読んだ本の数:302
読んだページ数:48299
ナイス数:2967

無料電子版にて。全国将棋大会で、佐藤康光・羽生善治と出会う。自分には将棋しかないと奨励会入りへの挑戦や師匠となった森信雄との将棋生活が、ぎりぎりすぎて読むのが辛くなるほど。
読了日:01月03日 著者:山本おさむ

著者が日常生活のささいな事からどんな憶測をしているか、 1ページ1ネタでイラストと文章で掲載。憶測、というか空想・妄想、だからこそあのような絵本を書くことができるのかと納得。
読了日:01月06日 著者:ヨシタケシンスケ

シリーズ18作目。女子高校生ヤングケアラー、賽銭泥棒、マッチングアプリ美人局、悪質ペットショップの4編。ゼロワンからの依頼というのが珍しかった。
読了日:01月06日 著者:石田 衣良

毎日新聞 朝刊連載「中畑流万能川柳」1991年11月5日から2008年8月31日までに掲載された川柳の中から中畑貴志が再度ピックアップした。 苦手です別れた夫に似た息子 / ゴミ出しを一度もせずに逝った夫
読了日:01月06日 著者:中畑貴志 編

婚活、というか合コンやホストに行って、自分らしく生きるのが大切で終了。ほとんどが「いぬまん」という4コマ、ダジャレ1コマ漫画が一番面白かった。
読了日:01月08日 著者:いのうえ さきこ

特集 沖縄、百年の食卓 / スペシャルインタビュー スペシャル企画:トーベ・ヤンソン / 英国。生活費の高騰に、年間2億食分の食料を提供 / 新春エッセイ:藤原辰史さん / 表現する人:池田晃将さん
読了日:01月08日 著者:ビッグイシュー日本

渋沢栄一著「実験論語」を論題の共通したものを章別にまとめる・順序を入れ替えるといった編集を行った本。幕末の生まれ、倒幕を考えていた青年時代から大蔵省の官僚となる流れも面白かった。「明治の三傑」西郷・大久保・木戸をはじめ、伊藤博文、大隈重信ら政財界とのやり取りの中で、論語の言葉を引いて説明してくれるので、現代語訳という事も合わせて「論語」の一般的な解説書よりも理解が深まった。「論語」の根本教義であるという「忠恕」を学んでいきたい。
読了日:01月12日 著者:渋沢 栄一

無料電子版にて。ドラマ原作、食べただけでレシピがわかる絶対味覚を持ち重度のコミュ障の主人公が定食屋でアルバイト。原作の方が1巻から結構コミュニケーション取れている気がする。出てきた料理のレシピ付き、ブリの南蛮漬けが美味しそうだった。
読了日:01月12日 著者:白乃雪

終電で帰っても、ぱぱっとできる「きちんと飯」。食材が揃っていなくてもヘルシーかつ時間を掛けず簡単に作る事ができるレシピ集。「カレーそぼろのまぜまぜサラダ」を作ってみようかな。
読了日:01月14日 著者:梅津 有希子,高谷 亜由

無料電子版にて。地方裁判所の第一刑事部(イチケイ)の刑事裁判官・坂間が主人公。真面目で堅物っぽい坂間が、癖のありそうなイチケイの裁判官に揉まれていくのだろう、と思わせる1巻目。
読了日:01月15日 著者:浅見理都

朝の読書活動によって小・中学生の平均読書冊数が回復しているのに、「若者は本を読まない」と言われ続けている現状を検証する前半。後半は、10代が好むフィクションの特徴①正負両方に感情を揺さぶる。②思春期の自意識、反抗心、本音に訴える。③読む前から得られる感情が分かりやすい、を上げるなど、人気の書籍を紹介するような内容になっていた。
読了日:01月17日 著者:飯田 一史

無料電子版にて。一緒に帰る頻度も上がり、周りも気づくぐらいに進展してるのに、西片くんだけ気づかずなのかな。
読了日:01月19日 著者:山本崇一朗

著者が東京工業大学での4か月間の講義「生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか」を書籍化。クラゲ研究でノーベル賞を受賞した下村脩氏、星新一の弟子 江坂遊氏、広島地方気象台(空白の天気図)など。生涯一つのテーマを貫いた人、途中で道を変えた人、異端といわれてきた人、すでに伝記や評伝が出ている歴史上の偉人についてはそこに書かれていない秘話を講義したとのこと。話だけではなく、本人に来てもらい話を聞けたり質疑応答できたのはうらやましい。一限でも人気だったのも頷ける。
読了日:01月22日 著者:最相 葉月

22年10月発行の本書、フェムテックについて科学的エビデンスを提供する目的で編集。日本産前産後ケア・子育て支援学会 理事長、大学教授、産婦人科医、企業・NPO代表らが、講演・セミナーで発表したような形式に見える。 以下の言及が印象的だった。 「女性は、一女性としてどこの国で生まれて、どこの文化で育とうとも、月経がある、妊娠をする、更年期などの不調が高い確率である、そういったヘルスケアニーズややソリューションの方向性はおおむね共通です。
読了日:01月24日 著者:林 謙治,渡邊 香

週刊文春に連載していた読書日記。漫画や昭和を古本屋に求める。風邪をひいて松本清張を読みふける所が素敵だ。この手の本のあるあるだが読みたい本が増えた。
読了日:01月25日 著者:穂村弘

特集 一期一会、新種発見 / スペシャルインタビュー クイーン ブライアン・メイ / “ごみ”で着飾った荘厳で哀しい精霊たち / 手しごと ことはじめ ”ダーニング” あえて見せたい、繕い / Tansaレポート その2 PFOA 汚染地・大阪で PFAS 疫学調査スタート
読了日:01月26日 著者:ビッグイシュー日本

Audibleにて。3巻目でインドーネパールへ。カースト制度、年少の売春婦、ガンジス河の焼き場、闇ドル商、ギュウギュウ詰めの列車の網棚でごろ寝など、一気に濃度が濃くなった。列車・バスの時刻、ホテル、レストランを探すのは人に聞く、インターネットが普及する前の旅はこうだったなとふと思い出した。ここでようやくデリーへ。
読了日:01月27日 著者:沢木 耕太郎

Audibleにて。朗読を突き詰めたいと、TBSアナウンサーを50歳で退職した著者のエッセイ、audible版も著者自身でナレーション。盟友となったジェーン・スーとの馴れ初めが知れ、特別対談も収録されている。
読了日:01月31日 著者:堀井 美香

無料電子版にて。コミュ症と言いながら、友達が増え関係もどんどん深まっている気がする。
読了日:01月31日 著者:オダトモヒト

10年連続、三重県大会初戦敗退の弱小校 白山高校が2018年の夏の甲子園に出場までを関係者を取材して綴ったノンフィクション。偏差値も低く地元の評判も決して良くない学校に1人の先生が赴任し、甲子園をつかみ取るとなると、世代としては「スクール・ウォーズ」を思い出した。人は成長できるのだなあ。「リアル・ルーキーズ」と呼ばれ、甲子園で一回戦で敗れるもスタンド全体から湧き上がる応援を受けるシーンに感動した。
読了日:02月01日 著者:菊地高弘
![[新装版]心を高める、経営を伸ばす 素晴らしい人生をおくるために](https://m.media-amazon.com/images/I/41dZQ9i4yyL._SL75_.jpg)
Audibleにて。稲盛氏が経営者として突き詰めてきた考え方、思いが綴られている。小善は大悪に似たり、自己犠牲、組織はリーダーの行動を映す鏡、公明正大に利益を追求する。
読了日:02月02日 著者:稲盛 和夫

100年以上続く京都の老舗35件を取材してまとめた本。モットーや経営の信念は、「感謝」や自分だけ良ければokではない(三方よし)など、よく言われていることばかり。続けることに意味があり、難しいのだろう。京都の中心街にそんなお店があったかな?と思う老舗も多かったので、今度行った時は覗いてみよう。
読了日:02月02日 著者:酒井洋輔

缶詰を使った時短おつまみレシピ集。缶詰はコンビニでも買えるので、ちょい足しで酒に合うメニューを作る事ができそう。ピーマン焼き鳥詰めチーズ焼きは美味しかった。
読了日:02月02日 著者:黒瀬 佐紀子

2024年 絶対見逃せない美術展 モネの「睡蓮」大解剖 原点はここから!「連作の発見」に迫る / ディスカバー 日本の美術 / 現代アートの大旋風起こる! / 江戸絵師の魅力再発見
読了日:02月03日 著者:

無料電子版にて。父親と無言の意思疎通ができるとは、この親にしてこの子あり。実はコミュニケーション能力が高いのだろうか。
読了日:02月05日 著者:オダトモヒト

特別企画/相手の言いなりになっていては損をするだけだ!! 「銀行交渉」に強くなる3時間セミナー / 「税理士さん」との上手な付き合い方&活用の仕方教えます / 税務署に睨まれない「交際費」の経理処理―ここにご注意!!
読了日:02月06日 著者:研修出版

結婚、子供、正社員、老後に備えて貯金といった、まだ多くの日本人が行うことから離れた著者が、自分の幸せについて記した本。幸せ :孤立しないこと 社会や他人とのつながりを持ち続けること、というのは大切なことであるなあ。
読了日:02月06日 著者:pha

現代人が感じる読みにくさを論じるために現代の価値観で源氏物語を読み直した。ルッキズム、ロリコン、不倫、性暴力などがキーワード。時代・価値観が違うので、今読むと違和感があるのも仕方がないだろう。紫式部のつぶやきが顔を出していたのは面白い。
読了日:02月08日 著者:山崎ナオコーラ

感想:ポリ袋に、材料と調味料を入れて、お湯に入れるだけの「ポリ袋レシピ」集。レンチンの方が簡単にできそうだが、塩分カット、カロリーダウンというメリットがありそう。
読了日:02月10日 著者:川平 秀一

無料電子版にて。暴力団側で唯一夫婦を疑う・恭一と哲雄・歌仙夫妻の命を懸けた駆け引きが続く。生き残りを懸けて恭一と取引する哲雄の決断はどちらに転ぶのか。
読了日:02月10日 著者:山川直輝,朝基まさし

ある日隣に寝ていた奥さんが突然意識を失い、闘病生活の後で亡くなり、2歳の息子さんを育てることになった著者のYoutubeチャンネルをコミック化。自分もくも膜下出血をしたので、突然死んでしまうことがあるのだという認識はあるものの、大切な家族を失うのは本当につらいだろう。当たり前の日常は貴重と改めて思う。
読了日:02月11日 著者:りゅーちゃんねる,きむら かずよ

非上場会社向けの持株会社の活用法。作るだけでなく、企業グループとして機能させるために連結決算・連結管理会計・連結納税・CMSなどの仕組みも解説。
読了日:02月13日 著者:あがたグローバル税理士法人,あがたグローバルコンサルティング株式会社

無料電子版にて。子ども時代に国際テロ組織に拉致され、戦闘工作員となった島崎真悟が主人公。組織からの脱出に成功し日本に帰ってきたが、工作員のような仕事をしているが。島崎に幸あれ、という1巻。
読了日:02月13日 著者:濱田轟天

中小企業のための「賃上げ促進税制」フル活用マニュアル / 黒字見込み 赤字見込みの場合にはこんな手を打とう!! いろいろあります! いますぐ検討したい「決算直前対策」 / 「経理担当者」から「財務責任者」にステップアップするための5つの心得
読了日:02月14日 著者:研修出版

無料電子版にて。娘を、家族を守ろうとしただけだったはずなのに、ヒリヒリした展開が続く。奥さんの度胸の据わり方が凄くて感心。
読了日:02月14日 著者:山川直輝,朝基まさし

特集 マンガで、社会の問題を読む / スペシャルインタビュー スペシャルインタビュー:サヘル・ローズ / 路上生活を解消する、小さな一戸建てコミュニティ / 今、縄文の森へと回帰。冬でも緑の大文字山
読了日:02月15日 著者:ビッグイシュー日本

管理職という職務を果たすーチームの成果の最大化ーためのルールを6つにカテゴライズし、計36個を解説。10分で結論を出せないときは誰かと話す、「即断・即返信」で常に相手側に仕事を渡しておく、任せるときには判断基準を共有する、フィードバックは時間差なしで行う、部下の「頑張ります」には「どう頑張るか」を問うといった、管理職の基本がコンパクトにまとめられている。題名の通り基礎を学びたい人向け。
読了日:02月15日 著者:櫻田 毅

こちらは著者の普段の生活:サウナ、スーパー銭湯、移動を楽しむー高速バス・青春18きっぷ、熱海の別荘などを、エッセイ風に書かれている。「京都には世界の全てがあった」の全てのものが徒歩や自転車で動ける範囲にあり、文化的引出しを作ってくれたという感覚がなんとなくわかる気がした
読了日:02月15日 著者:pha

