2008/12/31
2008/12/28
「文七元結」 立川志らく
腕は確かだが博打にはまってしまい、仕事もろくにしなくなってしまった
左官屋の長兵衛。当然着る物にも不自由する貧乏暮らし。
ある日、吉原の大店 佐野槌から呼び出され向かうと、17歳の娘が来ていた。
父親が働かず、母親とけんかばかりしているので、家を救うために
吉原に身を沈めると言う。
佐野槌の女将が説教の上、50両を貸し付けた。来年の年末までに
返さなければその時は娘に客を取らせるという。
一念発起、と行きたかったが、帰り際に川に身を投げようとする若者を発見。
聞くとお使いで50両を掏られてしまい、死んで責任を取ろうとしていた所だった。
長兵衛は思わずなけなしの50両を渡してしまった。
家では奥さんに一晩中なじられてしまった。
若者が店に帰ると掏られたと思っていた50両は忘れていただけだったことが
わかった。
何とか長兵衛を探してお金を返そうとうろうろ。
50両と娘を身請けしてあげて、大円団となりめでたしめでたし。
人情話だが、主人公のキャラクターのせいか、語りがうまいのか、
ええ話だが笑いもたくさん入っていた。
こんな不景気な世の中なので、長兵衛のような人間がたくさんいるといいなあ。
「抜け雀」 三遊亭好楽
旅籠屋立花にひげもじゃで薄汚い旅人がやってくる。
朝昼晩と酒を三升飲みたくり、7日目に酒代をもらいに行くと
一文無し。
宿代の代わりにと絵を書くと言って、屏風に雀の絵を描いて
また来ると去っていった。
この絵の雀が朝日を浴びると絵から飛び出しでえさを食べて帰って来る。
この絵の評判が評判を呼び、貧乏な旅籠だった立花が大繁盛。
お殿様からは1,000両で売ってくれといわれる始末。
そんな中、絵を見せて欲しいと立派な老人が尋ねてきた。
絵を見るなり、雀が休む止まり木がないので、この雀はもうすぐ死ぬという。
それがいやならと、鳥かごを書き加えた。
お殿様は2,000両でも買うと値が上がっていた所、
薄汚かった絵師が立派な身なりで戻ってきた。
絵を見るなり、居住まいを正して挨拶をし出した。
聞く所によると、鳥かごを書き足したのは父親で、親不孝をしているという。
親不孝にも、カゴを書かせた(担かせた)というのがサゲ。
左甚五郎ものと同じように、貧しい旅籠に無賃宿泊した御仁が
絵を書いたら動いて高値がついたというSFファンタジー。
2008/12/27
春風亭昇太独演会 オレスタイル vol.11
2008/12/24
2008/12/23
「天狗裁き」 桂米朝
うまいなあ。
奥さんとお隣の兄貴分と大家とお奉行と天狗
それぞれの人間が、普段の顔を見せながら夢の中身を聞きたくて
猫なで声に変わる瞬間のおかしさ。
そして夢を話してくれないとわかった瞬間に怒りに切り替わる瞬間。
きっちりと演じ分けられているからこそ、切り替わった瞬間のおかしさが
際立つ。
今まで聞いた天狗裁きの中で一番良かった。
OUT OF CONTROL OUR DESTINY
ここ4試合で3敗目。完全に攻守とも歯車が狂ったまま戻らなかった。
週代わりの西海岸往復も体調に応えたのか。
コーチの対応力のなさが一番の原因ではないだろうか。
一応プレイオフ進出の可能性は残されている。
まず、MIAに勝つ。
その上で、①NEがBUFに負ける → AFC EAST 首位
②BALがJAXに負ける → WILD CARD 第6シード
POST SEASON に望みをかけるか、ペニントンのリベンジの場となるか、
試合開始が日本時間6時5分キックオフに決定した。
2008/12/20
「道具屋」 立川 左談次
司会者が、落語を知らなくても題名は聞いたことがあるはず、
と言っていたが知らんかった。
まくらから本編まで、落語によく出てくるちょっと抜けている
それでいて憎めない「与太郎」のエピソードのオンパレードのような話の連続。
良い年こいて働きもしない与太郎に道具屋をやれと叔父が仕事を世話をする。
火事跡から拾ってきたのこぎりのことをばらしたり、
木刀を客と一緒に一生懸命に抜こうとしたり・・・。
今回のサゲは、「他の抜けるもの?私の頭は抜けてます」
お雛様の首が抜けます、というサゲもあるよう。
2008/12/19
攻撃は最大の防御
マンU対ガンバ大阪
5−3でマンUの勝利。
勝敗はある意味わかってたが、ガンバ大阪の攻撃さっぱりを存分に見せてもらった。
マンUの監督が言うように、金を払って見る試合だった。
遠藤が言っていたように、2−1から3点目を取られるまでの時間が短すぎた。
天皇杯を勝って来年の出場権を奪い取れ。
2008/12/17
7人選出
JETSからは最高の7人が選出された。
ジョーンズやジェンキンス、ワシントンと順当。
ただし人気投票だなあと思うのは、ペイトンが選ばれていることだ。
今年は選ばんでもええやろう。
2008/12/15
HUGE WIN,MIRACLE IN NY
前半は進んだオフェンスが後半大失速。ワイドオープンのレシーバーにパスを決めることができず、ファーブも絶不調だった。
ディフェンスもランを決められズルズルドライブされ、STも不調。
残り2分、今シーズンはもう終わりという所で、エリスのTDが飛び出したと云うわけ。
逆にBUFのマスコミは何でパスをコールするのかと批判が集中しているのではないだろうか。
とにかく勝ちを薬にして、建て直ししてもらいたい。特にオフェンス。何しろ4Qは、1STダウンなしで10点取ったのだから。
2008/12/14
「鮑のし」 五代目古今亭志ん生
片寄せ助け合う夫婦を描く、エエ話。
貧乏でご飯が食べられない甚兵衛さん。
しっかり物の奥さんが知恵をつける。
お隣から50銭を借りてきて、尾頭付きの魚を買う。
そして大家の息子の婚礼祝いに魚を渡し、
お返しに1円をもらってお金を返して、残りの50銭でご飯を買おうという作戦。
お祝いの口上を教える奥さんと、口が廻らない甚兵衛さんとの掛け合いが楽しい。
2008/12/12
2008/12/09
日本の技術力
岡山出張の帰りの新幹線の車中、気になるアナウンスが。
「姫路駅通過時に右側に世界遺産の姫路城天守閣が御31分にご覧になられます。」
31分?
