2009/07/31

貧乏くさい

ビールが美味しい季節である。

先月、嫁の実家に帰省した際に、もらって帰ってきたエビスビール。
贅沢な気分だ、と飲んでいたが、ふと気になった。

いつも通りの日常生活で、こんなにエビスを飲んでいいのだろうか?
何かの時の乾杯に飲むものではないだろうか。

まだ数本エビスは残っているが、つい発泡酒を買ってきてしまい、
普段はこっちを飲んでしまう。

めっちゃ貧乏くさい。
「何かの時」って、いつだろう。

2009/07/29

W杯決定

28日に国際ラグビーボードは、日本を2019年のラグビーワールドカップ開催地に決定した。

欧州と南半球のラグビーが強い国でしか開催されておらず、当然アジアでは初開催。
ラグビー普及のためらしいけど、経済危機の中でお金があるところに廻ってきたのか。
(日本もお金があるわけではないが)

日経新聞によると、会場候補立候補先に国立競技場や札幌ドームがあるらしいが、
ここを満員にするのは、現状では難しいと思われる。
WBCやサッカーのワールドカップ程の集客力は、日本ではまだないはずだ。
(当然)黒字を目指すらしが、2年前のバスケットボール世界大会が大赤字で
問題になっていたことを思い出す。

残り10年間で決勝トーナメントに残るぐらいの日本代表を作らなければならないが、
世界レベルの試合を広く見てもらうためにも、特別に安い席を作ってもらいたい。

世界陸上 大阪大会を見に行って感じたが、ざくっと言うと「大きな運動会」みたいで
日本人が好きで慣れた雰囲気だったが、値段が高すぎて客席はガラガラだった。

バレーボールのような変なお祭り(ジャニーズのコンサートみたいな)方向にも
持っていってもらいたくないなあ。

2009/07/27

シャンゼリゼで逃げ

別府・新城の日本人2人が出場して話題となった今回のツールも
昨日で全21ステージを終了した。

総合優勝は2年ぶりのコンタドール、3年ぶり復帰のランス・アームストロングは3位。
アームストロングは、来年は自分のチームを作って、ツールドフランス総合優勝を狙うそうだ。

カベンディッシュが、本ツールで6勝を飾り、スプリント勝負では異次元の強さを見せ付けた。
別府・新城も見事に完走を果たし、日本人で初めての完走者と相成った。

第19ステージで、別府が7位に入った直後に、大絶賛してしまったが、
別府自身は、7位ぐらいで何故(日本で)褒められなければならないのか?
=もっとできる、とのコメントを残していたそうだ。

単純に喜んでしまって、ごめんなさい。

13年ぶりに日本人出場、新城は5位 別府は7位というステージ順位も叩きだし、
完走まで果たしてしまうというご馳走にお腹一杯気味だったが、第21ステージでは、
更にスペシャルメニューが残されていた。

シャンゼリゼ周回コースに入ってからの別府が逃げ集団を形成し、
残り1週で集団につかまるまで逃げ続けた。
これにより、第21ステージの敢闘賞を受賞し、赤ゼッケンをゲット。
途中のスプリントポイントで2位通過し、ポイントもゲット。
最終日だったために、残念ながら表彰台に上ることができなかったが、
「日本人も中々やるではないか」とパリの人にも思わせる活躍だった。
J SPORTS のサイトによると、敢闘賞とは8人の審判員の投票により、
「ステージを最も盛り上げ、最も勇敢な走りを見せた選手」に与えられる賞、だそうだ。

逃げが決まる肝心の場面は、豪雨のためスカパーの受信状態が悪くなる
という最悪の事態が発生してしまい、見れず仕舞い。仕方なくYouTubeで確認。
http://www.youtube.com/watch?v=O3bo7swModU

正直、最後までは逃げさせてくれないのはわかっていた。
しかし集団が別府を捉えた後は、今度は新城のゴールスプリントの期待を持ったまま
最後まで見ることができる、というデザート付き。
いつもの最終ステージとは全く違う興奮状態だった。
(新城は結局20位フィニッシュ)

完走しただけで素晴らしい結果だが、人間慣れてくるとそれすら当たり前だった
ように感じる。
しかし、別府の心意気に応える意味でも、来年はステージ優勝を期待しよう。

月並みだが、日本の自転車界には歴史的な年になったことは間違いないでしょう。
何年か何十年経っても2009年のツールでは・・・、と語り継がれるはず。
見るだけでなく、自転車に乗りたくなったのでした。