昨年12月31日にお参りした第五十七番札所 栄福寺の住職である著者が行った歩き遍路の記録。区切り打ち8回、計68日間をゆっくり参ることを大切にされた。所々で弘法大師の言葉を教えてくれるのが他のお遍路記録とは違う所。コロナ禍でもお遍路さんを受け入れていた宿があったことも気づきだった。遍路の途中で栄福寺に参った時の気持ちはどんなものだっただろう。
読了日:02月20日 著者:白川 密成

12か月別の観光コース別、系統別、パン屋や夜カフェなどテーマ別に、京都のバスを利用した観光ガイド。時刻表のQRコード付き。
読了日:02月20日 著者:ひでみ企画

シリーズ第19作。ウイスキーバブル、押し活・私生、連続強盗団、宗教二世の4編。無敵のタカシが一発喰らってダメージを受けるシーンは衝撃的だった。
読了日:02月22日 著者:石田 衣良

無料電子版にて。吃音症であろう主人公・大島志乃ちゃんの苦しみにあふれた一冊。母音、自分の名前が言いにくく、クラスメイトにも笑われる。よやくできた加代という仲間も、菊池の登場でまた一人に返ってしまった。緊張してるだけ、みんなと打ち解けないから、と簡単に言うなという志乃ちゃんのラストの叫びにすべてが込められていた。
読了日:02月22日 著者:押見 修造

【特別企画】社員の「待遇改善」に使える助成金ガイド / 「繰延資産」にまつわる疑問が氷解するQ&A / 「スキャナ保存」のこんな勘違いに要注意!! / 社長に教えてあげたい「生前贈与」の最新知識 / 総務担当者のための「産休・育休制度」の実務ノート
読了日:02月23日 著者:研修出版

スイッチインタビューから手に取った。がん患者専門の精神科医・心療内科医である精神腫瘍医の著書。3,500人以上の話を聞いた著者が、患者さんとの話を通じて考えた人生を豊かに生きるためのヒントを綴った。人生は一度きりの旅。こうしなければだめという「must」よりも、今日を大切に生きるための「want」に向き合う大切さを知る。がんになったとしたら、話を聞いてもらいたいなあ。
読了日:02月26日 著者:清水研

『食品の裏側』よりも食品ラベル例が豊富だった。自ら選択できる知識くらいは持っておきたい。食卓に何を並べるか、感覚的にわかりやすい。イメージで選んでもいい/食品の裏ラベルを見ましょう/台所にないものは添加物/顔を知らない他人が作ったものを疑う/自分が作った場合と商品を比べてみる/言葉遊びに気をつける/素朴な疑問を抱く
読了日:02月27日 著者:安部 司

無料電子版にて。ドタバタにもほどがあるぐらいのドタバタコメディ。しのぶがあたるに惚れているのがよくわからない。
読了日:02月28日 著者:高橋留美子

2004年度グルマン世界料理本大賞グランプリ受賞作、元は英語で書かれていたようだ。それなりに手間をかかっている料理と和食が大切にしているポイントも言及されている。
読了日:02月28日 著者:栗原 はるみ

特集 生きもの道、生きものの巣 / スペシャルインタビュー ボーイジーニアス / 英国。刑務所に収監される「現代奴隷」被害者たち / 滝田明日香のケニアだより 肉食獣、ライオンとチーターの治療(前編) / 『風よ あらしよ 劇場版』柳川強さん
読了日:02月29日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。患者の命を一番に考えているのが、主人公のあおいという怖い状態の病院。どの世界でも新人育成は難しい。
読了日:03月01日 著者:こしのりょう

映画「PERFECT DAYS」から手に取った。樹木を愛でる気持ちは父の影響か、えぞ松、杉、檜、木材と木に対する愛情、気持ちが伝わってくる随筆。ページを捲る度に森や林に足を踏み入れた気になった。宮大工 西岡兄弟の、材を簡単に死に物扱いするのは承知が浅いや「死んだ木」と「木の死んだの」は違うという感覚などが興味深かった。倒木を見かけることがあれば、今までとは違う目線で見られそうだ。
読了日:03月03日 著者:幸田 文

図書館にて読了。カラを破って大きくなることをためらっているたまごにいちゃんを見守る周りが優しい。割れた後の大きさからするとよくカラに入ってたなあと感心。
読了日:03月03日 著者:あきやま ただし

図書館で読了。「たまごにいちゃん」と同じ流れだが、カラフルなタマゴに閉じこもるきょうりゅうにいちゃんがいじらしい。カラを破ってみたら自身に繋がるのが、このシリーズの良い所なのだろうなあ。
読了日:03月03日 著者:あきやま ただし

朝ドラ「舞い上がれ!」の登場人物が読んだ短歌や詩をまとめたアンソロジー。ドラマは見たことがないので、どんな人が読んだのだろうと言う気持ちで読んだ。「君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた」
読了日:03月04日 著者:桑原 亮子

ペットと入居できる横須賀にある特別養護老人ホームでのドラマ。入居者にとって犬や猫が生きがい、症状が回復したりリハビリを頑張ることができている。一方で犬や猫にとっても入居者が支えになっている。ホームの関係者たちが、入居者が一番喜ぶことを考えて日々のお世話をしているからこそ、こういったホームが運営できているんだろう。
読了日:03月05日 著者:若山 三千彦

無料電子版にて。発達障害の主人公が、児童精神科医として歩み始める1巻。作画が美しいが、内容が重たい。
読了日:03月06日 著者:ヨンチャン,竹村優作

特集 ふくしまの13年 / スペシャルインタビュー スペシャルインタビュー:ノバク・ジョコビッチ / 能登半島地震レポート① / 表現する人 加治 聖哉さん 躍動する、原寸大の生き物たち
読了日:03月08日 著者:ビッグイシュー日本

お餅大好きな著者によるお餅レシピ集。定番の焼きもち・雑煮だけでも豊富なレシピが並ぶが、茹でる・蒸す・揚げにお鍋、洋風・アジア風の料理とこれでもかというレシピの々。餅への愛情を感じる一冊。
読了日:03月09日 著者:飛田 和緒

発達障害専門のキャリアカウンセラーによる障害者雇用の具体的な指南本。就労支援機関との付き合い方、企業の採用例などが提示されており、就労支援機関が個人だけにメリットがあるものではないことがわかった。
読了日:03月11日 著者:木津谷 岳

戦略について具体的事例からフレームワークを抽出するエッセイに近い内容。RPGは現実の資本主義社会を投影している、AKB48のビジネスモデル、オリンピック。ピーターの法則が面白い。
読了日:03月12日 著者:瀧本 哲史

「働き方」のプロローグから第3章までを再編集した本書。自身の経験を踏まえて一生懸命働くことで幸福な人生を送ることが出来ると説く。時代が変わっても必要な考え方だろうが、今の時代に伝わりやすい伝え方の工夫が必要かも。
読了日:03月14日 著者:稲盛 和夫

感想:第169回 直木賞 受賞作・第三十六回山本周五郎賞作 落語でいうと人情物、上質なミステリーでもあった。正に筋書が素晴らしく、見せ方が絶妙だ。芝居小屋のそばで行われた仇討ちの真相を知りたいと、仇討を果たした菊之助の縁者が目撃者に話を聞いて回る。その過程で目撃者ー小道具師、木戸芸者、女形のお針子、筋書ーの生き様に泣かされ、ラストへ。「どんな奴でも、いずれ焼かれて骨になるって。武士だからとか男だからって、要らない気負いは捨てていい。どうせいずれは骨になるって思うと、気が楽になることもある」
読了日:03月14日 著者:永井 紗耶子

Audibleにて。大きな変化は小さな習慣の結果、良い習慣を継続するための実践マニュアル。習慣の4つのステップ きっかけ・欲求・反応・報酬。現在の習慣に気づくため、書きだしてみる・したい行動と、しなければならない行動をセットする・「反応」を起こすためには、易しくする・習慣を完了したら、自分にすぐ報酬を与える。
読了日:03月15日 著者:ジェームズ・クリアー

亀岡に住み田舎と都会の「いいとこどり」の生活を記したコミックエッセイ。亀岡に住むことになった経緯と苦労、京都のガイドブック、養蜂の3部構成。
読了日:03月16日 著者:グレゴリ青山

前半は日経新聞での連載。雪道で転びそうになり彼女の手を放してしまう、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーを食べる、ネットで昔の恋人の名前を検索するといった自虐ネタがずらりと並ぶ。題名が秀逸だ。
読了日:03月18日 著者:穂村弘

「ほぼ日刊イトイ新聞」2002年4月から2003年4月に連載されていた「火曜日はなぞなぞの日、金曜日はなぞなぞのこたえの日」の単行本。ダジャレなぞなぞ、これがなかなか難しい。一読してひらめかないと数日おいても答えが分からない問題が多かった。
読了日:03月19日 著者:フジモトマサル

ミドルエイジクライシスへの向き合い方、mustとwantについて詳しく書かれている。他人の目を意識した、社会規範に縛られた”must”の自分に過度に支配されないよう、”want”の自分の声を聴く。年齢を重ねるごとに人生前半ではできた事ができなうなったとしても、病気になったとしても自分らしさを探るきっかけにはしたい。
読了日:03月20日 著者:清水研

NHK「理想的本箱」で紹介された24冊と「選書Others」として新らしく32冊、合計56冊を掲載。番組を見て読んだ本が結構あったことに気づいた。
読了日:03月22日 著者:幅 允孝,NHK「理想的本箱」制作チーム

「モネ 連作の情景」展の予習・復習のために図書館で借りてきた。展覧会でも取り上げられていたが、「連作」は睡蓮以外でも様々なモチーフがあることを知った。
読了日:03月23日 著者:安井裕雄

無料電子版にて。田んぼに落ちていたお爺さんを助けた縁で、お爺さんの孫娘・三田さんと付き合うことになった白山くん。ゴルゴ13ばりにM16を構えたり、三田さんが良いキャラだが、意外とお似合いかも?の二人が上京を目指して進むのだろう。
読了日:03月23日 著者:くさかべゆうへい

「水曜どうでしょう」と「地球の歩き方」コラボ第3弾。 3度の「八十八ヵ所のお遍路旅」を写真たっぷりで振り返る。焼山寺を巡る葛藤、足摺岬ワープなどの迷場面がセリフ付き地図で蘇る。「サイコロの旅」や「日本全国絵ハガキの旅」がコラム的に触れられているので、そっちもまた見たくなる。
読了日:03月24日 著者:地球の歩き方編集室

Audibleにて。半分を過ぎた。インドからパキスタン、アフガニスタン・イランへ。カブールでホテルを経営する21歳のマネージャー、テヘランで旧知の日本人夫妻、シラーズのドミトリーのロンドンの青年など、印象に残る人物が多かった。今ではこのルートでは同じように旅行できないだろう。
読了日:03月25日 著者:沢木 耕太郎

特別 いま新たに出てきた「インボイス」の疑問に答えるQ&A / 気になる「2024年度(令和6年度)税制改正」の 中身はこうなっています / 「役職定年制」を導入するときの留意点 /
読了日:03月27日 著者:研修出版

感想 : 70年代生まれ以降の歌人40人を、作品と共に山田航が解説。その解説が面白い。40人もいると好みの歌人が見つかるものだ。 ・中澤系/牛乳のパックの口を開けたもう死んでもいいというくらい完璧に ・岡崎裕美子/待ちあわせの駅を「快速」「各停」に振り分けている 人柄に合わせて ・田村元/遠く山開かるる日やExcelの小技集とはさみしき読書 ・笹井宏之/表面に<さとなか歯科>と刻まれて水星起動を漂うやかん ・木下龍也/B型の不足を叫ぶ青年が血のいれものとして僕を見る
読了日:03月27日 著者:山田航

シリーズ第4弾。椿店長が栄転後に、新しい店長の下で奮闘・成長を続けるアンちゃん、いよいよ正社員に。いつものように茶会、句会のお菓子選びに貢献、和歌山への初出張も。お菓子の神様の神社があるのは初めて知った。
読了日:03月28日 著者:坂木司

マネジメントをイラスト&図版でわかりやすく解説。 マネジメントは管理ではなく、仕事の成果を最大化するために、仕事に絡むあらゆるものを「いい感じにする」ことと定義しているのがわかりやすい。
読了日:03月29日 著者:

電子版にて。風呂光刑事の祖母の教え子の不審死という富山編。風呂光刑事が警察官になるきっかけが語られる。女性進出に関する整節が久しぶりの切れ味だ。
読了日:03月31日 著者:田村 由美

特集 生きのびるデザイン / リレーインタビュー・私の分岐点プロフィギュアスケーター 本田武史さん / スペシャルインタビュー ケイリー・スピーニー / 滝田明日香のケニアだより
読了日:04月02日 著者:ビッグイシュー日本

