「のめる」 柳家小権太

ポッドキャスティング落語 11月5日配信

なくて七癖、どんな人にも癖はある。癖がテーマ。
いつも「つまらねえ」という癖がある半さんに「一杯飲める」という癖があることを
指摘された八っつあん。
癖をなくすためにお互いの癖を聞いたら1円払うルールを作る。
何とか「つまらねえ」と半さんに言わせたいので、ご隠居さんと相談するが
結局自分が言ってしまう。
最後には詰め将棋を使って「つまらねえ」を言わしたまでは良かったが、
2円払うと言われてつい「こりゃ有難え、一杯飲める」がさげ。

自分が言ってしまうだろうなあ、という危なっかしさが演じどころか、
やっぱり言うのね、という吉本新喜劇のようにほっとするサゲでもある。

東京に行く新幹線の中で聞いていたら、鈴本演芸場で聞いた。
八の指をさす癖は実際に見ないとわからない。

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