにアンディを待ち、集団のスピードを抑えた。
総合1位から滑り落ちることが分かりながらも、先頭を引っ張るマイヨジョーヌ姿は
物悲しかった。
優勝は、フランス人 シャバネル。
いつも無謀な逃げをしていると揶揄される向きもあるようだが、
人生何が起こるかわからない、逃げないとツールドフランスのステージ優勝は
つかめない、とばかりに逃げが決まった優勝だった。

フランス人がマイヨジョーヌを着るのは、2008年第3ステージ以来とのこと。
フランス人はもうW杯を見てないだろうから、この話題で持ちきり・・・
というのはうがった見方か。
しかし、落車が多い。
この先大きな事故がなければよいが。
昨日は第2ステージ 舞台はまだベルギーである。
山岳区間ではないのに、沿道のファンが途切れない。
日本では箱根駅伝の沿道のファンのようだ。
初日から落車が多い今年のツール、わんわん落車(犬が集団の前に飛び出してきた)の
第一ステージ同様に、第2ステージでも大規模な落車が発生し、そのためにまたドラマが生まれた。
長期政権になるかと思われたカンチェラーラのマイヨジョーヌだったが、
同じチームのサクソバンクのエース、アンディ・シュレクが落車に巻き込まれて、
総合争いをするライバルたちから大きく遅れることになった。
先頭のシャバネルとは59秒差であり、自分の成績=マイヨジョーヌを守るためには、
シャバネルを追わなければ早くもマイヨジョーヌを失うかもしれない。
しかし、チームとしてはアンディがライバルからタイムを失うことは避けたい。
サポートのカンチェラーラとしては、アンディが集団に戻るまで待たなければならない。
何度も後ろを振り返りながらアンディの姿を探すが、現れない。
結局の所、マイヨジョーヌを捨て、チームのためにアンディを待ち、集団のスピードを抑えた。
総合1位から滑り落ちることが分かりながらも、先頭を引っ張るマイヨジョーヌ姿は
物悲しかった。
優勝は、フランス人 シャバネル。
いつも無謀な逃げをしていると揶揄される向きもあるようだが、
人生何が起こるかわからない、逃げないとツールドフランスのステージ優勝は
つかめない、とばかりに逃げが決まった優勝だった。

フランス人がマイヨジョーヌを着るのは、2008年第3ステージ以来とのこと。
フランス人はもうW杯を見てないだろうから、この話題で持ちきり・・・
というのはうがった見方か。
しかし、落車が多い。
この先大きな事故がなければよいが。
2010/07/03
「もう半分」 桂春之輔
上方演芸ホール 6月28日放映
あまり関西では演る落語家がいないのは、面白くないからとのことだが、
確かに笑いというかホラーだった。
酒屋にやってくる八百屋のおやじは、いつもお酒を半合ずつしか頼まない。
貧乏で3-4合しか飲めないので、半分ずつ飲むと沢山飲んだ気がするとのこと。
ある夜も半分ずつ飲んで帰ったが、汚い手ぬぐいに包まれた50両が見つかった。
ちびちび飲んで看板が遅くなると、八百屋を良く思っていなかった酒屋のおかみが
ネコババを提案した。
果たしてお金を探しに来た八百屋、おかみは知らない振りをして
どうしてそんな大金を持っているのかと問う。
それは八百屋の娘が、吉原に身を落としてまで稼いだ両親のためのお金だった。
酒屋を追い出された八百屋は、川に身を投げて死んでしまう。
ネコババしたお金で商売替えをした酒屋は、子宝にも恵まれて幸せな家庭を築いた。
という所で終わる話ではなく、その子供が死んだ八百屋にそっくりで、
行灯の油を「もう半分」といいながらススルところで話が終わり。
怖い。
あまり関西では演る落語家がいないのは、面白くないからとのことだが、
確かに笑いというかホラーだった。
酒屋にやってくる八百屋のおやじは、いつもお酒を半合ずつしか頼まない。
貧乏で3-4合しか飲めないので、半分ずつ飲むと沢山飲んだ気がするとのこと。
ある夜も半分ずつ飲んで帰ったが、汚い手ぬぐいに包まれた50両が見つかった。
ちびちび飲んで看板が遅くなると、八百屋を良く思っていなかった酒屋のおかみが
ネコババを提案した。
果たしてお金を探しに来た八百屋、おかみは知らない振りをして
どうしてそんな大金を持っているのかと問う。
それは八百屋の娘が、吉原に身を落としてまで稼いだ両親のためのお金だった。
酒屋を追い出された八百屋は、川に身を投げて死んでしまう。
ネコババしたお金で商売替えをした酒屋は、子宝にも恵まれて幸せな家庭を築いた。
という所で終わる話ではなく、その子供が死んだ八百屋にそっくりで、
行灯の油を「もう半分」といいながらススルところで話が終わり。
怖い。
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