大学病院で将来を嘱望されるも、妹の死をきっかけに甥を育てるために退職し、京都の地域病院に勤務することになった医師 マチ先生 雄町哲郎が主人公。世の中の医者は心の中に持っている科学者と哲学者という2種類の人格のうち、科学者でも一流かつ哲学者としても凡庸ではないというマチ先生。「神様のカルテ」シリーズ同様に、マチ先生の患者に対する視点が好き。医療がどんなに発展しても人の幸せに必ず繋がるとは限らないという限界を感じながらも、それでもやれることはある。著者はそこをスピノザに重ねた。
読了日:04月02日 著者:夏川 草介

電子版にて。1錠飲むと1日分の記憶を飛ばすことが出来る薬ーアイリウムが普及している社会を描く。しんどい事、辛い事が起こることが分かっている前日に飲むと、行為は為されるがその記憶はない。嫌な記憶をスキップできるのは良さそうだが、各話の主人公は必ずしも幸せそうではない。記憶が人を作っている。
読了日:04月03日 著者:小出 もと貴

「聴く」よりも「聞く」方が難しいという投げかけから引き込まれた。心の奥底に触れるよりも、懸命に訴えられていることをそのまま受け取る方がずっと難しい。「聞く」は「聞いてもらう」に支えられるとして、聞いてもらうことから始めようと説く。「聞く技術」「聞いてもらう技術」それぞれ小手先編と本質編も解説。「何かあった?」と聞いてみよう。「ちょっと聞いて」と言って見よう。
読了日:04月05日 著者:東畑 開人

スープのレパートリーを増やすために手に取った。ゴマ油で生姜と具材を炒めるといつもと違うスープになった。トムヤムクンを作ってみよう。
読了日:04月05日 著者:クックパッド株式会社

強迫性障害に摂食障害が重なり、精神病院への入院からの回復までを、自分の中の「神様」の命令という形で表した。物を触られ、物を食べるな、「神様」の命令は日に日に増していく。よくぞ戻ってきたと思うほど、「神様」の力は強大だった。読むのには重苦しいが、同じような苦しみを抱えている人には、助けになるかもしれない。
読了日:04月06日 著者:もつお

感想 : 脳の「報酬系回路」により「叱る」には依存性があり、エスカレートしていくという刺激的な内容。指導する立場、役職の人間は一読しておくと良い。罰で人は変わらず少なくとも前向きな学びや成長は促進されない。重い罰を与えれば人は大いに「反省」し、自分を見つめ直してよい方向に代わるのだという考えは幻想。この考え方は、人が自分の処罰感情を充足させるために生み出した無意識の願望である可能性が高い。人が本心から変わろうと思えるためには、少なくとも自分を受け入れてくれる「仲間」と、いろいろな意味での「ゆとり」が必要。
読了日:04月09日 著者:村中直人

電子版にて。富山編完結。人を殺す理由が衝撃すぎ、読後感は良くない。こういう犯人をサイコパスというのだろうか。
読了日:04月09日 著者:田村 由美

Audibleにて。雑誌記者の取材やネット掲示板の怪談情報などを積み重ねるノンフィクション仕立てで行ったり来たり進み、細切れで聞いたせいもあり分かりにくかった。
読了日:04月11日 著者:背筋

東北の震災・津波の被害から生き残った3人の女性の避難所生活。プライベートのない体育館、夫や舅・義弟、地域住民との関係に押しつぶされそうで救いのなさが辛かったが、最後に希望の光が見えて救われた。
読了日:04月11日 著者:垣谷 美雨

大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当する著者が、「小右記」「御堂関白記」「権記」など確実な一次資料に基づて、平安宮中の政治の姿や藤原道長と紫式部の生涯が描かれていて興味深い。紙の量も膨大で、紫式部は道長の援助と後援がなければ「源氏物語」を書けなかったし、道長は「源氏物語」に依って一条天皇を彰子の許に引留めることが出来た。「道長なくして紫式部なし、紫式部なくして道長なし」。
読了日:04月12日 著者:倉本 一宏

感想 : 卵のトリセツから始まり、食材別・料理方法別・炊飯器のレシピを写真と共に教えてくれる。道具や冷蔵庫の収納など、1冊で料理の基本を学ぶことができ、新生活を迎える春にぴったり。
読了日:04月12日 著者:小田 真規子

特集「ネガティブ・ケイパビリティ」を生きる / スペシャルインタビュー スペシャル企画:ボブ・マーリー / 地球の平均気温、今年「1.5℃」上昇!? / 監督 『劇場版 再会長江』竹内亮監督 / 表現する人 「不在」と「実在」を行き来する彫刻 中谷ミチコさん
読了日:04月13日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。サッカー漫画と思いきや、サッカーを土台にしたヒューマンドラマ・オムニバスでちょっとびっくりしたが、大切なものに気づかされる良い話が多くほっこり。
読了日:04月15日 著者:中村尚儁

既存の方法で解決できる「技術的問題」、既存の方法で一方的に解決ができない複雑で困難な問題「適応課題」と定義。組織に横たわる「適応課題」を解きほぐすために、ナラティブ・アプローチ ー 相手のナラティブに入り込み、新しい関係を構築する ー の対話と説く。非常に興味深い一冊だった。ナラティブ:物語、その語りを生み出す「解釈の枠組み」のこと。人それぞれにナラティブを持っており、自分のナラティブから見えていないものを見ようと努力することが、他者との新しい関係を構築するために重要ということは、頭においておきたい。
読了日:04月16日 著者:宇田川 元一

映画「PERFECT DAYS」で、主人公平山が読んでいた小説。古書店店主に恐怖と不安が別のものだって教わったと言われていたハイスミス、恐怖に、不安に苛まれた。カタツムリを見ると落ち着かない気分になってしまいそうだ。
読了日:04月17日 著者:パトリシア ハイスミス

感想 : 人的資本経営とは何か、海外と日本の現状、結局何をすれば良いのか等、を新書で解説している、まず読むと良い入門書だった。
読了日:04月17日 著者:岩本 隆

無料電子版にて。安藤ソラがプロになっていて驚いたが、ソラに関わった人々のドラマが描かれるようになった。巻末の読み切り漫画は、2巻続けて本編とは関係がないが、この巻の短編の方が著者らしさが出ている気がする。
読了日:04月17日 著者:中村尚儁

Audibeにて。2024年本屋大賞 受賞作。閉店まじかの西武大津店を中継するテレビに映りこみに行ったり、髪の毛の伸び方実験のためにボウズにしたり、M-1に出たり、自分の気持ちに素直に従い行動に移す成瀬に目が離せないという感じ。ゼゼカラの相方になる島崎の支えがまた効いている。膳所に行って見たくなる。
読了日:04月18日 著者:宮島 未奈

神戸での一人暮らし、自炊の記録。写真が多く、フォトエッセイみたいだ。それぞれの料理は手間が掛かっているようだが、無理をしている風ではなく、自然に楽しく料理しているのが伝わってくる。
読了日:04月20日 著者:高山 なおみ

郵便のシステムを丁寧に説明した一冊。今の時代だからこその意味が出ている。可愛らしいオチがついていた。
読了日:04月21日 著者:かこ さとし

現役の医師である著者が、コロナ禍の医療崩壊寸前、医療崩壊したと言える現場を描いたドキュメント小説。現場医師の頑張りだのみだったことが伝ってくる。まだ3年前なのに遠い昔にすら感じるが、先の読めない重苦しさを思い出した。
読了日:04月23日 著者:夏川 草介

無料電子版にて。劇場版名探偵コナン 18作目のコミック版の1巻目。超長距離の狙撃事件、元特殊部隊のスナイパーが犯人か。
読了日:04月23日 著者:青山剛昌,阿部ゆたか,丸伝次郎

脳科学の研究から、島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせる「脳磨き」が豊かで幸せな人生を過ごすことができると説く。①感謝の気持ちを持つ ②前向きになる ③気の合う仲間や家族と過ごす ④利他の心を持つ ⑤マインドフルネス(脳トレ坐禅)をする ⑥Awe(オウ)体験をする 非認知能力にも関係する島皮質、集合知性を発揮できる組織作りにも繋がりそうということで読んでみた。
読了日:04月24日 著者:岩崎一郎

感想 : 元新聞記者である著者が、自身の経験から取材に繋がるプレスリリースの書き方、「マスコミを宣伝に使おう」が透けて見えるプレスリリースの特徴を伝授。想いやストーリーを伝えるのは想定内だったが、記者クラブに直接届ける、 他のマスコミでの取材歴を書くのは避けた方が良いというのは気づかなかった。
読了日:04月24日 著者:坂本宗之祐

無料電子版にて。名探偵コナンの黒づくめの犯人のシルエットである犯沢さん、ある人物の殺害を目論みやって来た米花町は、超犯罪都市だった。これはスピンオフといって良いのか、コナンの世界をいじり倒しているが、けっこう面白った。果たして目的を果たすことができるのか、犯沢さん。
読了日:04月24日 著者:かんばまゆこ,青山剛昌

特集 ガザ76年 / スペシャルインタビュー ノラ・ジョーンズ / 滝田明日香のケニアだより 肉食獣の治療③ 夕暮れ迫るなか、赤ちゃんチーター捕獲に成功 / 青空の下、山谷・玉姫公園で「りんりんふぇす」開催
読了日:04月25日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。バイトで必死に生活費を稼ごうとする犯沢さん、目的には中々届きそうにない。阿笠博士の変わりっぷりといったら。
読了日:04月25日 著者:かんばまゆこ,青山剛昌

Audibleにて。「空家特措法」が改正され、固定資産税が6倍になる可能性が出て来ていることもあり、誰も住む人がいなくなった実家を保存しておく経費は、期間が長くなればなるほど嵩んでしまう。親が生きているうちに意向を確認しておき、住まなくなる時のために準備をしておく必要性を説く。売る、貸す、自分で住むの3つの選択肢。
読了日:04月26日 著者:著者: 和田 貴充 ナレーター: 西山 慎哉

ブックディレクター 幅允孝の本棚や考え方・価値観などを紹介。本を介して人と人・モノと人が繋がっていく様子が見えるかのようだ。本を探しに行きたくなった。
読了日:04月30日 著者:高瀬 毅

特別企画 賢い「リスケ(リ・スケジュール)」の進め方 / 「所得税・住民税の定額減税」─実務担当者のための7問7答 / ご注意!! 社長と経理担当者が陥りがちな6つの「勘違い」 / もう一度おさらいしておきたい「飲食に関する交際費」の税務取扱い / トラブルを招かないための「問題社員の解雇の仕方」教えます
読了日:05月01日 著者:研修出版

無料電子版にて再読。今いる場所から逃げたくて、寮生活ができる大蝦夷農業高校(エゾノー)を選んだ八軒の学生生活が中心で進む。子豚に名前を付けるのは後々効いてきそうだ。
読了日:05月01日 著者:荒川弘

無料電子版にて。ゴミ捨で見つけたピザ釜で、ピザを焼く大きなイベントを開催。友人たちの反応を見て、何かに気づき始める八軒、物語が動き出しそうな一巻。
読了日:05月02日 著者:荒川弘

無料電子版にて。いわゆる転生もの・業界ものなのか、こんなに入り組んだストーリーだとは知らなかった。
読了日:05月04日 著者:赤坂アカ×横槍メンゴ

スペシャルインタビュー スペシャル企画:坂本龍一 / 特集 「はやぶさ2」。リュウグウの石は語る / “トラック運転手”として羽ばたくDV被害の女性たち / 監督インタビュー 『人間の境界』アグニエシュカ・ホランド監督
読了日:05月08日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。豚丼と名前を付けた豚がいよいよ出荷されて食肉に。豚丼の肉を買い取った八軒は食べることができるのだろうか。
読了日:05月08日 著者:荒川弘

豚肉になって戻ってきた豚丼をベーコンに加工して、あっさりと食べることはクリア。ベーコンを際して仲間の輪を繋いでいく。
読了日:05月10日 著者:荒川弘

実在しないはずの神武天皇に墓がある、9割は陵名と同じ天皇が葬られていない、など、天皇陵に関わる諸問題を取り上げている。発掘許可を出さない宮内庁への憤り前面に出ていた。
読了日:05月10日 著者:矢澤 高太郎

歌人 東直子が、百人一首を現代の言葉で詠み直した。自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。10首くらいまではいつ覚えたのだろうか、記憶に残っている歌が多い。意外と字余りが多いということにも改めて気づいた。 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿倍仲麿)→大空をふりあおいだらああ春日、三笠の山に出ていた月が
読了日:05月11日 著者:東直子

「あの本、読みました?」で紹介されていた恋愛小説、第32回山本周五郎賞受賞作。中学校の同級生である50代になった青砥と須藤の恋愛を描いた。50代の恋愛、お互いにそばにいたいと思っているはずなのに、うまくいかない事情がわかる気がして、冒頭で明かされていた須藤の死まで辛かった。
読了日:05月12日 著者:朝倉かすみ

