2019/05/31

第23番札所 医王山 無量寿院 薬王寺

下から瑜祇塔を見上げる

馬路村から、室戸岬経由で帰るために国道55号線に戻らず、
県道12号線ー国道493号線と山道を走りぬけ、東洋町へ抜けた。

再度55号線に合流し、徳島県を目指す。

徳島県最後の札所、薬王寺に到着。
宿坊 薬師会館の駐車場に車を止めて、お参りに。




厄除けで有名なお寺、 「やくよけばし」を渡って本堂に向かう石段「女厄坂」「男厄坂」
に、お賽銭を上げながら登ると、厄除けになるらしい。

小銭も無くなり、腰も痛いので、1段ずつのお賽銭はパスする。


本堂 
本尊 厄除薬師如来


大師堂

薬王寺の後は、時間の許す限り周辺の札所を回ろうかと考えていたが、
馬路村に寄ったことで、時間は既に16時過ぎ。

今回のお遍路はここで終了して、帰宅の途に。

他の誰もが連休の最後には渋滞するだろうと考えたのか、淡路島に入る前から
渋滞が始まり、家の帰り着いたのは日付が変わる直前だった。


2019/05/29

さわやかな村の風 ~ ごっくん馬路村 ~


これがごっくん馬路村だ
馬路村産直ショッピングサイトによると、美味しくないと子供たちが飲まず、
安全でないと子供たちに飲ませたくなく、試作を繰り返し30年を超えるベストセラー
なのだそうだ。

はちみつ入りゆず微炭酸飲料。
昭和の部活、マネージャーが作ってくれるはちみつレモンのような爽やかさ。

暑い夏にはごくごくいけそうだ。

2019/05/26

馬路村で昼ご飯


神峯寺を打った所で、もうすぐ昼ご飯時間。

帰宅ルートと時間があればの徳島県お参りルートを考えながら、
北川村「モネの庭」に寄って、庭の見学とランチを取ってもいいなあ、
と考えを巡らせた結果、あの村へ足を運ぶことに決定。

ゆずの村、馬路村。

この春に道の駅で購入した馬路村産の「ゆずこしょう 黄オニ」が
めちゃくちゃ美味しかった。
無添加・無着色、ゆずととうがらしだけで作りましたー、というのが
ストレートに伝わってくるゆず風味と辛味。

以前から気になっていた所だが、神峯寺から目と鼻の先。
今行かなければいつ行くんだと、国道55号線に戻って、安田町を左折し馬路村へ。

もう慣れっこになった山道を走ること30分ほどで到着。

ゆずの森でご飯を食べられる所を聞いた所、馬路村温泉を紹介された。
(ここにもパン屋がありますが・・・、とお勧めも受けたが)


鯉のぼりが元気に泳ぐ

山菜定食を注文した所、大正解。




山菜というとほろ苦い、アクが強いという一括りで捉えていたが、山菜それぞれに
苦さの強弱があり、旨みがあり、それを活かした料理の数々を堪能できた。

わさびの葉のお浸し、こんにゃくに添えられているゆず味噌が絶品だったなあ。

わさびの葉お浸しは、何の山菜かわからず、お店の人に聞くと、
作り方まで教えてもらったが、残念ながらわさびの葉っぱが手に入りません・・・




ゆずの森加工場に戻り、ゆず商品を買いまくり。

ゆずの森 直売所

ゆず果汁、ポン酢、馬路村へ来たらこれを飲め「ぐっくん馬路村」などなど。
ゆずこしょう 黄オニはなく聞いてみたら、夏に材料が揃うので夏以降の販売に
なるとのこと。じゃあ、待ちましょう。