別府選手
総合 112位 88h 43' 56" +2h55'21"
ポイント賞 43位 41ポイント

新城選手
総合 129位 89h05'19" +3h16'44"
ポイント賞 53位 36ポイント
新人賞 24位 +3h12'39"

止めてほしい

コロナビールのCORONA EXTRAの缶が発売になり、
少し前にコンビニで買って飲んでみた。
ご丁寧にライム果汁の袋付き。
味は、やっぱり瓶でライムを落とし込む方が美味しいかった。
その時にキャンペーンに応募していたのだろう、今日景品が届いた。

携帯ストラップ。
写真では写っていないがライト付きである。
そしてずっと赤と黄色に点滅を続けている。
どうやって止めていいのかが分からない。
夜中、不気味に点滅するのはやめてくれー。

2009/07/25

怒りの向こう側

アメリカで男に生まれたら、やりたい職業が3つあると聞いたことがある。
NYPDの署長と大統領と、ノートルダム大学ファイティング・アイリッシュのヘッドコーチだ。

そのファイティング・アイリッシュで伝説の名ヘッドコーチ ルー・ホルツが、
NFL経験者を含んだOBチームを引き連れてオールジャパンと試合を
しにやって来てくれた。
日本にアメリカンボールがやってきて、今年で75周年、その記念事業の一環とのこと。

試合自体は、混成チームであり、ノートルダム大は久しぶりにフットボールを
やる選手も多いのだろう、反則やプレーの間違いがたくさんあり、
盛り上がりに欠けるものとなった。
負けるにしても日本のオフェンスがもっとがんばらにゃあいかん。

一番盛り上がったのは、不正な装備で不必要な反則を取られた選手に激怒する
ルー・ホルツが見られた時のことだ。
71歳になっても熱いなあ。
若いころはもっと迫力があって、選手は震え上がっただろう。
しかし、勝利の後は笑顔のかわいい好々爺といった感もあり、選手の心を掴むのも
巧みそうだ。

観客が17,000人強で、大変少ない。
見に行きたかったなあ。

おいおい


ツールドフランス 第19ステージ。

別府はやってしまった。
自己最高 7位。

残念ながら何や7位か・・・、と思ってしまうだろうが、日本人のパフォーマンスとしては最高レベルを出してしまった。

コロンビア列車について行き、しかもカベンディッシュ、フースホフト、フレイレの後での7位とは。

シャンゼリゼゴールが見れるだけでも凄いことだが、それだけに満足しない
所が素晴らしい。いや、完走できなかったとしても、今日の活躍でお腹一杯。

初めての3週間のレースのはずだが、日に日に化けたという印象だ。
イチローや中田のレベルに並んだ夜だった。

2009/07/22

鳥肌

ツールドフランス2009 第16ステージ。
休養日明け、正念場のアルプス山越2日目のレースは、超級山岳と1級山岳を越え、30km下ってゴールするステージだった。

1級山岳では、攻めるしかないサクソバンク勢の攻撃が続き、シュッレク兄弟のアタックにさすがのアスタナ勢も分散されてしまった。
アームストロングも千切れてしまい、最大30秒差が開いた。

コンタドールとのエース争いが話題の今ツールだったが、3年のブランクは流石に大きかったかと、誰もが思ったに違いない。

ところが、アームストロングが飛び出している映像が映し出された。
何と千切れた所からの必死の追い上げを見せ、コンタドールの集団に追い付いた。これでアスタナとサクソバンクの立場が逆転。

本当に一度引退した選手なのだろうか?
2/3が終了したツールだが、総合成績は2位だ。

アームストロングの走りに久しぶりに鳥肌が立ったのだった。

2009/07/21

こんな所で

初めての東北、初めての福島県に足を踏み入れた。

とは言っても、福島県も南部の白河市だったので、ほんの触りに触れた程度。

名物を地元の方に尋ねるも、これと言った決定打がないらしい。

そばと桃と白河ラーメンが美味しいとのこと。どれも知らなかった。
ちなみにご当地キティは赤べこ。

帰りに福島空港に行くと、そこかしこに、ウルトラマンが飾ってある。
何故?と思ったら、円谷英二監督が福島県出身に絡めているらしい。
何でもウルトラマン道路もあるそうだ。

