2021/05/26

掲示板のお言葉 46


草枕の冒頭ぐらい、いい事言うなあ。



人の心はこだわりを持つと氷となり 無心になると水のように流れ出す

2021/05/16

人は何故ストリップを見るのか ~ 彼女は夢で踊る ~

 今月2本目の映画館での映画鑑賞。車で京都みなみ会館へ。


「彼女は夢で踊る」


『広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。社長の木下は過去の華やかな時代を思い出す。最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。閉館への日々に、木下は忘れていた遠き日の恋を思い出す。そして、最後の舞台の幕が上がる。観客たちはステージの裸の向こうに何かを見つめている。木下は劇場の終演に、胸の奥に隠していたダンサーとの秘密を思い出す。ステージの上に幻は眩しく輝き、木下は遠い昔の美しい夢を見る。』

公式HPより



広島に実在する老舗ストリップ劇場・広島第一劇場を舞台にしたフィクション。
閉鎖公演を2度行いながらその後復活させて、閉鎖詐欺と言われた事も実際にあるそうな。

この5月20日本当に閉鎖、建物も壊されてホテルができるなど開発される予定。

社長の木下が、広島第一劇場で働くことになったきっかけや踊り子・スタッフとの家族のような付き合いの映像と現在のストーリーが交互に展開される。

サラへの思いが現在へと繋がる辺りは、ファンタジー映画とも言えそう。

劇中では、最盛期には一日500万円の売り上げがあったと木下が語る場面も。だが、インターネットで裸を見ることができる世の中、ストリップの時代は終わったと、詐欺と言われようともまだ続けられないかと駆け回る木下に、前社長らはもう無理だと語り掛ける。

人は何故ストリップを見るのか。

劇場最後のステージに向かうヨーコは、木下に語る。
ストリップを見て泣いた女性客になぜ泣くのか聞いた事がある。その女性客は、こんなに美しいものがあるのかと答えた、と。

現役のストリッパーも出演しているが、さすがの演技を見せてくれた。

セリフやナレーションが若干説明になっているのが残念だった。
ネタが面白いだけに、もっとうまく作れたのではないかと思ってしまった。

2021/05/11

お手頃 純米吟醸酒 ~ 北村酒造 蔵の極 ~ 


奈良 吉野の北村酒造のお酒、蔵の極。



300mlで380円とお手頃価格。財布にも優しいというやつだな。


こちらもぬる燗がいいなあ。

2021/05/08

シャトレーゼ  蔵出し生ワインのジェラート

 たまにシャトレーゼの蔵出し生ワインを、料理作りながら酒として飲んでいるが、ジェラートがあるのを見つけた。


蔵出し生ワインのジェラート


赤と白があったが、赤を食べてみた。
赤はカベルネソーヴィニヨン。


スプーンがスッと入っていく柔らかさ、ほんのりとした甘さにベリーの風味を感じるのはカベルネソーヴィニヨンだからか。

アルコール分が0.9%含まれているが、そんなにアルコール感は感じなかったが、大人の味である。

小さいカップということもあるが、ペロッと食べてしまった


2021/05/06

掲示板のお言葉 45 光


む、難しい・・・ 

こんなに字が書いてる掲示板も初めてかも。


阿弥陀様の別名として「十二光」と説かれ、「十二光仏」という名前に讃えられていると。


十二の光はあまたの国を照らす。



佛の光に偶わんものは三垢消滅し、善心生ず。

無量寺佛の光明顕赫にして十方を照耀す。

2021/05/05

2021年春季特別展 MIHO MUSEUMの現代美術

GWの最終日、久しぶりにMIHO MUSEUM の春季特別展へ足を運んだ。




美術館の創立者が収集した現代美術を紹介、展示総数約70点のうち、約60点が初公開作品との事。


事前予約制で、取れた日が生憎の雨模様となってしまった。



あっという間に見終わってしまったが、岸田劉生「童女図」、バーナード・リーチ「燕図」、杉本健吉 散華、杉本健吉「扇面散屏風」は良かったなあ。


MIHO MUSEUMに来ると必ずお目にかかる「隼頭神像」は今回も鑑賞と。

2021/05/04

See you on the road. ~ ノマドランド ~

 今年最初の映画館での映画鑑賞。

  ノマドランド


ベネチア国際映画祭の金獅子賞、トロント国際映画祭の観客賞のダブル受賞という映画史上初の快挙を成し遂げ、第93回アカデミー賞 作品賞・監督賞・主演女優賞の3部門も受賞。


「企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。」(公式HPより)