テレビで新幹線のダイヤは秒単位で決まってると聞いたことがあるので、そんなダイヤであれば有り得るかもしもないなあ、と思いつつ本当かどうか試してやろうと思い立った。
案の定、30分30秒にトンネルに入った。
やっぱりかあと思っていたら、30分50秒にトンネルをでて、程なく白鷺城の姿が右側に。
疑った私が悪かった。
2008/12/08
ここに来て
こうなると不協和音が聞こえてきた。
コールズがファーブ批判をしたとかしないとか。
もたついている間にNEとMIAに星勘定では並ばれてしまった。
だがまだ残り三試合、自力で地区優勝を勝ち取ることができるので、きっかけを掴んでもらいたい。
2008/12/07
前へ

早稲田 22 - 24 明治
24年ぶりに学生選手権出場を逃した6位明治が、2位の早稲田を9年ぶりに 破って勝利を挙げた。
序盤から明治伝統の「前へ」出るラグビーを展開、ディフェンスも鋭い出足と接点で強さを見せて優位にゲームを進めた。
後半途中で、24-5と明治がリードしたが、そこからはじりじりと早稲田が追い上げたのだが 決まれば同点の最後のキックがポストに嫌われて、勝負が決まった。
伝統の早明戦と言いながらも、ここ平成に入ってからは明治が強すぎ、
清宮監督に代わった後のここ10年は早稲田が強すぎた。
高校の時に見たような最後まで手に汗握る早明戦を久しぶりに見ることが出来た。
「真田小僧」 柳家さん喬
前半は、母親が留守中に按摩屋を呼んだことをネタに親父から
小遣いをせびる子供の話芸が聞き所。
はたとひざを打つ。
上野で三三の演目は、「真田小僧」の前半部だったのか。
後半は、親父が真田幸村をひき台に出し、1歳しか違わないのに
我が息子と来たら・・・、といつの間にか盗み聞きしていた息子に説教をする。
どこへ行っていたと聞かれて、真田幸村の講談を聞いてきたと息子。
結局またお金を毟り取られて、焼き芋を買うと聞いて、
真田も薩摩に落ちた、がサゲ。
柳家さん喬 初めて聞いたけど、子供が色気を使って話す下りが
ませた子供が背伸びをしている雰囲気が良く出ていた。
お弟子が10人いる人気と実力を兼ね備えている落語家とのこと。
2008/12/06
「ざるや」 桃月庵 白酒
ざる売りの話。
上とか上がるのが好きな旦那に気にいられるように
頑張って上を使うが、最後に頭が下がると言ってしまって
全てがおじゃん。
「猿後家」のようなストーリーでした。
嵐山
最高気温5度という予報にびびりながら、厚着で出かけた。
残念ながら紅葉の時期は若干過ぎていた。
昨日の雨と風で散ってしまったそうな。
手漕ぎボートに乗ろうということになって、適当に分かれて乗船。
交代しながらのんびりしていたら、桂川のボートだったので
どんどん下流の渡月橋方面に流されていった。
一応くいがささっていてそれ以上は下流に流されないようになっているが、
そのくいにボートが引っかかった。
それまで流れは感じなかったのに、くいに引っかかると脱出できないぐらいの
圧力が船に掛かる。
どうにかこうにか脱出して事なきを得た。
渡月橋から指を指されて恥ずかしかったぞ。
2008/12/05
CIAO CAFE
カプチーノが売りのカフェ。
何気に寄って見たが味はまあまあ。
注文したら、スタッフ皆に対してイタリア語で注文を指示するのが
珍しい。
というか客の立場からすると何故か恥ずかしい。
イタリア語である意味がよくわからない。
2008/12/04
夕されば
小倉の山に
鳴く鹿は
今夜は鳴かず
い寝にけらしも
万葉集 巻八 一五一一 崗本天皇
ポッドキャスト ココロニマドヲ 万葉集
ポッドキャストで万葉集を紹介とはセンスがいい。
長さが丁度良い。
また三十一文字のよさを再確認できた。
2008/11/30
「湯屋番」 林家たい平
まくらが面白い落語家だ。
本編なくてもいいぐらい。
と言うと失礼だろうなあ、力がある証拠。
「湯屋番」は、ぐうたら若旦那が銭湯で働くが、
番台で妄想を爆発させる、というお話。
2008/11/29
「鼠穴」 五街道弥助
人情話。
財産を食いつぶしてしまい、兄を頼る弟。
だが、兄は3文しか貸してくれなかった。
兄を恨むが、とにかく必死で仕事をして、成功を収め3文を返しに兄の元を
訪れた。
何故3文しか貸さなかったのか、説明を受け、仲直りする兄弟。
その夜は飲み明かそうとするが、鼠穴が開いている蔵が心配で帰ろうとする
弟。その心配が的中し、その夜に全焼してしまい、また無一文に逆戻りしてしまった。
もう一度助けを兄に請うが、今度は思うように助けてもらえない。
そんな中自分の娘が吉原に行くと言ってくれたが、そのお金をすられてしまう始末。
もうだめだと自殺しようと川に身を投げた所で目が覚めた。
夢は土蔵(五臓)の疲れだ、というのがサゲ。
娘が自ら吉原に行くと行った時はつらかった。