京の六条殿に仕える女房・周子が、宮中掌握のために頼朝と北条政子の娘・大姫を入内させるという命を受けて鎌倉へ。彼女を通じて鎌倉の政治世界が描かれる。繊細な心を持つ大姫が、自分の言動が原因で政子に咎を受けることを避け主張しなかったが、歌に触れて感情を開いていく様が感動的だっただけに、ラストは悲しいものになった。「木挽町のあだ討ち」同様に読みごたえがあった。
読了日:05月15日 著者:永井 紗耶子
![[第1弾] 鴨川ホルモー](https://m.media-amazon.com/images/I/51VRvUT700L._SL75_.jpg)
Audibleにて。Audibleで出たのでホルモーを聞いてみたくなった。17条ホルモーが行われたなどストーリーはかなり忘れていたが、オーディオブックでも独特の世界観は変わらず。凡ちゃんの告白シーンが最高だ。今年の葵祭でどんな新メンバーが誘われただろうかと思いを馳せる。
読了日:05月17日 著者:万城目 学

感想 : コーダである著者が、聞こえない親は嫌だと反抗したことがある母親の半生を知るために話を聞いてまとめた本書。教育現場における口話と手話の歴史、優生保護法にも触れる。通常クラスという聴こえない環境の中にいた頃からとにかく笑っていた母、差別・良かれと思った周りの配慮にさらされた社会に生きてきた半生が浮かび上がった。違いは乗り越えられることが分かったので、コーダで良かったという最後の言葉が印象的だ。
読了日:05月17日 著者:五十嵐 大

無料電子版にて。オグリキャップをモチーフとして、人間の女性に擬人化し、その歴史を描いたコミック。実績を知って読んだが、相当な力があったことを改めて知ることができた。
読了日:05月19日 著者:久住 太陽,杉浦 理史,伊藤 隼之介

千葉の実家からほとんど出ない引きこもりの著者が、映画を契機としてルーマニア・ルーマニア語に触れ、ルーマニアに行ったこともないが小説・エッセイで文壇デビューしたストーリー。SNSを利用すれば、他の国でも文壇デビューできるかもと思わせる内容だった。
読了日:05月23日 著者:済東鉄腸

松本訪問を前に再々読。2巻以降で活躍する面々の登場シーンを楽しんだ。安曇さんのメッセージが心に響く。松本に行ったら、一止とハルが歩いた道を歩こう。
読了日:05月23日 著者:夏川 草介

ご主人を亡くした翌年、90歳で始めた新聞ちぎり絵。新聞で作ったとは思えない造形、色使い。所々に文字が入っているのがデザインになってるのが面白い。ブロッコリーが素晴らしい。
読了日:05月24日 著者:木村 セツ

無料電子版にて。圧倒的な強さが中央競馬会にも伝わり、トレーナーとも別れ、オグリキャップが中央競馬へ。カサマツ編終了。
読了日:05月24日 著者:久住太陽,杉浦理史,伊藤隼之介(原作:Cygames)

特集「認知症」を更新する / スペシャルインタビュー 井浦新 / 表現する人 一瞬の世界、身近なものを作品に 鈴木康広さん / ネット世代に伝えたい。キノコ雲の下で起きた悲劇 『ターニング・ポイント:核兵器と冷戦』
読了日:05月24日 著者:ビッグイシュー日本

ADHDの診断を受けた著者が、社会生活を送る上で、「自分を変えるな、「道具」に頼れ」と身に付けたライフハックや生活習慣をつける方法などを紹介。薬との付き合い方なども具合的、万人に使える方法ではないかもしれないが、プラスになる方法論が多数含まれていそうだ。
読了日:05月25日 著者:借金玉

無料電子版にて。睡眠中に用事をしてくれる妖精のようなキャラたち、癒し系。確かに字が小さくて読みにくい所があった。
読了日:05月28日 著者:お文具

感想 :2018年から2020年に「本の雑誌」「青春と読書」に連載されたもの。松本行きのお供に。各地の居酒屋の話よりも、美術館や名所の碑文・銘文の紹介部分が多かった。著者らしい一人旅のやり方だ。
読了日:05月28日 著者:太田 和彦

無料電子版にて。かくしごとー書く仕事 / 隠し事。職業が漫画家ということを大好きな娘にバレないように頑張る漫画家に日常。バレて困るような漫画を描いてない気がするが。
読了日:05月29日 著者:久米田康治

『科学がつきとめた「運のいい人」』を加筆、再編集された本書。いわゆる運が良い事は誰にも公平に降り注がれているので、考え方と行動パターンでコントロールできると説く。世界の中心に自分を据える、目標や夢を自分なりの幸せのものさしで決めるなど。色々な本で書かれていることがまとまったような印象を受けた。
読了日:05月29日 著者:中野信子

感想 : 昭和20年9月17日、原爆による傷跡が深く残る広島に、枕崎に上陸した超大型台風が襲った。情報インフラがぜい弱で台風接近・通過を周知することができないまま、被害を受けた広島の人々、死者・行方不明者2千人強という大災害があったことは全く知らなかった。原爆のために通信・観測施設・食料・人員・組織が瓦解しながらも、観測・調査を続けた広島気象台台員たち、設備・医薬品がない中でも治療を続けた医師・看護師たち、原爆被害の調査のため広島入りしながらも台風被害で多くの死者を出した京都大学研究者など、
読了日:05月30日 著者:柳田 邦男

無料電子版にて。子どもの頃、気持ち悪いなあと思いながら読んだ記憶がうっすらあるが、黒魔術・暴力や人がすぐ死んだり中々濃い漫画だったのかと今さらながら気が付いた。
読了日:05月30日 著者:古賀新一

Audibleにて。小説形式でお金の本質と世界の繋がりを教えてくれる。主人公・優斗がひょんなことで知り合った七海とともに、屋敷に住むボスからレクチャーを受けることに。3つのお金の謎「お金自体には価値がない」「お金で解決できる問題はない」「みんなでお金を貯めても意味がない」は、疑問符がついたが徐々にお金を受け取る人が仕事してくれるから問題が解決し価値が生まれるという事が理解できていく。「僕たち」を広げるはコーポレートガバナンスコードのステークホルダーと同じことを伝えてくれており、本書を読んだ方が理解が進む。
読了日:05月31日 著者:田内 学

長田弘 作、荒井良治 絵。雨が降り、雨があがって、日が落ちて月が輝く。青空は表紙だけというのが意外だった。
読了日:06月02日 著者:長田 弘,荒井 良二

NHK BSのドラマを見て久しぶりに再読。ドラマでは電子版やコロナの影響を取り込んで良い作品に仕上がっていたと感じていたが、原作本は辞書作りに打ち込む編集員たちの想いがより伝わってきた。松本先生の馬締へのメッセージに胸を打たれた。
読了日:06月03日 著者:三浦 しをん

無料電子版にて。斧田駿、中村雪、十朱大吾ら消防官達が特別救助隊員として奮闘するストーリー。スカイツリーが倒れている現場の救助からスタート、最初のページから息詰まる展開で一気読み。
読了日:06月05日 著者:曽田正人

翻訳家・岸本佐知子 作家・三浦しをん クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘・吉田浩美の4人が読んだことのない「罪と罰」の読書会を行った。少しのヒントをもらいながら、ストーリーを推理。流石作家の三浦しをん、作家ならではの読みが楽しかった。突っ込み所満載ながらも結果傑作のようであり、「罪と罰」を読みたくなった。取っつきにくい他の長編小説でもやって欲しい。
読了日:06月06日 著者:岸本 佐知子,三浦 しをん,吉田 篤弘,吉田 浩美

特集 あなたのそばの“植物パワー” / スペシャルインタビュー 田中泯 / 「ディープフェイク」の高度化、高まるメディア監視の恐れ / 能登半島地震レポート⑤ / 避妊や中絶の選択肢は「あって当然」
読了日:06月07日 著者:ビッグイシュー日本

玄関収納、壁の使い方といった北欧の良さ、古いものを大切にする日本の良さ、両方の良さを取り入れた著者家族の生活を写真と共に紹介。無理せず生活を楽しんでいることが伝わってくる。フィーカと言うコーヒーを飲んでのんびりする時間を大切にするなど、時間に余裕を持たせるのも良いのだろう。
読了日:06月07日 著者:

無料電子版にて。大吾や雪の過去が伺い知れるスタート。雪がスカウトを受ける謎の”め組”が気になる。1巻で救助されたラーメン屋が再建された。救助現場での大吾の働きが明らかになり、出動する消防車に深々とお辞儀する大将の姿が泣ける。
読了日:06月07日 著者:曽田正人

「あの本読みました?」で紹介されており手に取った。著者の作家デビュー20周年記念作品。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントと血まみれて警察署で保護された記憶喪失の男の捜査が順番に描写され進む。徐々に繋がり真実が明らかとなる。久賀刑事が探す犯人はユニークだった。470ページ弱あるが、ボリュームを感じずすーっと読むことができた。
読了日:06月11日 著者:神永 学

『うたうとは小さないのちひろいあげ』の続編、中田高校 うた部 三部作の二作目。三年生の業平、清らを中心に進む。恋愛、性同一性障害などテーマが盛りだくさんという感じだが、短歌甲子園を目指す戦いは面白い。『空はいまぼくらふたりを中心に決めるのだろう幸せの位置』
読了日:06月13日 著者:村上 しいこ

史跡・文化財を訪ね歩く,都道府県別のシリーズの長野。都道府県の中で標高差・緯度差は一番の県。筑摩山地と八ヶ岳連邦で隔てられた東・北信と西・南信の地域差が大きい事も特徴。旧石器時代・縄文時代から戦国時代・江戸時代、近現代の歴史の中でも存在感があることがわかった。小布施に行って見たい。
読了日:06月14日 著者:
![Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 04月号[村上隆と京都]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Zew6I4H-L._SL75_.jpg)
村上隆と京都 / EXHIBITION 国内8年ぶりの大規模個展、村上隆 もののけ 京都! / REFERENCE 村上隆の元ネタ解説。 / DIALOGUE 展覧会企画者に吐露した、村上隆の温故知新。/ MONONOKE MAP 四神に護られたもののけ京都マップ。
読了日:06月14日 著者:

著者の半生を紹介するページを織り交ぜながら、スピリチュアルな話をしましょうと11名との対談集。日々暮らしていること自体が奇蹟ということに、病気やできていない事が増えると、気づくことができている。
読了日:06月17日 著者:宮本 亜門 (みやもと あもん)

Audibleにて。「成瀬は天下を取りに行く」の続編、全5編。 島崎以外に、成瀬の父親、小学生、クレーマーがやめられない主婦、びわ湖観光大使の相方らと成瀬のやり取りが本作も楽しい。みな一様に成瀬に触れて世界が広がっている。書置きを残して失踪する成瀬がいかにも成瀬らしくてニンマリする。
読了日:06月18日 著者:宮島 未奈

トルコ、ギリシャ、地中海を経てイタリアへ。Cのお茶の国からTのお茶の国、という表現、上手い事いうなあと思ったことを思い出した。
読了日:06月18日 著者:沢木 耕太郎

無料電子版にて。教室には居るが、絶対に気づかれない「出席番号0番」。オカルト好きの佐渡イオが謎を解こうと奮闘し、0番に名前を付けた所から物語が動き始める。
読了日:06月19日 著者:太田トオミ

IQが70~84で、知的障害の診断が出ていない人の通称。70未満の場合には「知的障害」と診断されるが、境界知能は平均的な層と知的障害の境目にあたる知的ボーダー。IQが平均より低いために日常生活で困難が生じることがあるものの、「知的障害」とは診断されず、公的支援を受ける事ができない。人口の14%は存在すると推測されている。乳幼児期・小中学校・青年期高校以降の各時期の事例、必要な支援など。
読了日:06月19日 著者:古荘純一

親権をめぐる裁判所での話し合いなど、自身の経験を小説に。主人公が読む本の解説・紹介される書評小説でもある。短歌も掲載。子どもには会わせてもらっても良いのではないかと思いながら読んでいたが、町山智浩による解説が鋭く一番の読み処とも言えた。
読了日:06月20日 著者:枡野浩一,町山智浩

食に関するふとした疑問・思い付きを実際に実験したり、調理器具を作ったり。太陽光で料理、ポップコーン1粒を作り最小調理器具、様々なレシピの平均で料理など。夏休みの自由研究のつもりで取り組んだとのこと、子どものようにふとした疑問を徹底的に追及しようとした著者の考え・取り組みが素晴らしい。
読了日:06月24日 著者:松尾 佑一