実に静かな映画だった。退屈と感じる人も多いしれない。
でも、心に染みる映画だった。


町を失い、住む家を失い、バンに乗って季節労働者としてその日暮らしするファーン。
Amazonでの非人道的な仕事は描かれず、日々の糧を得るための仕事としてさらっと出てくるだけだったのが意外ではあったが、何故ノマドを選ぶ人たちが出てきているのかといったアメリカの現状に対する批判を行う映画ではなかった。

工夫も面白くもない言い方をすると、人生を描いている。
どのように生きていくかは、その人そのものの選択であるし、そこには様々な人との関りが生まれては消えていく。
ノマドの生活で良いのは、人と別れる時にさよならではなく、また会おうと言える事だというシーンが記憶に残った。

ファーンを演じたフランシス・マクドーマンドのノマドへの溶け込み方が半端じゃない。労働者そのものだ。

この映画、監督の特徴として、フランシス・マクドーマンドや淡い恋心?恋愛要素をうかがわせたデイブ役のデヴィッド・ストラザーンの他は、劇中に登場するノマドたちはほぼ本人たちが実名で登場している。
知らなかったので、エンドロールで役名と名前が一緒なのを見て、驚いた。

そして、なにより風景が美しい。

アメリカ西部の美しい自然の風景に魅せられる。

監督 クロエ・ジャオはアメリカが好きなんだろうなあ。
開拓の時代からアメリカってこうなんだという事を自然込みで描いている気がする。


映画館で見るべし。

2021/05/01

掲示板の言葉 44

 

へそに怒られるぞ。




いつ見ても 暇そうなのは 臍ばかり

2021年4月の読書

 


4月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:4246
ナイス数:282

理系に学ぶ。理系に学ぶ。感想
文系人間の著者が、様々な分野の理系のお友達をつないだ対談集。 
・しゃべりのうまいプログラマーとか、その時点で能力を疑うし、たいしたことがない。 
   ・こつこつ積み上げた方が論理的に見えるが、それだけでは絶対に月に行けない。
    ・理系と文系をあまり分けちゃいけない。アーティストだけがアーティストじゃない  
    し、物理学者だって芸術家。
読了日:04月29日 著者:川村 元気


ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)感想
バスジャック事件の解決編。相変わらず哲学、視点の置き所がユニークだ。狩集家の遺産相続争いに巻き込まれたけど、話が壮大だがこの次から大丈夫かな。
読了日:04月27日 著者:田村 由美


ミステリと言う勿れ (1) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (1) (フラワーコミックスアルファ)感想
安楽椅子探偵の一人芝居という趣。面白い。
読了日:04月25日 著者:田村 由美


52ヘルツのクジラたち (単行本)52ヘルツのクジラたち (単行本)感想
最近の本屋大賞はこういうテイストが選ばれているのだろうか。虐待シーンが重いだけに、最後は希望の光が見える着地で良かった。
読了日:04月24日 著者:町田 そのこ


存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く感想
原題:Invisible Woman Exposing Data Bias in a World Designed for Men 
臨床試験、都市計画、交通システム、公衆衛生、社会制度、労働環境、消費者製品などあらゆる分野で女性に関するデータが著しく不足。
官民問わず意思決定者・設計者・計画担当者の大部分を男性が占めているために、女性の意見・ニーズが取り入れられず計画や開発が行われている。 
各国の様々なデータを基に、女性の存在が無視された社会ができあがっている事を明らかにする。
読了日:04月22日 著者:キャロライン・クリアド=ペレス


THE BIG ISSUE 404号THE BIG ISSUE 404号感想
第5次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」で購入。 
インタビュー 大坂なおみ 
特集 にぎわう!空き家いちば 
     リレーインタビュー・私の分岐点福岡南央子 スイス、非正規滞在者10万人。世間から隠れて暮らす
読了日:04月17日 著者:


活かそうコミュ力! 中高生からの防犯 (なるにはBOOKS 別巻)活かそうコミュ力! 中高生からの防犯 (なるにはBOOKS 別巻)感想
防犯がテーマだが、コミュニケーションの大切さに焦点が当たっていた。
読了日:04月16日 著者:武田 信彦


ちょっとフレンチなおうち仕事 (正しく暮らすシリーズ)ちょっとフレンチなおうち仕事 (正しく暮らすシリーズ)感想
「プロフェッショナル 仕事の流儀」で年間最高視聴率を記録した伝説の家政婦・シマさんの暮らしを紹介。あとがきにあるように、いい意味でこれがフレンチなおうち仕事なのか?という自然体な暮らし。 菜箸は万能な道具、切る作業の9割はペティナイフ、鍋は4個で十分、シンプルな調味料で料理する、などが気にかかった。
読了日:04月16日 著者:タサン 志麻