2008/11/28
スターターQB
成績を残しているうちは。
イーグルスのマクナブは、W12のレイブンズ戦で、後半から交替を命じられた。怪我以外で交替を命じられるという事は、スターターQBからの降格を意味する。そういう意味で、レイブンズ戦でマクナブではない違うQBがフィールドに立ったのを目にしたのは、驚きだった。
確かに今年中盤の成績、特にここ2試合の成績は全盛期とは程遠いもののようだ。
しかし、優秀なWRの不在やパス偏重のプレイコールにも原因があるとの声もある。
一番気になったのは、レイブンズ戦で後半、お役ご免と告げたのは、リードではなくQBコーチだった事だ。ベテランが力を失い若手に座を奪われるのは、仕方のないことだが、引導を渡すのはトップでなければいけない。
チームを4回のチャンピオンシップゲームに導き、内一回はスーパーボウル出場しているのだから、尚更だ。
ハーフタイムでやることがあったらしいし、今日のカージナルス戦でスターターに戻すつもりだったのかもしれないが、それにしてめマクナブの心中を察すると可哀想だ。
発奮したのか、カージナルス戦は復調し、4TDパスで快勝した。
本人は逆境に強いと言っている。ドラフト時、リッキー・ウイリアムスを熱望するファンにキツいブーイングを浴びせ掛けられたのは、有名な話だ。
プレイオフが厳しくなったが、逆境をバネに蘇るのか、違うチームに移ってイーグルスを見返すか、レイブンズ戦ハーフタイムで決まったかもしれない。
2008/11/24
「延陽伯」 桂つく枝
ものすごい言葉遣いが丁寧な奥さんをもらうことになった
辰っつぁん。
前半は年に2回しか入らない銭湯に出かけて、ひと騒動。
延陽伯という奥さんをもらったが良いが、言葉遣いが良すぎて
何を言っているのか分からない。
名前を子供の頃からの名前の変遷の説明を受けたのだが、
それが全部名前と思ってしまうから大変だ。
火事で逃げろという時もこんなに長い名前を読んでいる間に焼け死ぬ
と想像する始末だ。
寿限無みたいなお話。
Titans, first loss of season

2008/11/22
「竹の水仙」 春風亭朝也
左甚五郎もの。
今回は竹で作ったつぼみの水仙。
一文無しで宿に長逗留し、ちょちょっと作って
大名がそれに目を留めるという流れは一連のもの。
2008/11/21
エアーアタック
テレビ観戦したが、あんなにパスを投げて決まる京大は、QBが金岡の時以来ではないだろうか。
立命館の強力DLに捕まる前にタイミングパスを気持ち良く決めていた。
やはりQB桐原には来年、更に期待できそう。
しかし観客が少なかった。金岡の頃に比べたら、雲泥の差だろう。
見に行かないといかんなあ。
2008/11/19
KY?
雪がちらつく中、ロースコアゲームとなった。
4Q終盤にPITがFGで逆転、11−10となった。
そこでテロップが。
過去NFLで行われた12,837試合中、この点数で終わった事がないのだという。
おお、歴史的な試合だ、と見ていたら、ラストプレイでポラマルがインセプTDを挙げて、やはりこの点数にはならず。
アメフトの取ることのできる点数、1,2,3,6を使って全ての整数を作ることができるので(もちろん1点だけで取れないので1−0にはならないが)、少ないが実現しない点数があること自体、感動を覚えた。
2008/11/16
フェルメール展 4
二重三重の人垣にもめげず、7点のフェルメールを鑑賞。
今度はオペラグラス持参だ。
さすがによく見えた。絵の正面に立ってさえも、オペラグラスで除くと
画家がどれだけ細かい所まで筆を入れているかが手に取るようにわかった。
美術館に行くには必需品としよう。
やっぱり今回も「召使と手紙を書く女」が印象に残ったが、
召使の前掛けと椅子の青色が、神々しい雰囲気のなかでアクセントとして
効いている。
また、「ワインをグラスを持つ娘」では、テーブルの上に置かれている
ワイン入れの白色が光り輝いていることに感心した。
フェルメール以外では、カレル・ファブリティウスの「歩哨」を見たかった。
戦場でのエアポケットのように不意に訪れた静けさに、腰掛けて休んでいる歩哨と
それを見つめる犬が作り出す平和な雰囲気を感じたが、
解説を見ると銃に弾をこめているようにも見えるとある。
言われてみるとそれっぽいが、今回オペラグラスで見ると、弾にも見える小さいものが
指先に見えている。そうなると準備が完了すればすぐにでも戦いに戻るのではないか、
と違った印象になるのが面白い。
2008/11/15
FAVRE JOIN US
JETS beats PATS in OT
2008/11/12
まだ続く
思っていたより時間の経過が早い。最後まで見てもあっと言う間だろうなあ。
「マキシム・ド・呑兵衛」 五明楼球の輔
