不退寺 -業平寺-

法華寺から24号線を挟んだ東側、車で数分移動し、不退寺に移動。

JRの踏切を越え、車1台がぎりぎり通る道を、駐車場がなかったらどうしようと、
不安になりながら進むと、南門の前の駐車スペースに到着。


南門 重要文化財 鎌倉末期の建築

拝観料 ¥400
不退寺、正式名称 不退転法輪寺。
入場時にもらった「不退寺の由緒」によると、下記。

「仁明天皇の勅願により近衛中将兼美濃権守在原業平朝臣の建立になる
不退寺は大同四年(809)平城天皇後譲位の後、平城京の北東の地に萱葺の
御殿を造営、入御あらせられ「萱の御所」と呼称せられた。その後皇子阿保親王及び
その第五子業平朝臣(825~880)相承してここに住した。

(中略)承和14年(847)詔を奉じて旧居を精舎とし自ら聖観音像を作り本尊として
安置し、父親王の菩薩を弔うとともに、衆生済度の為に「法輪と転じて退かず」と
発願し、不退転法輪寺と号して、仁明天皇の勅願所となった。」

伊勢物語の著者、在原業平が建立したお寺として、別名「業平寺」とも呼ばれている。
境内で歌碑も見ることができる。

3月1日~5月31日が、在原業平画像御開扉日として閲覧できるようだ。


本堂 聖観世音菩薩立像、五大明王像を安置


石棺 5世紀 石材は春日砥で、草刈の人たちがこれで鎌を研いだ
跡が残っている(入場時のパンフレットから)

伊勢物語からなのか説明なく不明。

百人一首から 
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
からくれないに 水くくるとは


境内にはれんぎょうなどの花も、きれいに咲くようだが、訪れた時は花を見つける
ことはできなかった。

今回は車で行ったが、西大寺で自転車を借りて回るのがいいだろう、と感じる距離間だった。

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