立川志の輔 独演会

2009年7月11日(土) @浄るりシアター

久しぶりに能勢町に行ったが、遠いなあ。
いろいろな場所で渋滞に引っかかったけど、3時間弱のドライブ。
環境だけでなく小屋自体もとてもきれいで落語にぴったりだった。
能勢町にこんな建物があると聞くだけでは、バブルの残骸かと思ったが、
伝統芸能である浄瑠璃を200年・300年先まで残そうという想いで、
運営を続けているそうだ。

なんでもここで落語は初めてとのこと。もっと開催してもいいんではないか。
見に行くのは遠いんだけれども。

立川メンソーレの前座の後、「親の顔」「井戸の茶碗」の2席。
「親の顔」
どこかで聞いたことがあるような気がしたが、テレビか。
息子の学校に呼び出された父親、きっと5点しか取れなかった
テストの件だと学校に向かうが、先生は子供の考え方の幅の広さを
ほめようとしていた。
しかし、父親の方が考え方が広かった。蛙の子は蛙という話。
本編に入る前の枕で小話が10連発程度あったが、これが面白かった。
コーヒーを飲むと右目が痛くなる患者、不眠症の患者に寝起きの薬を出す医者、
寝坊した若手社員二人、などなど。
「井戸の茶碗」
大いに笑わせてくれた。困り果てる屑屋がぴったり。
今回人情話をかけなかったが、正解だ。
談春とは違う道を歩んだほうが良い。
昨年末から大ホール・師匠譲りの人情話で涙を誘っている弟弟子に
負けたくないだろうが、今日の2本は新作を持っていることと、
古典も新作っぽくアレンジして、大爆笑を誘っていた。
去年の国立文楽劇場の独演会よりも楽しかった。



コメント

てれっとテレキャス さんの投稿…
親の顔

貧家ピーさん、全日空の機内で聞いてませんか?
小生、機内でこれ聞いたとき大爆笑でした。確かバンコクでやった公演の録音でした。
貧家ピー / hynkapii さんの投稿…
どっかで聞いたことがあったんですが、思い出せず。
ANAの機内だったのでしょうか。

どうも最近物忘れが・・・。