読んだ本の数:21
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ナイス数:107

和歌で愛の告白や喧嘩まで行った平安時代、源氏物語には795の和歌が詠まれているが、著者が現代に通じる歌に訳して伝えてくれた。登場人物のキャラに合わせて詠み分けた紫式部のストーリーテラー振りが際立ってきた。
読了日:12月31日 著者:俵 万智

オリジナル脚本「火曜日のオペラ」を書下ろす過程と共に、倉本聰のドラマを作る核を教えてもらったという感覚だった。 ・原作があるものは「脚色」。 ・台詞はあくまでも話す言葉、論理的ではない。どう言おうかを考えている間にためらっている事・話していないいないインナーボイスがある。インナーボイスを如何に書かないで伝えるか。
読了日:12月31日 著者:倉本聰,【聞き手】碓井広義

第171回直木賞受賞作。コロナ禍を背景に、罪が共通する6編の短編集。ファンタジー要素がある作品やミステリー、ニューマンドラマありとバラエティーに富んだ作品集。
読了日:12月26日 著者:一穂 ミチ

特集 小さな私の習慣 / スペシャルインタビュー ブルース・スプリングスティーン / タジキスタン パミール高原で生きる人々に医療提供 / ドキュメンタリーの勢いが止まらない / ふくしまから
読了日:12月26日 著者:ビッグイシュー日本

会社に「お金(キャッシュ)」を残すための実践テクニック / 「残業時間の削減」を実現するための4つの着眼点 / 特別付録「令和6年版 年末調整まるかじり」
読了日:12月24日 著者:株式会社研修出版

各帖のあらすじと様々なテーマの解説で構成。平安時代の社会情勢、結婚制度、日常の暮らし、宗教、物の怪などの信仰といった「源氏物語」が生み出された背景を知ることで、今までとは違った視点で源氏物語を読むことができる。紫式部の名前は、今の時代で言うと宮崎駿を「トトロ」というようなものだったり、「源」姓は天皇の血を引きながら皇位継承の道を閉ざされた氏族であることなど、興味深い。書写されて読み継がれてきた源氏物語、今の形に整えた人々のお陰で読むことができるということに、初めて思いが至った。
読了日:12月21日 著者:山本淳子

自宅で家族や友達とワンプレートを囲んでゆっくり過ごす「わたしカフェ」と名付け、「わたしカフェ」にふさわしいレシピ。イメージするワンプレートよりも手の込んだ料理が多かった。
読了日:12月21日 著者:越石 直子,松鶴 麻子,大橋 由香,佐藤 枝里子

特集「PFAS」フリーの社会へ / スペシャルインタビュー 齊藤工×竹林亮 / 米国 苦しみを分かち合い、その先にある希望を描きたい / アートで伝える絶滅危惧種「サイ」の保護 / 瀬戸義章さん スマホと1万円の材料でつくるバックパックラジオ
読了日:12月18日 著者:ビッグイシュー日本

Audibleにて。月刊誌ゲーテの連載「堀江貴文の金を使うならカラダに使え!」の書籍版。健康で長生きするために、知識を身に付けて検診・ワクチン接種など予防に投資しろと説く。大腸がんは早期発見で助かる病気であること、テストステロンの重要性、肺炎球菌ワクチン接種を知ることができた。
読了日:12月17日 著者:堀江 貴文,予防医療普及協会

2017年に出版された本の2020年版、コロナパンデミックを想定したかのような警鐘を鳴らしている。移動距離が長くなった・経済/医療水準格差など、感染症が世界的に広がる条件がそろっているが、対策がなされているとはいえないとの指摘は、その後のコロナパンデミックを見るとその通りだったと言わざると得ない。そしてこれからも同様のパンデミックが起こる可能性はあるのだろう。
読了日:12月16日 著者:マイケル・オスターホルム,マーク・オルシェイカー

コロナ禍を契機に防災・お金・健康・住居について、安心して幸せに生きていくための準備を書いた本。夫婦や友人などの関係を豊かにするためには、よく話をすることだと感じる内容だった。
読了日:12月13日 著者:わたなべぽん

無料電子版にて。カモメ荘に住む五十鈴が、隣の部屋の日向さんや元関取の陸さんと夜な夜な酒盛り。そのツマミは、海や山で採ってきたもので作る。1話からマテガイというのもユニークな世界観。
読了日:12月10日 著者:小原ヨシツグ

図書館に住む本好きのねずみ サム。ある日自分で本を書いて本棚に入れておくと面白いと評判になる。何冊も書いていくと作家に会いたいとの声が高まり、困ったサムが取った策が素晴らしい。本を読むこと、書くことの楽しさを教えてくれる。図書館に行ったら、サムが住む穴を探してしまいそう。
読了日:12月08日 著者:ダニエル カーク

料理研究家たちによる、業務スーパーの食材を使った節約・簡単レシピ集。定番メニュー、肉・魚おかず、野菜・キノコ・豆おかず、ご飯・麺・パン、スイーツ・ドリンクの5章。
読了日:12月08日 著者:

コミック版の5巻目。戦場においても女性としての人生を追い求めた女性兵たち。戦争の矛盾や辛さが際立ったように感じた。第三十一話に登場する、自分の息子だけでなく兵士たちに弔いを捧げる母親の姿が堪らなかった。
読了日:12月06日 著者:小梅 けいと

右ページにはイラスト中心、左ページが文章で侍について解説。時代によって役割が違ったり、江戸時代の侍の暮らしなど知る事ができる。
読了日:12月05日 著者:サムライ研究会
臨時教員として着任した怪しげな先生を中心に進む。3回目を使い切ってしまいこれから大丈夫だろうか。
読了日:12月05日 著者:泉 朝樹
読了日:12月05日 著者:泉 朝樹

Audibleにて。2024年の本屋大賞第2位。母親の婚約者に虐待に近いふるまいを受けていた8歳の妹を連れて家を出た18歳の姉。蕎麦を引く水車小屋の番をするヨウム・ネネ。助け合う姉妹と支える周囲の人々の40年に渡って描き続けた。
読了日:12月05日 著者:津村 記久子

男女1組のカップルを、著者2人が男女の主人公の視点で描き分ける。お互いになぜ恋愛に関係に落ちたのか共感しづらいが、思いはあるのに言葉として出て来ない男の様やごちゃついた2人の部屋のザラザラ感、兄弟や同僚・上司らとの関係など上手く書かれている。
読了日:12月03日 著者:尾崎 世界観,千早 茜
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