前日のホテルで飲んだお酒 ゆずしゅわも発見し握り締める。

パン屋にも立ち寄り、パンも購入。
この後で渋滞に巻き込まれ、このパンが晩御飯代わりになろうとは、
この時は考えてもいなかったが。

人口900人、村の96%が森林の村。
気持ちのいい村だった。

2019/05/25

第26番札所 龍頭山 光明院 金剛頂寺 第27番札所 竹林山 地蔵院 神峯寺


海岸沿いに西北に向かい、西寺と呼ばれる金剛頂寺を目指す。
前日、室戸岬と間違えた行当岬の中腹に位置するお寺。

駐車場から本堂へは、またまた階段が鎮座する。

これも修行

時間ができるであろう定年退職後ではなく、健康で元気がある間、
やりたい事はすぐに取り掛かる事が大事と階段で思う。

第26番札所 龍頭山 光明院 金剛頂寺


本堂
本尊 薬師如来


大師堂

大事堂横には、弘法大師が炊いたお米が万倍に増えたという
一粒万倍釜なるものが残っている。

今でも稼働すれば食糧問題解決だ。

これが一粒万倍釜だ

また、境内の奥には、天然記念物のヤッコソウの自生地の看板が掲げられていた。


どれがヤッコソウか分からなかった

金剛頂寺を打ち、国道55号線に戻り、途中の道の駅 キラメッセ室戸で
コーヒー休憩。

朝から駐車場 満杯


さて、この日の最大の難所、真っ縦を上る神峯寺へ北西に向けひた走る。
CSで放映していた「チャリお遍路」でも、激坂にリタイア寸前だったが、
中々の急坂。何級山岳ぐらいかと想像しながら、段々と慣れてきた坂道を登る。

第27番札所 竹林山 地蔵院 神峯寺

神峯山の中腹、標高450mに山門がある。


本堂へ登る階段の周りは
きれいな庭が広がる

三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の母が、息子の事業成功を祈願して安芸市から
21日間通い続けたという話があるそうだ。