どこかで聞いたまくらと思ったら、この間ポッドキャストで聞いたんだった。
語りに毒があって寄席ではえげつないことを言ってるんだろなあと
以前書いたが、今回はそうでもなかった。
実力は間違いなく、笑わせてくれた。
サゲもきれいな新作落語。
漫才 大空遊平・かほり
初めて見た。夫婦漫才の基本どおり、奥さんがよくしゃべり
旦那はぼっとしている。
下がりながら話をしている漫才師は初めて見た。
旦那がしゃべると観客が緊張するという空間作りも、見事?なのだろう。
これまた良いものを見せてもらった。
「のめる」 橘家文左衛門
東京行きの新幹線で聞いたこの話。ライブの方が面白い。
というかこの人の方がうまいのだろう。
まくらは淡々・静かだが、落語自体はしっかりとした語り口。
ここで中入り、ハンマースホイ展に向かった。
上野 鈴本演芸場
団体客が入っており、ほぼ満員の状態だった。
「ライオン」「ライオンの見世物」 と言われる話 柳家さん生
柳家三三 題名不明 (「真田小僧」の前半部と後日わかった)
こましゃくれた子供が父親に向かって母親が浮気をしているかも・・・
と思わせぶりなトークで小遣いをせしめる。
実はマッサージを受けてるだけだったというサゲ。
紅梅亭で見て女形が艶やかな印象だったが、ライブでも
子供演じる奥さんは艶っぽい。
奇術 ダーク広和
気のいいおじさん、淡々とマジックを披露してくれたが、
これが中々驚かせてくれた。
自分でも言っていたが、今時ひものマジックかと思うが
タネは人間の想像力の球ものと聞くとうれしくなる。
寄席に来たと実感する。
「親子酒」 金原亭伯楽
酔っ払い親子の暖かい話、いい物を見せてもらったという感想。
「百年目」 桂米朝
「人を育てる」がテーマ。ある商家の番頭さん、仕事熱心で遊びのあの字も知らない堅物で通っている。旦那からの信用も厚く、丁稚たちの教育も任されている。
ある日朝帰りした丁稚にお説教を食らわせ得意先周りに出掛けた。
しかしこれはうそで芸者を引き連れ舟遊び、桜ノ宮に花見に来たのだった。
素面のうちは顔がささないように障子を閉め切っていたが、酔うにつれて大胆になり、ついには岸に上がりあっちふらふらこっちふらふら、大騒ぎ。
間の悪いこともあるもので、花見に来ていた旦那とばったり会ってしまう。
酔いもさめ一気に素面に、平謝りで店に戻った。
いつ旦那から暇を出されるかと一晩を過ごし、翌朝ついにお呼びが掛かった。
意に反して旦那からはやさしい言葉を掛けられた。
桜ノ宮で会った時に、何故永らくご無沙汰しておりますと聞いたのかと、最後に旦那から問われる。
あんな所を見られたので、これは百年目と思いましたと言うのがサゲ。
素面の番頭、酔っぱらいの番頭、桜ノ宮で旦那とぶつかった番頭の変わり具合が面白い。
旦那が番頭に対して丁稚の教育の大事さ難しさを語る場面、番頭の語源を語り店がしっかりするためには、旦那と番頭の関係・番頭と丁稚の関係が大事と説く場面、遊ぶときには遊ばなあかんと説く場面、には旦那の人に対する暖かさが滲み出ていてほろっとした。
時々踊りは見事だったとか嫌味を忘れなかったり、帳面の不正がないか調べた所はさすがに上に立つものだ。
ある程度人生経験がいる話だ。米朝が語るからこその重みを感じた。
2008/11/10
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展
歴史的勝利
2008/11/09
「のめる」 柳家小権太
なくて七癖、どんな人にも癖はある。癖がテーマ。
いつも「つまらねえ」という癖がある半さんに「一杯飲める」という癖があることを
指摘された八っつあん。
癖をなくすためにお互いの癖を聞いたら1円払うルールを作る。
何とか「つまらねえ」と半さんに言わせたいので、ご隠居さんと相談するが
結局自分が言ってしまう。
最後には詰め将棋を使って「つまらねえ」を言わしたまでは良かったが、
2円払うと言われてつい「こりゃ有難え、一杯飲める」がさげ。
自分が言ってしまうだろうなあ、という危なっかしさが演じどころか、
やっぱり言うのね、という吉本新喜劇のようにほっとするサゲでもある。
東京に行く新幹線の中で聞いていたら、鈴本演芸場で聞いた。
八の指をさす癖は実際に見ないとわからない。
2008/11/07
「宿替え」桂つく枝
桂文枝の弟子。今までなんで知らんかったんだろうか。
面白い。
宿替えのちょっと間抜けな男が、抜けてるけど憎めないキャラを
見事に演じていた。
勢いを感じた。
来年5月に桂文三を襲名する予定。
2008/11/03
VS アサヒプリテック ゴールデンファイターズ
ファイニーズ 7 7 7 0 21
アサヒプリッテック 0 0 6 6 12
最終戦勝利で、3位確定。
ラインが安定すると安心してみていられる。
残念ながらスペシャルチームのミスで得点は接戦。