「うた部」シリーズ三作目、完結編。白石桃子が部長となり、特別養護老人ホームで知り合った重朗さんの願い・宮崎の海を見に行くために、牧水短歌甲子園を目指そうとする。 父親の会社が傾いたためにパティシエになる夢が閉ざされそうになり、親友との関係も悪化してしまう中、自分の熱はどこか、どう出すか、模索する姿が描かれる。歌のアピールや相手チームの短歌を批評する特徴がある牧水短歌甲子園、短歌で競うシーンは面白かった。『青春は燃えるゴミではありません「区別拠点」で収集します』
読了日:06月25日 著者:村上 しいこ

父親の工場を引き継ぎ、運転する事になったトラック。ノロノロ運転・急ブレーキ・アイドリングなど悪者になりがちなトラックについて、ドライバーの目線で解説。一度トラックに乗ってみて欲しいと語るように、左後方の死角の広さやリミッターが付いている、事故を起こすと被害者に非があっても加害者にされてしまいがち、など気づいていない事がたくさん書かれていた。トラック運転に誇りを持っているドライバーが多く、それを伝えたいという著者の姿勢にも好感が持てた。
読了日:06月26日 著者:橋本 愛喜(はしもと あいき)

特集 まちに座る / スペシャルインタビュー スペシャル企画:エイミー・ワインハウスが遺したもの / 探査(Tansa)レポート③ /
読了日:06月27日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。8月31日をループする高校生2人。ループを抜け出そうと協力する話かと思いきや、男子高校生の妄想爆発といった展開にちょっと予想が外れた。最後はくっつくのだろうか。
読了日:07月01日 著者:伊藤一角

血のつながらない母親と2人暮らしする海。転校した高校で同級生の忍に恋をする。BLの物語ではあるが、章毎に父親・母親やいじめられっ子のクラスメートなどの視点で描かれるので、読者によって感情移入するストーリーがあるだろう。血のつながらない母親・美佐子が、海を東京へ旅立たせる第2章が印象的だった。
読了日:07月01日 著者:窪 美澄

連作SFである表題作含む7編。SF、ファンタジー、ホラーなど、テイストや結末も違う話ばかり。約50年前の本、よく古びてないという言い方をしてしまうが、古いどころか今からでも10年~20年先の世界を描いている短編もあり驚いた。性描写の軽さが今の時代とのギャップかなあと思って読んでいたら、最後の短編「愛の空間」で脱帽。解説が星新一というのも豪華だが、もっと評価されもっと論じられてよいのにそうなっていないのは、小松左京を論評できる人がいないからだ、と書いており、これにも納得。
読了日:07月03日 著者:小松 左京

Audibleにて。 「あなたはあなたのままで素晴らしい」自分を大切にという切り口で、中村天風氏の言葉を集め、解説を付けた本書。感謝の気持ちを表す、リフレーミングの大切さについて述べられていた。
読了日:07月04日 著者:中村 天風

無料電子版にて。著者のアンソロジー短編集と言える一冊。
読了日:07月04日 著者:西岸良平

歴史・種類や蔵紹介するページもあるが、基本的には写真多めのみそ料理のレシピ集。長野の美味しい味噌をもらった所なので、色々と作ってみたくなった。ねぎみそ、ごまみそなど調味料としてつくるのも良さそう。
読了日:07月04日 著者:小島 喜和

「損益分岐点」の必備知識&活用術 / 「報酬・料金からの源泉徴収」でミスをしないための基本知識 / メリット大きい「ダイレクト納付」のススメ
読了日:07月09日 著者:株式会社研修出版

無料電子版にて。「からかい上手の高木さん」と同じ著者、攻める方が男女違っているが、イチャイチャ度合いは同じぐらい。後輩 歩の寄せにタジタジ。
読了日:07月09日 著者:山本崇一朗

題名の続きは「読んでみるのもいい。」 著者のエッセイ集、出てくる本の範囲がとても広い。夏目漱石、あしたのジョー、写真集、城崎裁判。著者の本に対する愛情にあふれていて、時々そうそうと頷いてしまった。 「本を読むことの核は、誰よりも多くのタイトルを読破することではなく、自慢の書架にたくさんの蔵書を整然と並べることでもない。自分の内側に刺さり、なぜだかずっと抜けない一冊に出くわすことだ」
読了日:07月11日 著者:幅 允孝

温泉の成り立ちや泉質の違いといった基本解説から、全国のひなびた温泉を写真入りで紹介。ちょっと文章が読みにくかった。
読了日:07月13日 著者:岩本薫

アレクシエーヴィチが1984年に発表した最初の作品のコミック版。第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍したソ連,看護婦・軍医・機関士・パイロット、兵士などで戦場に出た女性にいインタビュー。世間から白い目で見られ,戦争体験をひた隠しにしていた従軍女性の素顔を描いている。 幸せは何か、殺された人ばっかりが横たわる中に生きている人が見つかること、と答える看護婦。看護婦が不足なら看護婦になる、高射砲の砲手が足りなければ砲手になるだけのこと、と砲手を務めた女性。戦争という現実をまざまざと見せつけてくれる。
読了日:07月14日 著者:小梅 けいと

芸歴40周年特別企画独演会を見て再読。「包丁」「除夜の雪」を巡るエピソードが興味深い。「除夜の雪」を米朝師匠に学びに行く場面、小さん師匠に独演会出演を依頼する場面、大師匠の息子・孫のキャラがおおらかで似ているのが面白い。
読了日:07月16日 著者:立川 談春

特集 “選挙”の季節に / スペシャルインタビュー ジュリアン・ムーア / 探査(Tansa)レポート❹ 岡山県吉備中央町のPFOA検出、“ごまかし”説明 / 移動スーパーとくし丸、喜びや生きがい届けていきたい
読了日:07月17日 著者:ビッグイシュー日本

主に江戸時代までに出来上がった関係のある人達だけの世界「世間」と関係のない人たちの世界「社会」の2種類が日本には存在する。「世間」の頼み事は、巡り巡って自分のためにもなるため、簡単には断れない。「世間」と「社会」の関係を用いて、生きづらい日本社会で生き抜く方法を伝授してくれる。
読了日:07月17日 著者:鴻上 尚史

無料電子版にて。猫好きで他所の猫を観察するために覗きまがいまでやる富士、猫の達人!? 根古屋と出会って猫道の道へ、という何ともハチャメチャなストーリー。
読了日:07月19日 著者:灘谷航

タジン鍋を使ったレシピの数々。モロッコの本格的タジン鍋料理の紹介も。形も多数あり、タジン鍋で炒めてから水を加えて調理する方法もあることを始めて知った。
読了日:07月19日 著者:フルタニ マサエ,永島 かおり,池上 正子,酒井 恵美子,リフキー・M・ヒシャム

シリーズ2巻目。1巻目ではわかりづらかった著者が聞き取りを始める経緯も知る事ができた。身長が低く軍には入れないとなりながらも潜り込み衛生指導員になったニーナを始め、2巻にも何とか国のためにと戦争に関与しようとした女性の話が連なる。
読了日:07月21日 著者:小梅 けいと

Audibleにて。11年振りの再読。医師である前に人間だ、は残念ながら令和でも有効な問いかけだ。○○社の社員の前に人間だ、も成り立つ問いかけになる。古狸先生が最後に見た夜空を美談にしてはならない、今回もそう感じた。
読了日:07月22日 著者:夏川 草介

とある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動した守谷が、イベント事業部の吾妻から一枚の絵を使った展覧会開催の相談を受ける。そこから画家「イサム・イノマタ」を追って大正から令和にかけて描かれるドラマが始まる。全体的に盛り込み過ぎな印象、最後はどうしても予定調和に感じてしまう。ただアイドルが書いた本ではなく、作家が書いた本と言えるだろう。油田や土崎空襲といった秋田県の歴史は知らなかった。
読了日:07月23日 著者:加藤 シゲアキ

無料電子版にて。美貌を持ち合わせているが演技に自信のないニナと入れ替わる累。どんどん演技が上手くなるかニナ(累)をどんな気持ちで見ていたのか。
読了日:07月25日 著者:松浦だるま

無料電子版にて。舞台女優として順調に成長していく累。喜ぶべきことだが自分の存在価値を失いついには自殺を図るニナと対照的な二人。植物状態となったニナになりきり、自分の娘ではないのではないかと疑うニナの母親と対決するなど、決して幸せになっていない。
読了日:07月29日 著者:松浦 だるま

アスペルガー症候群の著者が、TMS(経頭蓋磁気刺激)治療研究に参加した経験を記した。治療の効果で他人の感情を受け取る事ができるようになったが、人間関係構築にプラスになったり、今まで他人の感情を感じることができなかったという気づきに落ち込んだり、良い方と悪い方の両面出ているが、冷静な分析かつきちんと表現できていることが貴重だ。 「アルジャーノンに花束を」のチャーリーに重ねてしまうくだりはちょっと辛かった。
読了日:07月31日 著者:ジョン・エルダー・ ロビソン

「あの人たちは私の親であり子供なのだ。」 暴力を振るう父、メンタルに問題を抱える母、家族から離れた兄弟、機能不全の家族が久しぶりに車中泊の旅をする17歳 かんこ。微かなすれ違い、重苦しさが漂う車中に巻き込まれてしまった。
読了日:07月31日 著者:宇佐見りん

特集 海洋生物国の小さな水族館 / スペシャルインタビュー ベネディクト・カンバーバッチ / ドイツ、「スポーツ賭博」合法化の波紋 / 滝田明日香のケニア便り 絶滅危惧種クロサイ、個体識別に「ライノ・イアノッチング」 / 監督インタビュー 『花束』サヘル・ローズ初監督作品
読了日:08月01日 著者:ビッグイシュー日本

志麻さんのベストおかずシリーズの1冊。レシピ通りに作る前に、美味しくなる基礎がわかりやすくまとめられている。 〇肉の下味は塩を多めにふる 〇動かさないで焼く 〇肉・魚と野菜は別々に炒める など。
読了日:08月01日 著者:タサン志麻

無料電子版にて。「家族の距離」編完結。金ばかりを追う嫌味な経営者かと思いきや、父親をきちんと看取りたかったというのが施設を訴えた理由だった。九条弁護士も中々良いやつ。
読了日:08月02日 著者:真鍋昌平

おばけたちがおばあちゃんの家で、色々なおばけの寝かしつけの手伝いをするストーリー。子どもが読みながら眠たくなっていくのだろうなあ。
読了日:08月04日 著者:新井 洋行

無料電子版にて。ぴえん系女子がはめられてAV出演するも、当人は居場所を見つけて幸せを感じる。それを食い物にしようと人権派弁護士に売り込む親と、登場人物は最低な人間が多いが、どの視点に立つかによって世界の見え方が変わる。
読了日:08月05日 著者:真鍋昌平

Audibleにて。生活に欠かせない存在であるコンビニの経営の苦労を知ることが出来る。コンビニ乱立による競争、人出不足・シフト組みの苦労、長時間勤務、カスハラと苦労だらけ。家族で外食にも行けない忙しさとは・・・コンビニ経営企業によって、SVの指導や接し方が変わるのが、面白くもあり企業としてもったいない。
読了日:08月05日 著者:仁科 充乃

1950年代から2010年代までの名詩を一冊にまとめた新潮文庫百年記念アンソロジー。「雪」三好達治、「初恋」島崎藤村、「レモン哀歌」「道程」高村光太郎 あたりが懐かしいと感じた。知らなかった詩の中では、「自分の感受性ぐらい」茨木のり子にはっとした。吉野弘(「祝婚歌」「夕焼け」「I was born」)はやはり良いなあ。
読了日:08月06日 著者:

「幼い頃に聞いて覚えている昔話があれば聞かせてください」と村落を訪れて聞き取る活動ー採訪ーの紹介と集めた民話を紹介。話を聞かせて欲しいとフラッと家を訪ねるのもびっくりだが、フラッと家にやって来た他人に話を聞かせる懐の深さにも驚く。民話が、市井の人たちの普段の生活での経験やリフレーミングのようなものから生まれている、その過程を垣間見ることができた。
読了日:08月07日 著者:小野和子,志賀理江子,濱口竜介,瀬尾夏美

加賀恭一郎の新シリーズ、2時間30分の短編。豪華なナレーター、効果音などが入り、ラジオドラマだった。ミステリーとしては普通という内容。
読了日:08月09日 著者:東野 圭吾

鳥島の南東にある無人島が、一夜にして海中に沈み、それを契機にするように日本各地で地震や火山の噴火が頻発する。上巻の終わりには第2次関東大震災の発生で大打撃を受ける東京。深海潜水艇の操艇責任者の小野寺は、近辺の海溝を調査で海底での異変に気づき、何者かに導かれるように日本の異変に取り組む渦に巻き込まれていく。50年経っても古びない設定・ストーリー展開に引き込まれ、下巻へ。
読了日:08月09日 著者:小松 左京

