5月3日 GW特別公演 @繁昌亭

2006年に大阪に復活した落語の定席、「天満天神繁昌亭」。
http://www.hanjotei.jp/

落語を聞きに行っていながら、今まで足を運んだことがなかった。
50周年を迎えたざこば師匠を一度見てみたかったので、
5月3日の繁昌亭 夜席のチケットを購入。

京都から京阪・JRで大阪天満宮までやってきた。

大阪天満宮 門前に位置する 1階2階席 計216席
今回2列目で見ることができて、演者が近いこと


トリはざこば師匠でなくて、あやめさん。
「?」と思ったが、理由は後で判明


桂ちょうば 「狸さい」

ざこば 5番目の弟子。
「らくごのご」などテレビで、ざこばに怒鳴られるシーンしか覚えがなかったが、
どうしてどうして、しっかりと沸かせてくれた。

月亭文都 「替り目」

月亭八方 2番目の弟子。
今年3月に八天から、7代目文都を襲名したとのこと。

酒を喰らってばかりの男、飲んで帰って来ても家で飲ませろと奥さんに絡む。
肴を買いに行かせた後で、腹の中では感謝してるんや、と可愛げのある
旦那をコミカルに。

笑福亭鶴二 「野ざらし」

6代目笑福亭松鶴の一番下の弟子。
「かくに」じゃないで「つるじ」やで、とつかみ。

河原で髑髏を見つけて供養したら、いい女(幽霊)がお礼に来てくれた
と聞き、俺もと河原にやってきた男。

妄想シーンでも着いて来て、とマクラで振るのがわかるほど、
妄想爆発、大爆笑に巻き込まれた。

お礼に来てくれた女(幽霊)とのやり取りを妄想するシーンは、
吉本新喜劇の木村進を思い出してしまった。

姉様キングス 音曲漫才

全然面白くないとは思ってなかったが、想像以上に笑わせてもらったのが
姉様キングスこと「姉キン」。

登場しただけで、びっくり!
桂あやめ(バラライカ)と林家染雀(三味線)のユニット。
http://page.freett.com/rakucyakai/ayame.html

米朝師匠をいじり、都都逸・金色夜叉のパロディー、
ボケ突っ込みのテンポ良く、エエ声してるし、最高。

吉本や松竹でも、かしまし娘・ちゃっきり娘・宮川左近ショーなど
楽器を使った漫談が昔はよく見られたので、何だか懐かしい。


桂ざこば 「天災」

姉キンが荒らしに荒らした舞台を、登場するなり自分の空気に換えてしまったのは
さすが大御所。声にならない「フmmmm-」を聞くだけで可笑しい。

何年か前にテレビで大笑いした「天災」。
キレやすい男のキャラがざこば師匠自身に重なり、一番好きな噺だ。


                            - 仲入 -

四天王の額も


桂朝太郎 「マジカル落語」

後半最初は、手品。
米朝の弟子みたい。
やる気がなさそう、失敗するように見せながら、
決める所は決める、という芸風のようだ。

隣に座っていた小学生の男の子が、身を乗り出して楽しんでいたのが
印象的だった。


林家染雀 「金明竹」

白塗りを落とし、髪も洗って乾かしてきましたー、という風で登場。

きっちりと「金明竹」をやりきった、こっちが本職だと言わんばかりに。


桂あやめ 「京阪神日常事変」

女性は、白塗りを落として、また化粧しなければならないので大変。
トリを務めたのは、力ももちろんあるが、ここしか間に合わないのであった。

大阪、神戸、京都のOLが食事しながら、それぞれの地域の差違を面白おかしく
いじる新作落語。

千林我孫子(大阪)、北白川雅(京都)、岡本みかげ(神戸)という名前だけで
もうウケた。

神戸のメロンパンは、サンライズといってアーモンド型で中にあんこが
入っているらしい。本当か!?





いやー、どの噺も面白かったー。笑った、笑った。

もっと早く見に来るんだった。



コメント