FAINAL6も目指せたシーズンだったが、来シーズンを楽しみにすることにしよう。
HUGE WIN @BUF
2008/11/02
天王山 3戦目を前に
これでファイニーズは、最終戦に勝つと3位 負けると入替戦という
上下の差が激しい結果が待っていることになった。
とにもかくにも勝つしかなし。
アサヒ飲料はパナソニックに勝利。久しぶりの1位通過かな。
2008/11/01
天王山 1戦目
2008/10/25
来週は天王山
関西学生
伝統の京関戦。久しぶりに京大が3勝1分で、4勝の関学と無敗対決となる。
ただし前節は甲南大にまさかの引き分け、しかも最後のFGがバーにはじかれて
かろうじて引き分けたらしい。
ここまでパス攻撃が調子良いらしいが、甲南大戦で2INT。
関学相手に久々の勝利となるか。
11月1日(土) @西京極
NFL AFC EAST
@BUFの戦い。明日両チーム共に試合があるが、今の所2ゲーム差。
直接対決が2つ残っているので、両方勝てば並ぶので、来週は
アウェイだが負けられない。
どうも今年の牛君は本物の強さを持っているらしいので油断は禁物だ。
11月2日(日) @RALF WILLSON STADIUM
X リーグ WEST
最終戦、ファイニーズはアサヒプリテックと入替戦を掛けての戦いを迎える。
初戦内外を破って今年は、と期待させたが、けが人が多く
1勝3敗となった。
ホーム王子スタジアム、"LOVE KOBE BOWL" と名づけられた一戦。
試合以外でも、キッズチア&オールドチアの3世代チアリーダーが見ものである。
11月3日(祝)@王子スタジアム
目指せ3連勝
球音
ファンには悪いが、もし中日と日ハムじゃあ来年からCSは廃止になったんじゃないかな。
ところで、G+の放送を見ていたら、地上波に切り替わる数分間は実況・解説が
なく映像だけが流れてた。
地上波が始まるまでの1時間は実況のみで解説なし。
意外とこの時間の方が見ていて違和感がない。
あんまりガヤガヤしゃべられるよりも、プレーだけを見ることが出来るためかもしれない。
副音声で実況解説がない放送を希望。
2008/10/23
「矢橋船」桂米朝
戦前の古い話を復活させたものの一つだそうで、やる度に変わる程固まってないとのこと。
琵琶湖の渡し船に乗る庶民や侍の掛け合いが楽しい。
退屈しのぎに色問答を始める。「青い青いは青いなりけり」青色を三つ重ねる。
「晴天に海原晴れて松林」
今ならさしずめしりとりだろうが、色彩感覚に溢れていて、四季がある日本ならではの遊びと感じた。
2008/10/22
「宗論」五明楼玉の輔
小朝の3番弟子、基本はきっちり毒があるのがいいと言う紹介通り。
寄席では放送できない話連発らしいが、サゲが貴ノ花を揶揄した枕を下敷きにしている
ところから察するに、相当えげつない内容なのだろう。
2008/10/19
VS アサヒ飲料チャレンジャーズ戦
ファイニーズ 7 0 0 6 13
アサヒ飲料 0 7 7 0 14
2週間かけて準備してきたものが出た試合だったが、残念ながら1点差負け。
ディフェンスとスペシャルチームが頑張ったので
オフェンスラインが圧倒されたのが痛かった。
今節でパナソニックインパルスとアサヒ飲料がFINAL6出場が決定。
他の4チームが1勝3敗で並ぶという混戦に。
とにかく次節アサヒプリテック戦に勝利を。
2008/10/18
有馬LOVE
今年初めての王子スタジアムは暑かった・・・。
飲料戦は惜しくも敗戦、最終節入れ替え戦をかけての試合となる。
飲料のQB有馬の人気は想像以上だなあ。試合終了後の選手との撮影会では女性ファンが行列をなし、次の試合パナソニック対内外戦でも有馬を探すファンの声が・・・。
2008/10/13
第6週
不調のCINにきっちり勝って、白星先行。ファーブ2インターセプトもジョーンズが2TDランを決めた。
NEがこんなにボロボロにされたのはいつ以来だろうか。オフェンスが通らんかったなあ、NTの大事さが良く分かった試合だった。
これでNEと並んだ。この先楽しみ。
NAMING RIGHTS
2008/10/12
2008/10/11
2008/10/01
精進料理週間2
2008/09/29
HISTRIC PERFORMANCE
ファーブ 6TDパスはキャリヤー初。
コールズに第2Qだけで3つのTDパスが通った。
第2Qだけで34点もチームレコードらしい。
ディフェンスも合計7個のターンノーバー、ワーナーにプレッシャーを
かけ続け、ファンブル癖のあるワーナーから4つのファンブルを奪った。
ちょっとディフェンスが取られすぎな気もするが、大味な試合展開に
気が抜けたかな?
来週はお休みで、10月13日にCIN戦が。
日本は祝日でアメフト観戦日和だ。
UMA ウモッカ!