シリーズ3作目。斥候、准医師、衛生指導員、医者の経験を聞き取った話。戦場で知り合った男性と結婚しただけで、相手の親に差別されるとは。敵の銃弾にさらされる中立地帯の民家での出産に初めてほっとする瞬間があった。執筆日誌に、戦争のことを聞いただけでそれを考えただけでむかつくような本を書けたら、将軍たち自身が吐き気をもよおしてしまうような本を書けたら、という言葉が印象深い。
読了日:08月11日 著者:小梅 けいと

特集 日本の若者は人権マイノリティ / スペシャルインタビュー エミリア・クラーク / 障害者の移動を支援する「ロール・モビリティ」 / 滝田明日香のケニア便り クロサイの話② / ひと夏25ヵ所、知るほどに奥深い盆踊りの世界 中西祐紀子さん
読了日:08月13日 著者:ビッグイシュー日本

知人が購入を検討している中古一軒家の間取り図に見つけた「謎の空間」。知り合いの設計士と「謎の空間」について想像を巡らせ、事件に繋がっていく。間取り図からよくここまで話を広げたものだと感心するが、どんどんと非現実的な話になっていってしまった。
読了日:08月14日 著者:雨穴

特別企画 使用人兼務役員の「報酬・賞与・退職金」─税務のツボが分かるQ&A / 社員のヤル気を引き出す「賃金の決め方」─ここがポイントです / 優れた経理担当者は管理会計で未来を見ている… 一流の経理&三流の経理─ズバリ言ってここが違う!!
読了日:08月16日 著者:株式会社研修出版

無料電子版にて。チャーリーを高校になじませようとルーシーが頑張っても空回り。裏で手を引いていたのがチャーリーに目を付け引き込もうとしている動物解放同盟(ALA)、そして銃乱射事件が発生する。テロ、ヴィーガン、人権、現代の今のアメリカが抱える問題も土台にストーリーが進んでいく。
読了日:08月16日 著者:うめざわしゅん

野菜、肉、魚介、豆・豆製品、おせち、食材別の冷凍方法とレシピ集。肉、魚は下味冷凍が多かった。
読了日:08月17日 著者:

出会いから別れ?と2人の恋を、短歌のやり取りが刻んでいく。 ドラマあり、ラストはミステリー要素もあり、何回か読みなしたくなる一冊。 会議室Cの灯りを消したとき雪だったことにはじめて気づく / 顔文字じゃなくてはじめて顔で見る「いってきます」がいとおしい朝
読了日:08月17日 著者:木下龍也、鈴木晴香

小学校の「きこえとことばの教室」の先生である著者、「きこえとことばの教室」でも使われている「あいうえおのうた」の1つ。「あいうえ おばけが あらわれる」・「かきくけ こんやの よるおそく」リズムが心地いい。声に出して読みたい。
読了日:08月18日 著者:あべ こうじ

シリーズ4作目。ペレストロイカがきっかけで売れるようになった経緯を記す「古い日誌を読んでみる」からスタート。 元 看護婦、外科医、衛生指導員、現退役中佐、斥候、建設工兵、従軍記者らの話を聞き取り。誰も話をしたがらない戦場での恋愛の話も含まれているのが他の巻とは違った。
読了日:08月18日 著者:小梅 けいと

自身もコーダである著者が、多数のコーダと親たちに聞き取りした結果を基に研究した内容。会話方法、通訳の役割、親とコーダの気持ちの変遷、親子関係の形など。最終章では、親やコーダへの応援メッセージも。ヤングケアラーの一面もあるだろう、手話通訳を利用したり、周囲の人間も聞こえない親と直接会話を試みるなどコーダの負担軽減を図らないといけないと感じた。
読了日:08月20日 著者:中津真美

手塚治虫 ブラック・ジャック展で購入。全243話を1話1ページで紹介するダイジェスト。文庫・新書に入っていない作品もあったようで、その作品はさすがに読んだことがない。ブラック・ジャック展で指摘されていたが、全て1話で完結する読み切りだったのは手塚治虫の力があってこそ、それが感じられる。巻末掲載の「ブラック・ジャックのジレンマ」で、患者の寿命を伸ばすことによって高齢化社会が進むこと、寿命が延びることだけでは患者の余生は幸せにならないという記述があり、ブラックジャックの根底に流れている考え方と感じた。
読了日:08月21日 著者:

無料電子版にて。実は本好きのヤンキーを中心に、図書館業務の裏側を知る事ができるコミック。もし図書館の本を破ってしまったら、自分で修理することなく返そう。
読了日:08月22日 著者:ずいの,系山冏

第二関東大震災の後、富士火山帯の火山が相次いで噴火。九州・四国・関西から沈み始める。国民を海外へ避難させる「D計画」、各国への交渉から被害も出しながら救出する救助隊、鬼気迫るものがあった。初めて日本の異変に気付いた田所、「D計画」で交渉役を務めた渡が、沈みつつある日本から脱出せず、語り合うラストが印象的。海外脱出できた日本人のその後を描く第二部は読んでみたかったなあ。
読了日:08月22日 著者:小松 左京

母親や学校など日々の生活に満足できない中学生の百合が、家を飛び出し眠ると終戦直前の日本にタイムスリップ。特攻隊員の彰と出会い恋に落ちるというストーリーで、ラストまで想像通りの展開だったが、これはこれでやっぱり悲しい。
読了日:08月23日 著者:汐見夏衛

人気ブロガー トイロさんのレシピ集、2冊目。トイロ家のベストヒットおかずから、デイリー主菜、おつまみ、ランチメニュー、おもてなしメニュー、スイーツ。
読了日:08月24日 著者:トイロ

京都府警本部交通機動隊の作成協力で、白バイ隊の仕事を紹介。道路標識や装備品の解説も描かれており、白バイや警官好きな子どもに刺さりそうな内容だった。
読了日:08月26日 著者:今里茉莉奈

お仕事絵本シリーズ第二弾。大阪の青バイ隊「スカイブルー隊」を紹介。ひったくり犯を探すページが楽しい。
読了日:08月26日 著者:今里茉莉奈

無料電子版にて。元奨励会だが賭け将棋で生計を立てる「真剣師」が主人公。秋葉原の女真剣師に勝負を挑み完敗してしまう。部屋の片付けに清掃会社に派遣サービスを依頼するが、現われたのはメイド姿で、完敗した女真剣師だった、というハチャメチャな設定だ。題名は聞いた事があったが将棋漫画、こんな漫画だったとは知らなかった。
読了日:08月27日 著者:柴田ヨクサル

Audibleにて。新型コロナで生じた政治空白を埋めたのは、AI・ホログラムで復活した過去の偉人たち。徳川幕府を作った総理は家康と倒した官房長官は龍馬だけでも面白かった。決めてやり遂げる強さを持つ最強内閣は頼もしい。皆が自由を手に入れるためには、皆が少しずつ不自由を受け入れなければならない、良い言葉だ。歴史に学ぶとはこういう事だなと感じた。
読了日:08月28日 著者:眞邊 明人

特集 あした美術館へ / スペシャルインタビュー 永瀬正敏 /ニュージーランド。仲間と陽気に集い、自分の棺をDIY / 滝田明日香のケニア便り クロサイの話③ / 表現する人 生命の大きな流れを表現する「立体的切り絵」 菊地絢女さん
読了日:08月29日 著者:ビッグイシュー日本

特別企画 会社で起こりがちなハラスメント」徹底対策セミナー / 意外と知らない「貸倒損失」の税務のツボ教えます / 「抵当権」のことがすらすら理解できる30分講座
読了日:08月30日 著者:株式会社研修出版

「サボテン」→「天丼」といった、「ん」もありの題名でしりとりする著者6冊めのエッセイ集。家族との日々、旅行、料理など、楽し気な日々が描かれる。
読了日:08月30日 著者:本上 まなみ

無料電子版にて。女真剣師の依頼で、3人の真剣師と勝負することになる。1人目は雁木使いの二こ神。雨中の河原で辛勝。漫画家である真剣師と2戦目へ。
読了日:08月31日 著者:柴田ヨクサル

無料電子版にて。漫画家真剣師との戦いは、漫画家真剣師の切れ負けに。潜る鋭さが増していく。3戦目には破れ女真剣師が相手のものに。
読了日:08月31日 著者:柴田ヨクサル

ANA機内誌で見た時からミニチュアの写真とばかり思っていたが、現実の風景をミニチュア・ジオラマのように撮影した写真だったとは知らなかった。なんだか不思議。
読了日:09月01日 著者:

「四季ねこ」の秋の絵本のようだ。公園で出会った猫が不思議な絵の具で秋の景色を描き出す。ファンタジー、描きだされる風景が美しい。
読了日:09月01日 著者:かんの ゆうこ,たなか 鮎子

今年読んだ本の中で題名No.1と言える作品。だが内容もとても面白かった。翻訳家 松岡和子がシェイクスピア新訳集を出版するまで半生を記した。ソ連に抑留された父の帰国までを描いた第1章が、ここだけで1冊の中身がある。大学 英文科の「シェイ研(シェイクスピア研究会)」から、東大 大学院で読みの深さにおののきシェイクスピアか「逃走」したが、縁があったのだろう。シェイクスピアが伝えようとした内容を日本語で伝えようと考えつくす姿勢がにじみ出ていた。
読了日:09月03日 著者:草生 亜紀子

「月次決算書」の正しい読み方&活かし方 / 中小企業が「弁護士さん」への依頼を考えたときの心得帳 / 社が保有する「上場株式」の評価方法と税務取扱い / 会社負担のレクリエーション費用の「税務取扱い」が分かるセミナー / 「マイナス金利の解除」─企業&個人にこんな影響があります
読了日:09月03日 著者:株式会社研修出版

題名から想像した内容とはちょっと違っていた。明治時代からの読書史から、現代は自分でコントロールできないことは避けてコントロールできることに注力することを求める時代であり、コントロールできる人生に直結するのがネット情報であるのとは反対のノイズである代表が読書であると説く。 全身全霊で仕事しないで、読書できる半身社会を推奨する。前半の読書史が長いので、時間がなければ最終章だけ読めば十分理解できる。
読了日:09月06日 著者:三宅 香帆

ディストピア小説の名作。都合の悪い過去は消去、歴史を改ざんし、全貌が明らかにはならないが「ビッグ・ブラザーズ」という権力側は弾圧に弾圧を重ねる。権力の維持が目的化した「ビッグ・ブラザーズ」。過去の改ざんの仕事に従事していたウィンストンは、「ビッグ・ブラザーズ」への抵抗を試みるが、ある意味予想通りの展開を見せる。過去とは現実とは何か、現在の脳科学にも通じるようなオブライエンの思想教育のシーンは読みごたえがあった。
読了日:09月09日 著者:ジョージ オーウェル

無料電子版にて。パニック障害、うつ病、大人の発達障害。各症例の詳細や精神科と心療内科との違いなど、しっかりと書かれている印象。
読了日:09月11日 著者:七海仁,月子

「あの本、読みました?」から著者の作品を読みたくなって図書館で借りてきた。スピンオフ短編集だったみたいだが、それぞれ単体で十分楽しむことができた。主人公が言語化できない友人や知人とのちょっとしたずれを上手く描いている。
読了日:09月11日 著者:辻村 深月

Audibleにて。南ヨーロッパからついにロンドンに到着。旅の目的であったロンドン中央郵便局からの電報は打てなかったが、そんなオチだったとは覚えていなかった。お茶と言う言葉がCからTへと移り変わることが印象的だったが、ポルトガル 最西端 ザクレスでCのお茶に出会っていたとは。旅を終える良いきっかけだった。
読了日:09月12日 著者:沢木 耕太郎

無料電子版にて。大人の発達障害完結編と双極性障害。どちらもテキストとして使えるのではないかと思えるほど的確に表現されている。双極性障害の躁状態とうつ状態の現れる周期が長い事を始めて知った。
読了日:09月12日 著者:七海仁,月子

特集 進まない震災復旧。冬、春、夏をこえた奥能登から / スペシャルインタビュー キルスティン・ダンスト / 滝田明日香のケニア便り クロサイの話④ 絶滅危惧種 サイ。13頭のイアノッチング成功 / オーストラリア。生活費の高騰で、利用者急増の「フードハブ」 / トミヤマユキコの「マンガを通して社会問題を考える」
読了日:09月13日 著者:ビッグイシュー日本

「えらばれたマスク」「けいれん」「イレズミの男」など懐かしい。テロの標的となったマンションの住民が助ける「地下水道」、住民のやさしさが沁みてくる。ラストのオチが秀逸な「ハローCQ」、オー・ヘンリーの短編のようだ。文庫未収録の「ドラキュラに捧ぐ」を読むことができた。
読了日:09月13日 著者:手塚 治虫

「あの本、読みました?」真夏のホラー特集をから手に取った。「夜市」と「風の古道」の2編。表題作「夜市」 迷い込んだ夜市から抜け出すために弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた祐司。15年振りに入り込んだ夜市で何を買う。第12回日本ホラー小説大賞受賞作ではあるが、ホラーというよりもファンタジー小説に近かった。「千と千尋の神隠し」を見ているような感覚があった。
読了日:09月13日 著者:恒川 光太郎