それも知らなかったなあ。

2009/07/14

17点目

ルーブル美術館展@京都市美術館 7月12日。

フェルメール「レースを編む女」が出展されており、見に行った。

朝から出かけたからか、そんなには混んでいなかった。
順路の早い段階でフェルメールがお目見え。
図録で見るかぎりは、あまりいい作品とは思わなかったが、実物を見ると印象が違った。

フェルメールの特徴である左側に窓こそないが、暖かい光が画面の上半分を満たしていた。
一方レース編みに集中する女性、まず手元に視線が止まる。こちらも息を詰めてしまう緊張感が漂っていて、暖かい光との対比が見られた。
画集では、糸が無造作に書かれている印象だったが、道具入れの青と糸の赤さがポイントになっていた。

スッと引く?

コンビニの商品入れ替えが激しいと言われているが、缶コーヒーも同じだろう。
出ては消え、生き残るブランドはほんの少しではないか。

喉が乾いたこともあり、飲んだことのない缶コーヒーを買ってみた。

コクがさっと来て、スッと引くとのことでマジックウェーブらしい。

うまいこと名付けているが、飲んでみると後味が薄い。

2009/07/11

ミャンマー

カンボジア

立川志の輔 独演会

2009年7月11日(土) @浄るりシアター

久しぶりに能勢町に行ったが、遠いなあ。
いろいろな場所で渋滞に引っかかったけど、3時間弱のドライブ。
環境だけでなく小屋自体もとてもきれいで落語にぴったりだった。
能勢町にこんな建物があると聞くだけでは、バブルの残骸かと思ったが、
伝統芸能である浄瑠璃を200年・300年先まで残そうという想いで、
運営を続けているそうだ。

なんでもここで落語は初めてとのこと。もっと開催してもいいんではないか。
見に行くのは遠いんだけれども。

立川メンソーレの前座の後、「親の顔」「井戸の茶碗」の2席。
「親の顔」
どこかで聞いたことがあるような気がしたが、テレビか。
息子の学校に呼び出された父親、きっと5点しか取れなかった
テストの件だと学校に向かうが、先生は子供の考え方の幅の広さを
ほめようとしていた。
しかし、父親の方が考え方が広かった。蛙の子は蛙という話。
本編に入る前の枕で小話が10連発程度あったが、これが面白かった。
コーヒーを飲むと右目が痛くなる患者、不眠症の患者に寝起きの薬を出す医者、
寝坊した若手社員二人、などなど。
「井戸の茶碗」
大いに笑わせてくれた。困り果てる屑屋がぴったり。
今回人情話をかけなかったが、正解だ。
談春とは違う道を歩んだほうが良い。
昨年末から大ホール・師匠譲りの人情話で涙を誘っている弟弟子に
負けたくないだろうが、今日の2本は新作を持っていることと、
古典も新作っぽくアレンジして、大爆笑を誘っていた。
去年の国立文楽劇場の独演会よりも楽しかった。



2009/07/07

日本人 一桁順位

新城・別府の二人が参戦している今年のツール・ド・フランス。
第二ステージは新城が5位、第三ステージでは別府が8位と連日活躍している。
両選手ともアシストのため、この辺りの順位はあまり関係ないと思うが、新城はスプリントのエース扱いなのか、レース最後まで争った。
翌日は現地の取材も殺到し、注目度も上がっているようだ。
プロ1年目での出場だが、何かをやってくれそうな予感がする。

一方やっと出場したかとの感がある別府は、昨日渋い活躍を見せていたようだ。
第三ステージレース終盤プロトンがミストラルに吹かれた際、この気に乗じてチームコロンビアがスパートした。
J SPORTS のホームページによれば、この時別府がチームメイトに前に出ろと絶妙なタイミングで合図を出したらしい。合図のお陰で、シマノスキルは先頭集団に6人を送り込むことに成功した。

アームストロングとポポヴィッチ2人だけになり、コンタドールとアームストロングのエース争いを早くも浮き出させてしまったアスタナとは対照的だ。

別府は第三ステージのコース近くに住んでいた事があり、ミストラルかきつい地域である事がわかっていたのだろうが、大舞台で自分の仕事をやりきることは素晴らしく、チームメイトの信頼感も高まるだろう。

今後も楽しみなツールになりそうだ。