インドのある漁村で見かけられたUMA「ウモッカ」。
鮫とシーラカンスの間のような姿、背中に硬いとげのようなものが
あるのが特徴。現地の人間はカレーにして食べてしまった・・・。
このウモッカを見つけに行こう、というのが本書の内容だが
昔不法入国をしたことが原因で、インドに入国できずほとんど何もしていない
というなんともハチャメチャな内容だ。
強制退去になっていれば、そら入国はできんでしょう。
しかしこの本が決して面白くないわけではない。
どうせ見つからんだろう、と思って読んでいたら、入国できずに終わってしまい、
ずっこけた。
しかしこの人の本の解説陣がすごいなあ。
宮部みゆき・椎名誠・荻原浩・船戸与一・吉田伸子。
層層たるメンバーである。
これだけ見ても、うむむーとうなる本であった。
2008/09/28
精進料理週間
どうもタイの華僑限定の週間みたいで、他の国では聞いたことがない。
牛肉・豚肉・鶏肉はもちろん、魚や卵まで禁止。
代わりに豆腐や湯葉などで、肉っぽく料理したものを食べるのだそうな。
といっても、人によって様々で、関係なしに食べる人も多いみたい。
今日行ったタイ・中華料理の店も大混雑、他では食べられないから
集まっているかのようだった。
「万病円」 古今亭志ん公
屁理屈をこねまくって、風呂代やお菓子代を只にしてしまう侍。
薬屋でも一発、と話しだしたが、逆にやり込められる、というお話。
志ん公は2003年に二つ目に昇進した落語家さん。
落ち着いた語り口。
2008/09/26
BRETT THE JET
GRILLED NOODLE, EGGS & CHIKEN
バンコク知事選挙
2008/09/25
まだまだ
WEB上では、期待外れといった論調が目立っているようだが、
まだまだ1-2スタート。
伝説のQBといえども、一度は引退しNYJに入ってまだ時間が経っていない。
オフェンスのケミストリーが生まれるのはまだ時間が必要じゃないか、
って思うんだけど。
コールズとの息が合ってないのが気にかかる。
コッチェリーがぴったりマークされるとオフェンスが厳しくなる。
同地区内が昨年までに比べレベルアップしているみたいなので、
早めにエンジンがかかってもらいたいのも正直だけど。
2008/09/23
さよなら ヤンキースタジアム
レフトよりライトを狭くして、ベーブルースがホームランを打ちやすくした
"ベーブルースの家"。
松井も手術日程を延ばして最終戦に出場してました。
球場にスタジアムと名づけたのが始めて。
観戦したときに座ったアッパーデッキの3階建てにした球場も初めてだったとのこと。
来年からは向かいにできる新球場に移って、公園になるそうだ。
2008/09/22
やるじゃんか
ブレイディとマロニーまでいなかったNEに快勝。
と思ったら、ロニー・ブラウンが IN THE ZONE という試合。
4TDランとパスで1TD、NFL COM のダイジェストを見ると、
QBの位置にセットしてからのランで、どうしてNEディフェンスが
とめれないのかがよくわからないくらい走っていた。
同地区が頑張るのはよくないが、NEが負けるとちょっとうれしい。
2008/09/21
VS 松下電工IMPULSE
FINIES 0 0 0 0 0
IMPULSE 7 27 7 7 48
負けるにしてもこんなに大差になるとは。
そんな声がスタンドでも聞かれた。
1Q途中までは良い勝負。ファンブルからタッチダウンにされたのは仕方ないが、
その後高田にファンブルをさせたと思ったら、高田がボールを抑えたプレーで
流れがきていない嫌な感じがした。
キックオフのボールがタッチバックかどうか微妙なところでバウンドしたため、
慌てて触ってしまいこぼれた所を抑えられた所で、今日の試合は終わっていたかもしれない。
キッカーは小笠原。相変わらず良い選手ばっかりいるなあ。
オフェンス・ディフェンスとも最終的には圧倒されたが、スペシャルチームの力の差も
大きかった。キックオフのカバーがめちゃくちゃ早く、フィールドポジションが常に悪かった。
良い所を探すとパントがよく飛んだことと、開幕戦でもあったが、
後半開始直後のオフェンスがドライブできたこと。
アジャストが出来ると言うことではないか。
対松下戦の金星は来シーズンにお預けということで。
2008/09/20
サポーター いざ出陣
地下鉄長居駅前には、ユニフォームに身を包んだこの人の姿も。
連動?
ファイニーズ 0−48 松下
こんなに大差になるとは。何だかW2のJETSと同じパターンだ
ミスしてはいけない相手にミスして自滅してしまった。
時節アズワン戦はFINAL6挑戦に向けて大一番となる。
見に行けるかな。
2008/09/19
「探偵うどん」 古今亭志ん生
9月は志ん生特集だそうだ。
変わった題名である。
泥棒とうどん屋の掛け合い。
最後は一杯食わされたで、終了。
あまり高座には掛けなかったらしく、聞けるチャンスがあることに価値があるのだろう。
2008/09/15
時間差
GAORAのLIVE SD@DENとGAME PASS を見比べたら、GAME PASSの方が数分遅かった。
GAME CENTER を見ながらだと面白さ半減。気を付けよう。
ミスしたら負け
GAME PASS HD で生中継観戦。LIVEはいいねえ。勝てばもっといいけど。
ブレイディ抜き、高校以来の先発カッセルはミスなくNFL先発・初勝利をあげた。
怖さはなくインターセプトなどミスがなければ、チーム力で何とかなるだろう。
BALがスーパーに勝ったときのディルファーみたい。
JETSはFGミスや反則が多く、流れに乗れず。
ファーブはインターセプトがあるからなあ、3rd down long になるとちとつらい。
ただしそのミスをなくせば、良い試合ができそう。
ランが出るし、ランをとめることができている。
BUFは逆転勝ちで2勝目、不気味な存在だ。
MIAは、あらARIにぼろ負け、最後はチャドは引っ込んでいる。
早くも正念場か。
来週はSDとのマンデーナイト。SDもえげつない試合をしてるなあ。
2008/09/14
NFL GAME PASS HD
明日のNE戦を生で観戦するために、試しに購入。
WEEK1の試合のアーカイブを見ることができた。画像はきれい、テレビにも繋げる。
モンタナ3連覇がかかった49ersとGIANTSのNFC CHAMPION SHIP GAME など
新聞ぐらいしか情報がなくやきもきしたものだが、そこからすると隔世の感がある。
便利な世の中になったものだ。
2008/09/11
GAME OF THE WEEK 1
NFL NETWORK の映像は、相変わらずかっこ良いなあ。
http://www.nfl.com/videos?videoId=09000d5d80ab2bee
見返してみると、やっぱりチャドの限界が見えたような気がする。
正確なパスは相変わらずだが、パスが弱すぎるし、ブリッツに弱い。
ブリッツを避けるようなノーハドルオフェンスをやるなど、対策が必要だ。
最後のドライブもあそこまでは行くのだが、最後の最後で息切れしてしまう。
しかしサイドラインで味方を鼓舞する姿などを見ると、MIAでもがんばって
欲しいと思う。
できるだけ早い内に初勝利を挙げてもらいたいものだ。
2008/09/10
BRADY OUT
何とも残念なニュースだ。せっかくFAVREとの戦いが見られると思っていたのに。
スイープしてもBRADYがいなかったからという言い訳を許してしまう。
まあこれでベリチックが作ったチームがすごいのか、BRADYがすごいのか、この後の試合が楽しみだ。ディスガイズをされた時のCASSELの対応は如何に?