2015年1月刊行の『世界で一番美しい劇場』を増補改訂し、再編集された一冊。世界中の劇場の内部を豊富な写真で紹介されている。ヨーロッパの劇場は、天井画・柱・装飾が絢爛豪華だ。オペラハウスの内部を初めて見ることができた。
読了日:09月13日 著者:

無料電子版にて。摂食障害編、死亡率が高く精神科医も診たがらない病気とのこと。想像している以上に怖い病気だ。
読了日:09月15日 著者:七海仁,月子

無料電子版にて。震災PTSDとパーソナリティ障害。REM睡眠の眼球の動きからトラウマに対するEMDRという治療ができている事は初めて知った。
読了日:09月16日 著者:七海仁,月子

認知バイアスという認識のずれが起こるメカニズムを豊富な具体例を用いて説明してくれた。ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」で取り上げられていた内容が繰り返し出ていたが、初学者向けの入門編という位置づけ。最終章の「認知バイアス」のバイアスが興味深かった。
読了日:09月19日 著者:鈴木 宏昭

著者からの子ども向けのメッセージをまとめた一冊。森の中には、人それぞれの『自分の木』があり「自分の木」の下に立っていると、年をとった自分に会うことがある、という話から題名が決まっているようだ。全編にわたって優しい語り口で、子どもには難しいと思われるようなテーマでも、伝わるだろうなあと思わせてくれた。
読了日:09月20日 著者:

料理教室の先生をしていた著者の母親に習うレシピ集。麻婆大根おいしそう。著者の名前の由来やポジティブシンキングなど著者のお母さんらしいキャラクター。本書ではトニーの出番はないのかと思ったら、トマトを料理しながらイタリアの血を垣間見させてくれた。
読了日:09月22日 著者:小栗 左多里

経営は仕組化すること、マーケットインではなくユーザーインの製品を開発・販売するに至った創業からの流れを解説。経常利益50%を毎年投資に回す、稼働率は7割以下に抑える、ビスも作る完全自前主義など。コロナ以降の市場変化に如何に対応するか、同じやり方では機能しないだろうが、考え方・取り組み方は参考になった。
読了日:09月25日 著者:大山健太郎

無料電子版にて。皆が皆あなたみたいに生きられると思わないでよ、というセリフが心に残った。
読了日:09月25日 著者:真造圭伍

特集 読書バリアフリー / スペシャルインタビュー ビル・ナイ / 気候変動と“寒暖差”がもたらす健康リスク / 移動美容室TEADA 介護知識も身につけ、髪のオシャレを届ける移動美容室
読了日:09月26日 著者:ビッグイシュー日本

富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗を軸にした連作短編集。登場人物たちも言語化して認知してないのではないかと思うような思考の癖や特定の関係・シチュエーションから逃避してしまうと言う振る舞いが、巧みに表現されている。介護士の仕事の厳しさ、好きでもない人と繋がる・好きな人と長く繋がれない辛さがにじみ出て、読み進めるのもしんどかったが止まらなかった。石川啄木が思い浮かぶ題名も小説の雰囲気と合っている。
読了日:09月27日 著者:窪 美澄

Audibleにて。コロナ禍の日々の生活をゆったりと描く。ベランダ菜園、バス旅行とおつまみ昆布、餃子、進む老眼、捨てられないキャットタワー
読了日:09月28日 著者:小林聡美

女性の10分の1の確率で男性も妊娠するようになった世界で、妊娠したエリートサラリーマン・桧山健太郎を軸に5人の妊夫の話。何故男性も妊娠するようになったのかという説明はなされないが、男性の妊娠に対する偏見が強い世界で、中絶する例が多い。本当に自分の子どもかと現実の父親のように母親が言う逆転が面白い。父親教室の教材にすると良いかも。
読了日:10月01日 著者:坂井恵理

『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。13年に渡るフィールドワーク・研究でバッタの「集団別居説」の論文にまとめていく流れ・ポイントが分かりやすかった。600ページを超える大作だが、前作同様に著者のユーモアあふれる文章にサクサク読み進められた(脱線が多いが)。若い世代の応援、挨拶とお礼の大切さを説くなど件は素晴らしい。
読了日:10月05日 著者:前野ウルド浩太郎

共同通信加盟新聞社の合同出版企画。出場選手の写真・成績、日本選手団名簿、競技結果一覧も掲載。
読了日:10月05日 著者:

なんとも独特な世界観だった。干しシイタケの老夫婦が主人公、日向ぼっこ中の爺さんが風に飛ばされて温泉に。水が嫌いと言っていたのに気持ちよく浸かって若返り、ナメクジに襲われるというシュールな展開。
読了日:10月05日 著者:石川 基子

無料電子版にて。「神のグラス」と呼ばれるバーテンダーが繰り出す客と一杯の良質なドラマ。バー:止まり木 テンダー:優しい
読了日:10月07日 著者:城アラキ,長友健篩

見かけると必ず手に取ってしまう著者の本、本作も期待通りだった。目の付け所が独特、言葉の成り立ちを時にはアメリカと日本の文化的な土台にまで潜りこんで解き明かす。芭蕉の英訳、俳号「ペダル」、火鉢と七輪。 ハロウーンで手作り菓子が減った理由や感謝祭の冷凍七面鳥が原因の火事といったアメリカの話も興味深かった。 吹井戸やぽこりぽこりと真桑瓜 夏目漱石
読了日:10月08日 著者:アーサー・ ビナード

日経新聞 夕刊連載の25編のエッセイ。日本・世界の本を引用し、悲しみ・読むこと・書くことについて、優しい言葉で記してくれるので、深いところまで染み込んでくる。手元において読み返したい。人間は悲しみと共に生きる。死は必ず訪れ、出会いは別れの始まり。悲しみに襲われた時、こんな辛く悲しい事はなければいいと思うが、悲しさを感じる相手と過ごしていたということ。言葉は、書かれたときに完成するのではなく、読まれたことによって、命を帯びる、という文章に、本を読む後押しをしてもらえたような気がした。
読了日:10月09日 著者:若松 英輔

:社内外で発生した諸問題に対応する手段の1つとして、警察への依頼があると、案件別でノウハウを解説。
読了日:10月10日 著者:海老谷 成臣,林 秀人

新築分譲マンション近くの公園のカバの遊具、カバヒコを中心にした連絡短編集。自分の治したい部分を触ると回復するという伝説があるリカバリー・カバヒコ(、カバだけに)。 どの登場人物も自分の弱さに気づき乗り越えていく、著者らしい優しい世界が繰り広げられてる。
読了日:10月11日 著者:青山 美智子

Glitters(グリッターズ)Vol.5 東京2020パラリンピック特別号。金メダル13個、銀メダル15個、銅メダル23個、計51個のメダルを獲得した日本代表のパラアスリートの活躍を特集。車いすバスケ、車いすラグビーの熱気を思い出した。
読了日:10月12日 著者:

特集「サピエンス減少」という未来 / スペシャルインタビュー フジコ・ヘミング / オーストラリア。人間によって傷ついた野生動物をケア / 良原リエさん。台所にある野菜の根元や芯、種から“リボベジ”
読了日:10月16日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。1巻に続きバーを訪れる客に寄り添う主人公の話に引き込まれる。ミスター・パーフェクト 葛原とのバチバチは続くが、内面では認め合っているようだ。
読了日:10月16日 著者:城アラキ,長友健篩

どの話も傑作であるが、子どもの頃に読んだ覚えがる「木の芽」・「白羽さま」・「獅子面病」、「誘拐」・「万引き犬(ラルゴ)」・「ピノコ生きてる」・「ある教師と生徒」・「焼け焦げた人形」・「目撃者」に恩師・本間丈太郎の最期「時には真珠のように」が掲載されているという永久保存版といって良い最高のラインナップの2巻目。
読了日:10月17日 著者:手塚 治虫

リーダーシップをリーダー1人が発揮するものからチーム全員が発揮するものへ。 1人のマネージャーのリーダーシップだけでチームを束ねることが難しくなっている状況から、「リーダーシップ」の意味・メリット・5つの導入ステップをわかりやすく解説。 STEP1 イメトレしてはじめる STEP2 安心安全をつくる STEP3 ともに方針を描く STEP4 全員を主役化する STEP5 境界を揺さぶる
読了日:10月18日 著者:堀尾 志保,中原 淳

広重の作品を、美人画・街道物・江戸名所・諸国名所・花鳥画・戯画・肉筆画に分けて紹介。
読了日:10月19日 著者:大久保純一

無料電子版にて。眠れない女性達に【添い寝】相手の男を派遣する<添い寝屋>ストライプ・シープを営むシオと4人の従業員のお話。
読了日:10月21日 著者:山崎紗也夏

経済学者の著者が、経済学の視点で障害者をめぐる問題を、経済学の視点からとらえ直した本の改訂版。機能不全があっても社会が問題視しなければ障害者にはならない。障害の原因は機能不全ではなく社会の方にあるという考え方が障害の社会モデル。原則として人間が持っているはずの機能について一定の基準を満たさない時に障害と定義づけるのが医学モデル。医学モデルに基づく福祉の考え方は障害者と言う特別枠をあらかじめ設定し、そこに収まった人を支援の対象とすることが、社会モデルが広がらない原因という見方が興味深かった。
読了日:10月21日 著者:中島 隆信

Audibleにて。箱根駅伝の優勝経験もあるが、2年連続で本選出場を逃した古豪・明誠学院大学陸上競技部。その主将・青葉を中心に箱根への戦いと中継を担う大日テレビ・スポーツ局と編成局長の戦いを軸に進む。予選会の冒頭から引き込まれる展開、早く本選を聞きたくさせてくれる。スポーツものが好きではあるが、流石は池井戸潤という感じだ。
読了日:10月23日 著者:池井戸 潤

Audibleにて。明誠学院大学陸上競技部新監督・甲斐が掲げた関東学連選抜の「突拍子もない目標」に向けた箱根駅伝本戦が始まった。止められず一気に2日ほどで聞き終わった。甲斐監督による各選手能力・調子の確実な見極め・前向きな声掛け、学連選抜各選手の抱える事情と本番の走り、大日テレビ 放映クルーの奮闘、どのパートも逆境を逆転してプラスに変えて行くストーリーは、池井戸ワールドだった。辛島アナの5区→6区小田原中継所のタスキリレーの実況は名シーン、聞いていた通勤電車の中で涙してしまった。
読了日:10月25日 著者:池井戸 潤

無料電子版にて。柳原さんの片思いは早くも終わりを告げた。シオの元旦那・響が登場、3巻では主要登場人物となりそう。
読了日:10月28日 著者:山崎紗也夏

2010年 平城遷都1300年祭にわく奈良、京都と愛知のお寺・仏像を見て回る。題名通りぶらり趣くままにお寺を渡り歩く2人、幸せそう楽しそうだ。愛知のお寺はあまり知らないので興味深かった。
読了日:10月28日 著者:いとう せいこう,みうら じゅん

特集 幸せのアーバンファーミング / スペシャルインタビュー ピーター・バラカン / スーダン 避難民1090万人を生み出した“最悪の危機” / 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ 歌うザトウクジラ / 表現する人 費やした時間が糸の厚みとして見える 「刺繍」 宮田彩加さん
読了日:10月29日 著者:ビッグイシュー日本

コミック「バーテンダー」を読んで、バーテンダーについてもっと知りたくなり図書館で借りてきた。お酒のプロである前に、お客さんに楽しい時間を提供するサービス業であった。第1章で取り上げられているソムリエの方の半生(船乗り・ワインに出会う・ホテルマン・ワインの勉強でヨーロッパを渡り歩く)が面白過ぎて、1冊の本にして欲しい。
読了日:10月29日 著者:

無料電子版にて。著者夫妻のペン太やその他の猫たちとのゆるーい生活が描かれる。ペン太が旅立って行っちゃうとは。
読了日:10月31日 著者:片倉真二

定番の出汁・具材以外に、コンソメ+味噌、味噌+牛乳、パプリカやブロッコリーといったそれは合うのだろうか?というような具材など変わり種味噌汁とでもいうようなコンビのものも多数掲載。脳の刺激にも良いのかもしれない。意外な組み合わせを見つけてみようかな。
読了日:10月31日 著者:

献本キャンペーンで当選した本。著者最後の三部作ということでぜひとも読みたかった。アイルランド系とイタリア系マフィア・ファミリーの血の抗争、バランスは取れていたはずだったのに、些細なきかっけで転げ落ちていく。ゆっくりとスタートした感じだったがどんどんスピードが上がっていった。2作目の冒頭が付録として収録されているが、1行目がニール・ケアリーシリーズの1行目と同じ構造であることに、テンションが一番上がった。
読了日:11月01日 著者:ドン ウィンズロウ