前日国道55号線を室戸岬に向かって走っていたら、岩崎弥太郎生家の看板を
見かけたが、この辺りの出身だったのか。

本堂 
本尊 十一面観世音菩薩

大師堂
大師堂のお参りを終え、階段を下っていると、階段脇の木々が一層美しく見えた。


最御崎寺辺りから見かけていたが、マイヨ・ア・ポア・ルージュ(山岳賞)ジャージを
着て自転車でお参りする人が居たが、真っ縦も登りきりお参りされていた。

自転車では大変そうだ。

2019/05/20

第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺 第25番札所 宝珠山 真言院 津照寺


太平洋は広かった

ホテルをチェックアウトし、2日目のお参りをスタート。
27番札所まで、順打ちする。

室戸岬を再度周り、室戸スカイラインを登る。
修行の道場 土佐 一つ目の札所に到着。




弘法大師がお出迎え

第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺

26番札所 金剛山頂寺の西寺に対して東寺と呼ばれる。
本堂
本尊 虚空蔵菩薩

本堂と大師堂の間にある鐘石。
窪みを小石で叩くと金属音が響く。




大師堂


山門を出て近くに灯台があるようなので、見に行ってみた。
坂を下ると見えてきた

室戸岬灯台
天気が良かっこともあり、美しい空と海がバーーンっと目に飛び込んできた。



こんな海を見ていると、世界を意識する人間が生まれるのだろうか。

25番札所を目指して太平洋側を北上する。

第25番札所 宝珠山 真言院 津照寺

最御崎寺から6㎞、津照寺に到着。
室津港に端っこに車を駐車させてもらう。


ここは平坦なお寺かと安心すると、階段が・・・


125段・・・

上から見下ろすを室津港を一望できる。


海上からの目当山とされ、津寺と呼ばれているのそうだ。
海の守り神。

本堂
本尊 延命地蔵菩薩
本堂をお参りし、125段の階段を下りて大師堂へ。

大師堂

室戸岬灯台と津照寺と、朝から足をつかってしまった。

2019/05/14

パワースポット 御厨人窟


モネを思い出した日の出
室戸岬のホテル明星に宿泊。

朝ごはん前に海岸沿いを散歩する。
弘法大師が悟りを開いたという場所がある。

御厨人窟


19歳だった弘法大師が御厨人窟で「虚空蔵求聞持法」の行を行っていると、
光り輝く明星が口から体内に飛び込んで、修行を完遂したという伝説。

宿泊したホテルもこの伝説から名前を取ったようだ。




ガイドブックには、落石の恐れがあり、入るのは不可と書いてあったが、
案内の看板には時間によっては入ることができるとのことだった。


右が住居だった「神明窟」

さすが四国、ここにも弘法大師の痕跡があるのだった。

2019/05/12

第29番札所 摩尼山 宝蔵院 国分寺  第28番札所 法界山 高照院 大日寺


急げや急げ、東へ10㎞ちょっとの国分寺へ。

紀貫之がこの辺りに4年間滞在したとのことで、屋敷跡も残っているらしい。

藩主 山内忠義が寄進した仁王門

第29番札所 摩尼山 宝蔵院 国分寺

右 本堂 千手観世音菩薩
左 大師堂

ガイドブックによると2015年4月の落成した杮葺きの本堂が本当に美しかった。
今回お参りした中では一番のお気に入り。

もうちょっとゆっくりしたい所だが、次の札所に。


第28番札所 法界山 高照院 大日寺

東へ更に10㎞ちょっとの大日寺に到着。


本堂 
本尊 大日如来



大師堂
弘法大師が生えている楠に爪で刻んだと言い伝えられている詰掘薬師が、
本尊よりも信仰を集めているのだそうだ。奥の院に安置。

この時点で時刻は既に16時前。
次の27番札所 神峯寺までは40㎞強、更に「真っ縦」と言う急坂を
登らねばならず、更に駐車場から本堂まで離れているようなので、
少し前から厳しいだろうと感じていたが、17時までに到着するのは難しいと判断。

この日はここまでとし、宿泊予定の室戸岬を目指すことにした。

室戸岬まで80㎞は離れていた。

これが室戸岬か(違う)、今度こそ室戸岬か(やっぱり違う)
と数回繰り返して、1時間半掛けて宿に到着した。

これが室戸岬だ

2019/05/11

第31番札所 五台山 金色院 竹林寺 第30番札所 百々山 東明院 善楽寺


後から振りかえると、禅師峰寺がこれまでのお遍路で打った44番目の札所で、
折り返し地点。

35番札所からお参り始めて次が6つ目、目標の27番札所まで行くことができるか、
と思っていたところ、つまづきが。

五台山の坂を上り、31番札所 竹林寺駐車場近くに到着すると、満車とのこと。
牧野植物園が五台山にあり、駐車場が同じ。
ゴールデンウィークも重なったためか。

麓からシャトルバスが出ているので、乗り場まで逆戻りすることになり、
思わぬタイムロス・・・

45分間隔のバスが出発間際に上手く乗れ、再度登ること5分ちょっと?で
ようやく到着


第31番札所 五台山 金色院 竹林寺


本堂
本尊 文殊菩薩

土佐の高知の播磨屋橋で♪~ の「よさこい節」に出てくるはりまや橋の伝説が、
竹林寺のお坊さんとの恋愛物語。

竹林寺庭園もあるようで、植物園もあわせると見所たくさん、
時間があれば、というところ。

大師堂

休憩所で昼ご飯代わりに豚まんを頬張り、バスで2度目の下り。

ざっと1時間のロス。

北に進路を取り、30番札所へ急ぐ。

第30番札所 百々山 東明院 善楽寺

道を少々間違えたが、竹林寺を出てほどなく到着。

本堂
本尊 阿弥陀如来


大師堂

高知県は廃仏毀釈の影響が大きかったようで、善楽寺も例外ではない。
昭和4年(1929年)に再興されるも、1994年に30番札所と定められるまで、
混迷の時期がつづいたのだそうだ。

27番札所を目指すべく、次の札所を目指す。

2019/05/07

第33番札所 高福山 幸福院 雪蹊寺  第32番札所 八葉山 求聞持院 禅師峰寺


桂浜の西に位置する雪渓寺。
25年前に初めて高知を訪れた時には、桂浜に行ったなあ。

第33番札所 高福山 幸福院 雪蹊寺

今回、ガイドブックを持参しての参拝だったが、それを読んで知ったのが、
廃仏毀釈で廃寺となった後で、復活したお寺が多いことだ。

明治12年(1879年)に再興された雪渓寺もその一つ。

本堂 
本尊 薬師如来

大師堂

本尊 薬師如来坐像をはじめ、仏師・運慶、湛慶作の重要文化財指定の仏像を
多く保管しているそうだ。


桂浜へ向かう車の列を見ながら、禅師峰寺へ移動した。


第32番札所 八葉山 求聞持院 禅師峰寺

お昼ご飯時になってきたが、かつおが美味しそうなお店は行列ができており、
高知市中心に近づく31番札所 竹林寺周辺で考えることにして、お参りを続行。

駐車場から本堂に向かう途中、変わった岩が見られた。


不動明王
不動明王の後ろに広がる凸凹した岩肌が特徴的、このお寺をお参りしたことを
思い出しやすい。


本堂 
本尊 十一面観世音菩薩


大師堂

海上安全祈願のために建立された禅師峰寺、境内からの眺めが良い。



桂浜まで見えた。