寝正月 スポーツ観戦雑感


毎年1月3日は、同じような事をして、過ごしている。

同じ事、というか、朝から箱根駅伝の復路を見てから、
ライスボウルを観戦する、という由緒正しい寝正月の過ごし方である。

今年の箱根とライスボウルで思う所を少し。

箱根駅伝

日体大が、2日の往路優勝の勢いそのままに30年振り10回目の
総合優勝を飾った。

まず、今回の箱根駅伝では、東洋大 柏原が卒業、
(1日のニューイヤー駅伝で走ってるのを見たけど)
4年振りに「山の神」不在の箱根。

柏原不在を東洋大はどう埋めるか注目だったが、
日体大・早大にその5区 山登りで逆転された。
復路も日体大に差を広げられ2位という結果。

見てる方も、柏原がいない5区が久しぶりのため、何だか落ち着かない。
記録・記憶共に残る選手だったのだと再認識。

一番のサプライズは、昨年 箱根19位に沈み、予選会を1位で勝ち抜いた日体大が
総合優勝を飾ったということ。
戦前の優勝予想でも、日体大の名前はあがってなかったはず。
復路優勝後の監督のコメントも「びっくりしている」だった。

三浦しをん「風が強く吹いている」のようなびっくり優勝だ。
(もちろん日体大は伝統校で、寛政大学駅伝部とは比べ物にならない)
http://hynkapi.blogspot.jp/2008/06/blog-post_03.html
(往路では、本当に風速20mの強風が吹きつけ、低体温症と脱水症状で
2人の選手が棄権したほど)

区間賞は、5区のみだったが、10区全てを1桁順位で走りぬいたのは、日体大だけ。
去年19位に終わった直後に、監督はキャプテンに3年生の服部選手を指名。
4年生との軋轢も生んだようだが、生活習慣改善から取り組み
最終的にはチームとしてまとまりを見せ、総合力で優勝を掴んだ。

ライスボウル

昨年同様、関学とオービックシーガルズの対戦。
結果も同じく第4Qでシーガルズが逆転勝ち、今年は残り10秒での逆転だった。

戦前の予想では、シーガルズが有利。しかし、自分たちのミスと
関学守備の粘り・スペシャルプレーがはまり、試合残り3分で関学が
15-14でリードするという大接戦。

シーガルズQB菅原にプレッシャーをかけるというよりも、
強いDL 3メン、4メンラッシュでカバーを厚くする守備が印象的。

スペシャルプレーは、まるでアイシールド21。
関学は単に戦っては負けると分析したのだろう、
実際、通常のオフェンスは止められていた。

自陣深くのパントフェイクラン、同点ではなく逆転を狙った2ポイントコンバージョン、
よく準備したし、よくコールしたし、よく遂行した。

最後のパントが中途半端だったことが、敗因として
取り上げられているが、スポーツに禁句のたらればを挙げるとすると、

・7-7で折り返した後半直後のオフェンス第1プレーでインターセプト。
3点でも入っていれば。

・4Q終盤残り2分で、菅原のパスをインターセプトした後、1回でも1STダウンを更新できれば、
勝利だったが、ここでパスを投げる選択はなかったか。
(失敗して時間を止めることになり、逆点負けしていれば、滅茶苦茶叩かれるけど)。
   あそこまでは挑戦者だったが、インターセプトしてからは、ランで時間消費・パント後の

守備で止める、というセオリーを選択してしまった。

自分ではようコールできませんが、ガッツィーコールを見てみたかったな。

ちなみに去年は、由緒正しい寝正月じゃなかった・・・
http://hynkapi.blogspot.jp/2012/01/blog-post_08.html

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