京都シネマで映画「いとみち」を鑑賞。
越谷オサムの小説「いとみち」の映画化。
小説を読んだ時は、「スイングガール」や「フラガール」みたいな感じなので、すぐにでも映画化されるだろうなあと思っていたら、中々映画にならなかった。
青森出身の横浜聡子さん監督・脚本、オール青森ロケで待望の映画化、という感じ。
青森空襲や三味線の作り方も入って、青森の人たちによる青森のための映画になっていた。
(古坂大魔王が出演しているのは、りんご繋がりかと思ったら、青森出身だった・・・)
正直な所、小説からすると主人公・いとが何故三味線を弾かなくなったのか(股を広げるのが恥ずかしいだけではない・・・)、何故もう一度三味線を弾こうと思ったのかという心情変化が描かれていないので、映画は物足りない。
ただ、いとの引っ込み思案やメイドカフェを守りたいという気持ちは強く伝わってきた。
いとの祖母・ハツヱが、孫を可愛がるやさしいお祖母ちゃんかと思っていたら、演じる西川洋子さんが津軽三味線の名手ということで、三味線を持つと凛とした姿に空気感まで変わったのにびっくりした。
いととのセッションが、実の所この映画の一番の見ものだったな。
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