竺和山 一乗院 霊山寺 ~ 四国八十八ヵ所霊場 ~


法事で愛媛に帰省途中に高速道路を下りて、四国八十八ヵ所霊場
第1番札所 霊山寺をお参りした。

今年1月に愛媛県の札所をお参りした時には、次に行けるのはいつのことやら
と思っていたが、その機会が早めにやってきた。

竺和山 一乗院  霊山寺

「だいたい四国八十八ヶ所」 宮田珠己 集英社文庫にはこういう記述がある。

『(略)沿道に数々の店が並ぶなか、初々しいお遍路さんが川を渡るヌーの大群のように
ごったがえして、ところにより旗を振って応援する子供やら、水を補給するスタンドやら、
そのうち地面にはスタートから1キロ地点なんて表示があったりするのかもしれないなんて、
にぎやかな出立をイメージしていたけれど、例によってそんなものは一切なくて、
ただ殺風景な県道12号が続いているだけである』 P.24


まあ、でしょうね。

訪れたのは、小雨が降る金曜日(6月6日)の午後で、お遍路さんの姿はぱらぱら見かける程度。

でもさすがに一番札所、お遍路用品は全て揃っており、
お遍路のやり方を教えて頂ける。
一番感、とでも言うような雰囲気を実感した。


門前一番街 
お遍路用品 すべて揃います
これが正しいお遍路姿!?
足袋ははかなくていいのか。

線香、ロウソク、念珠、納札、納経帳は準備していたので、
持っていなかった経本を売店で購入。

お遍路さんのユニフォームと言える白衣、袈裟、金剛杖まではなあ、と志の低い所がチラリ。
一応、白いシャツを着て行ったが。

仁王門前で合掌・一礼し、お寺に入り、まずは本堂に向かう。

本堂の天井から、灯篭が所狭しと吊り下げられていて、
幻想的な雰囲気を感じる。
本堂の中でも、お寺の方がお参りの仕方を教えてくれていた。

献香・献灯し、お賽銭を納める。

一番最初のお参りなので、四国八十八ヶ所霊場公式HPに書かれている
読経方法に従い読経する。

開経偈
懺悔文
三帰依文
十善戒
発菩提心真言
三麻耶戒真言
般若心経
ご本尊真言  霊山寺 のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
光明真言
ご宝号
回向文


たどたどしいったら、ありゃしない。

後からやってきた、お遍路さんが空ですらすら般若心経を唱えていく。
欧米に旅行に行き、ガイドブックに書かれた英誤例文を一生懸命に
読んでる日本人の気分である。
気持ちを込めれば良いかと開き直るしかない。

前の晩に、余っていた写経用紙に写経し持参したので、写経と納札を奉納し、大師堂へ。

献香、献灯、お賽銭、読経を繰り返す。

大師堂での読経を終え、納経所でお納経を頂きました。

納経帳へは、¥300
きっちりと時間を見てなかったが、到着からここまで30分程度だろうか。

第2番札所 極楽寺も近いので向かうことにする。
ここでお遍路初心者、やり忘れてたことがあったのだが、
それは極楽寺で思い出した。

それは次で。

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