2008/09/08
SRC神戸ファイニーズ vs 内外電機マーヴィーズ
ファイニーズ 7 3 7 7 24
マーヴィーズ 0 0 714 21
初戦を宿敵内外から勝利を奪った。
オフェンスは昨シーズンよりパワーアップ。
OLのパスプロ・ランブロックの能力がアップし、レシーバーとQB佐藤の息も
ぴったり合っていた。
最後は見てないけど、何とか逃げ切った。
次戦の松下戦でアップセットを目指せ。
アメフトシーズン始動
2008/09/07
「汲みたて」 五街道雲助
ある村に芸事の師匠がやってきた。
これが小股の切れ上がった美人で独身。
すわ師匠の気を引こうとあの手この手で群がる弟子たち。
しかし、すでにできている男かできていた。
しかも船遊びに興じる予定があると聞いて、邪魔しようと他の男たちも
船に乗り込む。
師匠たちの乗る船に近づき、口げんか。
挙句の果てに「糞でもくらえ!」
その時二つの船の間に汲み取りの船が横切る。
「汲みたてありますよ」がサゲ。
よもやま噺 桂米朝
45分の特番。枝雀と吉朝が亡くなったことに対しての落ち込みぶりがよくわかった。
米朝も今年82歳で、一人で高座にあがるのではなく、弟子たちと一緒に上がり、
数人でトークをするよもやま噺をしているのだそうだ。
桂南光にふられて、馬の田楽のマクラでやる、田楽(おでん)の歌を歌ってくれた。
よく覚えているもんだ。
「黄金餅」 春風亭正朝
けちのお話。
ある貧乏長屋に住んでいる金兵衛は、隣に住む西念の様子を気にしてあげていた。
西念はけちんぼうで、黄金をためているといううわさ。
ある時あんころもちを食べたいと言い出したので、
買いに行ってあげると、ひとりで食べると追い返された。
何をするのかとこっそり見ていると、餅の中にお金を入れて
飲み込み始めた。
と、喉に詰まらせて死んでしまう。
これを見ていた金兵衛は、何とかしてお金を取り出したいと、
自分の寺に連れて行って、火葬代を値切ったりしながら、
何とかお金を手に入れるというお話。
お腹は生焼けにしておいてくれ、とか骨をいじくる描写など、
結構グロテスクな話だった。
マクラから、障害がある人が高座に来ると、その障害が含まれている話は
高座にかけないが、聴覚障害とけちと泥棒の話はしてもよい、といった
微妙な話で始めながら、こんな話をやり遂げた正朝さんは力があるのだなあ。
2008/09/06
NFL2008 開幕
試合は凡戦。最初の数シリーズは、イーライ成長したなあと思って見てたら、
TDが取れず、段々去年までと同じになってた。
OLが守ってくれて、#17のおかげで勝ったのではないかい。
心配だったDLは強さを見せた。
と言うより、WASのオフェンスがしょぼすぎやしないか。
2シリーズゲームだというのに、のんびりプレーしてるし、
1STダウンすらアップアップだ。
NYGのDLの評価は次戦以降に。
2008/09/05
銀河鉄道999
2008/09/02
博多にて
駅前地下街の「一蘭」に。カウンター席のみ、前は暖簾で横は仕切りで半個室を作り出している珍しいお店。
メニューはラーメンのみだ。替え玉のタイミングを間違え、待っている間にお腹が膨れてしまった・・・。
サイレントカー
のぞみではなく、ひかりレールスターに乗車した。
2列2列とゆったりした座席が良かった。更に乗った車両がサイレントカーだった。
車内放送はなし。車内販売も声を掛けてこない。降りる駅をわかっておかなければならないが、静かでいいもんだ。
一つ気になったのは、ゴミ回収の人まで無言で通り過ぎることだ。それぐらいしゃべっても良いんじゃない?
