フィンセント・ゴッホを支えて、作品の多くを保管していたのが弟のテオ・ゴッホ。
テオの死後にテオの妻、ヨーがコレクションを管理し、回顧展を開催したりロンドンナショナルギャラリーにひまわりを販売して多くの人に見てもらうなど、世に出すことに尽力した。テオとヨーの息子 フィンセント・ウィレムは、ゴッホ財団を設立して美術館の開館に努めた。ゴッホが今の評価を受けるようになったのは、弟と弟の家族一家のお陰ということがよくわかった。
ゴッホの初期から晩年にかけての作品の他、ゴッホ家が引き継いできたコレクションも展示されていた。
最後の部屋は、幅14メートルを超える大きな空間で、イマ―シブ(没入)体験ができる映像上映をみることができた。撮影可能だったので何枚か。
画家を目指せといったテオ、夫を亡くした後、夫が才能を信じていた義兄・フィンセントの作品を世に出そうとしたヨーと、ゴッホ家族の想いを感じた展覧会だった。
大阪は8月31日まで。
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