第171回直木賞候補作。「平成28年」「平成31年」「令和4年」「令和5年」の4つの作品からなる連作短編集。面白く読んだけど、Z世代の働き方小説、これがZ世代なのだろうかと言う疑問符が付いて終わった。
読了日:11月06日 著者:麻布競馬場

無料電子版にて。寄贈本、おはなし会、いたずら電話などの図書館のうら話が並んだ。
読了日:11月06日 著者:ずいの,系山冏

見えていけないヤバいものが見えるようになってしまった普通の女子高生が、全力で見えないフリをする、という話。これらが見えないフリをするとは、かなり胆力がある。
読了日:11月06日 著者:泉 朝樹

2040年の日本では、労働力1100万人分が不足し、生活維持サービスがおぼつかなくなるというシミュレーションと解決のための4つの解決策を提示している。 1. 機械化・自動化 2. ワーキッシュアクト 3. シニアの小さな活動 4. 企業のムダ改革 医療、介護、警察、インフラの維持など困難なことが予想され、現状が維持ができないどころか、居住地域を集約していくぐらいの思い切った変化がなければ、通常の生活すら困難になってくるかもしれない。
読了日:11月11日 著者:古屋 星斗,リクルートワークス研究所

オックスフォード大学で博士号を取得した彬子女王の留学記。著者はプリンス、帯の「生まれて初めて一人で街を歩いたのは日本ではなくオックスフォードだった ー。」という文句で、面白くない訳はないという感じだが、非常に読みやすい文章でお人柄もにじみ出て楽しい読書となった。英国について知る事ができ、側衛のいない一人の生活・エリザベス女王とのアフタヌーンティーなどプリンスでなければ体験できない世界も垣間見ることができた。様々な人と出会い支えられた感謝がそこかしこに書かれており、博士課程もクリアすることができたのだろう。
読了日:11月12日 著者:彬子女王

第170回芥川賞受賞作。ザハ・ハディド デザインの国立競技場で2020年にオリンピックが開催されたパラレルワールドでの話。犯罪者を刑務所から国立競技場の脇に建設したバベルの塔の再現「シンパシータワートーキョー」に移すことになった。デザインした建築家・牧名沙羅の思考がメインで進む。執筆に生成AIを使ったとのことだったが、あまり意識することはなかった。一見犯罪人を刑務所からの解放だが、開所式のスピーチを読むと「1984年」同様にディストピアをうっすらと感じた。
読了日:11月13日 著者:九段 理江

災厄ーパンデミック、飢餓、天変地異、戦争、疫病ーをテーマとした名画を紹介。ポール・ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」にハッとした、実物を見てみたい。
読了日:11月14日 著者:中野京子

「釈迦の仏教」と「大乗仏教」とを比較することで、般若心経が作られた意図が明らかとなり、伝えたいことが分かりやすくなった。釈迦の世の中の捉え方、苦しみからの脱却方法について理屈としては理解はできるものの、現実的には難しいので、大乗仏教が生まれてきた訳も納得できた。
読了日:11月15日 著者:佐々木 閑

教科書いに書いてあったのか「くらむぼんは笑ったよ」は、記憶のそこから蘇ってきた。川の中の青さ、かわせみが飛び込んできた波・泡といった絵も素晴らしい。
読了日:11月16日 著者:宮沢 賢治

特集 変えよう!避難所生活 / スペシャルインタビュー 内田也哉子 / ドイツ 生態系に好影響を及ぼす「ヨーロッパバイソン」 /ホームレス・ワールドカップ ソウル大会 / 地球市民 砲撃で娘3人と姪を失ったパレスチナ人医師 イゼルディン・アブラエーシュ博士
読了日:11月18日 著者:ビッグイシュー日本

社員側から見た産休・育休制度の解説書。2025年4月・10月改定の内容にも対応している。
読了日:11月18日 著者:宮武貴美

「定年延長」─中小企業の緊急対策マニュアル / 「中古資産」の減価償却の仕方が分かる講座 / AI時代に生き残るための「経理スキル」の磨き方
読了日:11月18日 著者:株式会社研修出版

年末調整の「電子化」のことが分かる3時間講座 / 「配偶者控除」「配偶者特別控除」「扶養控除」のおさらいノート / 「税務調査」─調査官の指摘に納得できない時の交渉術
読了日:11月20日 著者:株式会社研修出版

少し霊が見える玉子ユリアが加わり、みこの能力の高さが際立つことに。
読了日:11月21日 著者:泉 朝樹

神話の世界から近現代史まで、同時代の日本の状況を所どころ併記し、分かりやすい。カンボジア紛争が解決したのが1991年とはつい最近のことだったか。
読了日:11月21日 著者:岡田 雅志

特集 恐竜関心大国 日本と恐竜 / スペシャルインタビュー ニック・ケイヴ / EU・チュニジアの国策に翻弄される移民・難民 / 大阪・梅田、都会の中に生きる木々に出合う 三浦豊さん / 長さ80m「52 間の縁側」に、誰でもどうぞ!/ 地球温暖化と海面上昇、太平洋の島々から 清水靖子さん
読了日:11月25日 著者:ビッグイシュー日本

2021年 第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作。「あの本、読みました?」で紹介されていて手に取った。金の亡者とも言える主人公の女性弁護士のキャラクターと全財産は自分を殺した犯人に譲るという謎が魅力的だったが、それで終わったという感じだった。
読了日:11月25日 著者:新川 帆立

2020年夏以降の短歌を集めた第7歌集。コロナ禍、ホスト万葉集、大学進学する息子。「たんぽぽの日々」であんなに小さかった子が、大学生になったのかという感慨があった。 「息子から連絡はなく母の日は私が母を思う日とする」 「息子からもらう励まし出典は「ブルーピリオド」の名言らしい」 「優しさにひとつ気がつくXでなく◯で必ず終わる日本語」
読了日:11月26日 著者:俵 万智

NHK=日本ひきこもり協会。引きこもりの主人公が、脱出方法を知っているという少女に出会い、プロジェクトに誘われる。主人公のもがきぶりが痛々しい。
読了日:11月27日 著者:滝本 竜彦,大岩 ケンヂ

日本含む世界の鍋料理をレシピ・写真で紹介。道具としての鍋や調味料、ポルトガル・香港・日本(千葉)の家庭などで鍋料理が作られるルポ、映画の中の鍋料理も紹介されている。
読了日:11月28日 著者:服部 直美

男女1組のカップルを、著者2人が男女の主人公の視点で描き分ける。お互いになぜ恋愛に関係に落ちたのか共感しづらいが、思いはあるのに言葉として出て来ない男の様やごちゃついた2人の部屋のザラザラ感、兄弟や同僚・上司らとの関係など上手く書かれている。
読了日:12月03日 著者:尾崎 世界観,千早 茜

Audibleにて。2024年の本屋大賞第2位。母親の婚約者に虐待に近いふるまいを受けていた8歳の妹を連れて家を出た18歳の姉。蕎麦を引く水車小屋の番をするヨウム・ネネ。助け合う姉妹と支える周囲の人々の40年に渡って描き続けた。
読了日:12月05日 著者:津村 記久子

臨時教員として着任した怪しげな先生を中心に進む。3回目を使い切ってしまいこれから大丈夫だろうか。
読了日:12月05日 著者:泉 朝樹

右ページにはイラスト中心、左ページが文章で侍について解説。時代によって役割が違ったり、江戸時代の侍の暮らしなど知る事ができる。
読了日:12月05日 著者:サムライ研究会

コミック版の5巻目。戦場においても女性としての人生を追い求めた女性兵たち。戦争の矛盾や辛さが際立ったように感じた。第三十一話に登場する、自分の息子だけでなく兵士たちに弔いを捧げる母親の姿が堪らなかった。
読了日:12月06日 著者:小梅 けいと

謎の神社を目指す。狐は味方ではなかったのか。占い師のおばあさんが再登場。
読了日:12月07日 著者:泉 朝樹

料理研究家たちによる、業務スーパーの食材を使った節約・簡単レシピ集。定番メニュー、肉・魚おかず、野菜・キノコ・豆おかず、ご飯・麺・パン、スイーツ・ドリンクの5章。
読了日:12月08日 著者:

図書館に住む本好きのねずみ サム。ある日自分で本を書いて本棚に入れておくと面白いと評判になる。何冊も書いていくと作家に会いたいとの声が高まり、困ったサムが取った策が素晴らしい。本を読むこと、書くことの楽しさを教えてくれる。図書館に行ったら、サムが住む穴を探してしまいそう。
読了日:12月08日 著者:ダニエル カーク

無料電子版にて。カモメ荘に住む五十鈴が、隣の部屋の日向さんや元関取の陸さんと夜な夜な酒盛り。そのツマミは、海や山で採ってきたもので作る。1話からマテガイというのもユニークな世界観。
読了日:12月10日 著者:小原ヨシツグ

コロナ禍を契機に防災・お金・健康・住居について、安心して幸せに生きていくための準備を書いた本。夫婦や友人などの関係を豊かにするためには、よく話をすることだと感じる内容だった。
読了日:12月13日 著者:わたなべぽん

2017年に出版された本の2020年版、コロナパンデミックを想定したかのような警鐘を鳴らしている。移動距離が長くなった・経済/医療水準格差など、感染症が世界的に広がる条件がそろっているが、対策がなされているとはいえないとの指摘は、その後のコロナパンデミックを見るとその通りだったと言わざると得ない。そしてこれからも同様のパンデミックが起こる可能性はあるのだろう。
読了日:12月16日 著者:マイケル・オスターホルム,マーク・オルシェイカー

Audibleにて。月刊誌ゲーテの連載「堀江貴文の金を使うならカラダに使え!」の書籍版。健康で長生きするために、知識を身に付けて検診・ワクチン接種など予防に投資しろと説く。大腸がんは早期発見で助かる病気であること、テストステロンの重要性、肺炎球菌ワクチン接種を知ることができた。
読了日:12月17日 著者:堀江 貴文,予防医療普及協会

特集「PFAS」フリーの社会へ / スペシャルインタビュー 齊藤工×竹林亮 / 米国 苦しみを分かち合い、その先にある希望を描きたい / アートで伝える絶滅危惧種「サイ」の保護 / 瀬戸義章さん スマホと1万円の材料でつくるバックパックラジオ
読了日:12月18日 著者:ビッグイシュー日本

自宅で家族や友達とワンプレートを囲んでゆっくり過ごす「わたしカフェ」と名付け、「わたしカフェ」にふさわしいレシピ。イメージするワンプレートよりも手の込んだ料理が多かった。
読了日:12月21日 著者:越石 直子,松鶴 麻子,大橋 由香,佐藤 枝里子

神社決戦の前段か、色々な短編が集まったような1巻。
読了日:12月21日 著者:泉 朝樹

各帖のあらすじと様々なテーマの解説で構成。平安時代の社会情勢、結婚制度、日常の暮らし、宗教、物の怪などの信仰といった「源氏物語」が生み出された背景を知ることで、今までとは違った視点で源氏物語を読むことができる。紫式部の名前は、今の時代で言うと宮崎駿を「トトロ」というようなものだったり、「源」姓は天皇の血を引きながら皇位継承の道を閉ざされた氏族であることなど、興味深い。書写されて読み継がれてきた源氏物語、今の形に整えた人々のお陰で読むことができるということに、初めて思いが至った。
読了日:12月21日 著者:山本淳子

会社に「お金(キャッシュ)」を残すための実践テクニック / 「残業時間の削減」を実現するための4つの着眼点 / 特別付録「令和6年版 年末調整まるかじり」
読了日:12月24日 著者:株式会社研修出版

特集 小さな私の習慣 / スペシャルインタビュー ブルース・スプリングスティーン / タジキスタン パミール高原で生きる人々に医療提供 / ドキュメンタリーの勢いが止まらない / ふくしまから
読了日:12月26日 著者:ビッグイシュー日本

第171回直木賞受賞作。コロナ禍を背景に、罪が共通する6編の短編集。ファンタジー要素がある作品やミステリー、ニューマンドラマありとバラエティーに富んだ作品集。
読了日:12月26日 著者:一穂 ミチ

オリジナル脚本「火曜日のオペラ」を書下ろす過程と共に、倉本聰のドラマを作る核を教えてもらったという感覚だった。 ・原作があるものは「脚色」。 ・台詞はあくまでも話す言葉、論理的ではない。どう言おうかを考えている間にためらっている事・話していないいないインナーボイスがある。インナーボイスを如何に書かないで伝えるか。
読了日:12月31日 著者:倉本聰,【聞き手】碓井広義

和歌で愛の告白や喧嘩まで行った平安時代、源氏物語には795の和歌が詠まれているが、著者が現代に通じる歌に訳して伝えてくれた。登場人物のキャラに合わせて詠み分けた紫式部のストーリーテラー振りが際立ってきた。
読了日:12月31日 著者:俵 万智
読書メーター
コメント