2008/08/31
2008/08/30
「寿司屋水滸伝」 柳家喬太郎
またまた喬太郎である。
平成10年の録音であるが、この時からオネエキャラが完成している。
自分は洋食のコックだが、寿司屋を継ぐのなら勘当を許すと父親に言われ
実家の寿司屋を営むも、上手くいかず。
オネエキャラが全く寿司屋にマッチングせず、客はおろか板前も去って行く。
自ら寿司を握るが、シャリがチャーハンではどうしようもない。
このピンチに、トロ・イカ・ウニなど、それを扱わせれば右に出るものはいない、
という職人たちが現れる。トロはトロしか触れないのだが・・・。
こんなのもありなのが、落語の懐の深さと言っておこう。
二人のブレッド
これで10日後シーズン開幕を迎える。
ファーブが入ったせいか、パスアタックの改善が見られる。
同じく"ブレッド"・ラトリフの動きが良い。
ユタ大出身のルーキーだが、ファーブが怪我をしても大丈夫ではないか
と期待できる。
昨年ペニントンからスターターを奪ったクレメンスは、あまり活躍できていない。
スターター・セカンドQB共、ブレッドが活躍しそうだ。
ディフェンスでは、NTがロバートソンからジェンキンスに代わったが、
NTのサイズとしてはまだ小さい。3-4が機能するかどうか。
2008/08/29
「死神」立川志の輔
怪談話というか、サゲは演者が前に倒れて幕が降りるという、他にはない内容と聞いていた。
志の輔の演じた死神は、サゲが違った。
運がつきる間際に、死神からぶんどったろうそくに火を移す事に成功した。
しかし昼間だからもったいないでしょうと、言われて思わず吹き消すのがサゲ。
元ネタは海外の物語というのも、一風変わっている。
2008/08/25
「お菊の皿」柳家喬太郎
怪談話と思いきや、お菊さんをこんなにパロディにしてしまっていいのかと、心配になる程の喜劇。
お菊さんの幽霊が見れると井戸にやってきた3人組。
思惑どおりにお菊さんに会った後、評判が評判を呼び、アイドルになっていくお菊さん。
相変わらずの面白気色悪い世界で楽しませてもらった。
2008/08/24
4年間の思い
4強の中では一つも勝てなかった。
ストライクゾーンが違うとか、ルール度外視の装備品とか何とか
戸惑うことがあったことはあったのだろう。
勝てば官軍、負ければぼろくそに言われるのでかわいそうなのは
かわいそうだが、今回のチームは覇気がなさすぎた。
故障者ばかり集めたのが最大の敗因だと思うが、プロばかり集めるのは
もう辞めた方が良い。
比較してもしょうがないが、ソフトボールは逆に執念で金メダルを勝ち取った。
エース上野はアメリカに勝って金メダルを取ることだけを、それこそ毎日考えて、
練習のみならず食事や人前で泣くことさえ控えてきたという。
もしアメリカに負けていたとしても、誰も文句は言わんよ。
金メダルを取るにはこの思いも必要だ。
2008/08/23
フェルメール展 3
風俗画がメインで、風景画が2枚しかないのに、何でこんなに上手いのだろう。
デルフトに似たような場所はたくさん残っているが、どこかは特定されていない。
レンガと漆喰の色使い・色艶・絵の具の盛り上がり具合、
左側の木のきらきら具合が印象的。
今まで図録で見たことがあったが、手前に子供が二人いたとは
気がつかなかった。ちなみに12人の子供がいるフェルメールが描いた
唯一の子供らしい。
大きくない絵だが、左上の空が絵に奥行きを与えている。
(アムステルダム 国立美術館 所蔵)
<手紙を書く女と召使>
今回の中では一番印象に残った作品となった。
同じモチーフの「恋文」の方が好きだったが、
こっちを見ると、「恋文」はなんだかあざとい気さえしてしまう。
手紙を書く女性の精神的な落ち着きを強く感じる。
頭の飾りの光具合を含めて、仏像を見ている気がした。
召使の表情も良い。
(ダブリン 国立美術館 所蔵)
フェルメール展 2
「二人の紳士と女」と構図がそっくり。
女性の顔が他の絵で書かれている女性よりも明るい。
男に言い寄られて、「困っているわ・・・」と絵の鑑賞者に訴えかけている。
図録で見るよりも明るかった。
赤のスカートのひだひだの描き方がきれいだった。
(ブラウンシュバイク アントン・ウルリッヒ公美術館 所蔵)
<リュートを調弦する女>
2005年9月 メトロポリタン美術館 以来の再会。
手前の椅子の部分が真っ暗だと思っていたが、目を凝らすと椅子と
布を見ることができた。
後ろの地図が構図を締めていると感じる。
小説・映画のワンシーンのような絵だ。
どうしても浜崎あゆみに見えるのよねえ。
メトロポリタン美術館で見たより、印象に残った。
向こうの方が、すぐ近くで見ることができたはずなのに。
(ニューヨーク メトロポリタン美術館 所蔵)
<ヴァージナルの前に座る若い女>
2004年に10年間に渡る調査でフェルメール作と認定された。
キャンバスの布の織り方、下地の処理方法、何より天然ウルトラマリン
という顔料が使用されていたことが決めてになったとのこと。
めちゃくちゃ小さい。しかし、図録で見るよりは明るかった。
楽器・左から光が差すというのはフェルメールだが、
如何せん女性の表情に生気がなく、魅力に乏しい。
(個人所蔵)
フェルメール展
7点が来日。こんなにフェルメールが一度にやってくる事は、もうないのではないか?
<ダイアナとニンフたち>
フェルメールの唯一の神話を題材にした絵。
大きい。それだけでフェルメールではないみたい。
一番左の背中を見せている女性は、フェルメールが描いた唯一の半裸女性らしい。
2000年頃の絵の修復で、右上の青空が19世紀に追加されたものとして
取り除かれた。
やっぱりフェルメールの感じがしない。室内で光が差し込む場面がフェルメールだと
右下の金属製の水盤の光具合が、他のフェルメールの絵同様に輝いている。
(ハーグ・マウリッツ美術館所蔵)
<マルタとマリアの家のキリスト>
「信仰の寓意」を除いて、唯一の宗教画。フェルメールの中で一番大きい絵らしい。
これまた「フェルメール」を感じない。
この題材はよく書かれるらしいが、マルタが中心に描かれるのは珍しいらしい。
キリストが家にやってきたのに、食事の用意をしないでキリストの話ばかり
聞いているマリアに対する文句を言うマルタだが、大切なことは
もてなしより、御言を聞く方が尊いとキリストが説いている場面とのこと。
まあ、宗教画といってもメトロポリタンで見た他の画家の宗教画と比べると、
家族の団欒のように思える。
20世紀に入って洗浄した際に、フェルメールのサインが発見されたそうな。
(エジンバラ スコットランド・ナショナル・ギャラリー 所蔵)