シネマ・コミック15 崖の上のポニョ (文春ジブリ文庫)シネマ・コミック15 崖の上のポニョ (文春ジブリ文庫)感想
映画を1回しか見たことがないからか、こんな話だったのか。人魚姫が下敷きになっているのかな。宗介とポニョの将来が気にかかる。
読了日:04月16日 著者:宮崎 駿


京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)感想
京大に受けつがれる「自由の学風」「変人のDNA」を 世に広く知ってもらうため発足した公開講座。 学生に既知の情報を教えるだけでなく、学生と一緒に未知の世界を研究し、探求しようというフンボルト思想が今も京大には生きている。日本のことだけ考えるのではなく、世界を考えるというスタートから世界が目標。 「不便なモノ」が社会を豊かにする!?システム工学・川上浩司が面白かった。
読了日:04月11日 著者:酒井 敏,小木曽 哲,山内 裕,那須 耕介,川上 浩司


イグ その愛と死 イグアナの嫁3イグ その愛と死 イグアナの嫁3感想
「イグ嫁」3作目で完結編。著者とツレにとっては、苦しい時代に寄り添ってもらった、福の神のようなイグアナとの別れ。とても辛かっただろうなあ。
読了日:04月10日 著者:細川 貂々


やまと万葉の花―万葉の花図典 (京都書院アーツコレクション―写真 (64))やまと万葉の花―万葉の花図典 (京都書院アーツコレクション―写真 (64))感想
万葉集に歌われている花・植物を写真と共に解説した1冊。
読了日:04月10日 著者:宮地 たか,菅野 美奈子


技を伝え、人を育てる 棟梁 (文春文庫)技を伝え、人を育てる 棟梁 (文春文庫)感想
宮大工・故西岡常一の内弟子を務め、「鵤工舎」を設立。還暦を迎え、代表を退くことで新しい棟梁を育成する決心をした心境、技・伝承・弟子の育成について著者が聞き書きした本。今の時代の育成にそのまま使うと伝わらない可能性が高いと思うものの、基礎の考え方は通じる。 「木に癖があるように人にも癖がある。その癖を見抜いて、活かしてやるのが務めや。木でも若い木は暴れる。年齢のいった木は暴れが少ない。全く人間と同じや。その癖をなかったことにしてみんな同じような人間にしようとしているのが現代や」
読了日:04月08日 著者:小川 三夫


ご冗談でしょう,ファインマンさん 下 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう,ファインマンさん 下 (岩波現代文庫)感想
プリンストン時代から南米・日本来日、ノーベル賞受賞のくだりが書かれる。
初来日時にホテルではなく旅館を楽しもうとする姿がほほえましい。 ファインマンと聞いたとたん思い出してもらいたいのは、ノーベル賞をもらったことでもなければ、理論物理学者であったことでもなく、マンハッタン計画でもななく、好奇心でいっぱいの男だったということそれだけだ、と言っていたそうだが、そんなファインマンさんの信条と人柄が伝わってくる本だった。
読了日:04月08日 著者:R.P.ファインマン,大貫 昌子


人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集感想
小説家よりも先に漫画家を目指していたという著者初めての漫画作品集。
表題作を含めて8編収録。 シュールやホロリとする話あったり、小説同様に著者の世界を堪能できた。
読了日:04月06日 著者:荻原 浩


塀の中の美容室 (双葉文庫)塀の中の美容室 (双葉文庫)感想
女子刑務所で営業を行う美容室「あおぞら美容室」を舞台にした連作短編集。
美容師は受刑者、美容師の過去が明らかになっていくメインストーリーだけでなく、「あおぞら美容室」を訪れる一般客の抱える物語が上手く絡まりあって、温かさを感じる一冊。
読了日:04月04日 著者:桜井 美奈


さよならさんかく (講談社の創作絵本)さよならさんかく (講談社の創作絵本)感想
図書館にて。 「さよならさんかく またきてしかく ・・・」 覚えていたのは、途中から違った覚えたあるが、地方によってちがうのだろうか。最後のページで上下をひっくり返して元に戻って来るのは子供には面白いだろう。
読了日:04月04日 著者:安野 光雅


SPY×FAMILY 6 (ジャンプコミックス)SPY×FAMILY 6 (ジャンプコミックス)感想
夜帷とのテニスミッションが、まさにマンガ。ラブコメ要素満載で、今回もメインストーリーに進展なしかと思ったら、最後にデズモンドに接触。
読了日:04月03日 著者:遠藤 達哉


リーダーのための「人を見抜く」力 (詩想社新書)リーダーのための「人を見抜く」力 (詩想社新書)感想
野球人生で培った人間観察力・洞察力が、指導者として必要な人を見る眼につながった。選手観察と選手に応じた育成方法を提示する。 1項目3~4ページと読みやすく、入門編という感じ。
読了日:04月01日 著者:野村 克也

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