17時30分からの予約が取れた「いのちの未来」館に到着。
建築のモチーフは「水」と「渚」、水に囲まれたパビリオンだ。
アンドロイド開発の第一人者である石黒浩教授のプロデュースのシグネチャーパビリオンの1つ。
骨伝導の音声ガイドデバイスを1人1つずつ取るように指示され、装着しながら内部へ進んでいく。
ゾーン1 いのちの歩み
日本人がモノにいのちを宿してきた歴史を展示されている。土偶・仏像・浄瑠璃人形・アンドロイドなどなど。
アイアイ ウォーキーという猿型ロボットに見送られて、2階へ移動。
2075年の生活が描かれるこのゾーン、ある家族のドラマ・短編映画を見ているかのようで、
ちょっと泣けてしまった。
< 以下、ネタバレあり >
50年後には人間とアンドロイドが共生している世界になっている。
人口子宮から生まれて実の父母ではなく祖母に育てられる女の子。
電車の中でもアンドロイドを見かける世界 |
父母とは実際に会ったことはないようだが、祖母と幸せに暮らせている。
Android ? or Natural Ending ? |
悩む祖母・・・
どちらを選んだのかは明らかにはされなかったが、可愛い孫娘を置いて死を選ぶのか、アンドロイドとして「生き続けていく」のか、どちらが幸せなのだろうか、一緒に悩むことになる。
次の部屋ではアンドロイドが主役となっていた。
と、ピアノを弾いているのは、お祖母ちゃん!?
アンドロイドとして生き続けることを決めたのか?
踊ることが好きな孫娘、その孫にピアノを弾いてあげたいという希望は口にしていたが、
その実現のためにアンドロイドを選んだのかな。
その他、野口英雄やマツコ・デラックスのアンドロイドも登場していた。
50年後もテレビに出てこんな話してるのよ、というマツコが可笑しかったwww
ゾーン3 1000年後のいのち"まほろば"
1000年後にはアンドロイドと生身の人間の隔たりがなくなっており、アンドロイド化した人間=ミレニアムヒューマンであるMOMOが舞う。
MOMOと目が合う瞬間があり、ドキッとさせられた。
訪問したパビリオンの中でも、一番といってよいくらい心を動かされ、考えさせられた。
見ることができて良かった。
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