空摺ときめ出し  ~ ボストン美術館展 浮世絵名品展 鈴木春信@あべのハルカス美術館 ~


天王寺公園のカフェで休憩を取り、あべのハルカス美術館へ移動。
(天王寺公園って、随分ときれいになったもんだなあ)

ボストン美術館展 浮世絵名品展 鈴木春信 大人 ¥1,300
春信作品のほとんどが海外で所蔵されているが、中でもボストン美術館所蔵の
浮世絵は数も多いし、色彩が綺麗に残っている。

本展示会で8割が初めての里帰り、とのこと。
これでもかというくらいに春信作品を鑑賞できるが、
飽きることなく楽しめた。

「鷺娘」 雪道に佇む白い振袖の女性を描いたこの作品が、一番気に入った。
振袖の模様を凸版による「空摺」、雪の立体感を凹版を用いた「きめ出し」という
技法を用いて描かれている。

実物を見て判別できる繊細さ。

図録にも空摺が
紙自体も相当高級なものを使っていたのだろうなあ。

コメント