今月2本目の映画館での映画鑑賞。車で京都みなみ会館へ。
「彼女は夢で踊る」
『広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。社長の木下は過去の華やかな時代を思い出す。最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。閉館への日々に、木下は忘れていた遠き日の恋を思い出す。そして、最後の舞台の幕が上がる。観客たちはステージの裸の向こうに何かを見つめている。木下は劇場の終演に、胸の奥に隠していたダンサーとの秘密を思い出す。ステージの上に幻は眩しく輝き、木下は遠い昔の美しい夢を見る。』
公式HPより
広島に実在する老舗ストリップ劇場・広島第一劇場を舞台にしたフィクション。
閉鎖公演を2度行いながらその後復活させて、閉鎖詐欺と言われた事も実際にあるそうな。
この5月20日本当に閉鎖、建物も壊されてホテルができるなど開発される予定。
社長の木下が、広島第一劇場で働くことになったきっかけや踊り子・スタッフとの家族のような付き合いの映像と現在のストーリーが交互に展開される。
サラへの思いが現在へと繋がる辺りは、ファンタジー映画とも言えそう。
劇中では、最盛期には一日500万円の売り上げがあったと木下が語る場面も。だが、インターネットで裸を見ることができる世の中、ストリップの時代は終わったと、詐欺と言われようともまだ続けられないかと駆け回る木下に、前社長らはもう無理だと語り掛ける。
人は何故ストリップを見るのか。
劇場最後のステージに向かうヨーコは、木下に語る。
ストリップを見て泣いた女性客になぜ泣くのか聞いた事がある。その女性客は、こんなに美しいものがあるのかと答えた、と。
現役のストリッパーも出演しているが、さすがの演技を見せてくれた。
セリフやナレーションが若干説明になっているのが残念だった。
ネタが面白いだけに、もっとうまく作れたのではないかと思ってしまった。
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